鬼滅の刃に登場する不死川玄弥は鬼を食べる事で一時的に鬼の能力を使用できる特異体質です。
そこで今回は、
- 鬼喰いとは?
- 鬼喰いの能力
- 300年前の鬼喰いの存在
- 不死川玄弥はいつから鬼喰いになったのか
など、「鬼喰い」について紹介したいと思います。
鬼喰いとは
鬼喰いとは、鬼を喰うことで一時的に鬼の体質になれる特異体質の人間であり、強い鬼を喰えばそれだけ再生力と筋力が上がります。
一方で、鬼を食べる事で鬼化が進み暴走するデメリットがあるため鬼を食べる事は推奨されていません。
作中の鬼喰いは不死川玄弥ただ一人でしたが、玄弥もまた優れた咬合力と特殊な消化器官により短時間の鬼化を可能にした特異体質で鬼殺隊唯一の逸材です。
鬼が放った血鬼術の一部や身体の一部(髪の毛)などを食べる事で鬼化する事が可能です。
鬼化が進むと目が赤くなったり牙や爪が鋭くなるなど鬼の容姿に近づいていきます。
鬼喰いの能力について
鬼を食べると、鬼の特徴である再生力と筋力の向上が見込めます。
例えば、腕を斬られても再生しますし急所を突かれても死ぬ事が無い他、大木を投擲するような怪力を発揮する事もできるため、完全に人間離れした鬼擬きの力を有するのです。
鬼を食べて大丈夫なの?
鬼喰いも特異体質や適性があるらしいので一概に人体に影響が無いとは言い切れません。
不死川玄弥の場合は上弦の壱の一部を食べて尚も自我を保ち血鬼術を扱えるまでに至りましたが、悲鳴嶼行冥の勧めで蝶屋敷に通い定期健診を受けています。
唯一の鬼喰いである玄弥が早世したために分かりませんが、胡蝶しのぶに怒られていたそうなので、やはり何年も続けているとデメリットの方が目立ってしまうのかもしれませんね。
上弦の鬼を食べるとどうなる?
今代の鬼喰い不死川玄弥は、作中で上弦の肆と上弦の壱の一部を食べていましたが、その効力は以下になります。
Ⓠ 上弦の肆の血鬼術を食べた場合は?
- 目が赤くなり少し理性が崩壊して暴走しかける
- 大木を担ぎ投擲する怪力
- 鬼化が進んでいるため禰豆子の爆血の対象になる
Ⓠ 上弦の壱の髪の毛を食べた場合は?
- 微かに無惨の声が聞こえる
- 胴が繋がる凄まじい回復速度
- 血の巡る速度が上がり気分が良くなる
Ⓠ 上弦の壱の刀を食べた場合は?
- 鬼化が進む
- 南蛮銃が変形し血鬼術に目覚め肉弾を放つ
鬼喰いは300年前から存在していた?
単行本19巻第166話、黒死牟vs時透無一郎と不死川玄弥の戦いが描かれています。
その際、両腕と胴体を切断されても生きている玄弥を目にした黒死牟が「三百年以上前…お前と同じく鬼喰いをしている剣士がいた…」と発言したため300年以上前から鬼喰いの体質を持つ剣士が居た事が判明しています。
また、設定上鬼喰いは鬼殺隊の中でも非常に稀な特殊能力であると書かれているので、玄弥の他に存在している事は確実です。
ただ、約400年を生きる黒死牟が戦った鬼喰いは「胴を切断」すれば絶命したそうなので、歴代の鬼喰いの中では玄弥の鬼喰いの才能は飛び抜けているのかもしれません。
なお、玄弥以外の鬼喰いの名前や経歴といった情報は一切出てこないので、玄弥が鬼喰いとしてどの程度の強さだったのかは分からないままです。
鬼喰いが死ぬとどうなる?
不死川玄弥の場合は鬼舞辻無惨の血が濃い黒死牟の髪の毛と刀を食べた事で無惨の声が聞こえるほど鬼化が進んでいたので通常の鬼と同様に灰化して消滅しました。
ですので、ただの鬼を食べた程度で死亡しても灰となって消滅するのかは分かっていません。
↓不死川玄弥の最期についてはこちら
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不死川玄弥はいつから鬼喰いになったのか
玄弥が作中どのタイミングで鬼喰いの力に目覚めたのかは明かされていません。
才覚に恵まれなかった玄弥は身体能力が低く呼吸も使えないので風柱の兄に近づくための苦肉の策として鬼を食べたのが始まりです。
しかし、初めて鬼を食べた際に暴走したところを悲鳴嶼行冥に助けられるとその行為を咎められており、鬼殺隊を辞めるように言われました。
最初は弟子入りを断っていた悲鳴嶼も玄弥の覚悟を知り弟子入りを許可しています。
刀鍛冶の里編までは兄の不死川実弥は玄弥が鬼喰いをしている事実を知りません。
鬼喰いの能力や300年前の存在についてのまとめ
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玄弥と同じ鬼喰いの才能がある剣士が300年前にもいたことが分かりましたが、鬼喰いは鬼殺隊でも非常に稀な特異体質であるため、玄弥との個人差などは再生力の違いしか分かりませんでした。
黒死牟が300年前に見た鬼喰いをする剣士はどのような人物だったのか、外伝などで漫画化して欲しいですね。