【BLEACH】護廷十三隊の隊長・副隊長一覧!本編開始と千年血戦篇の違いは?

今回は物語開始時点の護廷十三隊が最終章まででどのように変化したのか、

  • 本編開始時点から破面篇終了までの隊長・副隊長一覧
  • 死神代行消失篇から千年血戦篇終了までの隊長・副隊長一覧

以上、入れ替わりが顕著だった二通りをまとめたので見ていきたいと思います。

目次

護廷十三隊の隊長・副隊長一覧「本編開始」から「破面篇」まで

本編開始時に於ける護廷十三隊隊長・副隊長の構成になりますが、

  • 藍染惣右介の謀反
  • 藍染・市丸・東仙の3名の脱退

等、主に藍染が引き起こした動乱によって隊長枠が3席空位となりました。

また、時系列としては、

  • 尸魂界篇から4日後→「BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY」
  • 破面篇終結後→「BLEACH The Death Save The Strawberry」
  • 死神代行消失篇前→「BLEACH Spirits are forever with you」

以上が小説で語られているので未読の方は購読をお勧め致します。

それでは本編開始時の護廷十三隊のメンバーを見ていきましょう。

一番隊隊長「山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)」

  • 斬魄刀:流刃若火(りゅうじんじゃっか)
  • 卍解:残火の太刀(ざんかのたち)
  • 備考:護廷十三隊の創設者

1000年前に護廷十三隊を創立してからずっと総隊長を務めている古くから存在する死神です。

1000年前はユーハバッハが恐れる程の殺伐とした集団だったそうですが、現在の元柳斎は長続きした平和の代償か性格が昔と比較して軟化しており、

  • 110年前の魂魄消失案件で浦原や平子達に下した判断力
  • アニオリですが朽木響河を封印すると言った手段に同意した判断力
  • 藍染の謀反に気付かずに京楽と浮竹と対峙した判断力
  • 石田雨竜が旅禍として尸魂界に侵入した際に涅マユリが後の滅却師の侵攻を予見し進言したのを聞き入れなかった判断力

等、本編では戦闘力以外は無能と揶揄されるこれらの行動によって、1000年前と比較すると格段に弱くなっている事が窺えます。

また、破面篇で損傷した左腕をその場で井上織姫に治させなかったのは人間である織姫をこれ以上巻き込みたくないという気持ちの表れでもあり、その為藍染収監後も片腕のまま過ごしていますが、涅マユリの補肉剤や技術開発局の技術で修復しなかった理由は明かされていません。

一応、小説では腕を治さなかったのは矜持によるものだと痣城剣八が言及しています。

一番隊副隊長「雀部長次郎忠息(ささきべちょうじろうただおき)」

  • 斬魄刀:厳霊丸(ごんりょうまる)
  • 卍解:黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)
  • 備考:元柳斎の額に傷をつけた男
  • 現在:千年血戦篇で戦死

護廷隊副隊長の中でも活躍所の少ないキャラクターですが、元柳斎の右腕として古くから仕える紳士風の出で立ちをした死神です。

卍解を習得しており、元柳斎に傷をつける事が出来る実力を持っていますが、何故か双極の丘でルキア奪還にやって来た初期の黒崎一護相手に始解しながらも一撃で牽制される失態を見せたエピソードがあります。

二番隊隊長「砕蜂(そいふぉん)」

  • 斬魄刀:雀蜂(すすめばち)
  • 卍解:雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)
  • 家柄:下級貴族「蜂家」の九代目当主
  • 備考:夜一ガチ勢

処刑・暗殺を生業とした下級貴族蜂家の現当主で、110年前に四楓院夜一に仕えていた隠密機動所属の小柄な女性死神です。

110年前、夜一が全ての地位を剥奪されて尸魂界を追放された際に裏切られた気持ちから夜一を見限りその恨みから修行し独自で瞬閧に辿り着く執念深い所がありますが、尸魂界篇で夜一と再会して全力で戦った後は和解する事が出来、以降は夜一ガチ勢と揶揄されたあだ名に恥じない豹変っぷりでキャラ崩壊しています。

また、白打や歩法に於いては達人並の実力があり、斬魄刀に頼らずとも鍛錬で身に付けた瞬閧による攻撃手段もある為、まさに隠密行動に於いては群を抜いて優秀です。

夜一以外に対しては攻撃的な為、度々空気を乱すのが玉に瑕となっています。

二番隊副隊長「大前田希千代(おおまえだまれちよ)」

  • 本名:大前田日光太郎右衛門美菖蒲介希千代(おおまえだ にっこうたろうえもんよしあやめのすけまれちよ)
  • 斬魄刀:五形頭(げげつぶり)
  • 卍解:未習得
  • 家柄:貴族、金持ち
  • 続柄:大前田家長男
  • 役職:隠密機動第二分隊「警邏隊」隊長、男性死神協会理事、大前田宝石貴金属工場社長
  • 続柄:大前田希ノ進の息子

大前田希ノ進の息子で、大柄で太った体格から人相までそっくりな死神ですが、その能力や性格・気構え等は父親とは天地の差がある事から砕蜂に屡々強く当たられています。

しかし、普段砕蜂に叱られている反面戦場では砕蜂の実力を信頼しており、砕蜂のピンチには必ずと言っていい程駆けつけては阿吽の呼吸で共闘している他、護廷十三隊の隊士としての自覚を持っている事から、危険でも敵と戦って瀞霊廷を護らなければならないと語る場面もありました。

三番隊隊長「市丸ギン(いちまるぎん)」

  • 斬魄刀:神鎗(しんそう)
  • 卍解:神殺鎗(かみしにのやり)
  • 備考:尸魂界篇で脱退戦死

110年前、真央霊術院を1年で卒業した後に藍染の指示で当時の五番隊三席と戦い殺害後、その実力を認められて五番隊に入隊します。

魂魄消失案件後、平子達が除名された事で藍染が隊長に昇進し空位となった五番隊副隊長に市丸が就任しますが、その後、三番隊隊長に就任しました。

しかし、尸魂界篇で藍染と東仙と共謀し離反した事で護廷十三隊を脱退しています。

市丸ギンは藍染惣右介に敗北し死亡

破面篇終盤の原作48巻、これまで市丸が取っていた裏切りの行動全てが藍染を倒す瞬間の為であり、その理由が松本乱菊の魂魄を奪い泣かせた主犯が藍染と突き止めた事が発端で、「乱菊が泣かなくてもいい世界を創る」為に行ったものでした。

しかし、崩玉と融合し不死の肉体を手に入れた藍染を仕留めるには及ばず返り討ちに遭い、あと一歩という所で敢え無く敗北しますが、最期に生まれ変わった様に強く逞しくなった黒崎一護を見据え全てを託して自身は事切れるのです。

三番隊副隊長「吉良イヅル(きらいづる)」

  • 斬魄刀:侘助(わびすけ)
  • 卍解:未習得
  • 家柄:下級貴族

真央霊術院を首席合格した下級貴族出身の生真面目な死神で、同級生に雛森桃に好意を寄せています。

尸魂界篇では尊敬していた市丸ギンに利用されていると疑いもせずに乱菊や雛森に刀を向けた事を悔いている他、罪を背負う事が顕著になり性格が一段と暗くなっていきました。

四番隊隊長「卯ノ花烈(うのはなれつ)」

  • 斬魄刀:肉雫唼(みなづき)
  • 卍解:不明

元柳斎の指示通り四番隊に課せられた役割通り終始隊士達の救護や治療に専念している為、本編での戦闘描写は隊長の中で断トツに少ないキャラクターです。

しかし、柔和な顔つきで礼儀正しく清廉潔白な印象だった卯ノ花ですが、時折見せる笑顔の奥に覗く威圧感から只者ではないと予想されており、破面篇で一護と共に断界を走っていた際には、一護が先導する事で不安定な足場がお気に召さなかったのか笑顔で先導の交代を申し出て、一護をその胆力で半ば強引に承諾させました。

また、一護が卯ノ花と共に戦場に到着した際には、平子が覚悟の決まっていない織姫ではなく百戦錬磨の卯ノ花を連れて来た事を称賛していた事から、回道に於いては尸魂界でもエキスパートである事が窺えます。

四番隊副隊長「虎徹勇音(こてついさね)」

  • 斬魄刀:凍雲(いてぐも)
  • 卍解:不明

十三番隊虎徹清音の姉で、ショートカットで長身且つ謙虚な性格が特徴的な女性死神です。

作中では卯ノ花に付き従って同行する事が多く回道の腕も相当なものでしたが、戦闘面ではそこまで高い能力を有していない印象を受けましたが、回道に於いてはそれなりに優秀なのか卯ノ花の側近として常に帯同しています。

五番隊隊長「藍染惣右介(あいぜんそうすけ)」

  • 斬魄刀:鏡花水月(きょうかすいげつ)
  • 昇進:110年前五番隊副隊長→五番隊隊長
  • 備考:脱退

101年前の魂魄消失案件始末特務部隊に選抜された平子達が除名及び逃亡した事で空位となった五番隊隊長にそのまま昇進しました。

その過程で腹心の東仙要と市丸ギンも隊長に就任となり、藍染の野望へ一手進みます。

そして、尸魂界篇にて第一の目的である崩玉の奪取に成功した後に護廷十三隊を脱退しました。

五番隊隊長「雛森桃(ひなもりもも)」

  • 斬魄刀:飛梅(とびうめ)
  • 卍解:未習得
  • 役職:瀞霊廷通信挿絵制作担当

真央霊術院で吉良イヅルや阿散井恋次と同期だった小柄で可愛らしい女性死神です。

卒業後、藍染の手回しで吉良や恋次と共に五番隊に入隊し、その後五番隊副隊長に昇進しますが、尸魂界篇にて藍染に利用された結果殺害未遂された憐れなキャラクターでした。

その後も藍染を慕う性格から洗脳が解けきれずにいた為、ヤンデレ気質な内面が垣間見えますが、千年血戦篇開始時には普段通りの性格へ戻っています。

六番隊隊長「朽木白哉(くちきびゃくや)」

  • 斬魄刀:千本桜(せんぼんざくら)
  • 卍解:千本桜景厳(せんぼんざくらかげよし)
  • 家柄:四大貴族朽木家28代目当主
  • 続柄:朽木銀嶺の孫、朽木蒼純の息子

四大貴族の一角朽木家の28代目当主であり、110年前の六番隊隊長朽木銀嶺から六番隊隊長を引き継いだとされます。

朽木家歴代最強と謳われている他、無表情且つ掟や規律に厳格な性格から貴族としての振舞いを感じさせる気品のある死神ですが、尸魂界篇にて黒崎一護と戦った後は義妹の朽木ルキアを大切にするようになり、以降からシスコンをこじらせて過保護になりました。

六番隊副隊長「阿散井恋次(あばらいれんじ)」

  • 斬魄刀:蛇尾丸(ざびまる)
  • 卍解:狒狒王蛇尾丸(ひひおうざびまる)
  • 備考:朽木ルキアの幼馴染

南流魂街78地区「戌吊」出身でルキアとは幼馴染の死神で、吉良と雛森と霊術院の同期で友人でもあります。

派手な赤い頭髪はパイナップルヘアーと読者から揶揄されている他、体中の刺青がトレードマークでやや粗暴な部分があるものの、部下や友人には割と気配りのできる活発な青年です。

霊術院時代からルキアに好意を寄せていましたが、ルキアの幸せを優先して何も告げずに朽木家への養子の話を呑み込んだ為、一護と出会うまでは既に修復不可能と思われる段階まで蟠りが生じていたものの、一護と刃を交えた後はルキア奪還に協力し無事に救出する事が出来ました。

その後も、ルキアを助けに来てくれた仲間の一人井上織姫が破面に拉致された際には一護達とは一足遅れたものの虚圏に馳せ参じています。

七番隊隊長「狛村左陣(こまむらさじん)」

  • 斬魄刀:天譴(てんげん)
  • 卍解:黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)
  • 備考:東仙の友

人狼族を飛び出して人里に来た所、元柳斎に拾われた事で恩義を抱いている人狼の死神です。

初登場時は虚無僧の様な鉄兜と全身鎧を纏っていた事から姿形を見る事が出来ませんでしたが、尸魂界篇の騒乱で狼の素顔が露見した事で多くの犬好きが狛村の虜になりました。

恩義を第一義にする硬派で堅苦しい印象の性格ですが、プライベートでは無類な犬好きである事が判明したり死神図鑑では散髪に行ったりと笑いどころもしっかり掴んでいます。

七番隊副隊長「射場鉄左衛門(いばてつざえもん)」

  • 斬魄刀:不明
  • 役職:男性死神協会会長
  • 続柄:射場千鉄の息子

ガチガチの広島弁で仁義を第一義にするヤクザ風の死神で、110年前に三番隊副隊長を務めていた射場千鉄の息子であり、グラサンがトレードマークです。

作中で斬魄刀の能力が一切明かされなかったキャラクターの一人で、始解や解号の台詞さえも謎に包まれています。

八番隊隊長「京楽春水(きょうらくしゅんすい)」

  • 斬魄刀:花天狂骨(かてんきょうこつ)
  • 卍解:未登場

若き頃の元柳斎や卯ノ花を知るかなり古株の死神であり、女性物の羽織を着込む男性です。

酒や女性好きな性格や軽薄な振る舞いが欠点ですが護廷隊では誰よりも洞察力に優れており真実を見通す能力に長けています。

尸魂界篇ではチャドの覚悟と信念に応える為に全力で相手をしたり、ルキア処刑に際して不審な点が多い事から疑念を抱き浮竹と共に処刑を食い止めるべく暗躍し、元柳斎と対峙しました。

破面篇では、第1十刃のスタークと対戦し、周囲を巻き込むリスクを孕む卍解を封印して始解のみで戦い勝利を掴みましたが、浮竹がワンダーワイスにやられた際には取り乱した事でスタークに隙を突かれる等、極々親しい人物が負傷すると狼狽える精神的な未熟さが垣間見れます。

八番隊服隊長「伊勢七緒(いせななお)」

  • 斬魄刀:不明
  • 役職:女性死神協会副会長

110年前時点で子供ながら護廷十三隊に入隊しており矢胴丸リサとは読者仲間であった事から仲が良い他、現在では女性死神協会の副会長を務める等、眼鏡をかけた姿と相まって秘書業務が似合う女性死神です。

鬼道に長けた面から鬼道衆を願望していましたが、京楽やリサによって八番隊に引き入れられました。

旅禍として瀞霊廷内に踏み込んだチャドを京楽が制圧した所、止めを刺そうと物騒な事を発起する冷静沈着な一面がありますが、一方で元柳斎と対峙した際にはその圧倒的な霊圧を全身で浴びてしまったが為に失神しかけた事もあります。

また、女性死神協会の副会長を務めており、カラブリでは元柳斎に物怖じせず発言を制したりと気の強い部分が窺えました。

九番隊隊長「東仙要(とうせんかなめ)」

  • 斬魄刀:清虫(すずむし)
  • 卍解:清虫終式・閻魔蟋蟀(すずむしついしき・えんまこおろぎ)
  • 役職:瀞霊廷通信編集長
  • 備考:脱退

盲目の死神で正義を信条に行動する部下から慕われる隊長です。

狛村左陣とは狛村が入隊する以前からの付き合いで現在では志を共にする友人関係にありますが、尸魂界篇にて東仙の本意が垣間見えた事で仲違いする事となり、破面篇で正義の在り方の違いから衝突しました。

檜佐木が恐怖から剣を握れなくなった際には檜佐木を励まし前へ進むための激励を贈る等、部下の育成には秀でた部分がある事から檜佐木を始めとする隊士の評判は悪くありません。

九番隊副隊長「檜佐木修兵(ひさぎしゅうへい)」

  • 斬魄刀:風死(かぜしに)
  • 卍解:未習得
  • 役職:東仙離反後→瀞霊廷通信編集長就任
  • 備考:東仙離反後→隊長業務兼任

模範的死神を絵に描いた様な死神で、顔に「69」と刺青を入れている副隊長です。

霊術院時代に同期の蟹沢が虚に殺された事がトラウマの一つとなっており、一時期戦う事が怖くなっていた所、東仙に諭された事で恐怖を抱いたまま再び歩き出す事が出来ました。

その為、東仙の人柄と信念に惹かれて慕っていますが、来る空座町決戦に於いては狛村と共に東仙と交戦し、東仙の喉元を斬り裂いて撃破した後に漸く若い出来たと思えば、藍染の手によって目の前で東仙を殺害される最期を迎えます。

十番隊隊長「日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)」

  • 斬魄刀:氷輪丸(ひょうりんまる)
  • 卍解:大紅蓮氷輪丸(だいぐれんひょうりんまる)
  • 備考:志波一心の後に十番隊隊長就任

史上最年少で隊長に就任した天才児で、雛森桃とは幼馴染の死神です。

氷雪系最強と謳われる斬魄刀氷輪丸の所持者であり、若さ故に駆け出す事もありますが見た目とは裏腹に脳裏では熟考を重ねて戦術を組み立てる等、中々に思慮深い節が見受けられました。

尸魂界篇では市丸に疑念を抱き藍染の謀略によって雛森と戦わされた挙句藍染に斬り捨てられた他、破面篇では復讐に走った所藍染の返り討ちに遭う等人気の割に扱いが不遇な印象です。

十番隊副隊長「松本乱菊(まつもとらんぎく)」

  • 斬魄刀:灰猫(はいねこ)
  • 卍解:不明

志波一心が隊長だった時代から副隊長を務めている美人の死神で、冬獅郎の霊圧の高さを見抜いて死神への道を示した人物です。

基本的には自由奔放な性格で冬獅郎や一護等の初心な男を揶揄って楽しんでいる事もありますが、一度戦闘となれば隊士としての本懐を遂げるが如く命を賭して任務に励んでいました。

余談ですが、男性死神の多くから好意を寄せられており、檜佐木や射場等も乱菊に片思いしています。

十一番隊隊長「更木剣八(ざらきけんぱち)」

  • 斬魄刀:不明→野晒(のざらし)
  • 卍解:未習得→名称不明
  • 備考:始解も卍解も未習得の隊長(※当時)

荒くれ者が集う十一番隊の隊長でありながら始解も卍解も出来ないというのに実力は隊長格上位と言う規格外の死神です。

一護が初めて戦った護廷十三隊の隊長でありながら卍解を習得していない当時の一護と痛み分けした事から、剣八が弱いと読者の評価は芳しくありませんでしたが、剣八は相手の力量を見る為に普段は霊圧を喰らう眼帯で自身の力を制御しており、眼帯を外せば相手の力量に合わせて無制限に上下する仕様と判明しています。

その為、疲弊していたとは言え卍解状態の一護を軽くあしらったノイトラとはギリギリの戦いを経て勝利を納めており、藍染からも一目置かれる存在だという事が小説で語られました。

因みに、剣八は前任の十一番隊隊長兼十代目剣八の鬼厳城剣八を決闘で打ち倒して就任しています。

十一番隊副隊長「草鹿やちる(くさじしやちる)」

  • 斬魄刀:不明
  • 役職:女性死神協会会長

いつも剣八の肩にぶら下がり「剣ちゃん」と呼んでいる謎多き子供の死神です。

剣八が強敵と戦う姿を誰よりも楽し気に見守る一方で、剣八の戦いに水を差す者には例え味方であろうとも容赦なく威嚇し追い払い他、剣八を楽しませてくれた相手には礼儀を尽くして感謝する性格をしています。

十二番隊隊長「涅マユリ(くろつちまゆり)」

  • 斬魄刀:疋殺地蔵(あしそぎじぞう)
  • 卍解:金色疋殺地蔵(こんじきあしそぎじぞう)
  • 役職:技術開発局二代目局長
  • 備考:蛆虫の巣に収容経歴あり

瀞霊廷が誇る技術開発局の二代目局長であり、数々の発明品を提供する他、セコムの様に外敵の霊圧を感知して報告する等、瀞霊廷に必要不可欠な頭脳及び技術者となった現在は一二を争う重要な人物です。

しかし優秀な功績を残す一方で、部下や他人を実験体程度にしか見ていない事から滅却師を始めとする多くの非人道的な行いが目立つ為、読者からの人気は明確に二分するキャラになりますが、味方となるとこれ以上ない頼もしい存在となっています。

尸魂界篇では石田雨竜と交戦し作中初の卍解を披露する一方、破面篇ではザエルアポロ戦では両者共にマッドサイエンティストキャラが被っていた事から科学者対決を披露しました。

十二番隊副隊長「涅ネム(くろつちねむ)」

  • 斬魄刀:不明
  • 役職:女性死神協会副会長代理
  • 備考:涅マユリが作り出した人造死神

涅マユリに帯同する副官で、基本的には感情の起伏の無い淡々とした性格をしていますが、ボケに関しては秀逸な女性死神です。

その正体はマユリに造られた人造死神であるものの、日々人間らしく学び死神らしく成長していく姿はマユリを以てして最高傑作と言わしめる出来上がりでした。

破面篇、ザエルアポロ戦での受胎シーンは漫画・アニメ界を代表する衝撃シーンとして語り継がれています。

十三番隊隊長「浮竹十四郎(うきたけじゅうしろう)」

  • 斬魄刀:双魚理(そうぎょのことわり)
  • 卍解:不明
  • 家柄:下級貴族
  • 状態:病弱

病弱の為日中は自室で寝込んでいる古株の隊長で、真っ白な髪色と温厚な性格が特徴的な死神です。

藍染が作り出した人工虚による被害で志波海燕と志波都を筆頭に部下を失う共に、海燕を手に掛けた事で罪の意識に苛まれるルキアを心配する等気苦労が絶えない過去を持っており、尸魂界篇でもルキアの極刑に納得いかずに京楽と共に処刑の阻止を策謀しました。

また、一護に死神代行証を渡した人物です。

十三番隊隊長は空位

志波海燕の死後、十二番隊副隊長は空位となっています。

護廷十三隊の隊長・副隊長一覧「死神代行消失篇」から「千年血戦篇」まで

藍染惣右介が引き起こした動乱「破面篇」の物語が決着した事で、藍染・市丸・東仙が脱退し空位となった席に一部の仮面の軍勢が復隊した事で構成に変化が生じています。

概ね「本編開始時点での護廷十三隊」の構成と変わりありませんが、復隊・昇進・戦死により若干の変動があるので見ていきましょう。

一番隊隊長「山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)」

  • 備考:ユーハバッハ戦で戦死

原作68巻、ユーハバッハは藍染惣右介に会う為に一番隊舎地下にある監獄「無間」へ足を運ぶ際、元柳斎の足止めに星十字騎士団ロイドを足止めに使用し、元柳斎は卍解を出し惜しみする事なく全力でユーハバッハに化けたロイドを打ち倒します。

しかし、用事を済ませ戦場へ戻って来たユーハバッハと対峙した元柳斎は、ロイドへ撃破後にユーハバッハと連戦する事となり、すかさず卍解をしようとした所メダリオンによって卍解を掠奪されると、そのまま上半身を袈裟斬りされ敗北しました。

死して尚もユーハバッハの足元を掴む元柳斎でしたが、ユーハバッハが繰り出した神聖滅矢の様な光線を連続で浴びた事で肉塊が消滅する最期を迎え、戦死が確認されたのです。

後に遺ったのは斬魄刀「流刃若火」のみとなります。

一番隊副隊長「雀部長次郎忠息(ささきべちょうじろうただおき)」

  • 備考:ドリスコール・ベルチ戦で戦死

千年血戦篇序章では、雀部は黒隆門の警備にあたっていた所、見えざる帝国が襲来した事で隊士と共に迎撃するものの多くの隊士と共に敢え無く敗戦し、一番隊舎まで滅却師達の侵攻を許してしまいます。

その後、元柳斎に滅却師が卍解を奪う手段を持っていると言う情報を最期の言葉として事切れました。

後の滅却師の第一次侵攻時にて、雀部から卍解を掠奪したドリスコールによって天候を支配する卍解「黄煌厳霊離宮」の全貌が解禁される事になり、雀部の実力が隊長格である事が読者に発覚したのです。

二番隊隊長「砕蜂(そいふぉん)」

  • 備考:無窮瞬閧を習得
  • 性格:ほんの少しだけ優しくなる

滅却師の襲撃時に卍解を掠奪された事で次の襲撃に備えて瞬閧の強化に励んだところ、無窮瞬閧へと昇華する事ができました。

また、滅却師との戦いに疲弊していたのか怪我をした大前田が暴走気味に恋次達に吠えていた所、大前田の気持ちを汲んで仲介に入り温厚な態度で接していた事から恋次に衝撃を与えています。

因みに、死神代行消失篇からはもみあげや毛先が少し伸びている髪型の変化がありました。

二番隊副隊長「大前田希千代(おおまえだまれちよ)」

特に変化はありませんが、護廷隊士としての責務はしっかりと認識しており、砕蜂の実力を純粋に評価してる事から、千年血戦篇に於いても砕蜂が到着するまでの間は妹を護る為、BG9相手に一歩も後退る事無く迎撃を試みていました。

また、バラガン戦同様に砕蜂の卍解のアシストをしています。

三番隊隊長「鳳橋楼十郎(おおとりばしろうじゅうろう)」

  • 所属:仮面の軍勢
  • 斬魄刀:金沙羅(きんしゃら)
  • 卍解:金沙羅舞踏団(きんしゃらぶとうだん)
  • 備考:三番隊隊長→除名→三番隊隊長復隊
  • 状態:戦死→ゾンビ化→解除

藍染の謀略により101年前尸魂界から逃亡し除名されましたが、破面篇終了後から死神代行消失篇までの間に護廷側と和解しており、復隊しています。

千年血戦篇ではイヅルを筆頭に部下達の死を悲しむ描写を挟んだ後にナナナと交戦していますが、勝敗は不明です。

また、マスキュリンのレーザーで腹部を撃ち抜かれる致命傷を負った後、グレミィによって死亡させられていましたが、ジゼルの能力でゾンビ化させられて再登場を果たしたかと思えば今度はゾンビ化の主導権がマユリに移り、ゾンビのまま瀞霊廷の為に戦わされる事になります。

大戦後にマユリの技術力によってゾンビ化を解除されました。

三番隊副隊長「吉良イヅル(きらいづる)」

  • 斬魄刀:侘助(わびすけ)
  • 備考:死鬼術式で復活し「死人」となる

吉良は責任を背負うタイプである事から破面篇後もその性格は悲痛を帯びており、鳳橋から見ても吉良からはそういったマイナスなものを感じる印象でした。

千年血戦篇では滅却師の侵攻開幕に一番目の犠牲者となり殉職しましたが、涅マユリの死鬼術式を施され同隊席官の魂魄を複合した状態で復活する事になるものの、その肉体は生きながら死んでいる「死人(しびと)」である事から術後の熱の放熱を目的として体に開いた穴はそのままです。

その後は、霊王宮にて京楽と七緒が打ち倒したリジェの分裂体が瀞霊廷へ降り注いだものを撃破するといった活躍をしています。

四番隊隊長「卯ノ花烈(うのはなれつ)」

  • 斬魄刀:肉雫唼(みなづき)
  • 卍解:皆尽(みなづき)
  • 備考:更木剣八と無間で戦い死亡

千年血戦篇序章では滅却師の侵攻を受けても元柳斎の指示通り隊舎を動くことなく救護に全霊を注いでいましたが、次の滅却師の侵攻に向けて更木剣八の力が必要不可欠となった為、剣八の中に眠った力を呼び出さす為に初代剣八でもある卯ノ花にその役目が下されます。

卯ノ花がやるべき事は戦争を左右する剣八の本気を引き出す事で、誰にも邪魔されない無間にて剣八と立会い殺し合いを始めますが、やがて本来の力に戻りつつある剣八に斬られて役目を全うする幸福に酔いしれながら事切れました。

この時、心の中ですが正式に「剣八」の名を剣八に送っています。

四番隊副隊長「虎徹勇音(こてついさね)」

千年血戦篇では、草鹿やちると共に致命傷を負った鳳橋と六車の治療を行っていた所、グエナエルの襲撃を受けますがやちるが迎撃した事で難を逃れるも、引き続きグレミィの登場を受けて絶体絶命だった所へ更木剣八が到着し命を救われました。

また、卯ノ花が初代剣八として更木剣八の力の向上に貢献し死亡した事を悲しむ一面を見せたものの、卯ノ花が最後まで役目を果たした事を受け入れて納得しています。

因みに、剣八を除けば大戦後に行方不明となったやちるの最後を見届けた唯一の人物です。

五番隊隊長「平子真子(ひらこしんじ)」

  • 斬魄刀:逆撫(さかなで)
  • 所属:仮面の軍勢
  • 備考:五番隊隊長→除名→五番隊隊長復隊

藍染の謀略により101年前尸魂界から逃亡し除名されましたが、破面篇終了後から死神代行消失篇までの間に護廷側と和解しており、復隊しています。

死神代行消失篇では銀城の遺体を現世に埋めたいと直談判に来た一護に「自分の家族を滅茶苦茶にした奴を許せるのか」と問い質しましたが、その真意は一護の心に寄り添った配慮でした。

千年血戦篇でも一護の心境を汲んで激励を贈ったりと隊長らしい立ち振る舞いをしていましたが、戦闘面に於いては滅却師との戦いに於いて特に活躍はしておらず、活躍と言えば負傷した砕蜂と妹を抱える大前田が見えざる帝国の兵士に囲まれていた所を助けた程度で、後は基本的にはやられ役に徹しています。

五番隊隊長「雛森桃(ひなもりもも)」

千年血戦篇では目立った活躍はありませんが、バンビエッタにやられた平子を救出する為に単身斬り込む度胸を見せたり、平子の治療と道中に出会った砕蜂や大前田等の治療も引き受けていた事から、影の功労者でもあります。

また、髪型は顔の輪郭を隠す程度のショートに変わっていました。

六番隊隊長「朽木白哉(くちきびゃくや)」

  • 状態:重傷→復活

死神代行消失篇では約1年半越しに一護と対面しており、対XCUTION戦では月島と対戦し、その戦いでは過去を改変されたのに関わらず一護を恩人として見据え、月島を一護の敵と判断して撃破しました。

千年血戦篇では滅却師の一度目の侵攻時にエス・ノトに敗北し危篤状態に陥りましたが、霊王宮にて回復するとそこで修行に励みこれまで以上の力を身に付けて復活し、滅却師の二度目の侵攻時には多くの星十字騎士団を討ち取っています。

また、修行によって始解時の千本桜で操れる総数も増した事で能力も格段に成長しました。

六番隊副隊長「阿散井恋次(あばらいれんじ)」

  • 斬魄刀:蛇尾丸(ざびまる)
  • 卍解:狒狒王蛇尾丸→双王蛇尾丸(そうおうざびまる)
  • 状態:重傷→復活

死神代行消失篇では白哉達と共にXCUTIONと戦う一護の下へ駆けつけており、ジャッキーを撃破しています。

千年血戦篇序盤にエス・ノトとマスキュリンに手も足も出ずに敗北しますが、後に一護達と共に霊王宮へ運ばれると治療を受けて回復し、一護と二人で王悦の鳳凰殿まで進んだ所、恋次だけが試練に受かり先へと進みました。

その後、兵主部一兵衛により蛇尾丸の卍解の真名を知り、真の卍解「双王蛇尾丸」を習得した他、霊王宮での修行を経て隊長格上位の力を付け、滅却師の二度目の侵攻時にはマスキュリンと再戦を果たし見事圧勝します。

七番隊隊長「狛村左陣(こまむらさじん)」

  • 斬魄刀:天譴(てんげん)
  • 卍解:黒縄天譴明王→黒縄天譴明王・断鎧縄衣(だんがいじょうえ)
  • 備考:護廷十三隊を除隊
  • 状態:狼の姿へ退化

千年血戦篇序盤にてバンビエッタに卍解を奪われた後、二度目の侵攻が始まる間に人狼族を束ねる大爺様と呼ばれる大狼の下へ赴くと、頭を下げて秘術「人化の術」を会得します。

人化の術とは心臓を大爺様に差し出す事で一時の間だけ不死の肉体を得ると共に人間の姿に返る術であり、命を差し出した事で天譴もまた命と呼べる鎧を脱ぎ捨て黒縄天譴明王・断鎧縄衣となり、二度目の侵攻時ではバンビエッタと再戦し見事撃破する事ができました。

しかし、その後は人化の術の副作用で狛村は人語の話せない狼へと退化した事でそのまま戦線離脱すると共に大戦後は射場の意向で戦死したと報告されています。

七番隊副隊長「射場鉄左衛門(いばてつざえもん)」

特別これといった活躍は描かれませんでしたが、千年血戦篇では狛村に帯同しており、狛村が人化の術の副作用によって狼に退化した事を見届けた後は、群がる滅却師の兵士から狛村を護り戦う姿が描かれています。

終戦後は、狛村の意を受けて護廷には狛村が戦死したと嘘の報告をしているものの、七番隊が所有する訓練場付近の山で狛村を匿っていました。

八番隊隊長「京楽春水(きょうらくしゅんすい)」

  • 斬魄刀:花天狂骨(かてんきょうこつ)
  • 卍解:花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)
  • 備考:八番隊隊長→一番隊隊長及び総隊長へ就任
  • 状態:右目損傷

千年血戦篇では、一度目の侵攻時に元柳斎が戦死した事から動揺し取り乱した隙を突かれて右目の損傷を受けており、その後は元柳斎に代わり総隊長及び一番隊隊長への異動命令が下りました。

また、早逝した実兄と処刑された伊勢七緒の母親の形見である簪と羽織を受け継いで身に付けている事や、七緒の母から託された神剣「八鏡剣」を隠す為に自身の斬魄刀「お花」が「狂骨」を生み出した事、そして幼い七緒を守る為に八番隊隊士に迎え入れた事が判明しました。

リジェ戦ではこれまで卍解を使用できなかった理由として他人を巻き込む一定の空間を支配するタイプの能力という事が判明し、卍解でリジェを追い詰めた所、リジェが霊子化した事で倒すまでは出来ずに致命傷を負わされてしまいます。

後に、神剣「八鏡剣」を七緒に返却し、共闘してリジェを打ち倒しました。

八番隊副隊長「伊勢七緒(いせななお)」

  • 斬魄刀:神剣「八鏡剣」
  • 家柄:神官・伊勢家出身
  • 役職:八番隊副隊長→一番隊副隊長・八番隊副隊長兼任

伊勢家は祭事を司り個人の斬魄刀を持たない神官の家系で、七緒は家長に代々継承されてきた刃の無い神剣「八鏡剣」を受け継ぐ伊勢家直系の娘であり、京楽とは叔父と姪の関係に当たります。

また、千年血戦篇では殉職した雀部長次郎に代わり沖牙三席と共に一番隊副隊長業務を二人体制で回しており、戦闘面でも京楽と共闘してジェラルドを打ち倒す戦果を挙げました。

九番隊隊長「六車拳西(むぐるまけんせい)」

  • 所属:仮面の軍勢
  • 備考:九番隊隊長→除名→九番隊隊長復隊
  • 状態:戦死→ゾンビ化→解除

藍染の謀略により101年前尸魂界から逃亡し除名されましたが、破面篇終了後から死神代行消失篇までの間に護廷側と和解しており、復隊しています。

千年血戦篇では、来る滅却師との戦いに備えて一人でも卍解を使える人材を増やす為に檜佐木へ稽古をつけたものの、大戦中に習得する事は叶いませんでした。

二度目の侵攻時に於いては、マスキュリンに敗北した檜佐木に代わり交戦するものの敢え無くボコボコにされて敗北し、木を失っている間に虎徹清音の治療を受けていたもののグレミィの能力により死亡させたれます。

その後もジゼルによってゾンビ化されたものの、マユリによって主従関係を上書きされた事でソンビ状態のまま護廷の為に戦い続けましたが、大戦後にはちゃんとゾンビ化を解除されて復帰しました。

九番隊副隊長「檜佐木修兵(ひさぎしゅうへい)」

  • 斬魄刀:風死(かぜしに)
  • 卍解:未登場
  • 備考:重傷→復帰

破面篇で東仙を殺害した事で、その罪の意識に苛まれる反面で東仙と戦った事は正しい事だと受け止めており、来る千年血戦篇では死への恐怖心を抱いたまま卍解を習得する為の修行に励みますが、結局滅却師戦までに習得する事は叶いませんでした。

しかし、霊圧量だけは隊長格に近いものへと昇華しているのか、副隊長の中でも霊王護神大戦を最後まで戦い貫いた活躍を見せています。

残念ながら霊王宮へ突入した矢先、リジェに魄睡と鎖結を打ち抜かれた事で戦闘不能となり死の淵をさ迷う事になりましたが、大戦後に何とか生き延びる事が出来ました。

九番隊スーパー副隊長「久南白(くなましろ)」

  • 所属:仮面の軍勢
  • 備考:九番隊副隊長→除名→九番隊スーパー副隊長襲名

藍染の謀略により101年前尸魂界から逃亡し除名されましたが、破面篇終了後から死神代行消失篇までの間に護廷側と和解しており、復隊しています。

しかし、勝手に「スーパー副隊長」と名乗っている為、副隊長職の権限があるのかは定かではありませんが、千年血戦篇では本編で登場しなかったものの、その裏側で真央霊術院の若き学生達を滅却師の襲撃から守り戦い貫いていたと判明しました。

十番隊隊長「日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)」

  • 斬魄刀:氷輪丸(ひょうりんまる)
  • 卍解:大紅蓮氷輪丸(だいぐれんひょうりんまる)
  • 状態:ゾンビ化→解除

死神代行消失篇で対XCUTIONとなった一護の下にルキアを始めとる死神達と共に駆けつけると、雪緒と交戦し勝利した後は雪緒の能力で隔絶された空間を解除させ、最後は一護対と銀城の行く末を見届けました。

千年血戦篇では、一度目の侵攻時に卍解を掠奪された事で卍解が無くても戦えるように斬術の基礎から身に付ける稽古に励み、乱菊と共に氷輪丸と灰猫の特性を合わせた真空多層氷壁を編み出しましたが、二度目の侵攻のバズビー戦に於いては殆ど意味を成さず敗北します。

浦原の発明品により卍解を取り戻した後は蒼都を撃破しますが、力尽きた所をジゼルにゾンビ化させられるとマユリと戦う事になり、マユリに敗北した後はゾンビ化の仕組みを解析したマユリの技術力によって寿命を失う代わりにゾンビ化を解除され戦線復帰しました。

霊王宮の戦いではジェラルドと交戦しており、卍解後、時間経過と共に氷の花弁が一枚づつ散っていく事から卍解の持続時間だと思われていた事象が、実は大紅蓮氷輪丸が完成するまでのカウントダウンという事が判明し、大紅蓮氷輪丸が完成すると大人の姿へと変貌し、これまでにない氷結能力を披露しています。

十番隊副隊長「松本乱菊(まつもとらんぎく)」

  • 備考:少し髪を切っている
  • 状態:ゾンビ化→解除

千年血戦篇では、冬獅郎に帯同していましたが、冬獅郎がバズビーと戦っている間に蒼都に敗北し戦死若しくは仮死状態となり、後にジゼルの手によってゾンビ化させられています。

ですが、マユリの開発した肉体保護瓶によって大戦中にゾンビ化を解除されており、復活後は戦線復帰していますが活躍描写は一切ありませんでした。

十一番隊隊長「更木剣八(ざらきけんぱち)」

  • 斬魄刀:不明→野晒(のざらし)
  • 卍解:未習得→習得(不完全、名称不明)
  • 備考:千年血戦篇で卯ノ花と戦い剣八の名を正式に襲名、始解・卍解を習得

死神代行消失篇では、黒崎一護対XCUTIONの場に駆け付けて沓澤ギリコを秒殺しています。

続く千年血戦篇では、滅却師の一度目の侵攻を受けた護廷が圧倒的な戦力差を前に凄惨な状況に陥る中、剣八は星十字騎士団3名を瞬殺する功労者となりますが、ユーハバッハに成り代わったロイドに敗北しました。

そして来る滅却師戦に備えて剣八の力が必要不可欠であると新総隊長の京楽が判断し、卯ノ花に剣八の力を引き出させる役目を一任した後、剣八は無間にて卯ノ花と全力の殺し合いをした事で悪癖を解消すると共に剣八の名の継承及び斬魄刀の名前を知るのです。

滅却師の二度目の侵攻時には、星十字騎士団最強と自称するグレミィと僅差で勝利を果たし矢先、女性滅却師集団バンビーズに漁夫の利を突かれた事で行動不能になりますが一護の介入で一命を取り留めるとそのまま浦原達と合流し治療を受けて戦線復帰しています。

霊王宮ではジェラルドと交戦し、その際には卍解へと至るものの肉体がまだ追い付いていなかった事から自壊し不完全燃焼となりました。

十一番隊副隊長「草鹿やちる(くさじしやちる)」

  • 斬魄刀:三歩剣獣(さんぽけんじゅう)
  • 卍解:不明
  • 備考:千年血戦篇で行方不明となり除隊、正体は剣八の斬魄刀

これまで出自や斬魄刀の能力等全てが謎に包まれていたやちるですが、千年血戦篇でやちるの正体が剣八の斬魄刀である事が判明しました。

本人自身の斬魄刀「三歩剣獣」が存在する理由については語られなかったものの、滅却師の二度目の侵攻時にはグエナエルを撃破寸前まで追い込んでいます。

その後は剣八が始解を習得した事を察知し、剣八に呼ばれているからと勇音の制止を振り切り立ち去った後は行方不明となり護廷十三隊からは除隊扱いされました。

十二番隊隊長「涅マユリ(くろつちまゆり)」

  • 斬魄刀:疋殺地蔵(あしそぎじぞう)
  • 卍解:金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体(またいふくいんしょうたい)
  • 備考:被造死神計画「眠 (ねむり)」がマユリの夢

千年血戦篇序盤では、滅却師の襲撃は石田雨竜が旅禍として乗り込んできた段階で予見出来た事で1000年前に元柳斎自身がユーハバッハに止めを刺さなかった事が発端だと言及するも、元柳斎に責任転嫁された上に黙る様に言われました。

物語に於いては、見えざる帝国が影を利用している事を一早く分析した他、ジゼルのゾンビ化解除や戦死した隊長副隊長の蘇生及び治療を施し、恐らくユーハバッハを撃破した一護に次ぐ功労者となります。

対滅却師戦では破面篇で入手した破面落ちの遺骸を復活させジゼルとそのゾンビ兵を撃破し、霊王宮では霊王の左腕であるペルニダと対峙しネムを失う事になったものの辛勝しました。

十二番隊副隊長「涅ネム(くろつちねむ)」

  • 斬魄刀:不明
  • 役職:女性死神協会副会長代理
  • 続柄:涅マユリの最高傑作の人造死神
  • 備考:ペルニダ戦で戦死

千年血戦篇でもこれまで通りマユリに帯同し吉良の蘇生手術の補助や肉体保護瓶の運搬を行っており、霊王宮では自らの意志でマユリを護る為に戦線に立ち、ペルニダと交戦した結果肉体が弾け飛び死亡しました。

しかし、ネムの脳下垂体に埋め込まれた強制細胞分裂加速器官をペルニダが取り込んだ事で過剰成長を促し自滅するといった形で勝利し、ネムの大脳はマユリが回収して眠八號として生まれ変わっています。

十三番隊隊長「浮竹十四郎(うきたけじゅうしろう)」

  • 斬魄刀:双魚理(そうぎょのことわり)
  • 卍解:不明
  • 状態:肺病、霊王の右腕を憑依
  • 備考:神掛発動後死亡

千年血戦篇で肺病を直す為にミミハギ様と呼ばれる土着神「霊王の右腕」を憑依させていると判明し、黒崎一護が霊王を殺害した際には世界の崩壊を食い止めるべき「神掛」を行い自身の体から霊王の右腕を解放した事で一時的に崩壊を食い止めたもののそのまま死亡しました。

また、死神代行篇にて一護に手渡した死神代行戦闘許可証に盗聴機能を取り付けた人物として浮上し、銀城を裏切り嘗ての仲間を殺害した存在だと語られましたが、小説版にて全ては完現術者を監視する綱彌代の命令であり、浮竹は何度も抗議した上で渋々承諾したと判明しています。

十三番隊副隊長「朽木ルキア(くちきるきあ)」

  • 斬魄刀:袖白雪(そでのしらゆき)
  • 卍解:白霞罸(はっかのとがめ)
  • 家柄:四大貴族朽木家の養子
  • 続柄:朽木緋真の妹、朽木白哉の義妹
  • 備考:破面篇の活躍が認められて十三番隊副隊長に就任

黒崎一護に死神の力を譲渡した死神で、死神代行消失篇にて死神の力を失った一護に再び死神の力を授けたBLEACHを代表するキャラクターです。

千年血戦篇では滅却師の一度目の侵攻で重傷を負いましたが、尸魂界に駆け付けた一護のおかげで一命を取り留める事が出来、その後は霊王宮へ移送されると治療と修行により能力向上して復活しました。

滅却師の二度目の侵攻時には、エス・ノトと対峙しており、修行で会得した卍解を以て完全勝利を収めています。

護廷十三隊の死亡者・脱退者まとめ

それではここまで紹介した護廷十三隊隊長・副隊長の死亡者・脱退者を一覧にしたのでおさらいしてみます。

護廷十三隊の死亡者・故人一覧

  • 一番隊隊長:山本元柳斎重國→千年血戦篇で戦死
  • 一番隊副隊長:雀部長次郎忠息→千年血戦篇で戦死
  • 三番隊隊長:市丸ギン→脱退後に破面篇で戦死
  • 四番隊隊長:卯ノ花烈→千年血戦篇で更木剣八と戦い死亡
  • 九番隊隊長:東仙要→脱退後に破面篇で戦死
  • 十三番隊隊長:浮竹十四郎→千年血戦篇で死亡

護廷十三隊の引退・脱退者一覧

  • 五番隊隊長:藍染惣右介→脱退及び破面後は無間に収監
  • 七番隊隊長:狛村左陣→千年血戦篇で除隊
  • 十一番隊隊長:痣城剣八→更木剣八と決闘し無間に収監(※無間に収監されていたが脱走)
  • 十一番隊副隊長:草鹿やちる→千年血戦篇後に除隊
  • 十二番隊副隊長:涅ネム→千年血戦篇で死亡後、大脳を回収し八號として誕生

※護廷十三隊の「初代と110年前」と「10年後から獄頤鳴鳴篇」の構成メンバーについてはこちら。

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護廷十三隊の隊長・副隊長についてのまとめ

本編開始と千年血戦篇終盤の護廷十三隊を見比べると構成員に大きな変化があると共に、強大な戦力が脱退及び死亡してしまった事で大きな損失が窺えます。

中でも元柳斎を筆頭とする卯ノ花や浮竹等の隊長格が11名も入れ替わっている事からして、読者から護廷十三隊の弱体化が目立つ等厳しい意見もありましたが、更木剣八の覚醒や朽木白哉等の霊王宮で修行したメンバーが次世代の象徴の様に大きな力を獲得しました。

それでもやはり元柳斎の穴が一番の損失である事には変わりありませんが、冬獅郎等のまだまだ成長途中の若く天才肌の死神も居るので、ここから立て直す事は充分に可能でしょう。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?