今回は総勢29名いる星十字騎士団のメンバーの中で誰が最強で有用なのかあくまでも主観による評価をランキング形式でまとめたものになります。
判定基準としては、
- 固有能力
- 貢献度(隊長格の撃破など)
- 脅威度(攻略が難しいなど)
この三項目を重点に評価しランク付けしていますが、読者の皆様それぞれの受け取り方次第で評価が分かれると思いますので、一読者の見解として読み進めて頂ければ幸いです。
- 1 星十字騎士団の強さランキング11~29位
- 1.1 星十字騎士団ランキング同率27位~29位
- 1.2 第26位「グエナエル・リー」
- 1.3 第25位「シャズ・ドミノ」
- 1.4 第24位「ドリスコール・ベルチ」
- 1.5 第23位「BG9(ベー・ゲー・ノイン)」
- 1.6 第22位「蒼都(ツァン・トゥ)」
- 1.7 第21位「ナナナ・ナジャークープ」
- 1.8 第20位「ロバート・アキュトロン」
- 1.9 第19位「ニャンゾル・ワイゾル」
- 1.10 第18位「キャンディス・キャットニップ」
- 1.11 第17位「ジゼル・ジュエル」
- 1.12 第16位「ミニーニャ・マカロン」
- 1.13 第15位「ロイド・ロイド(弟)」
- 1.14 第14位「マスク・ド・マスキュリン」
- 1.15 第13位「エス・ノト」
- 1.16 第12位「ペペ・ワキャブラーダ」
- 1.17 第11位「リルトット・ランパード」
- 2 星十字騎士団の強さランキングTOP10!
- 3 星十字騎士団の強さランキングのまとめ
星十字騎士団の強さランキング11~29位
星十字騎士団は人数が多いので、先ずは11位~29位をざっと見ていきましょう。
星十字騎士団ランキング同率27位~29位
戦闘描写のない以下三名は考察のしようがないので問答無用で下位に位置づけしましたが、実際に戦えば上位に浮上する可能性があるので、あくまで暫定的な処置と致します。
また、以下三名は護廷十三隊の隊士を倒している描写があるものの、能力や活躍を描く前に更木剣八に瞬殺されたキャラクターです。
ロイド・ロイド(兄)
能力「貴方自身(ジ・ユアセルフ)」 | 3.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 3.0 |
脅威度 | 3.0 |
オサレ値 | 1.0 |
総合評価 | 2.5 |
- 聖文字:「Y」
- その後:剣八に敗北し死亡
双子の弟ロイド・ロイドの兄であり、姿形に加えて相手の技術と力の全てを真似る事が出来る能力を持ちますが、作中では剣八を模倣するもそれ以上に強くなった剣八によって瞬殺されました。
剣八の力の解放が急激すぎた為に敗北しましたが、相手の技術と力の全てを真似る能力からして、剣八以外を相手にしていれば最も厄介な敵になった可能性があります。
しかし、戦闘データが剣八の回想のみとなる為、必然的に同率最下位にしました。
ジェローム・ギズバット
能力「咆哮(ザ・ロア)」 | 1.5 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 1.5 |
脅威度 | 1.5 |
オサレ値 | 1.0 |
総合評価 | 1.5 |
- 聖文字:「R」
- その後:剣八に敗北し死亡
剣八の回想では大猿の様に肥大化し咆哮の衝撃で平隊士の頭を破裂させている様子が描かれている、何とも恐ろしい能力の滅却師です。
しかし、戦闘データが平隊士を一掃する描写のみとなる為、剣八に瞬殺されたジェロームの戦闘力を図る事は困難であると判定し、同率最下位に致しました。
ベレニケ・ガブリエリ
能力「異議(ザ・クエスチョン)」 | 1.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 1.0 |
脅威度 | 1.0 |
オサレ値 | 2.0 |
総合評価 | 1.0 |
- 聖文字:「Q」
- その後:剣八に敗北し死亡
能力の発動条件なのか相手に異議を唱える描写があった滅却師で、御託を並べている間に剣八に喉を抉られて殺害された噛ませ犬です。
剣八がジェロームとの戦いで聴力が芳しく無かった事から偶然「異議(ザ・クエスチョン)」の攻撃を受けませんでしたが、もしベレニケの口頭弁論を聞いていたらどうなっていたのか、非常に気になる存在でした。
しかし、剣八が偶然対処出来た様に、言葉を聞かないか、自身の聴力自体を封じる手立てがあれば充分に対応できる他、白打で瞬殺できる程度の実力なので同率最下位とします。
ただ、容姿に関してはオサレ値が高い方だと思うので、使い捨てるには勿体なかった様に思えました。
第26位「グエナエル・リー」
能力「消失点(バニシング・ポイント)」 | 1.0 |
滅却師完聖体※不明 | 0.0 |
貢献度 | 1.0 |
脅威度 | 1.0 |
オサレ値 | 1.0 |
総合評価 | 1.0 |
- 聖文字?:「V」
- 備考:グレミィの創造
- その後:グレミィに殺害され死亡
グエナエルは星十字騎士団としてカウントして良いのか悩みますが、一応瀞霊廷侵攻に参戦し、グレミィが与えた能力ですが固有能力も持っているのでランキングに参加する事に致します。
消失点は自分の存在を消したり相手の認識から外れると言った五感支配若しくは概念系の能力になり、相手を翻弄するのが得意な様ですが、草鹿やちるには距離感を誤認させる事は通用してもリーチを修正される事で対処され敗北しました。
やちるの三歩剣獣は前後に二体の斬撃が加わる物理的な能力であり、ただの斬術で対処できた経緯からグエナエルはさほど強くないと判断し、よって事実上最下位である第26位に位置付けます。
第25位「シャズ・ドミノ」
能力「生存能力(ザ・バイアビリティー)」 | 2.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 2.0 |
脅威度 | 2.0 |
オサレ値 | 1.5 |
総合評価 | 2.0 |
- 聖文字:「ϛ(聖痕・スティグマ)」
- 備考:グレミィの創造
- その後:吉良に敗北し死亡
逃げる技術開発局員を背後から攻撃する冷淡な滅却師ですが、その正体はグレミィの創造で生み出した生命体であり、ユーハバッハから特別に聖文字スティグマを授かったキャラクターです。
グレミィに与えられた「生存能力」は虚を上回る超速再生を有しており、一護に瞬殺された後も肉体の補修をして、霊子から作り出した肉体を使って自分の死体の偽装を施した後は、自分の体を実体に作り替える事でグレミィの創造から脱却しました。
「BLEACH 13 BLADEs.」では、護廷十三隊が瀞霊廷で星十字騎士団の迎撃をしている隙を狙い崩玉を得る為に四十六室を襲撃し、ナユラを負傷させた後は駆けつけた吉良と交戦する事になりますが、吉良に斬られた事で自重で沈み敗北します。
技術開発局及び四十六室の襲撃は瀞霊廷の被害に直結する為、滅却師側の貢献度は高く、グレミィに作られたとは言えその再生能力は無二なので評価は高いのですが、如何せん、星十字騎士団の中でも戦闘力が劣るのでグエナエルよりかは脅威であると言う判断基準で第25位に位置付けました。
第24位「ドリスコール・ベルチ」
能力「大量虐殺(ジ・オーバーキル)」 | 2.5 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 3.0 |
脅威度 | 2.0 |
オサレ値 | 1.0 |
総合評価 | 2.5 |
- 聖文字:「O」
- その後:元柳斎に敗北し死亡
初めてメダリオンを使用し雀部長次郎から卍解を奪った星十字騎士団の一人であり、雀部から奪った卍解を使用することで間接的に氷輪丸以外にも天候に影響する斬魄刀がある事を読者に教えてくれた滅却師です。
雀部の卍解を使用した事で元柳斎の怒りを買い瞬殺されたかませ犬でしたが、実は雀部長次郎の殺害を始め、宣戦布告の際に百名を超える平隊士を殺害し、六車との修行で隊長格に匹敵する霊圧に成長した檜佐木を圧倒する戦闘力を誇るキャラクターでした。
また、大量虐殺の能力は殺した数ほど本人が強くなっていく仕様らしいので、元柳斎と対峙せず平隊士から席官、席官から副隊長等、順序立てて力を上げていれば元柳斎に瞬殺される失態は犯さなかったのではないでしょうか。
部下から奪った卍解で上司を倒す事に愉悦し自信家だった性格とは裏腹に、相手の力量を測る霊圧知覚が疎かな部分が減点となり、第24位に位置付けました。
第23位「BG9(ベー・ゲー・ノイン)」
能力※不明 | 0.0 |
滅却師完聖体※能力不明 | 0.0 |
貢献度 | 1.0 |
脅威度 | 2.5 |
オサレ値 | 1.5 |
総合評価 | 2.5 |
- 聖文字:「K」
- その後:砕蜂に敗北後ハッシュヴァルトに処刑され死亡
装甲を着込んだ出で立ちが特徴的な全身機械仕掛けの滅却師で、右腕にはガトリング銃、内部には自在に動く触手やミサイルなどを搭載し、滅却師要素どころか最早人間なのかさえ怪しい攻撃手段を用いるキャラクターです。
装甲が固いのか本人の霊圧の高さなのかは定かではありませんが、砕蜂の無窮瞬閧をまともに受けたにも関わらずダメージは殆どなく、砕蜂相手に有利に戦闘を進めていた事から隊長格にも通用する強さを有していると窺えます。
しかし、人質を取る等の卑劣さと情報を聞き出そうとする豪胆さを併せ持っており、余裕綽綽といった性格が垣間見えたの束の間、卍解を取り戻した砕蜂の逆転の一打「雀蜂雷公鞭」を至近距離で受けてしまい敗北してしまった為、同じ雀蜂雷公鞭を受けきったバラガンよりは劣るのではないでしょうか。
ただし、後に完聖体で雀蜂雷公鞭を耐え凌ぎ、装甲を損傷させながらも自立歩行が可能な所から耐久度は高いと判明しますが、完聖体の能力を披露する事無くハッシュヴァルトによって処刑され退場しました。
砕蜂と渡り合える実力は脅威ですが、処刑の寸前の命乞いが小物臭を漂わせた事や、そもそも戦闘中に完聖体を出し惜しみして敗北した事実は愚行であると判断できるので、第23位に位置付けます。
第22位「蒼都(ツァン・トゥ)」
能力「鋼鉄(ジ・アイアン)」 | 2.0 |
滅却師完聖体※能力不明 | 0.0 |
貢献度 | 2.0 |
脅威度 | 2.0 |
オサレ値 | 2.5 |
総合評価 | 2.5 |
- 聖文字:「I」
- その後:冬獅郎に敗北後ハッシュヴァルトに処刑され死亡
中国風の名前や拳法の様な白打を使う滅却師で、聖文字の能力を使わずとも冬獅郎を圧倒し乱菊を軽々殺害できる実力があります。
愛用武器の鈎爪は構えることで霊子を放つ攻撃を繰り出す事が可能で、近接主体ながら中距離にも対応出来る様子が窺えますが、肉体を鋼鉄に変える「鋼鉄(ジ・アイアン)」の能力は凍結攻撃が主軸の冬獅郎が相手だった為に戦闘中では一切使用されず、卍解を取り戻した冬獅郎にあっさり敗北しました。
しかし、敗北後は見えざる帝国に帰投を余儀なくされ処刑が決定しますが、鋼鉄によってハッシュヴァルトの一撃を受け止める防御力の高さを見せつけます。
ただし、冬獅郎の様な自然系に続き、ハッシュバルトの概念系の攻撃を防ぎきる事は不可能な様で、処刑され退場となりました。
したがって、作中で鋼鉄の有用性が描かれなかった事や完聖体を戦闘で使用しない失態から第22位となります。
第21位「ナナナ・ナジャークープ」
能力「無防備(ジ・アンダーベリー)」 | 4.0 |
滅却師完聖体※能力不明 | 0.0 |
貢献度 | 2.0 |
脅威度 | 2.0 |
オサレ値 | 2.5 |
総合評価 | 2.5 |
- 聖文字:「U」
- その後:生存
奇抜な髪型に顔半分を覆う程のゴーグル、そして互い違いに抜け落ちた歯列が特徴的で長身痩躯な滅却師です。
「無防備(ジ・アンダーベリー)」は、相手を観測する事で霊圧配置を正確に割り出した後、U字の霊圧を飛ばすとU字から格子状へ変化して弱点を計測する事が出来、弱点が判明すれば後は急所へ更に霊子を打ち込むと暫くの間相手の霊圧を完全に麻痺させて身動きを取れなくする事ができます。
ナナナ曰く一度に数百人は観測と無効化ができると豪語していましたが、藍染相手に繰り出した際は僅か五分の間意識を飛ばす事が限界でした。
慎重すぎる性格のせいで無防備な恋次を半日観測しただけで取り逃がした失態がある他、不意打ちとは言えユーハバッハを裏切ったバズビーにやられる体たらくは否定のしようがなく、特に目立った活躍が描かれなかった点が評価を下げた為、第21位となります。
ただし、唯一藍染の行動を5分間止めた実績は誇っても良いと、ナナナの能力を直接受けた藍染が発言しているので、使い方次第では化ける可能性があるでしょう。
第20位「ロバート・アキュトロン」
能力※不明 | 2.5 |
滅却師完聖体※能力不明 | 0.0 |
貢献度 | 2.0 |
脅威度 | 2.0 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 2.5 |
- 聖文字:「N」
- その後:聖別により死亡
銃を使った老紳士風の滅却師で、能力は瞬間移動若しくは速度に関係したものだと考察されています。
戦闘力に関しては能力が不明ながら死角に居た護廷の伝令を射撃で倒す他、意識を他へ向けたとはいえ始解状態の京楽春水の一瞬の隙を突いて右目を打ち抜く実力があり、また、ユーハバッハの様に影の中から見えざる帝国の聖兵を召喚する等、何処までが固有能力なのかよく分からない滅却師でした。
終盤、ユーハバッハの聖別が始まる直前にその恐ろしさを味方に説く等して星十字騎士団の古参の様な言い回しをした後、ただユーハバッハの冷酷さを訴えたまま聖別によって死亡した惜しいキャラクターとなります。
また、京楽を相手取った実績がありながらも、修行後の白哉に瞬殺される程度の実力であった事から第20位に位置付けました。
第19位「ニャンゾル・ワイゾル」
能力「紆余曲折(ザ・ワインド)」 | 3.5 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 2.0 |
脅威度 | 2.0 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 3.0 |
- 聖文字:「W」
- その後:千手丸に敗北し死亡
ボサボサな長髪に物理的な二枚舌、そして舌足らずな喋り方が特徴的な滅却師でユーハバッハが霊王宮へ侵攻する際に帯同していた星十字騎士団の一人です。
本能で見つけた敵の攻撃を捻じ曲げる能力によって、如何なる攻撃も本体に届く前にニャンゾルを避ける様にして曲がる為、零番隊の一人麒麟寺の攻撃がユーハバッハに一向に届き得なかった描写から、その防御性が零番隊に通じる性能を見せました。
また、自ら相手に触れようとすればニャンゾルの指を避ける様に相手の体が両断されるといった攻撃性も併せ持つ為、攻守共に欠点の無い汎用性のある力です。
しかし、飽くまでも「本能で見つけられる敵」に限った能力なので、作中では千手丸が本能で認識されるより早く攻撃する事で対処しており、その攻撃を察知出来なかったニャンゾルはあっという間に敗北してしまいました。
よって、能力以外の身体能力の低さ、またその能力も万能では無かった為に第19位に位置付けます。
第18位「キャンディス・キャットニップ」
能力「雷霆(ザ・サンダーボルト)」 | 3.5 |
滅却師完聖体※名称不明 | 3.0 |
貢献度 | 3.0 |
脅威度 | 3.0 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 3.0 |
- 聖文字:「T」
- 備考:バンビーズ
- その後:生存
星十字騎士団の軍服を露出の覆いへそ出しやショートパンツに改造した口調の荒い女性滅却師です。
雷を自在に操る能力は正に縦横無尽に制御でき広範囲を焼き尽くす事も可能で、バンビエッタに次ぐ純粋な戦闘員として平隊士を討ち取っていましたが、頭に血が上りやすい性格なのが欠点であり、無策で一護に挑んだ結果返り討ちにされました。
能力で出した雷をそのまま雷型の刀として扱う事も可能で、一護とも白兵戦を結ぶ描写もある他、完聖体を習得したばかりだと言うのに使いこなしている戦闘センスが評価に繋がります。
しかし、如何せん気性の荒い性格が災いした事と相手の力量差を冷静に見極める事が出来なかった事、更に一護や白哉に手も足も出ずに大敗した事は本人の実力不足なので、攻撃性や破壊力を加味した上で第18位とさせて頂きました。
元々疲労状態だった剣八を一時戦闘不能に追い込んだ事は戦況を左右させる大金星でしたが、直後に一護に阻止された為に結果が出せなかったのが致命的でしたね。
第17位「ジゼル・ジュエル」
能力「死者(ザ・ゾンビ)」 | 4.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 3.5 |
オサレ値 | 3.5 |
総合評価 | 3.5 |
- 聖文字:「Z」
- 備考:バンビーズ
- その後:生存
ゴキブリの様な触覚髪がアクセントな黒髪の滅却師ですが、その性別は不明です。
己の血液を相手に浴びせるだけで支配下におけるゾンビ能力は厄介且つ勁烈 で、戦場で倒れた護廷隊士の死体をも再利用し戦闘に用いる非人道的な手法に多くの犠牲者が出ました。
作中では、味方のバンビエッタを始め、冬獅郎や乱菊、六車や鳳橋といった隊長格をゾンビ化させ自らの兵隊として利用していた他、多くの平隊士を殺害した戦果を上げており、星十字騎士団の中でも指折りの残忍さを持ちます。
また、ジゼル本体も刀で斬られても平然としている事、心臓を貫かれても生き永らえている事から半不死身である事が窺えるので非常に厄介な敵でしたが、マユリがジゼルの能力を解析した事で対処可能となり敢え無く撃破されてしまいました。
しかし、ジゼルの厄介さは能力ありきな為、本人の非力さを念頭に置いて第17位に位置付けます。
第16位「ミニーニャ・マカロン」
能力「力(ザ・パワー)」 | 3.5 |
滅却師完聖体※名称不明 | 0.0 |
貢献度 | 3.5 |
脅威度 | 3.5 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 3.5 |
- 聖文字:「P」
- 備考:バンビーズ
- その後:生存
長身で豊満な肉体美を持つおっとりとした性格の女性滅却師で、意外と思った事を口走るのが特徴です。
能力は「力(ザ・パワー)」とシンプルなものですが、その破壊力は石造りの家屋を軽く持ち上げては投げ飛ばす事ができる程で、修行後の白哉に瞬殺される事もなく戦えるだけの実力があると判明する他、同胞のリルトットからも実力を買われています。
平隊士を多く討ち取っていましたが、敵味方見境なく攻撃するペペの「愛」による洗脳を受ける他、能力を感知或いは回避できなかった事実が減点となり、その後も操られていた事からペペの様な概念系能力に抗う術を持ち合わせていないと言う理由から第16位に位置付けました。
ただ、ミニーニャの全力は筋肉ゴリラの様に肥大化するらしいので、全力を解放した状態であればもう少し順位や脅威度は上がりそうですね。
第15位「ロイド・ロイド(弟)」
能力「貴方自身(ジ・ユアセルフ)」 | 3.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 3.5 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 3.5 |
- 聖文字:「Y」
- 備考:双子の弟
- その後:元柳斎に敗北後ユーハバッハに殺害され死亡
剣八に殺害されたロイドの双子の弟で、相手の姿形と記憶・精神の全てを真似できる能力を有し、作中ではユーハバッハに成りすまして元柳斎の足止めを担っていた立役者です。
力や技術を真似る兄と違ってユーハバッハの記憶と精神を模倣しただけで剣八を撃破した猛者であり、始解状態の元柳斎と互角に打ち合った実力者でしたが、元柳斎の卍解には流石に対抗手段が無く敢え無く敗北しました。
しかし、エス・ノト等他の星十字騎士団を一掃した業火を耐えている描写がある為、弟のロイドの実力は星十字騎士団の中でも上位である事が窺えます。
ただ、元柳斎の足止めを一任されたにしては、ユーハバッハに一言賞賛されたとはいえ君主の手で無慈悲に葬られてしまった最後は可哀想なものであり、ロイド自身に落ち度が無い為、総合的な実力と貢献度から見ても第15位が妥当ではないでしょうか。
第14位「マスク・ド・マスキュリン」
能力「英雄(ザ・スーパースター)」 | 3.0 |
滅却師完聖体※名称不明 | 3.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 3.5 |
オサレ値 | 2.0 |
総合評価 | 3.5 |
- 聖文字:「S」
- その後:恋次に敗北し死亡
レスラーの様な覆面を被った筋骨隆々な滅却師で、何故か作中では唯一肉弾戦を主体に戦闘する謎に包まれたキャラクターです。
一度目の侵攻では恋次をドロップキックでワンパンする他、二度目の侵攻では一角と弓親に檜佐木を戦闘不能まで痛めつけ、更に救援に来た六車と鳳橋を圧倒し重傷を負わせる等、星十字騎士団の中でも多くの席官や隊長格を撃破した戦果を挙げています。
能力の「英雄(ザ・スーパースター)」は付人のジェイムズのエールを受ける度にパワーアップする仕組みで、自らを英雄として正義の味方の様な口頭を得意としていましたが、激情に駆られると一気に暴君の様な口の悪さと悪人面に変貌し、力でねじ伏せようとしました。
しかし、修行後の恋次に手も足も出ずに敗北し、卍解によって消し炭となり死亡します。
戦果は中々貢献度が高いですが、実力的には星十字騎士団の中でも中位であると考えられるので第14位とさせて頂きました。
ただ、付人のジェイムズが存命であればどこまでパワーアップ出来るのかは気になる所です。
第13位「エス・ノト」
能力「恐怖(ザ・フィアー)」 | 4.0 |
滅却師完聖体「神の怯え(タタルフォラス)」 | 3.5 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 3.5 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 4.0 |
- 聖文字:「F」
- その後:ルキアに敗北し死亡
長髪で棘を装飾した黒マスクで口許を隠した死相を纏った滅却師で、言葉遣いが少したどたどしいのが印象的な不気味なキャラクターです。
過去に聖別を受けた事で死にかけたという経歴から死を誰よりも恐れており、恐怖を伝播させる光の棘を使って相手の恐怖心を掻き立て精神的に発狂させる能力を持ちます。
一回目の侵攻で多くの隊士を発狂させ殺害すると共に、恋次の攻撃を静血装で防ぐ他、白哉の卍解を掠奪しそのまま戦闘不能の危篤状態まで追い込んだ実力を見せつけました。
星十字騎士団の中でも異質なオーラを纏いホラーテイストな印象を植え付け、恐怖によって戦場を蹂躙していく描写は作品を盛り上げたに違いありませんが、残念ながら恐怖心を脱却した格上には能力が通用しない他、修行後の白哉に圧倒され、ルキアに敗北するといった最期を迎えた為、中盤で退場します。
よって隊長格に匹敵する実力ながら修行後に超越者となった白哉達には実力的に劣る為、第13位に位置付けました。
第12位「ペペ・ワキャブラーダ」
能力「愛(ザ・ラヴ)」 | 4.0 |
滅却師完聖体「神の情愛(グドエロ)」 | 4.0 |
貢献度 | 3.0 |
脅威度 | 4.0 |
オサレ値 | 2.0 |
総合評価 | 4.0 |
- 聖文字:「L」
- その後:マユリのゾンビ部隊に敗北後リルトットに殺害され死亡
笊の様な入れ物に座り浮遊し目玉の付いた錫杖を持つ肥満体系の滅却師で、女性滅却師に嫌われる他、ナックルヴァールをしてバケモノと呼ばれるキャラクターです。
有機物を支配下に置ける「愛」の能力はかなり強力で、光線に当たった相手を無自覚に従属させ操る力で檜佐木を操作し白哉と敵対させる事で仲間割れを起こした他、その場に居たミニーニャも操りリルトットと同士討ちを狙いました。
斬魄刀も意志がある事から有機物と見なす為、ペペの脅威性は格段に上がったものの、本人の戦闘能力は星十字騎士団の中でも相当低いのか既にゾンビとなり主従関係を契約された六車や鳳橋には能力が通用せずあっという間に撃破された後、手柄の為に裏切った事の粛清としてリルトットに捕食される最後を迎えます。
手柄の為に仲間を裏切り妨害する行為は言語道断でマイナス評価となり、更に本体の軟弱さが際立った事から驚異的な能力がありながらも第12位に位置付けました。
ですが、ジゼルのゾンビにも「愛」は有効であると発言と、ナックルヴァールから「バケモノ」評価を得ている事実から星十字騎士団の中でも実力が高い事は確実です。
第11位「リルトット・ランパード」
能力「食いしんぼう(ザ・グラタン)」 | 4.0 |
滅却師完聖体※名称不明 | 0.0 |
貢献度 | 3.0 |
脅威度 | 4.0 |
オサレ値 | 2.5 |
総合評価 | 4.0 |
- 聖文字:「G」
- 備考:バンビーズ
- その後:生存
小柄で少女風の口の悪い女性滅却師ですが、バンビーズの中では情報通であり司令塔としても優秀且つ冷静沈着で物事を見極めるに長けた審美眼を持ちます。
普段は大ぐらいでやる気を一切感じさせない脱力系女子ですが、ユーハバッハの指令には従順で、警戒対象である特記戦力の撃破にも積極的に動いており、バンビーズと共に剣八を一度戦闘不能に追い詰めました。
修行後の朽木白哉相手にも怯まず挑みやられる事なく対峙していた実力から戦闘力は星十字騎士団の中でも上位であると断定できますが、「食いしんぼう」の能力で敵を生きたまま捕食する様は可愛らしい少女の外見からかけ離れた残忍な光景となっています。
また、食べた相手の能力は胃袋で消化するまで本能的に理解して行使できる仕組みで、ユーハバッハを裏切った後はペペの能力で討ち取ろうと考えたものの通用するに至りませんでした。
リルトット自体は確かに強いですが、本人自身も相手の実力を分析する事に長けている為、単純に白哉や一護といった格上には単騎で勝てる要素が無ければ無理に挑まない姿勢が窺えるので、第11位に位置付けます。
星十字騎士団の強さランキングTOP10!
ここからは滅却師完聖体のチート性や能力自体のチート性が良い意味で目立つ為、殆どのキャラクターが高評価になるので大差はありません。
それではチートに次ぐチート達の栄えある上位10名を見ていきましょう。
第10位「キルゲ・オピー」
能力「監獄(ザ・ジェイル)」 | 4.5 |
滅却師完聖体「神の正義(ピスキエル)」 | 3.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 4.0 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 4.0 |
- 聖文字:「J」
- 備考:狩猟部隊統括狩猟隊長
- その後:グリムジョーの奇襲を受け死亡
正に星十字騎士団の模範的な軍服と思想を象徴した様なチュートリアルな滅却師で、テクノカットと丸眼鏡そして圧倒的な強者の貫禄を見せつける相手を敬った言葉遣いは序盤で登場し退場したにしては記憶に残るキャラクターでした。
滅却師の固有能力である血装や滅却師完聖体といった特異なものをふんだんに使用し、且つ、ハリベルの従属官3獣神を相手取った後に一護を始めとする現世組、そして浦原喜助を一人で足止めした滅却師側最大の功労者ではないでしょうか。
また、霊子の集束を極限に高めた聖隷や、アヨンを取り込んで物理的にパワーアップするの能力、更に首の骨が折れても再生する凡そ人間とは思えない生命力は驚愕ものです。
破面側の従属官5名とアヨンを撃破し、特記戦力の黒崎一護を「監獄(ザ・ジェイル)」に閉じ込め黒腔に幽閉、加えてもう一人の特記戦力浦原喜助を負傷させる等、一人でこれ以上ない活躍を見せつけた実力者でした。
最終的にはグリムジョーの奇襲で殺害されたものの、メダリオンで掠奪できなかった異質の卍解を使う一護を足止めし続ける事が出来たのは、ユーハバッハが自ら選定したキルゲの能力や実力があっての事でしょう。
よって、キルゲを星十字騎士団ランキング第10位に位置付けます。
ただ、孤軍奮闘で無ければもう少し活躍できたのではと誠に惜しいキャラクターでした。
第9位「バンビエッタ・バスターバイン」
能力「爆撃(ジ・エクスプロード)」 | 4.5 |
滅却師完聖体※名称不明 | 4.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 4.0 |
オサレ値 | 3.5 |
総合評価 | 4.0 |
- 聖文字:「E」
- 備考:バンビーズ
- その後:狛村に敗北後ジゼルに殺害されゾンビ
少女ながら色気があり美人とお墨付きの女性滅却師で、癇癪持ちな性格と欲求不満になるとイケメンの男性滅却師を殺害して発散するちょっと恐ろしい性癖の持ち主です。
「爆撃(ジ・エクスプロード)」は、バンビエッタから飛ばされた霊子に触れたモノを爆弾に変え爆破する能力で、その特性上防御不可である攻撃は一撃でも被弾すれば大ダメージ若しくは戦闘不能に追い込まれる驚異的な威力を誇っています、
滅却師完聖体状態では更に弾幕を増やす事が可能になる他、翼が生える事で縦横無尽に空中を滑走し絨毯爆撃に近い破壊力を持つ他、周囲の被害を無視すれば全方位を爆撃する事が可能な為、一体多数の状況下でも圧倒的優位性を保つ事が可能です。
狛村の卍解を掠奪し、平子を一撃で戦闘不能に追い込んだ戦闘力、そして多くの平隊士を爆撃で蹂躙したバンビエッタの活躍は大きな貢献度となりましたが、人化の術を会得した狛村によって追い詰められた結果、自らの爆撃を至近距離で受けるといった自滅に陥れられ撃沈し、戦闘不能になった所をジゼルによって殺害される最後を迎えます。
バンビエッタの戦闘力は申し分ないものですが、プライドの高さから内部に敵を作りやすい性格が災いし戦場で孤立した事実は自業自得且つマイナス評価となる為、第9位に位置付けました。
星十字騎士団は基本的に自分本位ですが、もう少し味方と連携できれば能力を活用した違った立ち回りが可能だったのではないでしょうか。
第8位「バズビー(ハザード・ブラック)」
能力「灼熱(ザ・ヒート)」 | 4.5 |
滅却師完聖体※名称不明 | 0.0 |
貢献度 | 4.5 |
脅威度 | 4.5 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 4.5 |
- 聖文字:「H」
- その後:ハッシュヴァルトに敗北し死亡
鶏冠の様な立派なモヒカンとピアスが特徴的な男性滅却師で、ガキ大将が大人になった様な傲慢で勝気な態度が目立つ攻撃的なキャラクターです。
瀞霊廷侵攻時開幕に吉良を始めとする三番隊の席官を瞬殺した機動力を持ち、元柳斎に焼き尽くされたナナナとエスノトを自らの炎で相殺させ救助した高水準の炎能力を有するかなり戦闘力の高い滅却師でした。
二度目の侵攻では、卍解がない状態とは言え冬獅郎と乱菊を手加減した状態で圧倒し、その手加減した炎で護廷隊士を蹂躙した実績があります。
しかし、実力は確かなのですが直情的で自分の認めた者にしか従わない素行の悪さが目立った為、石田への反発心や同胞との戦果の奪い合いに致命傷を与える卑劣さと協調性の無さ等、目に余る行動がマイナス評価へ繋がると共に、ハッシュヴァルトとの戦闘により星十字騎士団の最上位とは雲泥の差がある事が窺えた為、第8位に位置付けました。
第7位「石田雨竜」
能力「完全反立(アンチサーシス)」 | 5.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 1.0 |
脅威度 | 4.5 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 4.5 |
- 聖文字:「A」
- 備考:ユーハバッハの後継者候補
- その後:生存
第7位は皆さんご存知、一護達現世組の仲間の一人石田雨竜です。
石田は9年前の聖別を生き残ったという未知の期待からユーハバッハの後継者として見えざる帝国に加入させられましたが、その真意は内部に入り込んでユーハバッハを討つ事にあり、一護達に話せば無茶をするのが目に見えていた為一人敵地へと潜り込んだ経緯を持ちます。
その為、これといって尸魂界側の脅威足る被害はありませんでしたが、ユーハバッハに授かった聖文字と「完全反立(アンチサーシス)」の能力がチートすぎたせいで、ハッシュヴァルトから陛下の脅威になるかもしれないと評価されると言った、まさかの滅却師側での脅威度が高いのです。
完全反立は指定した2点の間で既に起きた出来事を逆転させる能力で、ハッシュヴァルトとの戦いでは圧倒的な戦闘能力差にも関わらず石田は負傷した傷を逆転させる事で無敵に近いハッシュヴァルトに傷を与えました。
しかし、ハッシュヴァルトの「世界調和」とは相性が悪い為、彼が危惧する様な結果にはならず、結局はユーハバッハの聖別による予測不可能な援護射撃を経てハッシュヴァルトを倒すことが出来たのです。
石田が貢献した事は、強いて言えば一護のメンタルを一時的に削っていた事でしょうか。
ただし、石田が本気で滅却師側についた場合、完全反立を突破できる手立てが一撃で屠るか行動不能にする事くらいしか思いつかない他、一護にとって最も戦いづらい相手となる為、最も厄介な敵且つ強大な戦力となっていた事でしょう。
第6位「グレミィ・トゥミュー」
能力「夢想家(ザ・ヴィジョナリィ)」 | 5.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 4.5 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「V」
- その後:剣八を前に自戒し死亡
第6位は、フードを被った自信家の少年滅却師で自称最強の星十字騎士団であるグレミィです。
自分が想像したことを実現させる能力「夢想家(ザ・ヴィジョナリィ)」は、もはやどの漫画作品でも攻略不可であろう最強能力と言っても過言ではないもので、作中では相手の骨をクッキーに変えて歩くだけで骨折させたり、相手の周囲を宇宙空間にして臓器を破裂させる等異次元な攻撃を展開するのですが、中でも相手の死を望んだだけで殺害した際にはもう何が何やらやりたい放題だなと感じました。
グレミィは手綱を取れないその危険な思考からユーハバッハ自ら一度目の侵攻時には銀架城に軟禁しており、滅却師側からも危険視されるお墨付きです。
しかしながら、こんなチート能力があるのにも関わらず、剣八と同じ強さを想像した為に自身のキャパシティ足りず自壊するといった何とも言えない幕引きをした事から、剣八の素質に気圧された形は残念な最期でした。
ただし、剣八が我慢強いだけで攻撃自体は有効であり、事実グレミィによるダメ―ジの蓄積が剣八が一時的に戦闘不能になった直接の原因である為、グレミィが自称する様に星十字騎士団の中でも異質且つ規格外に強かった事が窺えます。
また、相手の死を意識しただけで殺せるのならば、大抵の死神はグレミィに歯が立たないでしょう。
第5位「ペルニダ・パルンカジャス」
能力「強制執行(ザ・コンパルソリィ)」 | 5.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 4.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 4.5 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「C」
- 備考:親衛隊、霊王の左腕
- その後:ネムの強制細胞分裂加速器官を取り込み自滅し死亡
第5位は、霊王の左腕であり、自身も左腕を肉体とした異質な滅却師ペルニダです。
何といっても自分の神経を打ち込んだ相手を小さな血の塊になるまで折り畳み続ける「強制執行(ザ・コンパルソリィ)」は、脅威を通り越して異様かつ猟奇的で、初めて目にした読者は誰もがコイツとは戦いたくないと感じた事でしょう。
勿論、滅却師として神聖滅矢も使用可能であり、その攻撃自体に強制執行を付与する事で着弾と同時に神経操作で殺害出来る他、外しても神経を飛ばして進行方向を切り替えるセルフ誘導が実現できます。
ペルニダの功績は零番隊を殺害した他、尸魂界の最高戦力と最高頭脳を誇る剣八とマユリを戦闘不能に陥れた事でしょうか。
また、複雑な能力故に初見で見破る事が非常に難しく、ペルニダの神経は矢の様に飛ばす事も可能なので遠距離にも強い上、白兵戦に於いては自ら神経に飛び込む様なものなのでペルニダに勝てる死神はそう多くはないでしょう。
第4位「アスキン・ナックルヴァール」
能力「致死量(ザ・デスディーリング)」 | 5.0 |
滅却師完聖体「神の毒見(ハスハイン)」 | 5.0 |
貢献度 | 5.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 5.0 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「D」
- 備考:親衛隊
- その後:グリムジョーに心臓を取られ死亡
第4位は、「致命的」が口癖で最も思慮深く身長な性格の滅却師アスキン・ナックルヴァールです。
「致死量(ザ・デスディーリング)」はアスキンが摂取した物質を計測し致死量へと操作する事で猛毒に変換できる能力で、例えば血液や体内に存在する物質そして霊圧そのもさえ致死量に至る毒へと変換する事で相手を死に至らしめる事が出来ます。
中でも広範囲を覆う領域型の毒エリア「毒入りボール」は、霊子を指定する事で領域内に踏み入った相手を霊子中毒に陥らせ戦闘不能にする他、戦いの中ではその領域範囲を拡大し、より大きく強力なものに変異させました。
また、「致死量(ザ・デスディーリング)」を保有している為か元々の生命力も他の親衛隊よりも高く、王悦の攻撃には唯一即死せずに生き残っています。
アスキンの貢献度は、霊王宮にて黒崎一護の一行を一人で足止め及び戦闘不能にした実績であり、中でも浦原や夜一と言った作品内の強キャラと連戦しているのにも関わらず全て返り討ちにしている所は非常に高い評価ではないでしょうか。
更に、アスキンの死後も濃度を増す「毒入りボール」は、彼の死後も浦原達を確実に死に至らしめる効果があった為、星十字騎士団の中でも足止めと言う一点に於いてはキルゲに並ぶ立役者です。
しかし、かなり慎重な性格が災いし、戦闘行為自体にも積極的ではない性格から余計な戦いからは逃げる癖があり、ヒートアップに時間が掛かるタイプなのでその点がマイナス評価に繋がる為、第4位となります。
第3位「リジェ・バロ」
能力「万物貫通(ジ・イクサクシス)」 | 5.0 |
滅却師完聖体「神の裁き(ジリエル)」 | 5.0 |
貢献度 | 5.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 5.0 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「X」
- 備考:親衛隊
- その後:七緒の八鏡剣に敗北し分裂、吉良に討伐され死亡
第3位は、左目を閉じた狙撃手リジェ・バロです。
自らをユーハバッハの最高傑作であり神にもっとも近いと自称するだけあり、「万物貫通(ジ・イクサクシス)」は射線上にあるあらゆる遮蔽物を霊子の弾で貫通させると言った能力は、作中で誰一人防ぐ事の出来なかった攻撃力を持ちます。
その威力は貫通力の極致であるかのようにただ穴が空くもので、京楽を以てしても射線上に入れば防ぐ手立ては無く肉体を貫通させられており、王悦もこの能力の餌食となり胸を射貫かれて殺害されました。
また、一度の戦闘で三度眼を開いた場合のみ以降眼を開いたまま戦う事が認められているらしく、両眼を開いた状態ではいかなる武器での攻撃も「万物貫通」の真髄によって体を貫通するため攻撃が通用しなくなります。
リジェはそのチート能力によって、王悦を始め、檜佐木等の席官クラスも一撃必殺で射止めており、京楽を戦闘不能にまで追い込んだ実力者ですが、七緒の八鏡剣の力の前では神の力をそのまま跳ね返されて自滅し、瀞霊廷中に分裂した後は吉良によって討伐されました。
因みに、「チョコラテ・イングレス(だるまさんがころんだ)」とスペイン版の遊び名を発言したり、霊子化したて鳥の様に変異した後も「罪深き者を見続けると目が乾く」等の名言を幾つか作り出した事から、ネタ的な意味でも一人で多くの流行語(BLEACH内において)を生み出した功績を持ちます。
第2位「ジェラルド・ヴァルキリー」
能力「奇跡(ザ・ミラクル)」 | 5.0 |
滅却師完聖体「神の権能(アシュトニグ)」 | 5.0 |
貢献度 | 5.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「M」
- 備考:親衛隊、霊王の心臓
- その後:ユーハバッハの聖別により死亡
第2位は、西洋の剣闘士を彷彿とさせる恰好をした豪快な滅却師ジェラルド・ヴァルキリーです。
最大・最強・最速の滅却師と自負するに値する能力「奇跡(ザ・ミラクル)」を有し、傷を負ったものを神の尺度へ交換する事でより強く、より巨大に変化し、最終的には十刃のヤミーを超える巨人へと変貌を遂げました。
ジェラルドの厄介さはまさに「奇跡(ザ・ミラクル)」であり、如何なる攻撃も能力が発動する度に回復すると共に巨大化するので、物理的にジェラルドの破壊力が増していく仕組みがどうしようも無さを演出しています。
巨大化した後はただの殴打や足踏み一つが通常サイズの死神にとって致命傷となる他、霊王宮の地盤を踏み抜く事で歩く災害となっており、平子や他の隊長格を一撃で撃退していきました。
巨大化した後のジェラルドは、剣八・白哉・冬獅郎の三名の共闘を以てしても完聖体を引き出すまでが手一杯であり、隊長3名の卍解を連続で叩き込む事で漸く撃破したかと思えば完聖体から霊子化へと推移し、最早倒す手立ての無い正真正銘のバケモノへとランクアップしたのです。
しかしながら、戦闘も佳境に入った頃、ユーハバッハが聖別を発動した為、ジェラルドは霊子を全て吸い上げられた事で骸骨となり死亡し、呆気なく退場しました。
ジェラルドは他にも霊王の心臓であると言及されていた為、ユーハバッハが聖別で撃破しなければ一体どれほどの被害が尸魂界に及んでいたのか想像できないもので、ジェラルド単体の脅威性は星十字騎士団の中でも一二を争う事でしょう。
第1位「 ユーグラム・ハッシュヴァルト」
能力「世界調和(ザ・バランス)」 | 5.0 |
滅却師完聖体※未出 | 0.0 |
貢献度 | 5.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「B」
- その後:ユーハバッハの聖別により死亡
栄えある第1位は、星十字騎士団団長及び最高位であり、金髪ロングのイケメン滅却師ユーグラム・ハッシュヴァルトです。
あらゆる不運を相手に分け与える「世界調和(ザ・バランス)」の能力は、石田の完全反立で受けたダメージさえもそっくりそのまま跳ね返す事が出来ると共に、自身の傷は「身代わりの盾(フロイントシルト)」に写し取られる事で完治するといった攻防一体型の完全無欠のキャラクターでした。
加えて、ユーハバッハが眠る夜の間は代行者として「全知全能(ジ・オールマイティ)」を行使する事が可能で、その性能はユーハバッハに劣るものの、未来を見通す能力はただでさえ星十字騎士団最強であるハッシュヴァルトの能力を強化しています。
また、作中では石田を警戒する余り他の星十字騎士団同様に侵攻で目立った戦果は上げていませんが、一護の斬月を容易くへし折る等、重要な局面でその実力の高さを見せていました。
しかし、ユーハバッハの眼下であるとは言え、戦意の無い護廷隊士に対しては必要以上の殺害は望まない姿勢があり、滅却師の中でも独自の価値観を持っている他、小説「BLEACH Can't Fear Your Own World 」では滅却師の血を絶やさない為に生き残った星十字騎士団の回収と治療を側近に命じていた事が発覚した事で、実際の所ハッシュヴァルトの性格が恐怖による統治に向いていない事が窺えます。
滅却師最大の利点「霊子の集束」が使えない体質のせいで霊子兵装を作り出せない滅却師という一点がハッシュヴァルトの唯一の欠点ですが、逆にそれ故にユーハバッハ同様に力を分け与える事が出来る様なので、ハッシュヴァルトは事実上見えざる帝国の中ではユーハバッハに次ぐ実力者でしょう。
ただし、作中では石田に固執しすぎて本来の実力の全てを曝け出す事が叶わなかったので、スピンオフがあれば全力のハッシュヴァルトを見てみたいものですね。
殿堂入り「ユーハバッハ」
能力「全知全能(ジ・オールマイティ)」 | 5.0 |
滅却師完聖体※不明 | 0.0 |
貢献度 | 5.0 |
脅威度 | 5.0 |
オサレ値 | 4.5 |
総合評価 | 5.0 |
- 聖文字:「A」
- その後:一護に敗北後、ユーハバッハの遺骸を次の霊王として奉る
厳密には星十字騎士団ではありませんが、曲者揃いの団員を統率する滅却師の祖であり首魁のユーハバッハは、1位のハッシュヴァルトを凌駕する実力者であり、ランキング内の団員に直接聖文字を与えた人物である為、頂点に君臨します。(※ジェラルドとペルニダは対象外)
全ての滅却師にユーハバッハの血が流れている為、聖別により力を奪う事も与える事も可能な為、自分が望んだタイミングで滅却師から力を奪い取る事が可能なので全ての滅却師はユーハバッハに勝つ事はおろか、対等な土俵に立つことさえ叶わないでしょう。
ユーハバッハは聖別によって力を分け与えた者を蘇生させる事も出来る為、
- 力を分け与える
- 力を吸収し強くなる
- 未来を改変する
以上のようなチート能力の宝庫の他、改変能力で死しても再び復活する事が可能と言うチートの中でもチート手段を用いるのでどう足掻いても倒す手段の無い敵でした。
ユーハバッハの戦果は、山本元柳斎重國と兵主部一兵衛の尸魂界二大戦力の削ぎ落としと霊王の取り込みであり、その功績だけで充分に三界含む世界規模へ波及する脅威となっています。
また、ユーハバッハが開発したのかは定かではありませんが、メダリオンを星十字騎士団に配布した戦略性や特記戦力として警戒した5人の人選等は見事な観察力であり、ユーハバッハの能力の高さを示している筈です。
しかし、ユーハバッハは確かに霊王護神大戦の最大功労者でありますが、同時に敗戦を確実なものにした大戦犯ではないでしょうか。
ユーハバッハは何を思ったのか、聖別で最大戦力である筈の親衛隊の二人を殺害すると共に腹心であるハッシュヴァルトまでも殺めている他、その聖別のせいで優勢だった滅却師側を一気に瓦解させています。
更に、自身の敗北に繋がる未来を見ていたにも関わらず、それをハッシュヴァルトが見せた夢だと勘違いして敗北するといった情けない最期を迎えました。
こういった意味でもやはりユーハバッハは最強でありながら永久殿堂入りのドジっ子なのです。
星十字騎士団の強さランキングのまとめ
- 堂々1位はハッシュヴァルト
- 上位はユーハバッハの親衛隊が独占
- ランキング下位でも少なく見積もっても隊長格同等の実力
ざっと紹介してきましたが、これだけの人数を描き分ける久保帯人先生の画力と描き分けのセンス、設定等の知識量には脱帽します。
上位を見てみると、やはりユーハバッハから直接聖別を受けた親衛隊は力を再分配された際に能力を強化されている為、他の星十字騎士団と比較しても実力に大きく差が開いてしまいました。
そこに本来団員内でも異質で際立った実力者たちが続いているといった印象で、正直な所TOP10以下の滅却師達も十分に隊長格に匹敵する実力を有している事から下位だからと言って弱い訳では無い事も改めて実感します。
また、上位の能力が下位に通用するとも限らず、下位の能力が上位に通じるケースもあると思うので、相性次第ではランキングそのものがひっくり返るかもしれません。
しかし、能力頼りのキャラクターは大抵能力を打開されただけで敗北している印象なので、やはり実力と能力が伴っている上位勢の優勢は揺るぎないでしょう。