千年血戦篇導入で初の滅却師の敵として登場したのがキルゲ・オピーであり、序章のキャラにしては極端に強く一護達を追い詰めました。
そこで今回は、
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以上、キルゲについて判明している事を紹介したいと思います。
キルゲ・オピーを倒したのは誰?
- 原作57巻500話
キルゲの死亡が描かれたのは原作57巻500話で、最後は突如襲来した何者かに縦半分に両断されるといったものでした。
しかし、キルゲを殺害した何者かはその後すぐに浦原の間合いに入り込み刃を向けて場面転換、といった具合で漫画内で正体を明かさなかった為にこの人物の正体については滅却師の一度目の瀞霊廷侵攻が終了した原作58巻までお預けとなったのです。
キルゲを倒した人物のヒント
- 原作58巻518話
滅却師の一度目の侵攻後、大きな被害が刻まれた瀞霊廷は後処理に追われていましたが、一護はハッシュヴァルトに折られた斬魄刀を修理する為に霊王宮に赴く事になり、その際、映像伝達装置を埋め込まれたコンが虚圏に居る浦原の映像を映し出すのです。
そこにはキルゲに重傷を負わされた織姫やチャドの元気な姿があり一護は安堵しますが、奥の方から何者かがやってくると「あァ?何やってんだ」と態度の悪い聞き覚えのある声が聞こえます。
馴染みのある声に一護は「もしかして」とあたりをつけますが、謎の人物が「黒崎か!てめえそこに居やがるんだな」と興奮気味に騒いだ為に画面の端でチャドと織姫がその人物が映像に映らないように追い払うのです。
一護はその人物と一緒に居て大丈夫なのかと心配しますが、浦原はその人物と契約を結んだと述べると心配はないと言って通信を切ってしまいました。
以上、一護を苗字呼びする荒い口調からしてとある人物が思い浮かぶ殆どネタバラシに近い場面ですが、漫画はまだまだその人物の登場を出し惜しみしています。
キルゲを倒した人物がグリムジョーと判明
- 原作69巻624話
キルゲを殺害した人物がグリムジョーであると読者の殆どは気が付いていましたが、グリムジョーが正式に再登場を果たしたのは原作69巻624話のラストでした。
グリムジョーは破面篇でノイトラにやられて以降退場していましたが、実は生存しており、未だに一護との再戦を望んでいるのか浦原とある事を取引して今回の戦いに加勢する契約を結んだと判明します。
ただ、キルゲを殺害した際はまだ契約前だったので、たまたま目障りだったキルゲを殺害し、一護の居場所を聞き出そうとして浦原に刃を向けたのではないでしょうか。
浦原とグリムジョーの契約内容は不明のままですが、恐らく浦原が一護との再戦を勝手に約束したのではないかと予想されており、結局グリムジョーは良いように浦原に利用されてナックルヴァールと戦う事になったのです。
グリムジョーは一護戦の最後、ノイトラに不意を突かれたまま本編からも退場してしまいましたが、千年血戦篇にて再登場を果たしました。 今回は千年血戦篇から最終回までを含んだ、 グリムジョーの再登場と味方としての活躍 グリムジ[…]
キルゲ・オピーの強さと有能ぶりを紹介
キルゲの戦闘は連戦に次ぐ連戦で、まるで勝ち抜きバトルの様に破面→アヨン→死神と相手にしていました。
次にそんなキルゲの強さや有能ぶりを見ていきたいと思います。
キルゲの戦闘①vsロリ&メノリ
- 原作55巻487話
この戦いではロリ達が帰刃していないとはいえ、霊子の矢二本でメノリを仕留め、ロリに至っては柄尻で頬を殴打して撃退しています。
従属官程度では聖文字の能力を使用するどころか「度胸のあるものは合格」といった手心を加えていました。
キルゲの戦闘②vs3獣神
- 原作55巻488話
ハリベルの従属官の3名は、一般滅却師兵を難無く撃退する実力からして、キルゲは素晴らしいと賞賛すると降伏してユーハバッハの麾下に加わるように促します。
しかし、3獣神が降伏を拒絶した事で交渉決裂となり戦闘に入ると、場面転換後には3獣神を撃退したキルゲが佇んでいるコマが映り出されるのです。
キルゲの手に霊子兵装の残滓が見えた事から、3獣神相手に霊子兵装で圧勝した事が想像出来ます。
キルゲの戦闘③vs黒崎一護
- 原作56巻490話
3獣神戦後、キルゲと一護の戦いは開幕からキルゲが霊子の弾を撃ち込んで先制攻撃を仕掛けますが、一護が素手で受け止め、打ち払い、そして投げ返したのを見て、キルゲは自分の技の未熟さに眩暈がすると零します。
しかし、耳に取り付けられたインカムらしき機器を通してユーハバッハ直々に一護の制圧を命じられたキルゲは早々に「滅却師完聖体」を解放して一護の背後に回り込むのです。
一方でキルゲと本格的に斬り結ぶ一護は、月牙天衝はおろか首に刃を振り下ろしてもキルゲの血装の斬る事が出来ずにいました。
そしてキルゲは更にダメ押しする様に滅却師の真骨頂である霊子の集束を使って周囲の霊子を取り込み完聖体「神の正義」の技を繰り出そうとするのですが、直前にアヨンの奇襲を受けて技が霧散してしまうのです。
その為、キルゲ対一護の一戦目はアヨンの参戦によって一時中断となりましたが、始解状態の一護では完聖体のキルゲの肉体を斬る事が出来ませんでした。
キルゲの戦闘④vsアヨン
- 原作56巻492話
奇襲とはいえ、アヨンの一撃はキルゲの血装を打ち破り血を流させています。
キルゲはアヨンを見て「何です?その化け物は?」と述べた後、3獣神を傷つけられて怒り狂ったアヨンの猛攻を受けて殴り飛ばされる他、握り潰したり、頭を掴んで何度も地面に叩きつける等、暴力の限りを尽くされました。
しかし、キルゲは首の骨が折れても起き上がり、「聖隷」と呼ばれる霊子の集束を極限まで高めた力でアヨンから霊子を強制的に奪い取ると、その肉体を消滅させて逆転勝利したのです。
アヨンの攻撃力の前では血装の強度と完聖体は殆ど役に立ちませんでしたが、単純な滅却師としての練度の技で勝利した為、キルゲの実力が嘗て副隊長クラスを瞬殺したアヨンより強い事が分かります。
因みにアヨンの霊子をそのまま取り込んだ為、直後のキルゲはアヨンと似た外見のゴリラのような肉体へ変貌を遂げました。
キルゲの戦闘⑤vs黒崎一護(二戦目)
- 原作56巻493話
虚圏と尸魂界の全ては霊子で出来ている為、「聖隷」の効果で3獣神・織姫・チャドもまた肉体を構成する霊子を吸い上げられてしまう絶体絶命な状況下にありました。
その窮地を救ったのが卍解した一護であり、一護はキルゲの背後から頭上に浮かぶ光輪を斬り裂く事で「聖隷」の発動を食い止めたのです。
光輪を破壊された事で「聖隷」が使えなくなったキルゲは「やりにくいですね!」と悪態づきながら一護と繰り結びますが、その最中に何度かメダリオンによる卍解の掠奪を試みるもどうしても何らかの力が働いて弾かれて失敗してしまいます。
その事に関しては事前に情報が降りてきていたのか「やはり駄目かッ!」と吐き捨てており、加えて滅却師完聖体になりアヨンを吸収した状態のキルゲの力を優に超える力で押してくる一護に焦りを感じていました。
一護は前に戦った滅却師の使い走りの破面も卍解を封印しようとしていた事を疑問に思いキルゲに卍解が怖いから封印しようとしているのかと問うた所、これまで冷静な振る舞いをしていたキルゲの態度が急変し反論しようと立ち上がった刹那、背後から浦原の攻撃を受けたキルゲは腹部に風穴を空けて倒れるのです。
止めこそ浦原が行いましたが、戦闘描写から見て分かる通り卍解状態の一護が圧倒していた為にキルゲの敗北扱いとなります。
キルゲの戦闘⑥vs全員
- 原作56巻499話
浦原に撃ち抜かれたキルゲは地面に倒れましたが、一護達は尸魂界の技術開発局から救援要請の通信が入った事で、一護単体で黒腔を通り尸魂界へ向かう事になりました。
しかし、一護が黒腔に突入した後にキルゲが息を吹き返すと「乱装天傀」で動かない体を操り聖文字Jの能力「監獄」を使って一護を檻の中に閉じ込めるのです。
更に、虚圏に残っていた浦原や織姫達を神聖滅矢で打ち抜き致命傷を与えました。
キルゲが有能と言われる理由
キルゲはユーハバッハの指令で虚圏狩猟部隊統括狩猟隊長を任されていますが、先ずユーハバッハに役職を与えられている時点で他の星十字騎士団より贔屓にされている節があります。
そして何よりも特記戦力を二人と破面達を相手取りながらユーハバッハが瀞霊廷を侵攻する足止めを担った事が読者にも評価されているのでしょう。
キルゲは一度の戦いで、
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等の功績をあげているのです。
キルゲの活躍で一護が瀞霊廷に遅れる事になったので、滅却師側にかなり貢献している事が分かります。
逆にキルゲが一護達と善戦していなければ一度目の侵攻で瀞霊廷の被害は激減していたかもしれません。
キルゲ・オピーのプロフィール
【名前】 | キルゲ・オピー |
【性別】 | 男 |
【聖文字】 | J |
【能力】 | 監獄 |
【所属】 | 星十字騎士団、虚圏狩猟部隊統括狩猟隊長 |
【初登場】 | 原作55巻 |
【声優】 | 山寺宏一 |
テクノカットに近い髪型と丸眼鏡をかけた敬語口調の紳士的な男性滅却師です。
作中では部下を容赦なく処断するなど冷酷な一面を見せていますが、ユーハバッハからはそれなりの評価を受けているのか虚圏狩猟部隊統括狩猟隊長を一任されています。
虚圏で出会った破面達には実力を認めて勧誘する等、ユーハバッハの利益に繋がりそうな人材には奇特な態度を見せました。
新章開幕の序盤の敵としてはかなり強い部類に入る為に、千年血戦篇を通してその強さは再評価されています。
今回は総勢29名いる星十字騎士団のメンバーの中で誰が最強で有用なのかあくまでも主観による評価をランキング形式でまとめたものになります。 判定基準としては、 固有能力 貢献度(隊長格の撃破など) 脅威度(攻略が難し[…]
キルゲの能力「監獄」
- 初出:原作56巻499話
キルゲの聖文字Jの能力は、脱出不可能な霊子による檻の中へ敵を閉じ込める「監獄」です。
本編では一護の足止めに使用されており、卍解状態の月牙天衝でさえ撥ね退ける頑丈な牢獄は、作中最強クラスの捕縛術なのではとちょっとした話題になりましたが、同胞である滅却師を捕らえる効果は無いとユーハバッハが明言しています。
その為、結果的に一護の中の滅却師の血を目覚めさせるきっかけとなりました。
キルゲの滅却師完聖体「神の正義」
- 初出:原作56巻490話
死神の卍解と対を成す滅却師に於ける最終段階の能力解放状態であり、天使を彷彿とさせる両翼と頭上に星型の装飾がある光輪が出現し、手足に煌々とした霊子の装飾と瞳に監獄の能力に相応しい格子状の模様が入ります。
これまで以上に霊子集束能力があがったことでサーベルに霊子を集め、十字状の光の剣を造り出していますが、アヨンの妨害が入った為に「神の正義」の能力は不発に終わり不明のままです。
キルゲのその他の能力一覧
名称 | 詳細 |
神聖滅矢 | 滅却師の基本的な戦術である霊子の集束で造る霊子兵装から放つ矢で、石田同様に霊子の矢を複数打ち出す事が可能です。 |
血装 | 血管の中に霊子を流し込む事で身体能力を向上させる滅却師の高等技術で主に星十字騎士団クラスが使用しています。
防御に特化した静血装と攻撃に特化した動血装が存在し、同時行使は不可能です。 一護との戦いでは始解状態の斬月の一太刀を首で受け止めるほど肉体の強度を飛躍的に高めていました。 |
乱装天傀 | 石田がマユリ戦で見せた能力と同様で、負傷や加齢で動かなくなった肉体を霊子の糸で強制的に動かす能力です。
これによってキルゲは浦原に胸を打ち抜かれたにも関わらず起き上がり戦闘を継続しています。 |
聖隷 | 滅却師完聖体状態で使用した霊子の集束を極限まで高めた霊子の絶対隷属であり、吸収した霊子の影響を肉体に引き継ぐのか、キルゲ曰くあまり使用したくない能力だそうです。
本編ではアヨンの霊子を吸収した為に見た目がゴリラのような醜い姿になってしまいましたが、アヨンの力を吸収してパワーアップしています。 |
キルゲの声優「山寺宏一」
【名前】 | 山寺宏一 |
【所属】 | アクロスエンタテインメント |
【誕生日】 | 1961年6月17日 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 宮崎県出身で就職活動の際に「声優になるためには」の書籍を読み役者を目指しますが、同書籍に記載された事務所で芝居と舞台を習う事が出来ると知り俳協養成所に入所し、養成所卒業後に東京俳優生活協同組合に所属。
その後、同組合の元マネージャーが立ち上げたアクロスエンタテインメントに移籍しています。
また、以下の受賞歴があります。
洋画の吹き替えとしても活躍しており、ウィル・スミスやエディ・マーフィなどの俳優を担当しています。 更に、ディズニー作品ではドナルドダックやジーニーを演じていたりと、幅広い活躍ぶりから各世代に人気の声優です。 因みに、二度の離婚を経て2021年6月14日に岡田ロビン翔子さんと結婚しています。 |
キルゲを倒したのはグリムジョー?のまとめ
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千年血戦篇開幕、最初の滅却師の敵として登場したキルゲでしたが、一護達を相手に一人で立ち回る強さと首の骨が折れても生きている人間離れした耐久性を見せてくれました。
しかし、さすがのキルゲも連戦により消耗する他、一護の異質な卍解に圧倒されていき逆転されてしまったのです。
そして、どこからともなくやってきたグリムジョーによって両断される最期を迎えて退場してしまいましたが、キルゲの活躍は星十字騎士団の中でもかなり有能なもので、強さランキングでも評価されています。
そして、そんなキルゲの声優を務めるのは何と大ベテランの山寺宏一さんという事で、2020年10月から放送のアニメBLEACHが本当に楽しみですね!
↓星十字騎士団の生き残り一覧はこちら
今回は、星十字騎士団のメンバーと首魁であるユーハバッハの死亡経緯、そして千年血戦篇で生き残ったメンバーや現在の状況を簡単にまとめてみました。 キャラクターの生死や死亡経緯の詳細 現在の状況の詳細 以上を踏まえ聖文字のア[…]