星十字騎士団の中でも屈指の人気キャラとなったバンビエッタ・バスターバインは、多くの読者から支持されていましたが残念ながら狛村に敗れてしまいました。
では、バンビエッタはどのようにして死亡しゾンビとなったのか、
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等など、バンビエッタの気になる情報を見ていきましょう。
バンビエッタの死亡とゾンビ化の経緯
バンビエッタが死亡しゾンビになった経緯は、原作61巻から始まる二度目の尸魂界侵攻に於ける戦時下です。
一方的に瀞霊廷を蹂躙する見えざる帝国、メダリオンによる卍解の強奪、この圧倒的な戦力差の中一体どのようにして戦況がひっくり返りバンビエッタが敗れたのか、先ずはバンビエッタの動向を搔い摘んで見ていきたいと思います。
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バンビエッタはジゼルに殺害される
- 原作62巻558話
狛村戦後、戦場に倒れていたバンビエッタはバンビーズの中で自分が一番にやられた事を悔いていましたが、そこへバンビーズが集結し彼女を見下ろします。
ジゼルは「助けてあげる」と曇った眼を向けバンビエッタがいないと淋しいと言い放ちますが、バンビエッタは自分の死を予知した様に必死な形相で「やめてよジジ……」と訴えるも、ジゼルによって敢え無く殺害される結末を迎えました。
ただし、殺害の描写は省略されていた為バンビエッタの死亡シーンはありません。
バンビエッタのゾンビ化と活躍
- 原作65巻588話~591話
ジゼルが班目一角と綾瀬川弓親の二名と戦闘になった原作65巻、ジゼルは上記で殺害したバンビエッタを投入しました。
ゾンビとなったバンビエッタは、その不死の特性上四肢を欠損しても難無く戦闘を継続出来る為、一角と弓親の両名を撃破しますが、涅マユリの登場を受け連戦する事になります。
マユリはバンビエッタの能力「爆撃」を分析すると、すぐに看破して「霊子固定装置」を用いて爆発までのタイミングを遅延させる事で被弾を回避し、且つ撃ち返す事でバンビエッタを自爆させました。
その際、ジゼルは爆発の余波から身を護る為にバンビエッタを盾に代用した事で、バンビエッタは損傷していますが、ジゼルの能力で修復可能なのですぐに直されるのです。
また、その後はマユリが指揮する涅骸部隊シャルロッテ・クールホーンに赤子同然にあしらわれると特大の虚閃を身に受けて戦闘不能に陥りました。
バンビエッタの最後
- 原作67巻603話
マユリ戦後、ジゼルは自分の肉体の損傷が激しかった為、血を分けたバンビエッタの血肉を貪る事で回復を得ていました。
バンビエッタの腹部に噛みついて血を啜るジゼルに対し「そんなに血とらないで…」とまだ死にたくない事を伝えると、機嫌を損ねたジゼルはバンビエッタの顔面を鷲掴みして「あんたはもう死んでだって」と何度も地面に頭を叩きつけます。
そんな猟奇的な描写の後、横たわったバンビエッタの頭部から血が広がる他、開いた瞳孔が左右別々の方角を向いて機能静止した様な姿が描かれるのでした。
バンビエッタのその後と小説
- 小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」
さて、バンビエッタは本編でジゼルに殺害され、その最後の出演もジゼルに頭を叩きつけられて機能停止する凄惨なものでしたが、一旦ゾンビとなった彼女はジゼルが生存していれば死ぬ事はありません。
しかし、そのジゼルや他のバンビーズも原作70巻までに全員敗北し退場しています。
ですが嬉しい事に小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にてバンビーズの生存が判明し、バンビエッタは再登場を果たすのです。
ジゼルが回復した事で再びゾンビとして活動を再開したバンビエッタは、虚圏侵攻に於いて葬討部隊ルドボーンと対峙しており、その際には無限に虚を産み落とす「髑髏樹」を前に嘗て死を恐れず立ち向かってきた狛村との戦いのトラウマが呼び起こされる事となり、戦闘放棄する様子が描かれました。
相変わらず知性がダダ下がりしているバンビエッタですが爆撃の能力は健在のままで、小説の敵の一人「已己巳己巴」を相手取り立ち回る姿や、戦うバンビエッタを見かけた平子が一方的に爆撃されたトラウマを蘇らせ顔を引きつらせるといった面白い描写もあります。
↓バンビーズのその後についてはこちら
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バンビエッタ・バスターバインのプロフィール
【名前】 | バンビエッタ・バスターバイン |
【愛称】 | バンビ |
【性別】 | 女 |
【聖文字】 | E |
【能力】 | 爆撃 |
【所属】 | 滅却師、星十字騎士団、バンビーズ(リーダー) |
【初登場】 | 原作56巻 |
【声優】 | 竹達彩菜 |
ミニスカートの軍服に軍帽を纏う長い黒髪の少女で、同じ星十字騎士団のナックルヴァールからは「美人」との評価を受ける程美麗な容姿を持っています。
男性滅却師から好意を寄せられる一方で、傲慢不遜な態度が悪目立ちする為、正確には難があり、リルトット曰く「ビッチ」だそうです。
また、星十字騎士団の女性滅却師を集めた5人組のチーム名に自らの名前をモチーフにした「バンビーズ」と名付け、そのリーダーを気取る等の傲慢な性格から実際にはバンビーズのメンバーからは軽視される等、良くも悪くも独善的な人物でした。
バンビエッタの能力「爆撃 」
- 原作62巻554話
自身の霊子を撃ち込み接触したものを爆破させる能力で、その真骨頂は霊子による攻撃故に爆弾という実態や概念に縛られない為、単純に防ぎ様が無く霊子そのものを対処しなければ盾や防具の意味を為さない点です。
また、爆撃という攻撃手段は単騎や集団戦でも群を抜いており、距離を取る事が出来れば一方的に戦場を支配する事ができます。
作中ではピンポイントに霊子を打ち込んで狙い撃ちの様な事をしていたので、例えばライフルを扱う要領で爆撃での狙撃も出来そうですね。
バンビエッタの滅却師完聖体
- 原作62巻555話
狛村との戦闘で披露したバンビエッタの完聖体姿ですが、星型の光輪と霊子で生成された翼が生えるといった身体的特徴以外、固有名称や能力の詳細は判明していません。
戦闘描写からして、常時飛廉脚効果があるのか自由に空を飛び回る事が出来る他、翼から無数の霊子の弾を飛ばす事で通常時を凌駕する絨毯爆撃を繰り出す等、全体的に基礎能力が向上しているのは確実です。
バンビエッタのかわいい場面一覧
バンビエッタは初登場時から既に読者の人気を勝ち取り、以降登場する度に話題となりBLEACH界を担ぎ上げる一人になりましたが、一体どのような要素が可愛いと話題になったのか紹介したいと思います。
①単純に容姿が可愛い |
- 原作56巻496話
初登場時、掛け声と共に戦場を駆け巡るような天真爛漫な印象のバンビエッタは、キャラの作画が定着した最後期と比較すると若干幼いように思えます。
しかし、数多く登場する歴代の女性キャラに引けを取らない可愛い容姿は読者を魅了するには充分でした。
②寡黙になると美人 |
- 原作61巻544話
普段の居丈高な物言いとは裏腹に、シリアスな場面では物思いに耽る精悍な顔つきのバンビエッタを拝む事が出来、幼さが消えて大人びた美人の顔立ちが浮き彫りになった際には色気を感じさせます。
元々美人と評価されているバンビエッタなので、年齢が重なれば夜一や乱菊のような色気の溢れた女性に育つ事は約束されたようなものですね。
③バンビエッタの欲求不満な描写 |
- 原作61巻544話
バンビエッタは欲求不満になると男性滅却師の中からイケメンを選出し個室へ連れ込む事が発覚しています。
多くの男性読者をどぎまぎさせた描写ですが、残念ながらバンビエッタの欲求不満の解消法はイケメンを殺害するといった嗜虐的なものであった為、その扱いに方に戦慄を覚えました。
ただ、殺害された男性滅却師がなぜか上半身裸だったり、殺害後にバンビエッタが衣服のファスナーやスカートを整えるといったコマが描かれていた事から「いったい何をやっていたんだ?」という興奮冷めやらぬ読者の純粋で穢れた疑問の声が多く上がったのです。
④バンビーズに舐められるバンビエッタ |
- 原作62巻554話
瀞霊廷への二度目の侵攻時、死神側が卍解を奪還する術を開発した事で敗北した蒼都やBG9に動転しすぎだと悪態づきますが、標的の狛村が近くに居ない不満をバンビーズに当たり散らかしていました。
しかし、周囲にバンビーズが居ない事に気付いたバンビエッタは、一人で喋っている事に羞恥心を覚え頬を紅潮さ沸々と怒りを露にするのです。
除け者にされた苛立ちと気恥ずかしさからギャグ顔と怒り顔、更には照れ顔まで僅か2ページで披露したバンビエッタの表情の変遷にファンは歓喜しました。
⑤バンビエッタはゾンビになっても可愛い |
- 原作65巻590話
原作62巻で狛村に敗北し、ジゼルに殺害された後ゾンビにされたバンビエッタですが、彼女の人気は死後も上がり続けるといった異常事態に発展しました。
その理由は、ジゼルの能力でゾンビになったバンビエッタはある程度の自我が残るものの、その度合いはジゼルが与える血の量に左右されるといったもので、生前の高慢ちきな性格が打って変わり不活発で口数少ない幼児の様な性格に成り代わったのです。
この生前の性格との落差によるギャップが読者の胸を射止めました。
⑥バンビエッタはリョナ展開も対応可能 |
- 原作67巻603話
こちらは一部のマニア向けになりますが、BLEACHは女性キャラにも容赦なく怪我を負わせたり欠損させる節があるのでそういった性癖の読者にも高い評価を受けています。
その中でも、ゾンビとなったバンビエッタは腕を斬り落とされたり、爆撃の盾にされて全身火傷を負う等、様々なリョナ要素を加味するに至りました。
加えて、ジゼルがバンビエッタに覆い被さり血肉を貪るといった描写はかなり衝撃的なもので、その後に瓦礫に頭を何度も叩きつけて焦点が合わなくなったバンビエッタの表情はエグイ表現となる一方、読者を新たな属性に目覚めさせる一翼を担ったのです。
バンビエッタの死亡やゾンビ化とその後についてのまとめ
星十字騎士団屈指の人気キャラバンビエッタは、
以上の様に脚光を浴びながらもその扱いはぞんざいなもので残念ながら退場してしまいました。
しかしながら、可愛い容姿から一転してゾンビになる怒涛の展開に読者は一喜一憂するものの、生前の傲慢な性格から死後知能が退化したギャップのふり幅が功を奏したのか、ゾンビとなった後も彼女の人気は衰える事はありません。
そして、千年血戦篇直後を描く小説にてバンビエッタやバンビーズの生存や活躍が描かれた事で彼女らの話題性は不朽のものとなった事でしょう。
↓バンビーズのメンバーについてはこちら