【BLEACH】砕蜂はかわいい!ポンコツで無能だけど大前田と結婚するのか

護廷十三隊隊長と隠密機動総司令官を兼任する砕蜂ですが、その性格は当たりが強いにもかかわらず読者から支持の厚い人気キャラとなっています。

任務に忠実で融通の利かないお堅い性格の砕蜂が何故人気キャラとなったのか、

  • 砕蜂がかわいいと人気の理由
  • 砕蜂は大体ポンコツで無能と呼ばれる理由
  • 砕蜂と大前田の関係

以上の内容を踏まえて砕蜂の魅力に迫って見ましょう。

目次

砕蜂のプロフィールと本名

  • 名前:砕蜂(そいふぉん)
  • 本名:蜂梢綾(フォン シャオリン)
  • 誕生日:2月11日
  • 身長:150㎝
  • 体重:38㎏
  • 所属:護廷十三隊二番隊隊長、隠密機動総司令官・隠密機動第一分隊「刑軍」総括軍団長、蜂家の九代目当主
  • 趣味:ネコグッズ集め
  • 好きな食べ物:魚
  • 嫌いな食べ物:肉
  • 初登場:10巻
  • 声優:川上とも子 / 桑島法子(2代目)

砕蜂は、代々処刑と暗殺を生業とした下級貴族蜂家の九代目当主でありながら、護廷十三隊二番隊隊長と隠密機動第一分隊「刑軍」総括軍団長を兼任する実力者です。

6人兄妹の末っ子として生まれた砕蜂ですが、5人の兄は過去に他界しており、その内の2名の兄は四大貴族綱彌代家の駒として殉職しています。

砕蜂は隊長羽織の下に背中等が露出したノースリーブの戦闘服「刑戦装束」を着込んでおり、横乳のラインが見える程度に露出した際どい和装はズボンタイプの袴と合わさりとても刺激的だった為、多くの男性読者を魅了させました。

因みに、露出が多い理由は「瞬閧」を使用する際に衣服が弾け飛ぶ事を夜一が想定してデザインされたものとされています。

砕蜂の本名は「蜂梢綾(フォン・シャオリン)」

今でこそ隊長兼司令官として活躍する砕蜂ですが、その背景には四楓院夜一の存在が大きく関わっています。

現在の砕蜂とは曾祖母が名乗っていた号を受け継いだものであり、本名は「蜂梢綾(フォン・シャオリン)」といった中華風の可愛らしい名前ですが、隠密機動入団時に幼年からの名を捨てて砕蜂と名を改めたのです。

砕蜂が敬愛する人物「四楓院夜一」

天賜兵装番四楓院家の22代目にして初めての女当主だった夜一を見たのは砕蜂が未だ蜂梢綾として無垢な顔立ちをしていた幼少期の事です。

強さこそが価値の全てだった蜂家出身の砕蜂にとっての夜一は高貴にして華麗そして恐ろしく強かった事から砕蜂が目指す凡そ全ての物を持っていると感じさせるほどで、まさに神との対峙に思えました。

憧れから崇拝に変わった入団から7年目、砕蜂が統括軍団長直属の護衛軍に任命された年、夜一は砕蜂と心の距離を縮めると修行や寝食を共に過ごす間柄になったのですが、101年前に起きた「魂魄消失事件」の一件に於いて夜一は浦原喜助の逃走幇助を犯した事で地位を剥奪されてしまい現世へ逃亡し、残された砕蜂は何も知らされなかったショックのあまり夜一を恨み鍛錬を積んで隠密機動司令官及び二番隊隊長の職務を受け継ぐのです。

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BLEACHの表紙

現在の砕蜂の性格がキツくなった背景に夜一の失踪事件が直接的に関わっていた事から、砕蜂は浦原喜助をとかく嫌っている訳ですね。

砕蜂の可愛いエピソード3選

砕蜂は言動がキツいながらも自らの行動や発言が伴っていない事から読者から「ポンコツ」「無能」と呼ばれていますが、そんなマイナスな印象の筈の砕蜂が何故人気なのかと言えば、偏に節々に見せるツンデレシーンがかわいいからでしょう。

特に四楓院夜一が関わると砕蜂は人格が変わった様にポンコツになる為、かわいいとポンコツが両立しているのも魅力の一つです。

もしかしたら高飛車な性格は全編を通してこのツンデレ具合を際立たせる為のアクセントだったのかもしれませんね。

それでは、本編で見せた砕蜂のかわいい一幕が描かれたエピソードを一部抜粋したので見ていきましょう。

尸魂界編において夜一との戦いで見せた泣き顔

――何故私を…連れて行って下さらなかったのですか……!

引用元:BLEACH

  • 原作19巻159話

砕蜂を語る上で外せないのが四楓院夜一との戦いで描かれた作中初の泣き顔からのデレシーンです。

尸魂界編登場時の砕蜂は任務に忠実で冷酷な判断を辞さないクールな印象だったせいか、双極の丘で背任行為に及んだ浮竹十四郎の部下、小椿仙太郎と虎徹清音をその場で拘束すべく制圧しますが、旅禍と共に瀞霊廷に侵入した夜一に連れ去られる形で辺境へ移動します。

しかし、夜一との戦闘が始まり砕蜂の過去が深く掘り下げられる回想が入ると、夜一が隠密機動総司令官前任者であり、砕蜂が敬愛していた主であると明かされるのです。

回想に於いては、幼少期の砕蜂は夜一を慕い憧れる部下の一人に過ぎませんでしたが、隠密機動入団七年目にして当時軍団長を務めていた夜一直属の護衛軍に入る事が叶い、夜一の計らいで名前呼びを許された砕蜂は「夜一様」と見初めるように発音します。

そんな仲睦まじい関係が崩れたのが101年前の「魂魄消失事件」であり、夜一は藍染惣右介の謀略で事件の罪を着せられた浦原喜助と被害者となった現仮面の軍勢を助ける為に共に尸魂界を脱出し、その後、四十六室の判決を受け永久除籍され姿を消すのでした。

この事実を受けた砕蜂は、

  1. 夜一から別れも告げずに姿を消された衝撃
  2. 敬愛した主君の裏切り
  3. 浦原喜助の逃走幇助の片棒を担いだとして永久除籍される無様な最後に失望

以上の理由から夜一を恨むようになり、夜一を超える為に鍛錬を続けてきたのです。

しかし、これらの回想が終わると砕蜂は夜一と全力をぶつけた勝負を経て、どうして一緒に連れて行ってくれなかったのかと当時の心境を涙ながらに告白した後夜一との蟠りを解消する事ができました。

この戦いで見せた砕蜂の素の表情と泣き顔にやられたファンは多いことでしょう。

尸魂界編の回想で描かれた少女時代の砕蜂

  • 原作19巻159話

上述で触れた通り、110年前までは砕蜂は夜一を敬愛しながらも直属の護衛に就いていました。

その事が語られた回想では、

  • 肩にかかる程度のおかっぱ頭をしている幼少期の砕蜂
  • 夜一と共に修行し寝食を過ごす砕蜂
  • 夜一に悪戯されるが楽しそうに笑う砕蜂

など、現在の砕蜂からは想像もできない自然で柔らかい表情を拝むことができます。

また、砕蜂自身も当時の事を幸福だったと語っている事から、もし「魂魄消失事件」が起きなかった時間軸があるならば、砕蜂は今とは別人のように軟化した性格になっていたかもしれませんね。

アニメ版BLEACHでお姫様抱っこされる砕蜂

「BLEACH 斬魄刀異聞篇 第245話」、こちらでは斬魄刀が擬人化して死神と敵対するエピソードとなっており、砕蜂は雀蜂と戦っていました。

雀蜂との最終決戦、砕蜂は以前より力をつけた瞬鬨によって打ち倒し雀蜂を屈服させるのですが、その瞬間力を使い果たした事で倒れてしまいます。

しかし、そんな砕蜂の腕を掴み抱き寄せたのが夜一であり、夜一は疲れ切った砕蜂をお姫様抱っこするのです。

当然、砕蜂は赤面しながら感極まった様子で狼狽えるも、嬉しそうに夜一の名前を呼ぶのでした。

次に「劇場版BLEACH Fade to Black 君の名を呼ぶ」では、涅マユリが研究していた霊子収束装置を敵が利用し暴走した事で瀞霊廷壊滅の危機に瀕していました。

巨大な敵が虚のような触手を拡散させ、拡散した触手から更に小さな顎を持つ触手を生み出し拡散するといった状況下、護廷十三隊は瀞霊廷を守るべく出陣するのですが、砕蜂も夜一と共に迎撃にでるのです。

しかし、砕蜂の足元から触手が出現し触手の一つに呑み込まれてしまうのですが、浦原が紅姫の斬撃で砕蜂を救出し、落下する砕蜂を夜一が受け止めます。

「申し訳ありません、夜一様」と消沈しながら謝罪する砕蜂ですがお姫様抱っこされている事に気恥ずかしさを覚え顔を逸らすのです。

助けたのは浦原ですが、残念ながら砕蜂の目には夜一しか見えていないのでしょうね。

砕蜂のポンコツで無能なエピソード6選

次に、砕蜂が何故読者から「ポンコツ」で「無能」と評価されているのか、作中から読み解いてみます。

砕蜂がポンコツ扱いされる理由としては、二番隊隊長兼刑軍総括軍団長という肩書を持ちながら戦闘では実に短絡的な思考で行動と結果が伴っていない事が挙げられるのではないでしょうか。

それ故に砕蜂は重要な局面で失敗しがちに終わり、読者からBLEACHの無能キャラの筆頭であると評価される残念なネタキャラとして定着してしまったのです。

そんな砕蜂のちょっと残念なポンコツで無能なエピソードを見ていきましょう。

四楓院夜一戦で優越感に浸ってしまう

  • 原作18巻154話~19巻160話

ルキア奪還編で夜一と戦う砕蜂ですが、表面上は平然と謗り合うも話術では夜一に軍配が上がり、開幕からして砕蜂が激昂するなど精神面で既に敗北する兆しが見え隠れしていました。

また、砕蜂は自分の実力が夜一を凌駕していると豪語したり、白打に於いても夜一の一歩先を行き「瞬鬨」を独自開発した等と自信満々に披露し解説するといった発言から読者を共感性羞恥心に巻き込むのです。

しかし、この後すぐに夜一が瞬鬨の発案者であり元祖であるとの告白と、隠密機動の死覇装の作りの由来を話した事で、厚顔無恥宛ら瞬鬨について優越感に浸っていた砕蜂のプライドをズタズタにし、砕蜂のポンコツ歴史の開幕を告げる警鐘を鳴らすのでした。

 

砕蜂の不憫ポイント①

瞬鬨開放状態の夜一は「反鬼」と呼ばれる鬼道を相殺させる技術を砕蜂に使用し、現二番隊隊長である砕蜂と夜一の実力差を読者に暗に示しました。

バラガン・ルイゼンバーン戦で言動に矛盾が生じる砕蜂

  • 原作41巻358話~43巻370話

バラガンの能力は触れるものを「老い」の能力で朽ち果てさせるもので、白打主体で戦う砕蜂とは相性が最悪でした。

更に、解刃したバラガンが「死の息吹」を放つと、息吹に触れた物を一瞬にして風化させる効果を有している事から流石の砕蜂も危機を察知して範囲外へ逃げようとするも、一歩遅く左腕を浸食されてしまったのです。

そして、死の息吹に触れた砕蜂の左手が白骨化すると、途端に顔色を変えて狼狽し、大前田に切羽詰まった面持ちで左腕を斬り落とすよう命令し、剰え「私を殺したいのか」と捲し立てます。

尚、砕蜂はバラガンの前に戦ったジオ(従属官)戦で、

教えた筈だ、仲間がやられていたら好機と思え

間に入るな、後ろから刺せ

それすらできぬ程敵との力量が隔たっているのならその場で見殺しにしろ

それが隠密機動だ

引用元:BLEACH 第39巻

と発言していた為、

  1. 「老い」の能力が全身に回る前に大前田に左腕を斬らせた事
  2. 「仲間がやられたら好機と思え」と「私を殺したいのか」の対比

以上の様な矛盾した行動のせいでポンコツ具合に拍車がかかるのでした。

また、卍解する為の時間稼ぎに大前田に囮になるよう指示した後は、砕蜂自身は完全に気配を断ち建造物の影に隠れ卍解の下準備に取り掛かっているのですが、上司命令で必死に逃げ回る大前田に対して「無様に鳴き声を上げおって…馬鹿め…」「もっと不細工になるまで殴ってやる」などと悪態づく描写から無能ぶりにも拍車をかけるのです。

その後、卍解を以てしてもバラガンを仕留めきれずにいた砕蜂でしたが、仮面の軍勢有昭田鉢玄の加勢を受け何とかバラガンを討ち取る事ができました。

しかし、その際にも砕蜂は浦原と関わりがあるという小さな理由で鉢玄と共闘する事を渋るなど、戦いの場に私情を持ち出しています。

余談ですが、鉢玄と共闘する条件として「一か月間、浦原の身柄を鉢玄の結界に閉じ込める」としょうもない約束していた所がかわいいですね。

 

砕蜂の不憫ポイント②

砕蜂は3日に1度が限界の卍解「雀蜂雷公鞭」をバラガンに二回放つも、何れも決定打になりませんでした。

砕蜂の失った左腕はどうなった?

砕蜂はバラガンの老いの攻撃を受けた事で止むを得ず切断したわけですが、なんと面編終了後には完治しているのです。

護廷隊士には卯ノ花烈を始めとする優秀な回復術が使える人材がいますので、誰かが砕蜂の左腕の治療を施したのは間違いありませんが、完治までの経緯が明かされていません。

恐らくですが、ネットでは技術開発局で元通りに直したと情報があるので、涅マユリの技術提供を受けて再生したのではないでしょうか。

同じように腕を失った総隊長山本元柳斎重國は、井上織姫の治療を断って片腕のままといった事例もあるので、もしかしたら井上織姫が治療した線も考えられますね。

砕蜂の性格からして人間の手を借りる事はしなさそうですが、何れにせよ、藍染封印後は現場近くに卯ノ花と織姫が居た事、尸魂界にはマユリが帰還していた事実から欠損を直すには人材が揃っていました。

空座町決戦時での藍染惣右介戦で見事瞬殺される

  • 原作45巻388話

十刃を倒し護廷十三隊と仮面の軍勢が藍染と決着をつける最終局面、黒崎一護の加勢を受ける中、隊長それぞれが一護に声を掛けるのですが、砕蜂もあまり接点の無い一護に全てを託すのです。

我々は自らを生かし貴様を生かし

他の全ての者を藍染の手から守り抜く為に戦うのだ

後れを取るなよ黒崎一護

引用元:BLEACH

鏡花水月の解放を一度でも目にした者は完全催眠にかかっている状態である為、藍染の搦め手となる一護を作戦の要として認め、浦原の時とは違い積極的に共闘を申し出た際のセリフは最高にカッコいいものでした。

しかし、蓋を開ければ護廷十三隊共々砕蜂は手も足も出ないばかりか、鏡花水月の能力に引っ掛かり雛森のリンチに加勢し、その後、藍染との圧倒的な力の差を見せつけられるように完膚なきまでに叩き潰されるのです。

 

砕蜂の不憫ポイント②

雀蜂の「弐撃決殺」が霊圧によって抑え込まれるといった残念な設定の下、藍染に無効化されます。

序章のBG9戦で卍解を掠奪される

  • 原作56巻495話

尸魂界に侵攻してきた星十字騎士団の一人「BG9」と対峙した砕蜂は、一番隊雀部副隊長の犠牲を伴って得た滅却師が卍解を封じる手段を持っているといった有用な情報を得ていたにもかかわらず、封印されるより早く倒せばよいと安易な発想のもと卍解をするのでした。

結果は勿論、砕蜂の卍解は掠奪されて不発となり、ただ驚愕するのです。

幸いユーハバッハの門限が差し迫った為、見えざる帝国が撤退を始め砕蜂は生き残る事ができましたが、砕蜂の他3名の隊長も卍解を掠奪される失態を犯し瀞霊廷は半壊しました。

尚、砕蜂を始めとする卍解の奪われた4名の隊長は読者から終身「無能」の烙印を押される事となりネタとして頻繁に挙げられてしまうのです。

千年血戦編は砕蜂のポンコツ描写の宝庫

  • 砕蜂は元柳斎には好意的

砕蜂はBG9戦で意気揚々と卍解を使ったかと思えばすぐに掠奪されましたが、元柳斎が始動し聖十字騎士団の一人を倒せば、激動する元柳斎の霊圧と流刃若火の熱気を感じ取り「総隊長殿が怒っておられる」と歓喜に震えていました。

  • 砕蜂は元柳斎の訃報を受け動揺

見えざる帝国撤退後、隊舎に集まった隊長格は元柳斎の訃報を受け自らの非力を痛感し、元柳斎の殉職に打ちひしがれていました。

そんな折、誰よりも狼狽えていた砕蜂は続報を知らせにきた伝令兵に声を荒げて八つ当たりし、見兼ねた六車拳西に「みっともない」と注意されれば更に激情に任せて口論するといった不格好さを露見させ、しまいには狛村左陣に一喝される事で鎮静化するのです。

  • 砕蜂は麒麟寺天示郎に簡単に後ろを取られる

見えざる帝国によって瀞霊廷が半壊した事で護廷十三隊を立て直す為霊王宮より零番隊が降りてくる非常事態になると、砕蜂は零番隊に対して「瀞霊廷がこんなになるまで霊王宮で呆けていた連中が今頃出てきて十三隊を立て直すだと!」と異論を唱え怒鳴り散らすのですが、砕蜂は麒麟寺に背後を取られ腕を締め上げられるのです。

その際、麒麟寺の動きを目で追えておらず、また、零番隊が王族特務として王宮の守護をしている事に対し護廷十三隊は瀞霊廷を守るのが役目だと最もな説明をされるなど、千年血戦編序盤では砕蜂のポンコツぶりが遺憾なく発揮されています。

 

砕蜂の不憫ポイント③

砕蜂は隠密機動という立場から瞬歩やスピード重視に特化している筈ですが、そのパラメーターも麒麟寺に後れを取りました。

修行後にBG9と再戦するも返り討ちにされる

  • 原作61巻549話~62巻553話

BG9との2戦目は、修行の成果を経て完成した「無窮瞬鬨」の初お披露目となり、その回は砕蜂の強化イベントという事で大いに盛り上がりました。

しかし、颯爽と登場し無窮瞬鬨で圧倒していた描写から一転、砕蜂の与えたダメージはほぼ皆無である事が判明し、剰えBG9によってボコボコに返り討ちにされるといった急展開に陥り、砕蜂の修行成果は特に意味のない努力となったのです。

ただ、敗北必死の砕蜂でしたが、手元に転送された浦原の発明品「侵影薬」の効果を得てBG9から卍解を取り戻す事に成功し、大前田の協力を得て見事「雀蜂雷公鞭」でBG9を倒すのでした。

 

砕蜂の不憫ポイント④

尚、雀蜂雷公鞭を受けたBG9は生きており、直後に同胞のハッシュヴァルトに処刑された為、雀蜂雷公鞭自体では本当の意味で倒せていなかったのです。

小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」ではポンコツ具合が修繕不可能なレベル

新たな敵「綱彌代時灘」を保護下に置く名目で監視する為、砕蜂は京楽の指令を受けて綱彌代家の屋敷に赴き暗殺者の手から時灘を護衛する任務に就きます。

その際、時灘から数々の煽りや罵りを受ける砕蜂でしたが、顔色を崩さず平然と受け答えする器量はさすが隠密機動総括軍団長といった素晴らしいものでした。

しかし、時灘が夜一を引き合いに出すと空気が一変し、

  • 「夜一を妻として迎え入れれば身内として真に尊敬してくれるのかな?」
  • 「うっかり妻を斬り殺してしまった私と、うっかり浦原喜助に唆されて尸魂界を裏切った女」
  • 「これはお似合いだと思わないか?」

更に時灘が以上のような煽りを続ければ、砕蜂の中でブチリと何かが千切れる音がするのです。

そんな折、夜一本人が登場して時灘の上段に乗っかるように求婚を拒み、時灘と結婚するくらいなら尸魂界を出て虚圏に逃避行した方がマシだと答えれば、

「夜一様……! そのハネム……逃避行には是非私をお供に……!」

引用元:BLEACH 「BLEACH Can't Fear Your Own World」

などと、逃避行をハネムーンと言い間違えそうになりながら食い気味に割り込んでくるのでした。

砕蜂は夜一が絡むとポンコツ具合が限界突破する

砕蜂のポンコツ具合は夜一も認めざるを得ないもので、「お主……本当に儂が絡むと頭のねじが外れるのう」と呆れて溜息を吐くほどです。

そんな夜一に砕蜂は「はッ!ありがとうございます!」と溌溂に答えるのですが、内容からして誉めてないと苦言を呈するも、夜一の前でのみ見せる従順な砕蜂を視界に入れて真顔で待機している刑軍の部下を見て、「逆に凄いの」とある意味鍛え上げられていると褒めるのでした。

因みに、何を言っても「はッ!ありがとうございます!」と機械のように同じ言葉を繰り返す砕蜂に呆れた夜一は、諦めて時灘に話を振っています。

その際、夜一と時灘は斬魄刀の話をしており、夜一が体術で戦った方が強いという理由から刀を宥めるのが日課と話すと、それを耳にした砕蜂は「夜一様に……毎日慰められる……?」と何やら場違いな事を考えるのでした。

砕蜂と大前田希千代は結婚する?夫婦漫才にも似た面白い掛け合い9選

砕蜂と言えば、初期の頃から副隊長の大前田希千代と行動を共にする事が多いですよね。

部下を貶すパワハラ上司と粗暴な上司に振り回される部下といった独特な関係性を築く二人ですが、砕蜂と大前田の掛け合いは何気ない会話から緊張感のある戦場まで、とてもユニークなもので読者にネタを提供してくれています。

そして一部のユーザーから「砕蜂と大前田希千代が結婚するのでは」という話も出てきますが、結論から言えばこの二人は結婚しません

砕蜂と大前田の掛け合いが面白くて、まるで夫婦漫才を見ているかのように感じますが、二人が恋愛関係になることは一切なく、それでも面白い掛け合いがいくつかあるので、作中で行われた砕蜂と大前田が繰り広げる掛け合いの数々を見ていきましょう。

砕蜂と大前田の初登場時の掛け合い

  • 原作16巻138話

砕蜂と大前田の初の掛け合いは、ルキア処刑に旅禍の侵入、加えて藍染暗殺事件を受けて瀞霊廷内に激震が走り、隊士達の間で処刑が正しいのか間違いなのかそういった噂が蔓延る不安定な環境下での事でした。

そんな噂を一蹴するように、砕蜂は護廷十三隊の隊長として使命と矜持を以てそれを妨げる敵を殺すのみと断言し是非や善悪に興味が無いと告げるのです。

加えて、油せんべいを頬張りながら耳を傾ける大前田に「己の立つ場所を見誤るなよ、忘れるな、私の道を妨げれば貴様とて敵だ」と上から目線で突き放し、大前田も青筋を立てて「肝に銘じておきますよ」とかなり苛立ったような表情で答えています。

初登場という事もあり、この時の砕蜂と大前田の関係はかなり険悪なように思えますね。

双極の丘にて命令するだけの砕蜂と呑気な大前田

  • 原作18巻151話

ルキア処刑時、斬魄刀百万本に値する破壊能力を秘めた双極の矛を矛を止めた一護の登場、更に双極を破壊すべく四楓院家の紋が刻印された道具を展開する浮竹と京楽を見据え、多くの護廷隊士が混乱する渦中で砕蜂は浮竹達を食い止めるべく大前田に止めるよう指示を送るのです。

しかし、大前田はかなり吃驚した面持ちで「俺がスか!?」と当惑するだけで双極破壊を阻止する事は叶いませんでしたが、如何せん砕蜂自身も指示しておきながら呆然と眺めていたので、この時点で砕蜂と大前田コンビのポンコツ具合が露見しかけています。

その後、ルキア奪還を果たした一護が恋次に受け渡しまんまと逃走を許すと、今度は恋次を追いかけるように大前田含む副隊長全員に指示するのですが、これには流石の大前田も緊急事態だと分かり職務を全うする事を選択したのか、素直に従っていました。

ただ、足止めに来た一護に大前田は呆気なく倒されます。

転界結柱の詳細を大前田に伝えていない砕蜂

  • 原作37巻319話~320話

本物の空座町を尸魂界へ転移させ、現世に空座町のレプリカを用意した護廷十三隊ですが、その転移システムが四方に杭打ちされた転界結柱を破壊すれば解除されると十刃に見破られると、バラガンは従属官に柱を破壊するよう命令すると、柱の頭上に破面が出現するのです。

転界結柱が破壊されたら尸魂界へ避難させた本物の空座町が現世に戻り戦場になると狼狽える大前田ですが、実は転界結柱を守護する為に一角含む副隊長格をそれぞれ配備しており、大前田以外全員がその事を知っていました。

大前田は配備役の副隊長達が収集場所に居なかった事から自分の方が頼りにされていると勝ち誇った気分になってザマーミロと思っていたらしく、逆に自分にだけ知らされていない事に悔し気に喚き散らかすのですが、砕蜂はちゃんと大前田に報告はしたが大方油せんべいでも齧っていて聞き漏らしたのだろうとキッパリ切り捨てるのです。

近くに居た乱菊も砕蜂の言葉に同意して「バカ大前田」と揶揄い、大前田は「ええーーー!」とどこか納得いかないように唸るのでした。

 

砕蜂のうっかりポイント

尚、少し逡巡したように無言になった砕蜂は、心の中で「言ってなかったかも知れん…」と目を逸らします。

ジオ戦で苦戦する砕蜂を心配する大前田

  • 原作39巻332話~333話

バラガンの従属官ジオと対決する砕蜂は、十刃や従属官の力量を測るため意図的に手加減して相手の手の内を探っていたのですが、そのせいか大前田目線では砕蜂が一方的にジオにいたぶられているように見え、あのプライドの高い隊長が芝居で負けるフリなんかする訳がないと砕蜂を助ける為に戦いに助太刀するのです。

巨体を使ってジオを絡めとる大前田ですが、「やりましたよ、隊長!」と今のうちに倒すよう促せば、その隙にジオの反撃に遭いそうになったところ砕蜂がジオを蹴り飛ばして大前田を助けたのでした。

また、案外余裕そうな砕蜂の活躍に大前田が呆気に取られていると、砕蜂は舌打ちをしながら「誰が助けに来いと言った」と大前田に説教し、破面の帰刃の性能を確かめる為に敢えて様子を窺っていた事を暴露します。

流石の大前田もそんな言い方はないと及び腰で反論し、砕蜂がやられると思って心配して助けたのに余計な事をしやがってという砕蜂の態度が気に入りませんでした。

そんな大前田を近くに呼び寄せると、砕蜂は無表情で大前田の顔面に裏拳を叩き込むのです。

そして、大前田の心配を余所に、砕蜂が敗北すれば大方大前田の身が危ないと思っての行動だろうと見透かすと、砕蜂は大前田に味方の窮地は好機と思うなどの隠密機動の心得を説くのでした。

余談ですが、砕蜂がジオを雀蜂で瞬殺すると大前田はガッツポーズを取り喜んでいます。

 

砕蜂は大前田に厳しい①

一方砕蜂はやられている大前田を気にも留めず、「いつも金とメシと実家の商売の事しか考えていない馬鹿者だ」「多少やられた方が良い目覚ましになる」と語り、練磨の為には部下と上官は反目し合って然るべしとの考えを示すのです。

バラガン戦にていきり倒す大前田と囮にする砕蜂

  • 原作41巻355話~358話

第2十刃バラガンとの戦闘では、砕蜂と大前田は手も足も出ずに攻撃の一切が通じませんでした。

そんな戦況下で大前田は砕蜂に「そろそろ限定解除してこんなジジイブッとばしてやりましょーよ!」と鼻息荒く捲し立て、限定解除した砕蜂なら2秒で勝負が着くとバラガン相手にいきり倒すのですが、砕蜂から既に限定解除されている状態だと告げられると信じられないと言った面持ちで大前田は肩を落とすのです。

普段は(特に大前田から)言い争っている二人ですが、大前田自身は砕蜂の実力を認めている節が窺えますね。

また、バラガン戦に於いては、

  1. バラガンの「老い」の進行を食い止める為に砕蜂の左腕を切断
  2. 砕蜂が卍解準備をする間に囮にされる

など、砕蜂の残念な部分を補うように嫌々ながらも命令に忠実な大前田が翻弄される姿が描かれており、特に囮を持ち出された件では一拍置いて真顔から「は?」と間抜け面で口を開けば「いやいやいやムリでしょ!ムリに決まってんでしょ!」と必死に異議を唱えるのでした。

 

砕蜂は大前田に厳しい②

尚、砕蜂は骨になった部分を斬り落として逃げる為に右手だけは守るよう伝えると、大前田の悲痛な叫びを無視してその場から立ち去ります。

バラガン戦にて雀蜂雷公鞭の爆風で吹き飛ぶ砕蜂を受け止める大前田

  • 原作42巻359話~361話

バラガンの死の息吹から涙目で逃げる大前田は、腐食する副官章を必死に斬魄刀で払い落すなど命懸けで逃走劇を繰り広げながら悲痛な叫びを上げており、それを聞いた砕蜂は無様な泣き声と形容した後に「この戦いが終わったらもっと不細工になるまで殴ってやる…」と厳しいセリフを吐くのです。

いざ、大前田のピンチに準備が整った砕蜂が姿を見せて卍解「雀蜂雷公鞭」を構えると、砕蜂が鎧の下地に使う銀条反を体に巻きつけていた事からあんな重い物を体に巻いていると幾ら砕蜂隊長でも動きが制限されると大前田は砕蜂の心配をしていました。

雀蜂雷公鞭の爆発は空中で展開されたのにも関わらず地上のビル群に爆風と衝撃波を走らせ、爆風に煽られた大前田もビルの外壁に押し潰されるような恰好で叩きつけられるのですが、銀条反が破れて吹き飛ばされる砕蜂を見るなり瞬歩で砕蜂の背後へ先回りすると、自らの体を緩衝材に使い砕蜂をビルの衝突から身を挺して守るのです。

そして、バラガンを討ち取ったと思った大前田は「やりましたよ……!」と真面目な面持ちで労いの言葉を投げかけると、砕蜂も消耗して疲れ切った面持ちで「…放せ…気色悪い」と最後まで憎まれ口を叩くのでした。

散々いびられていた大前田ですが、砕蜂の事は隊長として認めているのかそれとも大前田の心根が良いのか、雀蜂雷公鞭使用による爆風の余波で吹き飛ばされる砕蜂を最優先で受け止める大前田の姿はコメディー要素が強めながら理想の相棒関係であり、このシーンは隠れた名シーンではないでしょうか。

また、大柄の大前田に抱えられた華奢な砕蜂の構図は可愛くも何とも言い難い姿でしたね。

バラガン戦にて加勢に来た鉢玄について砕蜂に説明を求める大前田

  • 原作43巻368話~370話

残念ながら雀蜂雷公鞭はバラガンによって接触する遥か手前で爆破されていたのでダメージを与える事はできませんでした。

しかし、仮面の軍勢の加勢により空座町決戦も佳境に入ると、砕蜂の下には有昭田鉢玄が参戦し、砕蜂は鉢玄の鬼道のサポートを受けながら二発目の雀蜂雷公鞭を使用し、鉢玄の「老いの影響を自身も受ける」といった分析によってバラガンは倒されるのです。

そんな鉢玄の登場時、大前田は「誰なんスかこの異常にデカいオッサンは!?」と砕蜂に詰め寄った所、鼻下辺りをグーで容赦なく小突かれていました。

尚、砕蜂は知らないと答えた後に見た事も無い男だと見え透いた嘘をついていますが、二度目の雀蜂雷公鞭を使用後力尽きて落下する砕蜂を大前田は慌てて抱き抱え「隊長死んだらどーすんだ!」と鉢玄に文句を言い放っています。

余談ですが、砕蜂はバラガン戦からよく大前田に抱きかかえられるようになりましたね。

BG9戦にて大前田に抱えられながら卍解を放つボロボロの砕蜂

  • 原作61巻549話~62巻553話

滅却師による二度目の侵攻を受ける瀞霊廷内で、大前田は実の妹希代共々BG9の襲撃を受け奮闘していた所、無窮瞬閧を会得した砕蜂の救援が間に合い、寸での所で命拾いするのです。

しかし、砕蜂の無窮瞬閧はBG9にダメージを与えるに至らず返り討ちとなってしまい、BG9の追撃を受ける寸前に大前田によって救出されます。

一時的に虚化の影響を与える事で滅却師から卍解を取り戻す事ができる「侵影薬」を開発したい浦原が天挺空羅を使い使用説明及び現物を転送すると、瀕死状態の砕蜂を抱きかかえた大前田が侵影薬を拾い砕蜂に手渡しました。

浦原の肉声で目を覚ました砕蜂は取り戻した卍解を即座に展開させ、砕蜂は大前田に体を預けた体勢で雀蜂雷公鞭を射出しBG9に勝利するのです。

負傷した砕蜂を大前田が抱え協力して敵を倒すといった定番化しつつある勝利シーンですが、やることなすこと裏目に出る砕蜂がこれまでポンコツでも人気が高く面白い存在となっているのは間違いなく大前田の存在が大きく役立っているからでしょう。

 

砕蜂と大前田の信頼関係
  • 「…いくぞ 踏ん張れよ大前田」
  • 「はい!!!」

重傷という事もあり身動きが取れない砕蜂は何も言わず大前田に体を預ける一方で、大前田も護廷隊士及び副官として出来得る限りの事をする姿勢を見せた、砕蜂と大前田が見せた最初で最後の阿吽の呼吸でした。

BG9戦後の砕蜂は大前田に優しくなった?

  • 原作68巻612話

滅却師との戦いも終盤なる頃、霊王宮へ侵入したユーハバッハを追いかける為、護廷主戦力の生存者達は自ずと一箇所へ集結し始めていました。

ズタボロの平子を見て大丈夫なのかと問うていた所に眠る希代を抱えた大前田がやってくるなり「大丈夫にきまってんだろ!」と、平子の逆撫によって命を救われた経緯を語り、平子をバカにするような口をきく奴を許さんと闘志に燃えるのです。

そんな大前田に恋次は、平子が復隊した際によそ者が入ってきたと一番馬鹿にしてた奴と暴露された後、なぜ妹を連れてきたのかと若干引き気味に切り返すも、眠ったばかりの希代が起きたらどうするんだと喚くのでした。

すると砕蜂がやってきて大前田の脇腹に鉄拳制裁をくわえると、大人しくなった大前田の変わりに謝罪を済ませ、雛森の回道を受けて砕蜂含め大前田と希代は今しがた傷が癒えたという経緯を語り、この戦いの中で希代を一人置いておく訳にもいかないと恋次に事情を説明します。

特に罵倒を浴びせる事もなく大前田の言動だけを諫め行動は肯定するといった砕蜂にしては珍しい描写でした。

元々大前田以外には普通なのか普段と打って変わって落ち着いた砕蜂を前にした恋次は、ルキアに砕蜂が丸くなったと耳打ちするもルキアが元々優しいお方だとあっさり返している事から、砕蜂は神経を逆なでにされる相手でなければそれなりに常識人なのかもしれませんね。

アニメオリジナルエピソードで二番隊隊長を偽る大前田と副隊長を演じる砕蜂

  • アニメ版BLEACH第312話「就任!新たなる二番隊隊長!」

こちらの回はアニメオリジナルのエピソードとなっており、事の発端は流魂街の子供達に護廷十三隊二番隊隊長と誤解された大前田がそのまま二番隊隊長だと嘘を吐いた事から話が展開していきます。

大前田の嘘に合わせる為、廷内で出会う副隊長達と交渉して何とか演技をしてもらう大前田でしたが、一護や夜一と出会った後に一番会いたくない砕蜂と遭遇してしまうのです。

単純に面白がった夜一の協力の下、砕蜂は大前田の嘘に付き合い偽りの副隊長として大前田の命令に従い家来の様にこき使われるのですが、雑務を難無くこなす砕蜂は流石隠密機動総司令官といったところでしょう。

死亡フラグを自ら積み立てていく大前田と、当然ながら砕蜂に報復される結末はオリジナルエピソードとしては中々面白い構成となっているので、未視聴の方は是非一度視聴してみてはいかがでしょうか。

砕蜂と大前田は結婚しないのか?

大前田は反抗心が強いながらも砕蜂への評価は真っ当なもので、その為か、どんなに謗られようが任務に於いては忠実に従っているなど仕事ぶりは真面目なものです。

したがって、何だかんだ言っても砕蜂と大前田の仲が良い点や、砕蜂に対し忠臣な事から、読者の中には砕蜂と大前田のコンビが好きなファンが一定層存在します。

そのせいか砕蜂と大前田が将来結婚するといった噂がネットで一人歩きしていますが、原作74巻や小説を通しても砕蜂と大前田の結婚という記載は確認できませんでした。

しかし、

  1. 隠密機動第一分隊「刑軍」を砕蜂が継承
  2. 隠密機動第二分隊「警邏隊」を代々大前田家が継承
  3. 蜂家は下級貴族で大前田家は金持ちのボンボンでありながら大前田宝石貴金属工場の社長
  4. 砕蜂は、大前田の父・大前田希ノ進を尊敬している

などの関係性から将来的に結婚する可能性も無くもありませんね。

ただ、現時点で砕蜂と大前田の距離感はあくまで上司と部下である為、どちらかが何か大きなアクションを起こさない限りは結婚の兆しはないでしょう。

砕蜂のかわいいシーンやポンコツや無能エピソードと大前田との関係についてのまとめ

 

  • 砕蜂は基本的にツンツンしているが夜一の前だけはデレデレして可愛くなる
  • 砕蜂は怒りっぽく言動と行動が伴っていない描写が多い為、ポンコツや無能と言われている
  • 砕蜂と大前田は共闘する事が多いが、いがみ合っている割には信頼している

砕蜂は性格が自信過剰な分、部下に当たりが強いのがマイナス評価となっていますが、夜一との蟠りが解消さえた場面やそれ以降の夜一との接触時には、まるで人が変わったようにデレデレとする砕蜂が拝める為、元々の容姿とツンツンしていた時とのギャップも合わさり「かわいい」と人気が爆発しました。

戦闘面に於いては設定的に高水準の実力を秘めている筈なのですが、言動と行動が伴っていない為、登場の殆どが足元を掬われるといった失態で終わり、「ポンコツ」「無能」等といった不名誉な印象を持たれてしまったのです。

しかし、振り返ってみれば砕蜂のポンコツ具合を大前田希千代が絶妙なツッコミでフォローする事で、ポンコツぶりを可愛さに昇華しているように思えます。

また、作中での砕蜂と大前田の掛け合いは戦闘中なのに気が弛むもので読者の中でもこの二人のコンビが好きだと挙げる方も多い事でしょう。

砕蜂のかわいさは砕蜂が担い、砕蜂のポンコツ具合と無能ぶりは大前田が上手く捌いているように思えますね。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?