【BLEACH】四楓院夜一は死亡した?最終決戦からのその後の安否

BLEACH屈指の最強女性キャラ「四楓院夜一」はその美貌もさることながら、強者との戦闘シーン、お色気描写、笑いどころ等々、全編を通し多岐にわたるジャンルで活躍していました。

しかし、これまで能力の底を見せていなかった夜一を苦しめた千年血戦編でのアスキン・ナックルヴァール戦に於いて、夜一の死亡説がまことしやかに囁かれる事になったのです。

そこで、

  • 四楓院夜一の死亡説とナックルヴァール戦のまとめ
  • 四楓院夜一のその後について
  • 四楓院夜一の来歴や能力

以上を踏まえて、夜一についての詳細をまとめたので見ていきましょう。

目次

四楓院夜一は死亡したのか?

四楓院夜一の死亡説が浮上したのは、千年血戦編で戦ったアスキン・ナックルヴァール戦後でのことで、結論から言えば夜一を含めナックルヴァールと戦ったキャラクターは全員生存しています

先ず夜一が参戦した経緯として、霊王宮にてユーハバッハの親衛隊ナックルヴァールが一護達の前に立ちはだかり、ナックルヴァールの能力「致死量」で作り出した毒入りプールなる霊子中毒を引き起こす領域に鎖された一護や茶渡たちが戦闘不能に陥ると、夜一は颯爽と一護たちの窮地に現れナックルヴァールと対戦することになるのです。

それでは夜一とナックルヴァールの戦いがどうなったのか見ていきましょう。

四楓院夜一vsアスキン・ナックルヴァール①

  • 原作72巻656話から657話

あくまで致死量を操作して相手を倒すスタイルを貫くナックルヴァールは、一護達を霊子中毒状態にしたあともすぐに止めを刺さず自身が空腹になるまで待ちぼうけしており、そこへ夜一が「相手が動けなければ首でも絞めればいい」と突如背後から進言したことで戦闘が始まります。

距離を取った後、夜一は瞬閧を解放、すかさずナックルヴァールも神聖弓を解放し何発か矢を射るものの、その内の一本を掴み取った夜一が投げ返し、ナックルヴァールの左肩を撃ち抜きました。

そして、先を急ぐと宣言した夜一は「瞬閧・雷神戦形」を解禁し展開した雷が落雷のように天から降り注ぎ、ナックルヴァール諸共戦場を破壊し尽くすのです。

そのついでに織姫を救助すると、織姫に自身の治療を施した後一護や茶渡を治療するよう言い渡し、夜一はナックルヴァールの死体を確かめようとしたところ、突然夜一の実弟である四楓院夕四郎が抱き着いてきました。

四楓院夜一と夕四郎vsアスキン・ナックルヴァール

  • 原作72巻657話から658話

他の護廷の隊長達と共に霊王宮に来ていた夕四郎は、霊王宮到着後すぐに夜一の霊圧を感じ取り駆けつけたと言います。

そして、夜一の「瞬閧・雷神戦形」をまともに受けたにもかかわらず若干火傷が目立つ程度で立ち上がったナックルヴァールを一瞥した夜一は、一護達を先に進ませ姉弟でナックルヴァールと戦うためその場に残りました。

ナックルヴァールが夜一の技を「ライジング何とか」と口にした途端、夕四郎は敬愛する夜一をバカにするなと躍り出て一発顔面を殴打すると、殺気に溢れた殴打の猛襲を始めナックルヴァールをタコ殴りにし始めるのです。

見た目に反した強さにおどけたナックルヴァールの制止に耳を貸さず、夕四郎は「瞬閧・爆炎無双」を解放し、その名の通り大爆発を発生させナックルヴァールを焼き尽くすのでした。

しかし、夕四郎の爆炎無双を受けてもナックルヴァールは火傷程度で済んでおり、このことを「致死量」の能力で指定した物質を取り込んで操作したことで免疫を上げたと説明し、免疫のついた四楓院姉弟の霊圧ではもう倒せない状況に陥ったと言うのです。

そのことを示すように夕四郎の殴打をあえて回避せず受けて見せ、神聖滅矢で夕四郎の胸部を貫き瀕死に追いやりました。

四楓院夜一vsアスキン・ナックルヴァール②

  • 原作72巻662話

ナックルヴァールが織りなす「毒入りボール」を受けた夜一は地面に這いつくばり辛うじて呼吸をするのが精一杯の状態で、神聖滅矢で致命傷を負った夕四郎もこのままでは死亡する寸前へと陥っていました。

その窮地に姿を現したのはユーハバッハが認めた特記戦力の一人浦原喜助なのです。

浦原は動けない夜一に免疫強化剤を注射し5分間という制限があるものの自由に活動できるよう処置を施し、体制を整えさせます。

しかし、再び夜一が「瞬閧・雷神戦形」を解放しようとしたところナックルヴァールの邪魔が入り、強烈な打撃が夜一の鳩尾をとらえ蹲るのですが、遠く離れた場所で何やら浦原が紙芝居的な画用紙に「これをめくったら変身します」と書き記し夜一の注意を引くのです。

そして、浦原が画用紙を捲った瞬間、夜一の中心地に巨大な霊圧の解放が巻き起こり、霊圧にあてられたナックルヴァールはたまらず距離を取るのですが、発生源に居た夜一の姿が雷を纏った猫のような姿へ変貌し、四足獣の如く舌を出し身構えていました。

四楓院夜一vsアスキン・ナックルヴァールの決着
  • 原作72巻663話

夜一は「瞬閧・雷獣戦形・瞬霳黒猫戦姫」という一秒に四十八回霊圧が変化する猫のような気まぐれな形態へ変貌し、ナックルヴァールの免疫獲得が間に合わないよう対応するのです。

一度受けた攻撃を解析し致死量を操作することでどんな攻撃をも無効化してしまうナックルヴァールも、この変化する霊圧の猛襲には対処が遅れてしまい、夜一の瞬霳黒猫戦姫が繰り出す雷の連撃の前に呑み込まれるのでした。

そして、ナックルヴァールを仕留めたところで5分が経過し、再び中毒症状に苦しむ夜一はそのまま戦線離脱することになります。

ナックルヴァールは浦原喜助とグリムジョーが倒す
  • 原作72巻663話

夜一の瞬霳黒猫戦姫はナックルヴァールを倒すに至らず、ナックルヴァールはすぐに完聖体となって回復し復活を遂げますが、中毒症状でダウンした夜一に代わり浦原がナックルヴァールと戦う事になります。

無数の手数を持つ浦原ですが、ナックルヴァールの本気に劣勢へ持ち込まれてしまい、遂に卍解を解禁することで形勢逆転し、グリムジョーの助けを借りてナックルヴァールを仕留める事に成功しました。

  • 原作73巻666話

しかし、ナックルヴァールの死後、より強まる毒の領域に取り残された夜一達はその場で全員倒れてしまうのです。

四楓院夜一たちはナックルヴァール戦後死亡したのか?

  • 原作73巻666話

ナックルヴァール戦後、使用者自身が制限をかけていた枷が解かれたことで毒の領域は一層濃さを増してしまい、勝者であるにもかかわらず浦原喜助やグリムジョー、そして四楓院夜一もそのまま毒の領域の中で倒れてしまいました。

しかし、安心してください、全員生きています

ナックルヴァールを倒した原作73巻666話にて、予め浦原が予測して毒の領域外に待機させていたネリエルが浦原の卍解で繋げた通路を使い救出しに行く姿が描かれているのです。

ただ、このような決定的な生存の伏線があるにも関わらず夜一や浦原達の死亡説が唱えられたのには理由があるのです。

四楓院夜一たちに死亡説が流れた理由

夜一達の死亡説は、ナックルヴァール戦後から最終回にかけて一度も登場しなかったという単純な事実から提唱された説なのです。

確かにネリエルが救助に向かう描写を差し込んでいるのにも関わらず、わりと初期から主人公である一護達を支えてきた夜一達が終戦後や10年後の最終回にも登場しないのはかなり不当な扱いでしょう。

そのため、ネリエルの救助が間に合わず死んだのではと考察されてしまう要因となりました。

四楓院夜一の生存とその後の状況

夜一たちの死亡説が完全に廃れたのは、小説「bleach can't fear your own world」で普通に登場したことがきっかけとなります。

小説では見えざる帝国の侵攻後、ユーハバッハを討伐した後の尸魂界の現状が綴られており、そこでグリムジョーなど破面勢の生存なども触れられていました。

そして、夜一もまた四大貴族の議会にまだ幼い夕四郎の代役として出席したり、新たな敵と戦う描写も描かれているので、割とこれまで通り自由奔放に生きている事が判明しています。

また、小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」では、護廷十三隊の人材不足を機に復隊して八番隊隊長に就くか霊術院で半年に一度の特別講師を引き受けるかの二択を迫られ、隔週で白打と歩法の講師を受け持っていると本人が語っていました。

四楓院夜一のプロフィール

  • 名前:四楓院夜一(しほういんよるいち)
  • 身長:156cm
  • 体重:42kg
  • 生年月日:1月1日
  • 所属:死神
  • 声優:雪野五月(人)、斎藤志郎(猫)
  • 初登場:原作14巻(人)、原作6巻(猫)

老人のような口調が特徴的な褐色肌でスタイル抜群の美女であり、猫のように自由奔放で快活な性格、そして悪戯好きで初心な一護を色香で惑わすなどかなりユーモラスな部分が玉に瑕といった印象の女性死神です。

また、作中では一護達現世組の修行の手助けやピンチの際に助けにやってくるなど意外と面倒見の良いところや、夜一自身四大貴族の出自であり、また浦原喜助や志波空鶴と昔馴染みという背景から尸魂界やBLEACHの根幹にかかわるほど重要なポジションにいる人物でもあります。

夜一の猫形態

  • 初登場原作6巻51話

夜一は普段黒猫の姿に変化しており、そのせいで一護と出会った当初は喋る化け猫のような存在だと思われていました。

また、アニメではおっさんのような低い声だったので夜一が本来の姿に戻った時は、黒猫が美女に化けた事やその姿が裸だった事に一護同様読者もかなり衝撃を受けたものです。

つまり、夜一は猫の姿の間は普段裸で出歩いているというわけですね。

羞恥心が薄い夜一

  • 原作14巻116話

初めて一護の前で人間の姿に戻った際は当然裸であり、羞恥心もなく全裸で話を続ける様子はかなりシュール且つ刺激的なシーンでした。

そして、一護を羨む男性読者が沸いたのは言うまでもありませんね。

四楓院夜一が尸魂界を追放された理由

  • 原作36巻から37巻

BLEACHの過去編である110年前の話で、夜一が元隠密機動総司令官および同第一分隊「刑軍」総括軍団長であり、護廷十三隊二番隊隊長だったことが判明します。

当時から自由奔放な性格で頭の固い中央四十六室の賢者や裁判官などに嫌気をさしていましたが、四大貴族「天賜兵装番」四楓院家22代目初の女性当主としてそれなりに従事しており、隠密機動に所属して間もない砕蜂を気に入って可愛がるなど、上位貴族だというのに飾らない人柄が好評で砕蜂や部下からも尊敬や敬愛の意を向けられ慕われていました。

ですが、110年前、当時平子が隊長を務める五番隊の副隊長として暗躍していた藍染惣右介の虚化実験による魂魄消失事件を発端に、後に仮面の軍勢を名乗る平子達を虚化させたという冤罪を吹っかけられた浦原喜助、そして虚化被害に遭った平子達を逃がす為に夜一は四大貴族や司令官などの地位を捨て、浦原達と共に現世へ逃亡したのです。

その結果、夜一は中央四十六室から「追放罪・浦原喜助の逃走幇助及びその露見を恐れての失脚」と「それにより隠密機動総司令官職及び刑軍統括軍団長職から四楓院夜一を永久除籍する」という罪状が下されました。

夜一と砕蜂の確執

  • 原作19巻159話

110年前の事件において、藍染の鏡花水月を警戒し誰も信用できなかった事や、四十六室の決定が下される等の流れの速さから急務だったため、夜一は誰にも告げず尸魂界から姿を消したのですが、何も告げられず裏切られたと感じた砕蜂は再会を果たすまで夜一の事を憎み続けることになりました。

しかし、ルキア奪還編にて夜一は砕蜂と再会を果たし、砕蜂が夜一を恨む気持ちから一時は本気で戦うことになるものの、砕蜂がこれまでため込んでいた心の内をさらけ出したことで和解し晴れて仲直りするのです。

ただし、これまで夜一不在の鬱憤が溜まっていたのか、和解後の砕蜂は過去部下として仕えていた時に増して夜一を崇拝しており、夜一が話に絡むとポンコツ具合に磨きがかかるのでした。

また、ルキア奪還編で藍染の謀反が発覚した際、夜一と砕蜂はかつて共に修行した賜物か110年ぶりだというのに阿吽の呼吸で連携し藍染を一時拘束したり、小説「bleach can't fear your own world」に於いても綱彌代時灘を狙う刺客を共に迎撃したりと一緒に行動する機会が増えています。

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四楓院夜一の技一覧

  • 原作14巻118話

夜一といえば白打と歩法の達人と名高い肉弾戦に特化した戦闘スタイルが特徴的です。

中でも「瞬神夜一」と名を馳せた瞬歩の速さは尸魂界でも随一で、その速さを活かして何度も一護達の窮地を救いに馳せ参じたりと、朽木白哉の瞬歩をあっさり上回る速度を見せつけます。

そして、死神に必要な斬拳走鬼の内の拳と走を極めた夜一は以下の戦法に辿りつくのです。

【完結済み】BLEACH
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夜一の「瞬閧(しゅんこう)」

  • 原作18巻158話

背中と両肩に高濃度に圧縮された鬼道を纏い炸裂させることで鬼道を己の手足へと叩きこんで戦う夜一が到達した戦闘スタイルの一つです。

鬼道を纏い炸裂するため背中と両肩の布がその余波で弾け飛ぶので、夜一や砕蜂の戦闘服は上半身の布面積が大胆に少ない作りとなっています。

夜一の「反鬼相殺(はんきそうさい)」
  • 原作19巻159話

相手の鬼道に同質・同量の逆回転の鬼道をぶつけて消滅させる技法で、作中で夜一は瞬閧を解放した砕蜂を相手に容易く反鬼相殺を行った事から、砕蜂の反感を買ってしまいました。

夜一の「瞬閧・雷神戦形(しゅんこう・らいじんせんけい)」

  • 原作72巻656話

瞬閧の強化版のようなもので、雷神をモチーフにした雷太鼓を象った雷を背中に纏わせた形態へと変貌し、雷太鼓の霊圧を右手に集中させ攻撃に転用することで落雷の如く激しい一撃を落とす事ができます。

その攻撃の規模は戦場となる地盤を広範囲に打ち砕くほどでした。

夜一の「瞬閧・雷獣戦形・瞬霳黒猫戦姫(しゅんこう・らいじゅうせんけい・しゅんりゅうこくびょうせんき)」

  • 原作72巻663話

ナックルヴァール戦で見せた雷神戦形の亜種で、解放条件は浦原喜助が関係している可能性を匂わせただけで一切不明となっています。

ひとたび解放すれば、黒い尻尾が生えて雷を象った霊圧が猫耳と手足を覆う装甲や獣のような鋭利な鈎爪の出現、そして理性を失い人語を話す事ができなくなるようです。

この形態で特徴的なのが気分屋の猫よろしく、抗原性の変化だけで流行するインフルエンザの如く霊圧が別人のように変化を繰り返すそうで、その変化数は一秒間に四十八回と浦原は語っています。

  • 原作72巻663話

ただし、この形態のデメリットとしては制御できるのが浦原喜助しかいない事や、獣化した夜一の気分でしか戻れない事にあり、作中ではほぼ全裸に霊圧を纏っただけの恰好をした夜一が猫のように浦原に駆け寄り頬を舐める様は男性読者を釘付けにさせたことでしょう。

そして、できればこの状況を砕蜂に見せてあげたいと思ったことでしょうね。

四楓院夜一の斬魄刀は不明

夜一は当初の設定では護廷十三隊に所属しておらず斬魄刀も持っていないとされていましたが、物語が進むに連れて護廷所属の死神だったと語られ、最終的には小説「bleach can't fear your own world」にて斬魄刀を持っている事が判明したのです。

四大貴族は伊勢七緒の神器のように、使用者を当主に限定した代々引き継がれる斬魄刀が存在するので四楓院家にも同様のものが存在すると思いますが、小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」で夜一に復隊の話を持ち掛けられる文があることから、過去に護廷十三隊に所属している設定が明確となりました。

ただ、設定上護廷を退く際に斬魄刀は返納するようですが、藍染の計略に巻き込まれる形で尸魂界を追放された夜一は当然ながら返納する暇もなく未だ持参している筈であり、現に斬魄刀を持っていると判明しているので今尚夜一自身が所持しているのは間違いありません。

とは言え、夜一が斬魄刀を使う描写は今のところ存在しないので、その名前や能力などは一切不出となっています。

四楓院夜一の活躍は大体助っ人として?

ここまで夜一について紹介してきましたが、お察しの通り夜一の活躍の殆どは一護や仲間が窮地に陥った際に登場する助っ人役、セーラームーンで言えばタキシード仮面的支援キャラに近い役割を担っています。

例えば、記事の初めに触れましたが、千年血戦編で一護達がナックルヴァールにやられた時にも夜一が代役として参戦し命を救っていましたね。

そんな夜一がこれまで活躍したシーンをまとめたので見ていきましょう。

夜一の尸魂界編での活躍シーン

  • 原作18巻153話

尸魂界編で登場した夜一は、未熟な一護達の師範役と尸魂界突入に際し引率として同行し何から何まで面倒を見ていたりと、まるで保護者のような立ち回りでした。

主に一護に付き添って怪我の治療や卍解の修行をつけたりと献身的なサポートをしていましたが、中でもピックアップされるシーンはルキアの処刑が始まった双極の丘での登場でしょう。

双極破壊の反乱を起こした十三番隊隊長浮竹の余波を受け、その部下で同罪と判断された十三番隊三席虎徹清音が砕蜂に拘束され殺害される寸前のところに、神風の如く駆け抜けてきた夜一が砕蜂を引き離たことで清音は助かりました。

既に護廷十三隊と因縁がありそうな夜一の背景と、夜一を知っている風な京楽や砕蜂のセリフから読者も夜一が遂に参戦するといったこの怒涛の展開に盛り上がったことでしょう。

夜一の破面編での活躍シーン

  • 原作22巻194話

破面編序章、ヤミーを連れたウルキオラが現世へ偵察に赴いた際、茶渡や織姫の窮地に一護が駆けつけるも、当時虚化に怯えていた一護は満足に力を発揮できず劣勢に立たされていました。

ですが、そこへ浦原と共に夜一が助けに現れ、夜一はヤミーの巨躯を容易くひっくり返したり蹴り飛ばしたりと手玉に取り、圧倒的な強さを見せつけます。

夜一と浦原の介入を受けウルキオラがヤミーを連れて撤退してくれましたが、この時、夜一は霊圧硬度が高いヤミーの強靭な外皮に攻撃した手足を負傷しており、後に瞬閧で攻撃しなかったことを反省していました。

藍染との戦いにも参戦
  • 原作46巻403話

破面編終盤では、藍染と対峙した一護の援軍として登場した黒崎一心や浦原喜助に続き、浦原特性の「対鋼皮用の特製手甲」を両手足に装着した夜一が一心と浦原の二人掛かりで身動きを封じた藍染へ飛び掛かり無数の殴打の雨を叩きこみ続けました。

しかし、崩玉と融合した後の藍染は進化を繰り返しより高次元の存在へと変わっていたため、ダメージを与えるに至らず数コマ後には夜一達は倒されてしまいます。

余談ですが、夜一の戦闘服が過激すぎて話に集中できないのは男性読者あるあるですね。

夜一の千年血戦編での活躍シーン

  • 原作68巻619話

破面編完結以降、死神代行消失編では登場しなかった夜一ですが、千年血戦編の原作65巻589話にて久しぶりに登場し、その際は浦原が用意した胸の露出が際どい戦闘服を着用した織姫の恰好に一護が「ちょっと出しすぎだと思う」と初心な反応を見せた事に怒っており、織姫の恋心を代弁するかのような文句の嵐を一護へ叩きつけていました。

そして、霊王宮へ到達し霊王大内裏へ足を運んだ一護達はユーハバッハと対峙するのですが、滅却師の血によって一護が結晶化した霊王を斬殺したことで戦闘が始まり、夜一は石田雨竜に肩を射貫かれたもののユーハバッハに攻撃します。

しかし、突如背後に現れたペルニダの「強制執行」の能力を受けた夜一の左腕が捻り切られるように複雑に折られていくと、夜一はユーハバッハの力で城外へと弾き飛ばされるのです。

織姫の能力で夜一は五体満足
  • 原作69巻624話

霊王宮から叩き落された夜一は、後を続くように地上へ落とされた一護達と合流しており、その時にはペルニダにやられた腕が千切れていました

しかし、再び集結した一護達と作戦会議を開く会話中に織姫の能力によって治療を受けているコマが描かれており、五体満足で復活しています。

その後は再び霊王宮へ上る手段を画策し、記事の最初に紹介しているアスキン・ナックルヴァールとの戦いへと繋がるのです。

四楓院夜一が死亡した真偽やその後のまとめ

  • 四楓院夜一はナックルヴァール戦後に毒によって倒れるが、ネリエルによって救出されて生存している
  • 四楓院夜一は最終回まで出番がないが、千年血戦編後を描く小説で登場し霊術院で隔週の講師を請け負っている
  • 四楓院夜一は四大貴族の出自であり過去に護廷十三隊に所属していたが斬魄刀の所在は不明
  • 四楓院夜一は浦原喜助同様に黒崎一護や現世組の育成に力添えする師匠的存在

四楓院夜一の死亡説が出回った最大の理由として、ナックルヴァール戦以降最終回まで出番がなかったことが要因でしたが、浦原喜助とグリムジョーがナックルヴァールを撃破した後にネリエルが全員を救助する行動を見せた描写がしっかり書き込まれている事から生存している事が予想でき、小説版で再登場することで明確に生存が確認できました。

尚、夜一を始めとする千年血戦編で加勢した浦原や破面勢のその後が描かれなかった意図は不明であり、単純にページ数が足りなかったか久保帯人先生に忘れられていたのかもしれません。

また、過去に四大貴族四楓院家初の女性当主を務めていた事や砕蜂の前任者として隠密機動総司令官と護廷十三隊二番隊隊長を兼任していた経緯から、実はBLEACHの設定の根幹に関わるほど重要な出自であるキャラクターだと判明しました。

小説「bleach can't fear your own world」で明かされた五大貴族の罪や、未だ登場していない四大貴族それぞれに継承される四楓院家の斬魄刀、そして夜一自身の斬魄刀の存在など、夜一に纏わる伏線や謎は回収しきれていないのでいずれスピンオフで語られると嬉しいですね。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?