【BLEACH】更木剣八は作中最強?藍染と剣八どっちが強いのか?

尸魂界編で黒崎一護が初めて命を賭して戦った護廷十三隊隊長のキャラ「更木剣八」ですが、一護が卍解未習得の段階で戦ったにも関わらず両者ダウンにより引き分けとなった事で、読者の剣八に対する評価は「弱い」というただ一点の評価でした。

しかし、破面偏に死神代行消失編そして千年血戦偏を通せば剣八の評価は一転して「最強」にシフトし、BLEACH全登場キャラと比較してもトップに君臨するであろう素質を見せています。

そこで、

  • 更木剣八のプロフィールや性格
  • 更木剣八の強さの変遷
  • 正式に「剣八」の名を継承した更木剣八は作中最強なのかどうか
  • 更木剣八と藍染惣右介はどちらが強いのか

など、剣八が作中加速度的に成長した過程や、終盤の剣八が作中最強なのかどうか、藍染とどちらが強いのかなど紹介していきたいと思いますので、順に見ていきましょう。

更木剣八のプロフィールと最強と呼ばれる理由

  • 名前:更木剣八(ざらきけんぱち)
  • 誕生日:11月19日
  • 身長:202cm
  • 体重:108kg(後に発行されたオフィシャルキャラクターブックでは90kg)
  • 所属:護廷十三隊十一番隊隊長
  • 趣味:昼寝
  • 好きな食べ物:なし
  • 嫌いな食べ物:納豆
  • 初登場:8巻
  • 声優:立木文彦

護廷十三隊十一番隊隊長を務める更木剣八は、二百名以上の隊士の前での果たし合いの下、代々「剣八」の名を継承する当時十一番隊隊長だった鬼厳城剣八を打ち倒し十一代目剣八の名を勝ち取りました。

また、苗字の更木は流魂街で最も治安の悪い北流魂街80地区「更木」出身という理由から宛がっており、護廷十三隊史上初の始解と卍解を扱えない隊長として登場した事から、この時点で他の死神とは異質な事が分かります。

しかし、尸魂界から千年血戦編にかけての剣八は、少年期に卯ノ花烈と戦った経験から「ギリギリの戦いにこれまで無い悦び」を感じてしまい、以降無自覚に自身の能力に蓋をしてしまった為、例えば技術開発局に作らせた霊圧を喰らう眼帯や居場所を教える鈴を身に付けるといった所謂舐めプをするようになったのです。

その為、最終章を経て本来の実力を取り戻した剣八はまさに鬼神の如く活躍をして滅却師を撃破していますが、ユーハバッハや藍染惣右介に兵主部一兵衛といった超越者には俄然遠く及ばない描写からして、未だ成長段階である現時点での剣八が作中最強ではない事が分かりますね。

更木剣八の性格は「戦闘狂」

少年期に卯ノ花烈と戦って以来戦いへ飢餓を抱いた剣八は、長く戦う術としてハンデを負う事を選びました。

その為、戦闘では自ら霊力を喰らう眼帯を装着し死角を増やし、髪飾りとして自らの位置を音で知らせる鈴を身に付けており、本来溢れ出る圧倒的な霊圧を抑え込んでいます。

また、剣八が楽しめる条件として、自ら先手を譲り一太刀浴びさせてくれるといった相手の実力を測る為のサービスをしてくれるのですが、傷一つ付ける事が出来なければ戦う価値が無いと判断されるので要注意です。

 

更木剣八の眼帯の仕組み

技術開発局に作らせた霊圧を無限に喰らい続ける眼帯ですが、実は小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」の最後に新調されており、霊圧を喰らう量を以前の10倍に設定されています。

更木剣八が最強と呼ばれるまでの強さの変遷

卯ノ花烈と戦った経験から無自覚に霊圧を抑える舐めプを覚えてしまった剣八、千年血戦編を経てその悪癖を解消し本来の力を遺憾なく発揮するように鍛え直されましたが、どのようにして悪癖を克服して最強への道を突き進んだのか、

  1. 更木剣八と黒崎一護の戦い
  2. 更木剣八とノイトラ・ジルガの戦い
  3. 更木剣八と卯ノ花烈の戦い

以上3名との戦いを経て、着実に最強への階段を駆け上がっていく剣八の成長過程を見ていきましょう。

黒崎一護とギリギリの戦いをして敗北

  • 原作12巻103話~13巻114話

先ず、連載初期に当たる尸魂界編ですが、更木剣八が黒崎一護とギリギリの戦いをして敗北した理由として挙げられるのは上述で触れた通り「ギリギリの戦いにこれまで無い悦び」を見出していた為と言えるでしょう。

しかしながら、結果的に相討ちに近い形で決着した事で、剣八は一護との戦いを経て今以上に強くありたいと高みを求める意志と死んだら戦いを楽しむ事も出来ない事を学んだのです。

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BLEACHの表紙

 

更木剣八の成長の兆し①

一護との戦いで敗戦した事で、強くなりたい一心で名前を知らない斬魄刀を握り絞めて今更ながら名前を訊ねる剣八でしたが、この時点では斬魄刀の声が剣八に届くことはありませんでした。

しかし、剣八が斬魄刀と向き合うきっかけを生んだ戦いでもあります。

ノイトラ・ジルガとギリギリの戦いをして勝利

  • 原作35巻306話~313話

次に破面編でノイトラ・ジルガと対決した際には依然眼帯等の舐めプは止めないものの、死地に立たされると一転して本気で刀を振るう所作を取る等、戦いを楽しむ事と死なない為に勝利する気概を感じさせました。

また、ノイトラの異常な硬度を誇る鋼皮や剣八の肉体を易々斬り刻む太刀筋等から、剣八が勝利した後も立ち上がるノイトラに敬意を表し止めをさした後は、死したノイトラの実力を称え「愉しかった」と感想を残すのです。

剣八にとってノイトラとの一戦は忘れられない愉しい斬り合いの思い出として残っているようで、小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にてグリムジョー達十刃の残存兵を見かけた際もノイトラを基準に愉しそうな破面を品定めしていました。

 

更木剣八の成長の兆し②

戦いは愉しみたいが死ぬのは嫌だと本能で語った剣八は、過去に山本元柳斎重國に少しだけ指南された剣道で学んだ両手持ちで剣を振るう事でノイトラに勝利しました。

当たり前ですが、両手で振るう事でこれまでの倍以上の力を発揮できるようになったので、ノイトラとの戦いは舐めプの枷を一つ外した成長の瞬間ではないでしょうか。

更木剣八は破面編終了時から死神代行消失編の間に急成長

黒崎一護が死神の力を失った17か月の間に起こった戦いを描いた小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」では、剣八は八代目剣八である痣城剣八や、ザエルアポロと同一の姿を模したシエン・グランツと戦っていた事が判明しました。

歴代最強とも言われた痣城や、ヤミーを上回る霊圧を有したシエンを以てして、

  • 更木剣八の霊圧はノイトラとの戦闘時より別人のように上昇
  • 更木剣八が短期間で霊圧を上昇させた事で卍解に至ったのではと推測

など、剣八の異常な成長速度を恐れていましたが、実は本来自分で蓋をしていた力を眼帯の着脱で開放し、相対する相手の霊圧量に合わせて剣八自身の霊圧を徐々に解放している事が補足されたのです。

したがって、剣八は成長というよりも本来の力を取り戻しつつあると喩えた方が正確だと思われます。

無駄を省く癖がある痣城はその悪癖が災いし、「敵を倒せる最低限の力で倒す」といった攻撃を剣八に繰り返した事で、この短期間での霊圧の上昇に間接的に加担してしまったというわけですね。

 

更木剣八の成長の兆し③

また作中内では、際限なく解放された剣八の霊圧が痣城自身知覚できないレベルまで上昇していた事から、奇しくも破面編終盤に藍染が崩玉と融合して一つ上の次元に昇華した時と類似した展開と重なった事で、剣八の全力の霊圧の解放は藍染に届きうるものだと解釈できます。

卯ノ花烈と再戦し『剣八』を正式に継承

  • 原作59巻523話~527話

千年血戦編序章で滅却師の襲撃を受けた際に、その時点でジェローム、ベレニケ、Lのロイドの三名の星十字騎士団を瞬殺し、ハッシュヴァルトを以てしてバケモノと称された剣八ですが、ユーハバッハの姿を模したRのロイドに手も足も出ずに完璧な敗北を喫しました。

しかし、この敗北を受けて尚も滅却師との全面戦争の勝利の鍵の一つは剣八にあると京楽春水は判断し、卯ノ花烈に剣八の剣術稽古を一任するのです。

剣術稽古とは即ち命を懸けた無間での殺し合いであり、卯ノ花が作り上げてしまった「ギリギリの戦いで悦びを感じて力に蓋をする」という剣八の悪癖の解消が目的で、剣八本来の力を取り戻す算段でした。

初代剣八を務め自らを卯ノ花八千流と名乗っていた卯ノ花の剣筋を見切れる事も無く呆気なく斬殺された剣八でしたが、戦いを愉しむ為に身に付けた卯ノ花の回道により傷口を修復させられた剣八は、一瞬の死を体験しながらも何度も手加減無しの殺し合いに身を投じます。

そして、何度も繰り返される死闘の末に卯ノ花に一太刀浴びせる事が出来た剣八は、卯ノ花の死を以て十一代目「剣八」の名を正式に授かると共に、斬魄刀「野晒」の声を漸く聞く事が出来たのです。

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更木剣八の成長の兆し④

卯ノ花烈との死闘を経た剣八は、

  • 力に蓋をする悪癖を解消
  • 十一代目「剣八」の名を正式に継承
  • 斬魄刀「野晒」の名前を知る

など、一度に3つの成長を遂げ一回り以上も強く成長し「最強」の道へ一歩足を踏み入れました。

剣八を継承した十一代目更木剣八は作中最強レベル

卯ノ花烈との死闘を経て悪癖を克服し本来の力を惜しみなく引き出すようになった剣八ですが、緒戦で星十字騎士団最強と自称するグレミィ・トゥミューと戦う事になります。

グレミィとの戦いは熾烈を極め地形を半壊させる規模の攻め合いが続き、挙句の果てにグレミィが瀞霊廷を崩壊させる規模の隕石を落下させた事で、剣八の始解「野晒」の初お披露目と、隕石を野晒で木端微塵に破壊するチートぶりが描かれました。

想像したことを現実にする能力を持つグレミィを以てして、剣八の規格外な強さは想像の遥か上を超えていた事から、グレミィは自壊して死亡し剣八の勝利となったのです。

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しかしながら、グレミィの猛攻で剣八自身満身創痍であり、直後に急襲する星十字騎士団の総攻撃を受け戦闘不能に陥るのですが、護廷側は剣八が大戦の勝利の鍵を握る事、滅却師側は剣八を倒せば戦況を一気に傾ける事ができる事をそれぞれ本能で感じ取っています。

したがってこの時点での剣八は、

  • 星十字騎士団最強クラスのグレミィに満身創痍で勝利
  • 更木剣八の存在が大戦の勝利の鍵だと両軍が判断

等の理由から、剣八は頂上決戦に於いて五指に入る最強格と言っても過言ではないでしょう。

また、以降の戦いでは剣八の名を語る際には矜持を優先して理性を抑える描写が小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で描かれており、霊王護神大戦以降の剣八は「剣八」の名をしっかり背負っている事が窺えます。

更木剣八は最終章を終えて未だ成長段階にある

力を解放し始解を習得した剣八ですが、やはり作中最強キャラ筆頭であるユーハバッハには未だ遠く及ばないのが現状です。

その理由としては、

  1. 星十字騎士団ジェラルド戦で卍解するも肉体が力に追いつかずに自壊
  2. 千年血戦編以降、剣八を上回る敵が居ない

以上の2点が挙げられます。

確かに千年血戦編内で始解から卍解へと急成長を遂げた剣八ですが、事実卍解の使用で自身の肉体が力の解放に追いついていなかったせいで自壊しジェラルドに敗れました。

剣八の課題として卍解をリスク無く発動させる事が当面の目標ではあるのでしょうが、大戦後の世界では投獄された藍染惣右介や戦線から退いた黒崎一護の他に剣八と渡り合える強者は存在しないでしょう。

小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で登場した産絹彦禰が唯一剣八と対等に斬り合えるキャラクターですが、残念ながら全盛期以上の力が発揮出来なくなった事から剣八の相手を務める事が難しく、その為、一護同様に戦いを通して成長を繰り返す剣八にとって好敵手の存在が居なくなったのです。

「獄頤鳴鳴篇」で新たな敵が現れれば話は別ですが、現状剣八の実力はユーハバッハに及ばない為、現段階で剣八は最強には及ばない事が分かると共に、剣八は成長過程にも関わらずあの強さだと理解できますね。

更木剣八と藍染惣右介はどちらが強いのか

上述で触れた通り、最終章の段階で更木剣八と渡り合う事が可能な一人として藍染惣右介の存在が挙げられます。

しかし、最終章での藍染は無間に収容されている間にも崩玉と同化した影響で霊圧が上がり続けているといったチートとなる他、加えて不死の属性がある為に藍染を物理的に殺す手段が無いのが難点です。

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したがって、最終章の段階で戦えば、剣八は藍染に勝てない見込みだと推察できますが、単純な強さに焦点を置けば答えは変わってしまうかもしれません。

また、記事内で触れている通り、剣八は未だ成長段階にあるので将来的な成長の見込みや資質を加味すると、いつかは剣八が藍染を超える時がやってくるとも考えられます。

あくまでも将来的な希望的観測な為、現段階では剣八より藍染が強い事は明白でしょう。

藍染惣右介は更木剣八を警戒していた

破面編当初の段階では、剣八の成長具合は予想できないものであり、黒崎一護に敗北したからと言って藍染が剣八の評価を取り下げる事はありませんでした。

藍染が計画の障害となり得ると真に警戒していたのは、第一に山本元柳斎重國ですが、元柳斎はワンダーワイスを生み出す事で流刃若火の対抗策を練っています。

そして、藍染がもう一人警戒していた人物が更木剣八であり、井上織姫の虚圏幽閉に於いて一番の功績は剣八を虚圏に隔離できたという一点だと、小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」で判明しました。

また、藍染自身が「私が崩玉の力を覚醒させ、不滅の肉体を得るまでは闘うべきではないと判断した」と名言している事から、崩玉融合前の藍染と剣八が戦っていた場合は剣八の勝利もあり得たのかもしれません。

加えて、剣八が一護に敗北した理由として、斬魄刀と肝胆相照らす事により黒崎一護は一瞬にして尋常ならざる成長を遂げた事でその度合いが更木剣八の本能が導き出した計算を上回った為に全力の解放が間に合わなかったと補足しており、ギリギリの殺し合いが出来るように眼帯を外しても己の霊圧量を調整している事が判明したのです。

したがって、剣八の限界は未だ底が見えない事が分かりますね。

更木剣八が最強と呼ばれる理由と藍染惣右介とどちらが強いのかのまとめ

 

  • 更木剣八は始解も卍解も使えない初期の頃から目覚ましい成長を遂げて作中最強レベルに昇進した
  • 更木剣八は卍解習得以降、藍染惣右介レベルでなければ敵無しとみられる程強くなっている
  • 更木剣八は、痣城剣八との戦いで崩玉融合藍染を彷彿とさせる霊圧が感じられないレベルまで力を解放している
  • 藍染惣右介は、破面編の段階で不滅の肉体を得るまで戦うべきではないと更木剣八を警戒していた
  • 最終的には藍染惣右介の方が強いが、更木剣八は未だ成長段階にある

斬魄刀の名前を知らない異例の隊長だった剣八ですが、黒崎一護やノイトラ・ジルガとの戦いで成長の足掛かりを見つけ、痣城剣八やシエン・グランツとの戦いで本来眠っていた力の片鱗を解放させると、千年血戦編で卯ノ花烈と再戦を果たす事で完全に本来の力に立ち戻る事ができました。

その結果、BLEACHに於ける最強キャラ「グレミィ」や「ジェラルド」との戦いで、目覚めたばかりの斬魄刀「野晒」の力を発揮させ目覚ましい活躍をしたわけですが、それすらも成長過程の一端に過ぎない事が判明しています。

また、破面編で黒崎一護の救援の為に虚圏に出向いた剣八ですが、実は藍染惣右介が井上織姫を虚圏に幽閉した際に得た最大の副産物である事が分かり、藍染自身が崩玉と融合するまでは剣八と戦うべきではないと警戒していたと小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」で綴られているのです。

その為、万が一崩玉融合以前の藍染と剣八が戦っていたら剣八の勝利もあり得たのではないでしょうか。

崩玉融合以降の藍染は無間に収容されている間でも霊圧が上がり続けているチートであるものの、剣八自身も未だ成長を続けているのでいつかは藍染を上回る強さに迫る可能性もあります。

将来性を加味すれば、剣八は作中最強格である事は間違いないでしょう。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?