【鬼滅の刃】好きな話ランキングTOP10を紹介!あなたの好きなシーンはどれ?

鬼滅の刃には感動や悲しいシーンがいくつも描かれていますが、ちょっとした描写で印象に残る好きなシーンも多いのではないでしょうか。

そこで今回は好きな話をランキング形式で紹介したいと思います。

鬼滅の刃の好きな話ランキングTOP10

今回は作中のエピソードで個人的な好きなエピソードを10選紹介したいと思います。

「そういえばそんなシーンあったなぁ」と気軽に読んで頂ければ幸いです。

それでは見ていきましょう。

第10位「冨岡義勇の鎹鴉」

鬼殺隊員にはそれぞれ鎹鴉が配属されていますが、単行本17巻のおまけページにて冨岡義勇の鎹鴉が結構なおじいちゃん鴉という事が判明しています。

高齢故に伝達を聞き間違えたり、戦闘中にトコトコ出てきたりして義勇をハラハラさせているようで、無限城での猗窩座戦の裏では指令を受けていないのに「指令ジャ…」とヨボヨボと歩き出した為に天王寺松右衛門(炭治郎の鎹鴉)が「オイッ危ネェゾ!!指令ジャネェ!!」とハラハラさせられていました。

20巻収録のおまけページでは、猗窩座討伐後に炭治郎の頭の上に止まって「義勇…大丈夫カ…」と嘴をスリスリしている姿が描かれていますが、その隣では無言で見つめる義勇と「コッチィィ!!」とツッコミを入れている天王寺松右衛門がいます。

また、すぐ後には「オヤカタサマガ呼ンドル…」と何処かに羽ばたこうとした為に義勇が必死に足を掴んでいる姿があり、さすがの炭治郎も少し戸惑っていました。

無限城の緊迫した空気の中で見れるほんわかエピソードです。

因みに義勇の鎹鴉の名前は「寛三郎」。

第9位「無一郎と小鉄の関係」

「明日の約束(小説『風の道しるべ、第4話』)」では、上弦の鬼との戦いで記憶を取り戻した時透無一郎が引っ越し中の刀鍛冶の里へもう一度足を運んだ時の事が描かれています。

無一郎が里を訪れた目的は鉄井戸の墓参りでしたが、小鉄にももう一度会っておきたいという想いがあり再会する事になるものの、小鉄は縁壱零式の修繕の見込みが無ければ空里に持ち運びする事を許さないという鉄地河原鉄珍の課題を受け行き詰っていました。

空里へ移転するまで残り二日という期日はあまりに短く、小鉄は才能の無い自分を卑下していましたが、無一郎は小鉄くらいの年齢の頃には満足に米を炊く事さえ出来なかった事、兄を亡くし鬼殺隊に入ると僅か2ヵ月で柱に上り詰めたという過去を打ち明けると、小鉄もやれば出来ると励まし一緒に縁壱零式の修繕を手伝うのです。

また、記憶を取り戻す事が出来たのは炭治郎や、玉壺の水獄鉢に閉じ込められた際に命懸けで空気を吹き込んでくれた小鉄のおかげであると感謝を述べる等、本編では語られなかった無一郎と小鉄のその後が描かれています。

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鬼滅の刃の表紙

ただ、その場に甘露寺蜜璃や鉄穴森鋼蔵も合流し、縁壱零式を修繕し終えたら連絡する事、その時は炭治郎や禰豆子に玄弥を呼んでまたみんなで美味しいものを食べようと約束するものの、残念ながら無限城の戦いで無一郎や蜜璃が戦死した為に永遠に約束を果たす事が出来なかったという悲しいエピソードでもありました。

第8位「玄弥の怪我の様子を見に来る実弥」

「夢のあとさき(小説『片羽の蝶、第4話』)」では刀鍛冶の里でのひと騒動の後、不死川玄弥と竈門炭治郎が蝶屋敷で療養している際のエピソードが収録されており、玄弥は実弥が見舞いに来る夢を見つつ過去を回想しています。

昔、玄弥は大家の息子に「貧乏の子沢山」とバカにされた寿美(実弥と玄弥の妹)に代わりその息子を殴り飛ばした事があり、大矢の息子を殴り飛ばしたという現実から自分のせいで一家は住む所を追い出されてしまうかもしれないという罪悪感から家に帰り辛く長屋からかなり歩いた神社の石段の上でたそがれていました。

しかし、それでも実弥は玄弥の居所を見つけると事情を把握しており、実弥は「玄弥は悪くない」と励ますと母がおはぎを作って待っていると話し玄弥を背負って帰路につくのです。

そして、玄弥と実弥の仲睦まじい回想後、同じ名前のすみ(蝶屋敷の三人娘)には実弥の事を誤解してほしくないとして本来の優しい実弥の事を話すのですが、すみは後に神崎アオイからすぐに帰ってしまったものの蝶屋敷に実弥が訪れていた事を聞きます。

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鬼滅の刃の表紙

後に柱稽古編で玄弥を突き放す実弥ですが、隠れて玄弥の容態を確認しに来る実弥の姿を想像すると微笑ましく思えました。

第7位「禰豆子に人間として扱われて涙する珠世」

単行本3巻第19話では鬼舞辻無惨の配下である朱紗丸と矢琵羽を炭治郎達が撃破しましたが、その後、珠世の屋敷の地下に赴いた炭治郎は禰豆子に抱擁されています。

しかし、禰豆子は朱紗丸達を討伐した直後から何故か珠世にも抱きつき愈史郎の頭を撫でるといった奇行を続けており、さすがの珠世も困惑していました。

炭治郎の見解は恐らく禰豆子が珠世と愈史郎の事を家族の誰かだと思っていると話しており、鱗滝左近次による「人間を守れ」という暗示の範疇として、珠世と愈史郎を人間と判断して守っているのだと伝えました。

その瞬間、珠世はほろりと涙を零すと「ありがとう禰豆子さん、ありがとう」と禰豆子の肩に顔を埋めて泣き出すというこのシーンの背景として、愈史郎視点で珠世の胸中が少し語られています。

愈史郎もまた病に侵された先の短い命だったものの珠世により鬼にされる事で生き永らえる事が出来ましたが、珠世は「人でなくなることは…つらく苦しい」と鬼化により得る物よりも失う物の方が多い事を愈史郎に伝えていました。

珠世は鬼化した際に自我を失って夫と子供を食べてしまった罪と無惨への恨みを何百年も抱えて生きてきましたが、鬼として生きていく過程で辛い事が沢山あったのでしょう。

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鬼の宿業を背負った珠世が初めて人間として扱われたシーンなのかもしれませんね。

第6位「竈門兄妹の帰りを待っててくれた三郎爺さん」

三郎爺さんは第1話で雪の中町へ炭を売る為に下山していた炭治郎を呼び止めた一人暮らしのお爺さんであり、家族を亡くしているという背景だけが分かっています。

再登場は単行本23巻第204話で炭治郎達が竈門家に帰還した回であり、人間に戻った禰豆子と炭治郎を出迎えた際には涙を流して2人の帰還を喜び抱擁を交わしました。

三郎爺さんが家族を亡くした経緯は分かりませんが、古くから夜には鬼が出て鬼狩り様が鬼を斬ってくれるというその地域では誰も信じていないような迷信を知っており、とても上の世代から伝え聞いただけとは思えない迫真の表情で炭治郎を引き留めていた事から、もしかしたら鬼の被害に遭っていたのかもしれません。

そんな三郎爺さんは竈門兄妹が鬼狩りとして家を出立した後も竈門家を管理しており、町の人達と一緒に掃除をして綺麗に維持してくれていたのです。

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また、竈門一家が惨殺された部屋の中も、当時としては安くない畳や棚を全部取り換えてくれており、いつか竈門兄妹が帰ってくる事を信じて待ち続けてくれた善人でした。

三郎爺さんを始めとする町の人の温かさには炭治郎も涙を滲ませて感謝しています。

第5位「炭治郎の言葉で錆兎から託されたモノを思い出す義勇」

単行本15巻では刀鍛冶の里で痣を発現させた時透無一郎と甘露寺蜜璃から「痣の発現方法」が伝達された他、太陽を克服した禰豆子を鬼舞辻無惨が本格的に狙ってくるという視点から鬼殺隊の能力向上を目的に柱稽古が開催されました。

しかし、冨岡義勇だけは最終選別を突破していないという経歴から他の柱と同列に語られるべきではないとして、柱稽古には頑として参加しなかったのです。

竈門炭治郎は産屋敷耀哉からの意向もあり我慢強く義勇に理由を迫ったところ、当時13歳だった義勇は最終選別で錆兎という少年に助けられた挙句気を失っている間に7日間生き延びるというルールのもと選別に合格したという過去を語りました。

また、鱗滝左近次の元で共に修業をした錆兎は義勇と同じ天涯孤独という生い立ちからすぐに仲良くなりましたが、その年の選別で亡くなったのが錆兎だけと知らされた義勇は「一体の鬼も倒さず助けられただけの人間が果たして選別に通ったといえるだろうか」と罪悪感に駆られると、柱と対等に肩を並べていい人間ではないと己を卑下していたのです。

過去を打ち明けられた炭治郎にも己の不甲斐ないさのせいで煉獄杏寿郎の命を救えなかった、自分が煉獄の代わりに死んでいればという想いがあった事から義勇の傷の深さを理解出来ましたが、煉獄の遺言や伊之助の言葉を反芻した上で「義勇さんは、錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」と語り掛けました。

その瞬間、義勇は錆兎から言われた言葉を思い出したのです。

自分のせいで祝言を控えていた蔦子が鬼の犠牲となった為に義勇は自分が死ねば良かったと語った所、錆兎は義勇をビンタして「姉が命をかけて繋いでくれた命を、託された未来をお前も繋ぐんだ、義勇」と叱咤激励しました。

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この大事なやり取りを罪悪感のせいで今まで忘れていた義勇は炭治郎のおかげで思い出す事が出来たのです。

第4位「『煉獄杏寿郎』を思い出すシーン一覧」

無限列車編で戦死した煉獄杏寿郎ですが、その生き様や言葉は竈門炭治郎を始めとして物語の随所で回想として蘇りました。

  1. 堕姫戦で竈門炭治郎が己を鼓舞する為に煉獄の姿と「心を燃やせ」を想起
  2. 宇髄天元が「俺は煉獄のようにはできねえ」と煉獄を引き合いに出す
  3. 小鉄の命を助けた煉獄の肩なの鍔を見て煉獄の事を思い出す時透無一郎
  4. 冨岡義勇と錆兎の関係から煉獄を重ねる竈門炭治郎
  5. 不死川玄弥から反復動作を教わった竈門炭治郎が大切な人の顔と煉獄の「心を燃やせ」という言葉を反復動作に取り入れたシーン
  6. 猗窩座が「煉獄杏寿郎はあの夜死んで良かった」と述べた際に煉獄と残された家族を想い静かに怒る竈門炭治郎
  7. 禰豆子が人間に戻る最中で巡った記憶の中に写る煉獄の姿
  8. 鬼化した竈門炭治郎が鬼舞辻無惨に唆されようとも亡くなった人達は自分達がした苦しい思いや悲しい思いを他の人にはして欲しくないと思っていた人達として、煉獄を筆頭に亡くなった隊員達を思い出すシーン

他にも扉絵や単行本23巻最終話の最後のシーン等で煉獄は描かれていますが、早い段階で散っていった煉獄は炭治郎や柱達の心の中で心を燃やし続けており、最後まで助けてくれたのです。

また、鬼舞辻無惨を討ち取った炭治郎の刀には煉獄の鍔が使用されているので、討伐後に煉獄槇寿郎が「杏寿郎の鍔をつけて戦ってくれたそうだな、ありがとう」と感慨深く目を細めている姿を見ると涙腺が緩くなってしまいますね。

「心を燃やせ」その言葉は最後まで炭治郎を突き動かす原動力となりました。

第3位「柱全員で義勇を笑わせようとするが失敗」

第3位は「笑わない君へ(片羽の蝶、第4話)」に収録された柱全員で冨岡義勇を笑わせようと画策するエピソードです。

これは産屋敷耀哉が「義勇を笑わせてほしい」と悲鳴嶼行冥に頼んだ事が発端であり、悲鳴嶼は義勇に遅れた時間を伝えた上で柱合会議を開き件を相談しました。

その結果、

  1. 義勇に勝たせていい気分にさせる為に腕相撲大会を企画する宇髄天元
  2. 腕相撲の意図を理解しておらず義勇を瞬殺する悲鳴嶼行冥
  3. 胡蝶しのぶに怒られて「南無…」と呟く悲鳴嶼行冥
  4. 脇をくすぐるが逆に怖がられて一線引かれる甘露寺蜜璃
  5. 蜜璃の優しさを蔑ろにした義勇に「お前には人の心がないのか…」と激怒する伊黒小芭内
  6. 眼鏡を頭に掛けた状態で眼鏡を探す古典的ボケをするも「頭の上だ」と指摘される煉獄杏寿郎
  7. 義勇が鮭大根が好物と聞いて嫌々「鮭大根を喰いに行かねえかァ?」と声を掛ける不死川実弥だが、「行かない、さっき食べた」ときっぱりと断る義勇にブチ切れる様子
  8. どこまでも無関心な時透無一郎
  9. 全てのフォローをした結果、諦観する胡蝶しのぶ

等々、生前の煉獄杏寿郎を含む柱一同が義勇を本気で笑わせようと頑張る姿はとてもシュールであり、唯一耀哉の意図を読み取ってフォローをし続けた胡蝶しのぶが義勇に呆れる様子は最初から最後までとても笑わせてくれます。

柱達のオフの姿が描かれた貴重なエピソードなので本編の箸休めには最適ではないでしょうか。

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また、最終回後に読み返すとギクシャクしながらも何だかんだ楽しそうな姿は涙腺に訴えかけるものがありますので、好きなシーンとして挙げさせて頂きました。

第2位「竈門家の家族が兄妹を救うシーン一覧」

第2位は竈門兄妹のどちらかの命が危ぶまれた際に登場する竈門家の家族が兄妹を救うシーンになります。

家族が兄妹の命を救うシーンは度々描かれており、

  1. 第1巻:冨岡義勇から禰豆子を守り気絶した際に家族全員が登場し、葵枝が炭治郎に「禰豆子を頼むわね」と呼びかける
  2. 第1巻:手鬼に気絶させられた際に茂が呼びかける
  3. 第3巻:朱紗丸と矢琶羽の襲撃時に禰豆子が珠世と愈史郎を葵枝と六太に重ねる
  4. 第5巻:下弦の鬼・累との戦いで炭治郎が炭十郎から教わったヒノカミ神楽を思い出す
  5. 第5巻:下弦の鬼・累との戦いで葵枝が禰豆子に呼びかける
  6. 第7巻:魘夢に家族の夢を見せられるが抜け出す炭治郎
  7. 第10巻:堕姫との戦闘中に炭治郎が息をつくのを忘れてヒノカミ神楽を連用した際に花子が呼びかける
  8. 第10巻:堕姫と禰豆子の戦闘中に気を失った炭治郎に竹雄が語り掛ける
  9. 第10巻:暴走した禰豆子を鎮める為に炭治郎が子守唄を歌うと禰豆子は小さい頃に聞いた葵枝の子守唄を思い出す
  10. 第17巻:猗窩座戦で昔に炭十郎が教えてくれた「透き通る世界」について思い出す
  11. 第21巻:炭治郎のピンチの際に人間返りの薬で寝込んでいた禰豆子の元に炭十郎が語り掛け、炭治郎がいる方向を指し示す
  12. 第23巻:鬼化した炭治郎が人間に戻る際に背中を押し上げる家族
  13. 第23巻:鬼舞辻無惨を討伐し禰豆子を人間に戻した後に竈門家に戻ると「おかえり」と出迎える家族

抜けている部分はあるかもしれませんが、竈門家は亡くなった後も兄妹に呼びかける事で何度も命を救っているのです。

無惨が最期に気付かされたように人の想いは不滅という事を思い知らされるシーンではないでしょうか。

亡くなった後も生きている家族だけは守ろうとする絆を感じる反面、やはり亡くなったという実感も湧くので少し寂しいシーンでもありました。

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第1位「竈門兄妹の幸せを願う鬼殺隊員の遺書」

第1位は鬼殺隊を解散した後に判明した戦死した鬼殺隊員達の遺書に関わるシーンです。

このエピソードについては深く描写されていませんが単行本23巻第205話のおまけページに少し触れられており、鬼殺隊員の遺書の多くは「炭治郎と禰豆子の幸せを願う言葉が書かれていた」と明かされています。

2人に関する内容の遺書は産屋敷輝利哉から読ませてもらっているそうですが、残念ながら遺書を読んだ炭治郎の反応は描かれていません。

鬼殺隊員は無惨討伐後に炭治郎が心停止した際に隠達が号泣していたり、炭治郎が鬼から人間に戻った際には手放しで喜んでいたりといつの間にか炭治郎への感情移入が読み取れますが、恐らく刀鍛冶の里で描かれた通り、炭治郎が己の負傷を顧みずに誰かを守り戦い抜く様子を見ていた事から次第に応援したいという気持ちが芽生えたのではないでしょうか。

鬼殺隊に入った剣士の大半は鬼の被害者である傾向が強い為、鬼に家族を殺害されながらも唯一生き残った妹が鬼化させられた炭治郎には思う所があるでしょうし、鬼化した妹は人を食べず人間を守るという歴史的に見てもあり得ない行動を取っていたので、もしかしたら竈門兄妹なら本当に妹を人間に戻す方法を見つけるのではないかという淡い期待もあったのかもしれません。

何れにせよ、最終決戦では柱と同等に扱い炭治郎の為に肉壁となった隊員も大勢いるので、鬼殺隊員から見た竈門兄妹は特別な存在だったのでしょうね。

敢えて隊員達の遺書について作中で言及しないのも演出として素晴らしいと思いましたので、好きな話ランキング第1位とさせて頂きました。

鬼滅の刃の好きな話ランキングのまとめ

  1. 「竈門兄妹の幸せを願う鬼殺隊員の遺書」
  2. 「竈門家の家族が兄妹を救うシーン一覧」
  3. 「柱全員で義勇を笑わせようとするが失敗」
  4. 「『煉獄杏寿郎』を思い出すシーン一覧」
  5. 「炭治郎の言葉で錆兎から託されたモノを思い出す義勇」
  6. 「竈門兄妹の帰りを待っててくれた三郎爺さん」
  7. 「禰豆子に人間として扱われて涙する珠世」
  8. 「玄弥の怪我の様子を見に来る実弥」
  9. 「無一郎と小鉄の関係」
  10. 「冨岡義勇の鎹鴉」

今回取り上げたエピソードはいかがでしたでしょうか。

どれも本編の殺伐とした展開とのメリハリで心に残る印象的なシーンだったように思えますが、実際にはまだまだ好きなエピソードは沢山存在します。

全23巻という短い物語ではあるものの、それだけ鬼滅の刃の内容が濃密だったという事だと思います。

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