第一話から登場するBLEACHの代表的キャラである朽木ルキアですが、最終章にて死亡したのか、はたまた生存できたのか、
- 朽木ルキアは死亡したのか?
- 朽木ルキアの人物像
- 朽木ルキアの主な関係者
来歴やその後の展開も踏まえて見ていきましょう。
目次
朽木ルキアは死亡した?
結論から述べるとルキアは最後まで健在です。
では、どうしてルキアの死亡がささやかれたのか、以下を見ていきましょう。
朽木ルキアの死亡が噂された理由
引用元:BLEACH
朽木ルキアの死亡疑惑が浮上したのは、原作57巻502話、見えざる帝国の第一次瀞霊廷侵攻でのワンシーンにありました。
滅却師が卍解を奪うという情報に狼狽える護廷、そんな芳しくない戦況下で白哉と対峙するのは星十字騎士団エス・ノトで、白哉の千本桜が奪われてしまったとき、ルキアは白哉の窮地を察知したのか戦いの最中に敵に背を向け駆けつけようとしたのです。
その結果、ルキアは背後を襲われ次に登場した一コマでは瓦礫に突っ伏して血を流している様子が描かれており、その後、白哉自身も斬魄刀を手放し砕ける様子が描かれた事からルキア死亡説が浮上します。
引用元:BLEACH 原作58巻
後に、一護が尸魂界へ到着し、白哉にルキアと恋次の生存を伝えたことで死亡説は撤回されましたが、千年血戦編開幕は多くのネームドキャラの死者を出したことから誰が死んでもおかしくない展開だったため、読者も愛着のあるキャラの生死に息を呑んだことでしょう。
治療後は霊王宮で修行
四番隊によって緊急手術を経て一命を取り留めたルキアは、その後零番隊の住む霊王宮へ赴き麒麟殿の白骨地獄と血の池地獄で傷んだ霊圧を入れ替え、曳舟のもとで霊力に満ちた飯を食べ、千手丸によって死覇装を新調し、王悦のもとで斬魄刀と向き合い、兵主部のもとで修業に励んでいます。
ルキアのお尻
引用元:BLEACH 原作58巻
麒麟寺の温泉回では、傷み切った霊圧を入れ替える為に温泉に浸かっていたわけですが、重体のルキアも例外なく裸に剥かれ温泉に浮かんでいる姿が描かれており、その姿はどんぶらこと流れる桃のようでした。
修行で卍解を習得
引用元:BLEACH 原作61巻
卍解習得の瞬間は作中で描かれていませんが、兵主部の住む領域は霊子が濃すぎて息もできず身動きもままならないので、重力に圧されているような環境下で修行している姿があります。
異常な霊子濃度での訓練が一段階進み、奥の間で兵主部と修行の段階に移行する描写があることから、ルキアの卍解習得には兵主部が立ち会った可能性が高いでしょう。
単行本58巻で登場した兵主部一兵衛は、零番隊の頭目として霊王宮に侵攻したユーハバッハと対峙しました。 そこで今回は、 兵主部一兵衛の正体と霊王との関係 兵主部一兵衛の目的や年齢 兵主部一兵衛の最後と死亡 兵[…]
因みに、恋次に真の卍解を教えたのも兵主部でした。
その後ルキアはエス・ノトを撃破
引用元:BLEACH 原作63巻
ルキアは滅却師の二度目の侵攻に間に合い、戦場で白哉を倒した因縁の相手エス・ノトと邂逅し対戦することになりました。
エス・ノトの「恐怖」を与える能力によって過去を思い出し精神的に追い詰められていくルキアでしたが、白哉の介入により手厚いサポートと励ましを受け、本来の調子を取り戻したことで卍解し、エス・ノトを撃破するのです。
この時点でのルキアと白哉には既に蟠りはないように思え、白哉のシスコンぶりが遺憾なく発揮されていました。
朽木ルキアのプロフィール
引用元:BLEACH
ここからは朽木ルキアの人物像を見ていきましょう。
- 名前:朽木ルキア(くちき るきあ)
- 誕生日:1月14日
- 身長:144cm
- 体重:46.07kg
- 所属:護廷十三隊十三番隊→10年後十三番隊隊長
- 趣味:高い所に登ること
- 好きな食べ物:キュウリ、白玉あんみつ
- 初登場:原作1巻
- 声優:折笠富美子
護廷十三隊十三番隊に所属する中学生くらいの華奢な体格の女性で、黒髪のセミロング、「馬鹿者」や「たわけ」など古風な喋りが特徴的な生真面目な死神です。
一護が初めて死神の存在を知るきっかけとなった相手であり、霊を魂魄を尸魂界へ送る「魂葬」や「虚」の存在、「鬼道」などの術、「斬魄刀」の説明など作品に必要不可欠なチュートリアル的役目を担っています。
ルキアの得意な鬼道
ルキアは鬼道にも優れており、詠唱破棄や二十詠唱などの高等技術も使いこなします。
- 縛道の一「塞(さい)」
引用元:BLEACH 原作1巻
初対面の一護に対して使用した捕縛用の鬼道ですが、死神になる以前から霊的濃度が高い一護は肉体の力だけで「塞」から抜け出しました。
- 縛道の四「這縄(はいなわ)」
引用元:BLEACH 原作30巻
霊子を縄状に変換させ相手を捕らえる技ですが、低級の為捕縛性は低く、ルキアは時間稼ぎに使用していました。
- 縛道の六十一「六杖光牢(りくじょうこうろう)」
六つの帯状の光が対象を中心に突き刺さり、動きを封じる技で、白哉が好んで使用しています。
- 破道の三十三「蒼火墜(そうかつい)」
引用元:BLEACH 原作30巻
爪のような青い焔を攻撃に繰り出し、当たると爆発する技です。
死神代行編では完全詠唱で、破面編では詠唱破棄で使用していました。
- 破道の七十三「双蓮蒼火墜(そうれんそうかつい)」
引用元:BLEACH 原作30巻
蒼火墜の上位版で両手で発動する事で威力は倍以上になっています。
斬魄刀「袖白雪(そでのしらゆき)」の解号のセリフと能力
引用元:BLEACH
- 初出原作23巻201話
解号は「舞え”袖白雪”」。
始解すると、刃から鍔に柄までも真っ白に統一された一刀へ形状が変化し、柄尻には長い帯がつき、その純白さから現在尸魂界で最も美しい斬魄刀と評価されています。
千年血戦編での修行後では、自らの霊子を制御することで一時的に肉体を殺す術を習得し、
- -18度で血液は凍結し斬り口から血は流れない
- -50度でルキアの足に触れる地面内部の水が氷結し「氷振」を起こす
- -273.15度で絶対零度になりルキアの活動限界が4秒となる
その後は徐々に温度を上げていくことで体組織を壊すことなく解除できる仕組みです。
僅かですが、解除を含め4秒を超えたルキアは、親指に切れ目が入り血が滴っていました。
始解での技
- 初の舞・月白(そめのまい・つきしろ)
引用元:BLEACH 原作23巻 201話
美しい所作で刀で円を描いた場所の天地すべてが凝結領域であるため、上空へ逃げても氷の柱となり凍結させる技です。
- 次の舞・白漣(つぎのまい・はくれん)
引用元:BLEACH 原作27巻 235話
刃先で地面を四か所突いた後、そこから強大な凍気を一斉に放出して、前方の敵を凍結させる技です。
- 参の舞・白刀(さんのまい・しらふね)
引用元:BLEACH 原作30巻 268話
折れた刀身の延長上に大気中の水分から形成した氷の刃を造り出す技で、アーロニーロ戦では完全に油断しきっていた至近距離から使用しました。
- 樹白(じゅはく)
刀を地面に刺して地面を伝い敵を凍らせる技で、原作では登場していませんが、アニメでのみルドボーン戦で使用しています。
朽木ルキアの卍解「白霞罸(はっかのとがめ)」
引用元:BLEACH
- 初出原作63巻570話
卍解すると、全身が袖白雪同様に純白に染め上がり綺麗な着物を纏い氷像のような姿に変貌し、問答無用で敵諸共広範囲を凍り付かせるなどかなり強力な卍解となっている反面、己の肉体も凍結し割れてしまう寸前まで追い込むなど、術者の技量に比例するのか、始解同様一度に解除すると自身も砕けてしまうデメリットがあり、現在のルキアは段階を踏んで徐々に解除していくことで対処しているほど繊細な卍解でした。
白哉曰く「半歩の過ちで命を落とす危うい卍解」だそうです。
ルキアのみ卍解後の姿がとてもと言う言葉では言い表せられないくらい美しく描かれているのは、卍解とは本来使えるようになれば後世まで名前が残ると言われていたほど、当時は卍解出来る人が本当に少なかったのですが、卍解をしても勝てない敵が出てくるほどみんな当たり前のように卍解を出していた時期に、卍解は本来特別なものだという作者からのメッセージではないか?と言われたほどでした。
最も美しい斬魄刀と言われるだけあって、卍解後のルキアもこの世の物とは思えない美しい姿になっていましたね。
アニメでは色も付くし動くので、更に卍解後のルキアの美しさを堪能できるでしょう。
朽木ルキアの主な関係者
ここからはルキアを語るに於いて必要不可欠な主だった四名を紹介していきます。
朽木ルキアと朽木白哉の関係
引用元:BLEACH
ルキアと白哉の関係は義理の兄妹であり、その始まりは中央霊術院に通うルキアを白哉が朽木家の養子として迎えたことにあります。
ルキアの姉「緋真」と朽木白哉は夫婦
なぜ白哉がルキアを養子に迎えたのか、それはルキアの実の姉「緋真」が白哉の妻だったことに関係します。
緋真とルキアは生前も姉妹であり、死後、流魂街「戌吊」へ共に送られた際、生きていく事が難しかった緋真は赤ん坊のルキアをその場に置いていったという過去が白哉の口から語られました。
その後、白哉と出逢い結婚した緋真は、ルキアを置き去りにした事を後悔しており、五年間に及んで流魂街を捜索したものの見つける事ができず、やがて病にかかり亡くなってしまうのです。
引用元:BLEACH 原作21巻
緋真の遺言はルキアを見つけ出して護ってほしいという懺悔に近いもので、白哉は緋真の死後、中央霊術院に通うルキアを見つけ養子に迎えるのでした。
ただ、緋真は罪の意識からルキアの姉と名乗る資格がないと自責し、白哉にはルキアに姉と教えないよう釘をさしていたというわけです。

朽木ルキアと白哉との確執
引用元:BLEACH 原作21巻
朽木家の養子となり朽木ルキアを名乗ることになったルキアですが、白哉もまた緋真の事で難しい立場にあり、掟やルールなどとにかく貴族の矜持を重んじるばかりでルキアとはうまくコミュニケーションが取れず確執が生まれていました。
ですが、藍染謀反後には黒崎一護のおかげで白哉は自らを戒めていた掟から解放され、ルキアを護り謝罪し、以後ゆっくりですがルキアへと歩み寄ったことで確執は徐々に解消されていきます。
漫画BLEACHの登場キャラクター「朽木白哉」は、千年血戦篇開幕で滅却師との激闘が描かれた末、まさかの敗北を受け死亡説が浮上しました。 そこで、今回は朽木白哉の死亡やシスコンに焦点をあてて、 朽木白哉の死亡説と話数 […]
朽木ルキアと志波海燕の関係
朽木家の養子となって十三番隊に入隊したルキアですが、大貴族朽木家出身というレッテルのせいで根も葉もない噂から妬みの視線を浴びていました。
当時の十三番隊副隊長「志波海燕」は誰に対しても分け隔てなく接する気さくな性格で、ルキアに対しても物怖じせず挨拶するなど、凡庸ながらルキアが求めていたものを与えてくれすぐに懐きます。
また、志波海燕の妻「志波都」は、女の身で第三席にまで上り詰めた女傑であり、美しく聡明な都に理想を抱きルキアは憧れていました。
海燕の死
引用元:BLEACH 原作16巻
ルキアの環境は一夜にして崩れ去る事に。
事の発端は謎の虚の出現により都の部隊が全滅し、妻を殺された海燕が復讐心に侵され討伐隊に任せることに耐えられず自ら虚討伐に名乗り出たことでした。
そんな海燕の気持ちを汲む当時も十三番隊隊長を務めていた浮竹が、対象の虚が一か所に巣を張る常駐型であること、またその棲み処を海燕に話し、海燕を主導に浮竹とルキアは虚の討伐に付き添います。
標的の虚と対峙すると、海燕は一人で戦うことを望み、浮竹も承諾しますが、ルキアの心は動揺したままでした。
虚の能力は、その夜最初に触腕に触れた者の斬魄刀が消滅するといった、一夜毎の一度だけの無二の能力で、海燕が単身で挑んだことが仇となり虚に寄生され取り込まれる事になるのですが、浮竹は海燕の誇りを優先して戦いを見守っていたのです。
誇りを護る為の戦いに何の意味があるのかと提言するルキアですが、
- 妻の誇り
- 部下達の誇り
- 自分の誇り
以上の誇りの為に戦っている海燕に手を貸すべきではないと苦渋の判断を下し歯噛みする浮竹を見て、ルキアも加勢を堪えていました。
虚に取り込まれ虚と融合した海燕の意識は完全な虚となり、浮竹は海燕の討伐にかかるものの持病のせいで苦戦することになり、一時は逃げ出したルキアが戻ってくると虚は浮竹より弱いルキアを狙い襲い掛かっていきます。
引用元:BLEACH 原作16巻
思わず刀を突き立てたルキアによって海燕は串刺しとなり、正気を取り戻した海燕は最後にルキアに寄り掛かった体勢のまま我儘に付き合ってくれた浮竹に感謝を述べた後、重荷を負わせたルキアに謝罪と「お陰で心は此処に置いて行ける…」という感謝の言葉を残して死去したのです。
しかし、この一連のやり取りの背景には、
逃げ出したのは貴方と戦うのが恐ろしかったからだ
戻ってきたのは一人助かろうと逃げる自分が恐ろしくなったからだ
貴方に刃を突き立てたのは苦しむ貴方を見ていることに耐えられなかったからだ
引用元:BLEACH 原作16巻
とルキアの心情が綴られており、ルキアが救ったのは自分自身の心だったと、この事件の出来事を現在まで引きずっているのでした。
朽木ルキアと志波家との確執は解消?
引用元:BLEACH 原作21巻
前述の事件をきっかけに志波海燕を手にかけたルキアは志波家に蟠りを抱えており、海燕の妹・空鶴と弟・岩鷲と確執をつくっていましたが、藍染謀反の一件後、ルキアは意を決して志波家に謝罪に足を運びます。
当初の岩鷲は内情をよく知らされていないためかルキアを恨んでいましたが、騒動の最中、ルキアの人柄を知り既に許しており、空鶴も一連の事は浮竹から話を聞いていたようで、ルキアから一言詫びの言葉を貰えればはなから許すつもりだったそうです。
また、一番悔いているのはルキアであろうと汲み取っている空鶴でしたが、ルキアが謝るたびに容赦なく拳を叩きこむので、ルキア自身も困惑しながら謝罪を辞め”御礼”を言うのでした。
虚圏で海燕を捕食したアーロニーロと対峙
引用元:BLEACH 原作30巻
虚圏でルキアが対峙することとなった相手はかつての恩師・志波海燕であり、かつて海燕を殺した虚は藍染の実験体で破壊されると虚圏へ戻り再構築される仕掛けがされており、海燕の霊体と融合した虚は再構築の過程で海燕の姿と意識で再生したと語るのです。
しかし、これらは海燕の姿を模した第9十刃アーロニーロ・アルルエリだと知ることに。
アーロニーロは、海燕と融合した虚「メタスタシア」を虚圏で喰らい、「喰虚」の能力で喰らった者の霊圧と能力(海燕の斬魄刀や記憶など)を再現できようになったと言い、ルキアの前では海燕の記憶を読み取って動いていただけでした。
引用元:BLEACH 原作30巻
過去に海燕を殺めたルキアは、せめて海燕の霊体だけでも奪い返すことができたと己の心に言い聞かせていましたが、海燕は死後も虚に喰われていたという現実を突きつけられ戦意喪失し、アーロニーロが変身した海燕の矛に胴体を貫かれます。
ただ、薄れゆく意識の狭間でかつて海燕との稽古中に言われた「心は戦って守る」という教えと、死ねば体は塵となり霊子となるが「心は仲間にあずけて行く」という言葉を思い出し、ルキアは海燕が死に際に残した「心は此処に置いて行ける」という言葉を眼下の海燕を姿をしたアーロニーロに重ねていました。
海燕殿の心は…私が預けて戴いた…!
引用元:BLEACH 原作30巻 268話
心の在り処を思い出したルキアはそこに海燕の心が居ないと知り、最後の力を振り絞り完全に油断しきっていたアーロニーロを突き刺すことで相討ちとなったのです。
尚、気絶したルキアを別の十刃がとどめをさしに来ますが、白哉が駆けつけたことによりルキアは一命を取り留めます。
朽木ルキアと黒崎一護の関係
引用元:BLEACH 原作1巻
朽木ルキアと黒崎一護の出会い、それは現世駐在任務のため空座町に来ていたルキアが、虚を追ってたまたま一護の部屋を通過していたところ、霊感が強く死神の姿が見てしまった一護に引き留められ自身が「死神」だと打ち明けた原作1巻での話になります。
作品に於いて初の虚の被害者は一護の家族であり、ルキアを凌ぐであろう鋭敏な霊圧知覚を持つ一護に一目置いて、なぜ虚が黒崎家を襲撃したのか一護に説明することに。
死神が見え鬼道を自力で破る人間など…
それ程に霊的濃度の高い魂を持った人間などは…
今までに見たことも聞いたこともなかった…
引用元:BLEACH 原作1巻
霊的濃度が高いという理由で虚が一護を食べる為家族を襲ったことを知り、同様する一護。
しかし、家族を巻き込まないよう虚とサシで勝負しようとする一護を庇い、ルキアは虚に嚙みつかれ重傷を負ってしまい、このままでは全員虚に食い殺されてしまう絶体絶命の最中、一護が死神になるというのがルキアの提案する最終手段でした。
引用元:BLEACH 原作1巻
ルキアの斬魄刀を胸の中心に突き立て死神の力の半分を注ぎ込む、それが一護を一時的に死神にする一か八かの賭けでしたが、霊的資質の高さから見事一護は死神となり、虚の手から家族を救ってみせるのです。
引用元:BLEACH 原作1巻
その後、一護に死神の力を譲渡したことでルキアは死神の力を失い、義骸に入って一護と同じ高校へ転校(記憶操作で編入)し、死神の力が戻るまでの間、一護が死神代行としてルキアの仕事を手伝うといった奇妙な関係になるのでした。
一護の母の墓参り
一護は幼少期から幽霊が見えており、そのせいで母親を巻き込み死なせてしまった自戒の念から苦しんでいました。
ルキアもまた一護の気持ちを汲んではいたものの「貴様を狙って来た虚が…謝って母親を…」と口走った事を悔いており、以降は一護が自分から語るまで何も訊かない姿勢を取り、
…貴様の問題だ。
私はそれを訊く術を持たぬ。
貴様の心に泥をつけず その深きにまで踏み込んで それを訊く上手い術を私は持たぬ。
だから待つ。
いつか貴様が話したくなった時 話してもいいと思った時…話してくれ。
引用元:BLEACH 原作3巻
と一護が後々まで胸に刻み込む言葉を投げかけたのです。
ルキア奪還編
一護にとってのルキアは「自身と家族の命の恩人」といった特別な存在であるため、護廷十三隊の掟通りルキアの死神能力譲渡による処刑が決まった際は現世の仲間と共に瀞霊廷へ乗り込み命懸けでルキアを救出するに至りました。
引用元:BLEACH 原作18巻
志波海燕の一件で自身に救われる価値はないと、血を流してまで救う価値などあってはならぬと自責し、ルキアは処刑を受け入れていましたが、何度も退けられようともその度に強くなる一護に救出され、ルキアも漸く本心から生へ終着するようになり感謝を述べます。
以降は一護の味方として助太刀
引用元:BLEACH 原作28巻
ルキアは、
- 自分を救ってくれたこと
- 白哉との確執を解いてくれたこと
- 志波家と和解するきっかけをくれたこと
など一護に絶大な感謝と恩を抱いており、以降の破面編では護廷の命に背いて恋次と共に井上織姫の奪還のため虚圏へ乗り込み、一護達と合流します。
虚圏では破面・No.9(アランカル・ヌベーノ)アーロニーロ・アルルエリと交戦し、差し違える形で勝利を掴むことに。
引用元:BLEACH 原作52巻
死神代行消失編では、破面編の最後で霊力を失いルキアの事が見えなくなる直前の一護と別れを済ませた一年後、銀城の策略のもと手にした完現術の力を奪われ疑心暗鬼になって錯乱する一護に、再び死神の力を授ける為に現世にやってきました。
引用元:BLEACH 原作53巻
その後、一護の味方としてリルカと交戦しますが、そこでは可愛いぬいぐるみに夢中になる一面や、リルカの能力でぬいぐるみ化したルキアの姿を見られるなど、緊張感のない戦闘シーンが描かれています。
引用元:BLEACH 原作58巻
千年血戦編では、滅却師に完敗し重傷を負っているにもかかわらず一護の事を心配して声を掛けるなど、ルキアは全編を通して一護の心を支えているのです。
朽木ルキアは最終回から10年後も一護とは家族ぐるみの付き合い
引用元:BLEACH 原作74巻
10年後、ルキアと一護の関係は家族ぐるみの付き合いのまま続いており、相変わらずボケのルキア、ツッコミの一護と和気藹々といった様子で読者も安心したことでしょう。
朽木ルキアと阿散井恋次の関係
引用元:BLEACH 原作11巻
ルキアと恋次は同じ流魂街「戌吊」で出会い多くの仲間と衣食住を共に過ごした仲で、10年後には治安の悪さからルキアと恋次以外の仲間は死に絶え、過酷な環境から抜け出すため瀞霊廷で暮らすために死神になることを決意します。
しかし、中央霊術院に入って少し経つとルキアは朽木家の養女として迎え入れられることになり、恋次は自身の気持ちに蓋をしてルキアの貴族入りと家族が出来たことを祝うのですが、その気遣いがルキアと疎遠になる始まりでもあったのです。
引用元:BLEACH
その後、現在へと時間は進み、ルキアが死神能力の譲渡をしたことで処刑となった後は何とか食い止めようとしますが、白哉の説得も力づくでの阻止も叶わず、一護との戦いを経た恋次は自分の魂に従いルキア奪還の一翼を担い、藍染離反後は以前のような関係まで修復できました。
引用元:BLEACH
和解を済ませた後も同じ任務で同行することが多く、続く破面編ではルキアと共に護廷の制止も効かず虚圏へ赴き一護の手助けをするなど、白哉が気を回しているのか、ルキアと恋次のツーショットは多く最終回では無事結婚に至ります。
朽木ルキアと恋次が結婚して子供の阿散井苺花が誕生
引用元:BLEACH 原作74巻
10年後、ルキアは恋次と結婚し、子供ができています。
名前は「阿散井苺花」で、明らかにルキアと恋次の大恩人一護からもじったとされる苺の漢字が含まれていますが、二人の子供らしく活発で元気なちょっと問題児寄りの女の子です。
そして幕引きで死神見習ということが発覚し、斬魄刀を持っていることから将来有望そうな子供だったため、最終回後も続編の期待の声が上がるほどでした。
朽木ルキアは最終回の10年後に十三番隊隊長に就任
引用元:BLEACH 原作74巻
なんと10年後には浮竹の後を継ぎ若くして十三番隊隊長に就任する栄誉を授かっています。
そして読者は随分と様変わりした護廷十三隊の新隊長に「この世代大丈夫か?」など心配したことでしょうが、氷雪系は最強格のルキアと冬獅郎を揃えているので、たぶん何とかなるでしょう。
朽木ルキアが死亡したと噂された理由と経歴のまとめ
女性死神キャラではナンバーワンの人気を誇る朽木ルキアですが、最終章では生存し、最後まで戦い続けていることが分かりました。
- 朽木ルキアは一度滅却師に敗れたものの治療を受け生存
- 修行後パワーアップして星十字騎士団を一人撃破
- 10年後は十三番隊隊長に就任し、恋次と結婚して長女が誕生している
一度は死線をさ迷ったのは確かですが結果的には一護が駆けつけたことで滅却師が撤退したので、間接的ですが一護に命を救われたのは二度目になりますね。
その後も一護をボスのもとへ向かわせるため敵の足止めを買って出るなど勇敢な印象が強く、霊王宮での修行のおかげで作中でも上位の戦闘能力を得ることができ、一層人気を高めることになりました。
最後にはちゃんと恋次とも結ばれて大団円となっているのが悲惨な過去との対比となっているのではないでしょうか。
