ユーハバッハの親衛隊の一人「ジェラルド・ヴァルキリー」は聖別で復活後、過去最大の敵の一人として読者の間で語り継がれていますが、そんなジェラルドの最後は一体どうなったのか、
- ジェラルド・ヴァルキリーの最後
- ジェラルド・ヴァルキリーの死亡理由
- ジェラルド・ヴァルキリーの能力紹介
これらをまとめたので見ていきましょう。
ジェラルド・ヴァルキリーの最後はどうなったのか
ジェラルドの最後は原作71巻から突入した戦闘から始まり原作74巻にてその最後が描かれております。
- 原作71巻で先行する隊長達の前に立ちはだかる
- 原作73巻でジェラルドvs白哉・冬獅郎・剣八の決着
- 原作73巻で霊子化したジェラルドを白哉と冬獅郎が請け負い、恋次とルキアを一護の元へ行かせる
- 原作74巻でジェラルドの死亡シーン
それでは、最後に戦った三名の護廷十三隊の隊長との戦闘を振り返りながら、ジェラルドの死亡までの経緯を見ていきましょう。
ジェラルド・ヴァルキリーは最後まで剣八・冬獅郎・白哉の三名と交戦していた
引用元:BLEACH 原作72巻
原作72巻、ユーハバッハ討伐に向け霊王宮を駆ける護廷の残存勢力は、道中でジェラルドの妨害を受け足止めされる危機に陥ったわけですが、そこで平子を始めとする恐らく砕蜂や副隊長なども倒されてしまったのか、瓦礫の山で死覇装を纏う死神が倒れているコマが描かれていました。
しかし、ジェラルドの固有能力「奇跡」によってどんなにダメージを与えようと瞬時に完治し、更には巨大化していくといった状況に陥り、冬獅郎の凍結を打ち破り、白哉の千本桜をも見切り、倒す手立てが見つからない状態となり二人がかりにもかかわらず苦戦を強いられることになります。
引用元:BLEACH 原作73巻
そこへ、マユリの治療を終え完全復活を遂げた剣八が横入に入りジェラルドの腕を切断しかけますが、ジェラルドは傷を負うごとに回復し巨大化を繰り返すので、剣八の加入で更にややこしい戦況に急降下していきました。
ジェラルドvs剣八の結果
引用元:BLEACH 原作73巻
グレミィ戦で見せた始解を以ってジェラルドを圧倒する剣八でしたが、やはり回復と巨大化によってジェラルドはパワーアップしていくばかりで、やがて剣八は倒れるも、卍解を以ってしてジェラルドを蹂躙し、腕を斬り落とし、肉体を縦半分に両断するなど、強大な力を発揮し攻め立てます。
しかし、ここでジェラルドが滅却師完聖体を解放し、より強さが増したばかりか、卍解の負荷に耐えられなくなった剣八は自滅して戦闘不能に陥るのでした。
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ジェラルドvs冬獅郎の結果
引用元:BLEACH 原作73巻
剣八の活躍もあり滅却師完聖体を引き出すまでに追い詰めたわけですが、十刃のヤミーを彷彿とさせる巨大具合に霊王宮から落とすことも躊躇われるような戦況下にいました。
形勢的に死神側が不利に思われた瞬間、冬獅郎の卍解大紅蓮氷輪丸の花弁がすべて散ったことで真の能力が引き出されると冬獅郎は大人化し、現状のジェラルドを凍結させるに至るほど霊力が増したようで、四界氷結と呼ばれる四歩の内に踏みしめた地水火風全てを凍らせる技によってジェラルドの巨体を凍結させるに至ります。
ですが、尚も凍結を破り前進するジェラルドを瀕死の剣八が片手で足を掴んだことで止まらせ、冬獅郎に触れたジェラルドは完全に凍結してしまいました。
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ジェラルドvs白哉の結果
引用元:BLEACH 原作73巻
冬獅郎と剣八の功績でジェラルドは完全に凍結し身動きできなくなったところで、白哉が卍解を以って追撃に出ます。
尸魂界編で一護に見せた殲景・千本桜景厳を用いて奥義「一咬千刃花」を繰り出し、凍結したジェラルドの頭部を微塵も残らず粉砕することに成功し、頭部を失い残った肉体は亀裂が生じると同時にビルの崩壊よろしく砕けていくのでした。
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ジェラルド・ヴァルキリーの霊子化
引用元:BLEACH 原作73巻
3名の隊長が卍解を用いて全力を果たしたことで著しい霊圧の消耗につき疲れた様子のところ、一瞬の発光の後、砕け散った肉体が霊子となり集合し、霊子で生成した巨人へとジェラルドは姿を変え降臨したのです。
その後、生存していた恋次とルキアと合流し、先へ向かった一護の元へ二人を向かわせる為、霊子化したジェラルドの相手は冬獅郎と白哉が継続して請け負いました。
ジェラルド・ヴァルキリーはユーハバッハの聖別で霊子ごと力を奪われ消滅した
引用元:BLEACH 原作74巻
霊子化したジェラルドは、リジェと同様ならば物理攻撃が効かず、七緒のような特殊な斬魄刀か概念系の能力ではないとまず攻撃手段がないということになりますが、ジェラルドの死亡は実に呆気ないものとなります。
別の戦場でユーハバッハと一護が戦っており、破れた一護から力を奪い尸魂界と現世を潰すために断界へのゲートを開くのですが、その際に聖別が行われ生き残った親衛隊は力を奪われてしまい、ジェラルドも霊子の全てを吸い上げられ、後には巨大な骨だけが残り地面へと崩れるのでした。
最早倒す事が不可能に思えた強敵を敵の総大将が倒してくれるといった大サービスに、死神一同と読者も唖然としてしまう事態です。
ジェラルド・ヴァルキリーのプロフィール
引用元:BLEACH
- 名前:ジェラルド・ヴァルキリー
- 聖文字:M
- 固有能力:奇跡(ザ・ミラクル)
- 霊王の部位:霊王の心臓
- 初登場:原作66巻
- 死因:聖別
兜や剣に盾と西洋の剣闘士を彷彿させる出で立ちで、聖十字騎士団内に於いて針の筵に立たされた雨竜に対しても寛大で豪快な性格の男であり、強敵と遭遇するとテンションが上がるところから冬獅郎曰く剣八と似た者同士のようです。
最強・最大・最速の滅却師を自称し、新世界城での攻防戦ではユーハバッハ討伐に赴いた死神の副隊長と隊長を一人で何人も倒すといった功績をおさめ、尸魂界最大の脅威の一人となりました。
ジェラルド・ヴァルキリーの正体は霊王の心臓
引用元:BLEACH 原作72巻
同じ親衛隊のアスキンのセリフからペルニダは霊王の左腕であり、ジェラルドは霊王の心臓だと言及されていましたが詳細は明かされないままです。
ペルニダと違い霊王の部位がそのまま意志をもって動いているわけではなさそうで、かといって浮竹のように臓器に憑りつかせているとも考えされませんが、もしかしたら小説版で登場した道羽根アウラのように霊王の力が回帰した存在なのかもしれませんね。
ジェラルド・ヴァルキリーの能力「奇跡(ザ・ミラクル)」
引用元:BLEACH 原作72巻
ジェラルドの能力「奇跡」は、傷を負った物を神の尺度へと交換し巨大化することで、性能だけ見れば怒りで巨大化する十刃のヤミーに酷似した能力ですが、規模や威力はヤミーと比較できないほど強大なもので護廷十三隊残存主力の面々を一人でなぎ倒すほど圧倒しました。
この能力は元々ジェラルドが持ち合わせていた力で、能力に合わせてユーハバッハが聖文字をつけたとされています。
ジェラルドが神の尺度交換によって巨大化した力
引用元:BLEACH 原作72巻
恋次や白哉による負傷から奇跡による尺度の交換で刀剣解放状態のヤミーほどに巨大化したジェラルドの力は、仮面の軍勢4人がかりの攻撃を物ともせず、片腕を振るうだけで撃退します。
ジェラルドの武器「希望の剣(ホーフヌング)」
引用元:BLEACH 73巻
ジェラルドが愛用する両刃の剣で、持主同様装備品も巨大化するらしく、刀身を傷つければ対象に同等のダメージを与える事ができ、剣八との戦いでは始解「野晒」を真正面から受け止め刃こぼれするものの威力をそのまま剣八へ撥ねかえしていました。
ヴァルキリー曰く、
我が力は「奇跡」!「奇跡」とは民衆の想いを形にする事!
破壊できぬ我が体躯は民衆の恐怖で巨大なものとなり、民衆の希望を束ねて剣となした希望の剣は折れれば即ち絶望となる!
引用元:BLEACH 原作73巻 668話
とのことで、冬獅郎は何を言ってるか解らないとした上で道理の通じない能力であることに違いはないと解釈しており、剣八は理論上希望の剣を傷つけることなく本体のジェラルドを倒せばいいと解決策を導きだしますが、恐らくダメージを与えても更に巨大化し強化されるので解決に至っていません。
ジェラルド・ヴァルキリーの滅却師完聖体「神の権能(アシュトニグ)」
引用元:BLEACH
- 初出原作73巻670話
剣八に両断された後に発動したジェラルドの滅却師完聖体は、兜が額当てとなりそこから顔を覆う様な甲殻へ変貌し、上半身と下半身に紋様が浮き出て、背中には天使の羽が生えています。
口上として、「我神の権能、高潔なる神の戦士。死して尚、神の為に剣を振るう者なり」と発言し、これまで以上に巨大化した図体と強化された膂力を以ってして剣八を倒し、残りの隊長達と戦闘に入りました。

神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)
引用元:BLEACH 原作73巻
滅却師完聖体直後に見せた滅却師固有の霊子集束による弓矢で、冬獅郎戦で使用しようとしますが、判断が遅かったらしく、使用前に冬獅郎によって凍結させられたため威力は不明です。
ジェラルド自身が力の奔流で叩き潰すと発言していることから、滅却師完聖体状態のジェラルドが放つ最大の技だったのかもしれませんね。
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今回は総勢29名いる聖十字騎士団のメンバーの中で誰が一番強く有用なのかとあくまで主観による評価でランキング形式でまとめてみました。 判定基準は作中での、 固有能力 貢献度(隊長格の撃破など) 脅威度(攻略が難しい[…]
ジェラルド・ヴァルキリーの最後と能力についてのまとめ
- ジェラルドの最後は剣八・白哉・冬獅郎の共闘戦が描かれた原作73巻
- ジェラルドの死亡シーンはユーハバッハの聖別が行われた原作74巻
- ジェラルドは結局護廷十三隊では倒しきれずユーハバッハに殺された
過去最大の巨大化とそれに見合った驚異の膂力と生命力で護廷十三隊残存勢力を一人で相手取り、最終的にはその中でも屈指の実力者である白哉・剣八・冬獅郎の三名を前にそれを凌駕する強さを見せてくれました。
しかしながら、ユーハバッハの聖別の対象となり呆気なく消滅するといった肩透かしの最後となったことから、「最大の功労者はユーハバッハ」や「何がしたかったのかわからない」など、読者からも困惑の感想が溢れる事態を招いたのです。
ただ、ユーハバッハが聖別で倒さなければ本当にどうやって霊子化状態のジェラルドを死神側が倒すのか、その世界戦もちょっと見てみたいですね。
