【鬼滅の刃】不死川玄弥の最期と死亡は何巻何話?師匠は誰?

大人気漫画「鬼滅の刃」に登場する不死川玄弥は、竈門炭治郎たちと最終選別を受けた同期であり、鬼殺隊の風柱・不死川実弥の実の弟です。

今回は不死川玄弥の最期はどうなったのか?を重点に、

  1. 不死川玄弥の死亡は何巻何話?
  2. 不死川玄弥の最期の戦いと死亡経緯
  3. 不死川玄弥のプロフィール
  4. 不死川玄弥の師匠

など、玄弥について紹介したいと思います。

不死川玄弥の死亡は何巻何話?

不死川玄弥の死亡が描かれたのは、単行本21巻第179話「兄を想い弟を想い」の黒死牟戦です。

悲鳴嶼行冥、不死川実弥、時透無一郎、不死川玄弥の4名で上弦の壱・黒死牟と戦った末に体を縦半分に両断されて間もなく死亡しました。

それでは玄弥がどのようにして死亡に至ったのか、最期の戦いを見ていきましょう。

不死川玄弥の最期の戦いは黒死牟戦

不死川玄弥の最期の戦いは無限城を舞台にした黒死牟戦であり、単行本19~21巻に収録されています。

鬼舞辻無惨が産屋敷家に侵入すると産屋敷耀哉は自爆して無惨を追い詰めますが、上弦の肆・鳴女による空間操作で位置情報を捕捉された鬼殺隊は全員無限城に投げ出されており、玄弥も無限城を彷徨っていました。

そして出会ったのは上弦の壱・黒死牟であり、黒死牟は既に時透無一郎と交戦を始めていたので玄弥も攻撃する機会を窺っていたところ、簡単に見つかり両腕と胴体を切断されてしまいます。

玄弥の窮地を救ったのが不死川実弥であり、実弥は弟を両断された事に激怒し応戦に出ると、次第に黒死牟に圧倒されていき実弥まで窮地に陥ることに。

次に助太刀に来たのが悲鳴嶼行冥であり、悲鳴嶼が黒死牟と戦っている間に玄弥は無一郎に体をくっつけてもらうと、悲鳴嶼との戦いで斬られた黒死牟の頭髪を無一郎に拾ってもらい食べさせてもらうのでした。

すると凄まじい回復速度で胴体が癒着すると血の巡る速度が上がり無惨が黒死牟に話しかける声が聞こえるほどに鬼化が進みます。

痣の出現で黒死牟を着実に追い詰めていく柱の三人ですが、段階を踏んで血鬼術を流用する黒死牟相手に徐々に疲労が溜まり負傷も増えていく事から戦況は不利に傾いていきました。

そんな中、玄弥は彼らを助けたいと思えば思うほど体が強張ってうまく動けない恐怖心を抱き、自身の弱さを悔やみつつ、この戦いで役に立てるのか己の弱さと向き直ります。

弱さと向き直る中、脳裏に浮かんできたのは竈門炭治郎に言われた「一番弱い人が一番可能性を持ってるんだよ、玄弥」という言葉であり、敵は強い人をより警戒し神経を割り振ってくるとため弱い人が予想外の動きで壁を打ち破れたら一気に風向きが変わるという分析でした。

玄弥は炭治郎を思い出すと、弱腰を辞めて攻めの姿勢で「やるしかねえ」と己に言い聞かせ黒死牟の折れた刀の欠片を食べます

そして、無一郎が命を賭して黒死牟の動きを止めると血鬼術を纏った南蛮銃に己の肉弾を込めて発射し黒死牟に撃ち込むのです。

黒死牟の髪と刀を食した玄弥は弾丸を撃ち込んだ武器から木の幹を発生させる血鬼術を取得し、黒死牟を拘束することに成功すると、柱が一斉に攻撃に転じます。

しかし、この時黒死牟は更に鬼として進化し全身から刀を出現させ全方位に攻撃を放つと、柱は全員吹き飛ばされ無一郎は胴体を切断、玄弥に至っては体を縦半分に両断される致命傷を負わされるのでした。

瀕死の無一郎が黒死牟の動きを「赫刀」で押さえ続ける中、玄弥は皆を守るという意思を貫き血鬼術の効果を高めるとより固定の力を増して黒死牟をその場に固定し続ける事で黒死牟の討伐に貢献するのです。

こうして、無一郎と玄弥の踏ん張りで黒死牟を固定し続ける事ができ、悲鳴嶼と実弥による猛攻で黒死牟に勝利する事が出来ました。

不死川玄弥の死亡

悲鳴嶼行冥、不死川実弥、時透無一郎、不死川玄弥の4人で黒死牟に勝利しましたが、無一郎は胴体を両断されて死亡し、玄弥もまた体が縦半分に両断された状態で虫の息でした。

玄弥が辛うじて喋れて生きているのは鬼を取り込んだ為ですが、その効力も出血と共に殆ど抜け落ちていくため死を待つだけであり、弱っている状態の玄弥の傍らに稀血の実弥を置いても差し障りが無いと判断した悲鳴嶼は黒死牟との戦いで気を失った実弥を横に寝かせます。

玄弥は自分の死が迫っている状態で無一郎や実弥の心配をしており、悲鳴嶼が実弥を横に寝かせると兄の無事に「生きて…る…良かっ…た…」と安堵するのでした。

そんな中、実弥が目を覚ますと玄弥の体の一部が灰となって消滅しかけてのに気づき、実弥は涙を流しながら狼狽え「兄ちゃんがどうにかしてやる」と玄弥を励まします。

しかし、玄弥は最期に実弥が玄弥を守るために鬼となった母を殺したというのに人殺しと責め立ててしまった事やこれまで迷惑をかけた事を涙ながらに謝罪するのです。

迷惑は掛けられていない、俺より先に死ぬなと叫ぶ実弥でしたが、玄弥もまた涙を零しながら「守って…くれて…あり…がとう…」と絞り出すように感謝の言葉を伝えると、本当は実弥が玄弥を守ろうとしてくれていたように玄弥もまた実弥を守りたかった、兄弟だから同じ気持ちだったと告げます。

母を殺し、弟に責められた兄を想い、玄弥はたくさん辛い思いをした実弥に幸せになって欲しかったのです。

玄弥にとって実弥はこの世で一番優しい人だと伝えると、「あり…が…とう…兄…ちゃん…」と締めくくり玄弥は灰となって消滅していきます。

そして、泣きながら弟を連れて行かないでくれと神様に懇願する実弥の声は届かずに玄弥が消滅すると、遺された玄弥の隊服を抱きかかえると玄弥の名前を呼び泣き叫ぶのでした。

不死川玄弥のプロフィール

【名前】 不死川玄弥(しなずがわげんや)
【誕生日】 1月7日
【年齢】 16歳
【身長】 180cm
【体重】 76㎏
【出身地】 東京府京橋区
【趣味】 盆栽
【好きなもの】 スイカ
【イメージカラー】
【初登場】 単行本2巻 / アニメ第1期4話
【声優】 岡本信彦

鬼を食べる事で戦闘能力を取得する特異体質の少年で、風柱・不死川実弥の弟です。

体格には恵まれているものの呼吸を使えないために苦肉の策として鬼を食べたところその才覚を発揮します。

よく癇癪を起こすらしく初登場時も最終選別の後に産屋敷かなたを殴りつけていましたが、悲鳴嶼行冥や他の隊士たちと修行し打ち解けていく中で角が取れていき性格は穏やかになっており、思春期に突入すると女性に対してうまく喋れなくなっているようです。

なお、単行本15巻127話のおまけページでは産屋敷かなたに謝罪しており、女の子に近づくだけで緊張するようになっています。

玄弥の過去

不死川一家は9人家族でしたが、父は図体がでかい上に家族を殴るようなろくでもない人物で人に恨まれて刺されて死亡しています。

そのため、小柄な母親が女手一つで7人の子供を育てており、玄弥は母を尊敬していました。

ある日、母が戻ってこない晩の事、突然不死川一家を鬼が襲撃し玄弥の目の前で兄弟達が殺害されていくと、鬼が玄弥に飛び掛かったところで長男の実弥が駆け付け、鬼を抱えて家を飛び出します。

逃げろと言われた玄弥ですが、出血の激しい兄弟達がまだ生きていると思ったのか医者を探しに外へ飛び出すと、そこには血を流し横たわる母の姿とそれを見下ろす鉈を持った実弥が居たのです。

既に事切れた母に駆け寄った玄弥は母を抱きかかえて号泣すると、母を手にかけた実弥に対して何で母ちゃんを殺したんだよ!!人殺し!!と酷い事を言ってしまいました。

実は不死川一家を襲った鬼は鬼化した母であり、玄弥も狼と思ったもののしっかりと母の姿を確認していたのですが、突然の兄弟達の死や鬼化した母の姿を前にして混乱していたのです。

以来、玄弥と実弥の間には確執が生まれるのですが、玄弥はこの時の事を謝りたいと考えていました。

玄弥が鬼殺隊に入り柱になりたかった理由

刀鍛冶の里編で玄弥は炭治郎に向かって「柱になるのは俺だ」と宣言していましたが、玄弥が鬼殺隊に入り柱になりたかった理由は風柱・不死川実弥に認められたいという気持ちと「兄を責め立てた」事を謝りたかったからです。

実弥は兄弟達を守る為に夜明けまで鬼と戦いましたが、夜が明け始めて初めてその鬼が己の母親であると知った時どんな気持ちだったのか、最愛の母を手にかけて打ちのめされていた時に必死で守った弟から罵倒されてどんな気持ちだったかと、玄弥は反省し謝罪する機会を探していました。

しかし、鬼殺隊に入った実弥とは会う機会が少なくなり、一介の隊士が柱に会うには難しいらしく、玄弥は柱の実弥に会う為に早急に十二鬼月を打ち取る手柄を立てて昇格を狙っていたのです。

ただ身体能力の低さや呼吸を使えない点など鬼殺隊として致命的な才能の無さの焦りから鬼喰いに走ってしまいました。

玄弥の武器の銃

玄弥は呼吸を使えないため戦闘には「南蛮銃」を使います。

南蛮銃は日輪の力を帯びているため日輪刀と同じ効力があり、玄弥はこの南蛮銃と日輪刀の二刀流を戦況に応じて使い分けていました。

黒死牟戦では黒死牟の一部を取り込む事で鬼の力により南蛮銃を進化させ血鬼術を使えるようになっています。

玄弥の特異体質「鬼喰い」とは?

各キャラクターには体質なのか個性があります。

竈門炭治郎は嗅覚が鋭く、我妻善逸は聴覚、嘴角伊之助は勘、栗花落カナヲは目、など同期の隊士は何かしらに特化した体質を持っていましたが、玄弥には何があるのでしょうか。

玄弥は強靭な咬合力と特殊な消化器官を持って発揮される「鬼喰い」という特異体質を持っています。

これにより呼吸を使えない玄弥でも鬼の力を取り込む事で一時的に鬼の体質となり人間離れした怪力を発したり、血鬼術を取得する事が可能となりました。

なお、剣士としての才能が無いため精神的に追い詰められた際に鬼を食べたらしく、その時に己の特異体質に気づいたそうです。

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不死川玄弥の師匠は誰?

不死川玄弥の師匠は岩柱・悲鳴嶼行冥です。

鬼を食べて暴走していたところを悲鳴嶼に助けられた背景があり、鬼を食べた事を咎められ辞めるように言われましたが、玄弥は癇癪を起こして拒否しています。

しかし、悲鳴嶼の強さは確かなものであるため玄弥は継子を志願しますが何度も断られており、それでも玄弥は悲鳴嶼についていく事を決めると、どんなに辛い修行にも逃げ出さずにこなしました。

そういった背景から悲鳴嶼は玄弥の覚悟を認めると弟子入りの許可を与えたのです。

玄弥が戦いの最中に念仏を唱えるのは集中を極限に高めるための反復動作の一環であり、悲鳴嶼を真似たもので、怒りや痛みの記憶を思い出す事で心拍と体温を上昇させています。

また、玄弥から見て悲鳴嶼は才能の無い玄弥を弟子にしてくれた良い人であり、鬼喰いをする玄弥の体を心配して胡蝶しのぶを紹介してくれた優しい人でもありますが、教えるのは苦手な人と認識していました。

不死川玄弥が最期と死亡とプロフィールのまとめ

  1. 玄弥は鬼を食べる事で力を取り込み戦闘能力を得る「鬼喰い」の特異体質
  2. 玄弥の武器は日輪刀と同じ効力がある南蛮銃と日輪刀の二刀流
  3. 玄弥は過去に、鬼化した母を殺した不死川実弥を責め立てた事を後悔しており謝罪の機会を探していた
  4. 玄弥は悲鳴嶼行冥に弟子入りしている
  5. 玄弥の最期の戦いは単行本19~21巻に収録
  6. 玄弥は無限城で上弦の壱・黒死牟と対峙し、悲鳴嶼行冥、不死川実弥、時透無一郎、不死川玄弥の4人で交戦
  7. 玄弥は黒死牟の髪と刀の一部を食べて鬼化し血鬼術を使って黒死牟を固定する貢献を果たした
  8. 玄弥は黒死牟に体を縦真っ二つに両断される
  9. 玄弥は死ぬ前に不死川実弥に謝罪と感謝を述べると「幸せになって欲しい」「死なないで欲しい」「ありがとう」と伝えて灰となり消滅した
  10. 玄弥の死亡は単行本21巻第179話「兄を想い弟を想い」の黒死牟戦

玄弥は過去に鬼化した母を殺めた実弥に対し酷い事を言ってしまったため、謝る機会を探して鬼殺隊に入り柱を目指していましたが、黒死牟との戦いで致命傷を負った後に漸く実弥に謝罪する事が出来ると安らかに旅立ちました。

実弥もまた弟を大事に想っている旨を伝える事で、長いすれ違いが解消されたものの、互いに互いの幸せを願った結果、玄弥が亡くなってしまった感動シーンとなります。

最初の登場シーンこそ荒れていた玄弥ですが、悲鳴嶼やたくさんの鬼殺隊と知り合う事で段々と優しい一面を取り戻していく事ができ、後半に人気が出てきたキャラの一人でしたので彼の死亡はとても残念でした。

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