炭治郎たちが怪我をしたら戻っていくところに「蝶屋敷」があり、ここには胡蝶カナエや胡蝶しのぶが保護した鬼に家族を殺された女の子たちが生活していて、その中に神崎アオイもいます。
蝶屋敷で怪我人の世話をするリーダー的存在の神崎アオイは隊服を着ていますが、
- 神崎アオイは鬼殺の剣士だったのか?
- どんな呼吸を使うのか?
- 神崎アオイの髪飾り
- 神崎アオイが使う呼吸は「水の呼吸」
- 神崎アオイが笑った?
- 神崎アオイの結婚相手は?
その疑問にお答えします!
目次
神崎アオイは鬼殺の剣士だった!肝心の呼吸は?
引用元:鬼滅の刃公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」
まず、神崎アオイは、公式ファンブックの紹介ではっきりと「隊士」として紹介されています。
ファンブックによると蝶屋敷で治療などを取り仕切る隊士ということなので、原作の通りしのぶたちが不在の間でも蝶屋敷を仕切る役割を果たしているようです。
もともと、神崎アオイは鬼殺隊の剣士で、その証拠に現在も鬼殺隊の隊服を着ていますよね。
最終選別にも行ってしっかり生き残って帰ってきてるんです。
ところが、アオイはその最終選別で鬼と戦ったことでそれがトラウマとなり鬼と戦えなくなってしまいます。
それを胡蝶姉妹が引き取って蝶屋敷で怪我をした隊員のお世話をするという役目を与えたんですね。
神崎アオイの髪飾りの色
神崎アオイの呼吸を知りたいなら髪飾りからの推測も外せません。
蝶屋敷にいる女の子たちはみんな蝶の髪飾りを付けていますが、
- すみちゃん
- なほちゃん
- きよちゃん
の蝶の髪飾りには蝶に縁取りがなく、カナエ、しのぶ、カナヲ、アオイには蝶に縁取りがあるんです。
そして、この蝶の髪飾りは色がそれぞれ違っています。
- 胡蝶カナエ:ピンク
- 胡蝶しのぶ:紫
- 栗花落カナヲ:ピンク
- 神崎アオイ:青
これにより隊士には縁取りがあると考えられそうですね。
胡蝶カナエと栗花落カナヲがピンクの髪飾りで「花の呼吸」ということ、胡蝶しのぶが藤の花のイメージから紫、そしてしのぶは剣士ではなく毒を使って鬼を倒す「蟲の呼吸」を使います。
引用元:鬼滅の刃公式キャラクターズブック
カナエとカナヲの髪飾りは全く同じ髪飾りなので、花の呼吸の剣士はピンクの髪飾りを付けるようです。
アオイの髪飾りが青なので、カナエでもしのぶでもないという点が気になります。
このアオイの髪飾りが伏線となっていたことが鬼滅の刃最終巻発売から4か月もたってから明かされるとは、作者の吾峠先生の凄さを実感できますね。
神崎アオイの使う呼吸は「水の呼吸」
引用元:鬼滅の刃 公式ファンブック 弐
アオイの髪飾りの色が「青」ということで、もしかして「水の呼吸」なのか?という噂が出ていたのですが、2021年2月4日発売の「鬼滅の刃公式ファンブック 弐」でアオイが「水の呼吸」を使うということが明かされました。
水の呼吸は、初心者にも優しい呼吸なので使い手が多いことが原作のおまけページで紹介されています。
引用元:鬼滅の刃
そのため、水の呼吸を使う剣士を育てる「育手」は炭治郎たちが修行を受けた鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)以外にも存在するんです。
おそらく、花の呼吸は水の呼吸の派生の呼吸なので、カナエがアオイに水の呼吸を教えていたのではないでしょうか。
神崎アオイが花の呼吸だと考えられた理由
引用元:鬼滅の刃
新作の鬼滅の刃公式ファンブック弐が発売されるまで、神崎アオイは「花の呼吸」なんじゃないか?と言われていました。
その理由となるのが、原作の余白ページに掲載されるキメツ学園で、胡蝶カナエ、栗花落カナヲについては「華道部」になっていることに注目。
胡蝶カナエは華道部顧問の生物担当教師です。
そして、栗花落カナヲは高等部2年という設定でカナヲも華道部。
引用元:鬼滅の刃
そして、高等部の胡蝶しのぶは薬学研究部で原作では蝶屋敷のお手伝いをしている、中等部という設定のなほちゃん、きよちゃん、すみちゃんは薬学研究部を作ろうとしているんです。
ここで登場する神崎アオイは高等部2年、カナヲと同級生の華道部。
そこから考えると薬学に精通している胡蝶しのぶは「薬学研究部」で原作では蟲柱、花柱でもあり、花の呼吸を使う胡蝶カナエとその継子である栗花落カナヲはキメツ学園で「華道部」、それと同じ「華道部」に所属する神崎アオイも花の呼吸を使うのではないか?と予想されていたんですね。
今回の新作の発売でこの考察が根底から覆されたことになります。
神崎アオイの誕生日
引用元:鬼滅の刃
キメツ学園で、神崎アオイが高校2年生の17歳ということが分かりましたが、誕生日は残念ながらどこにも明かされていません。
カナヲの誕生日が、カナエとしのぶと出会った5月19日という設定になっているので同じく孤児だったアオイの誕生日もカナエたちと出会った日なのでしょう。
神崎アオイが鬼と戦えなくなった原因と過去
引用元:鬼滅の刃
アオイは、最終選別で鬼が怖くなり戦いに行けなくなったという過去をもっていて、その、最終選別で共に戦ったのが霞柱の時透無一郎でした。
機能回復訓練で剣士の訓練を担っているほどのアオイの実力は鬼さえ怖くなければ柱になってもおかしくないほどです。
神崎アオイが笑ってる?!
いつも気丈夫な姿を見せるアオイですが、作中では泣いている姿は見られたものの、笑っている姿を見たことはありませんでした。
それは、自分が戦いに行けないのに仲間が命を懸けて鬼を倒しに行っている緊張感がずっと続いていたからと推測できます。
鬼舞辻無惨との戦いが終わり、平和な世界が訪れた時アオイは笑うことが増えたそうです。
引用元:鬼滅の刃 公式ファンブック 弐
アオイが笑うきっかけは伊之助だったんですね。
真面目なアオイの予想外なことばかりする伊之助にさすがのアオイも笑いを堪えきれなかったのでしょう。
引用元:鬼滅の刃 公式ファンブック 弐
最終回に登場する記念撮影でも優しい笑顔のアオイが見られました。
アオイはカナエの継子だった?
宇随天元が遊郭へ女の隊士を連れて行こうとしたときに、「継子」は柱の許可がいるけど、そうじゃないものは許可がいらない、と言っていたことからアオイはしのぶの継子ではないことが分かります。
蝶屋敷で生活することから、アオイが継子であった可能性はカナエではないかと想像しそうですが、実際にアオイが戦いに行けなくなったことを考えるとどの柱の継子にもなれなかったでしょう。
もし、継子になっていたなら水柱の「富岡義勇(とみおかぎゆう)」でした。
引用元:鬼滅の刃
カナエが亡くなったあとカナエのお墓の前で蝶屋敷の子たちが泣いているシーンで、カナヲはまだ隊服を着ておらず、アオイはすでに隊服を着ていたため、カナエが生きていた時に隊士となっていました。
アオイはカナエの弟子ではありましたが、実際、最終選別後は鬼狩りに行けなくなってしまったので蝶屋敷のお世話係で活躍していたのでしょう。
神崎アオイは柱になる実力があった?
お手伝いをしているナホちゃんたちと違って、どこか芯があってズバズバと物をいう気の強そうなところがアオイにはあります。
その気の強さは戦いにはいけないけれど、隊士だったという名残のようでこれだけ気が強く、柱である胡蝶カナエの家で暮らしていたアオイは鬼への恐怖心を乗り越えることさえできれば柱になっていたでしょう。
それほど気の強さが特徴的なんで、それが分かるのが、単行本第6巻第48話「蝶屋敷」でのシーンです。
引用元:鬼滅の刃
突然大きな声で声をかける勢いや、効果音にまでかかれている「キビキビスタスタ」がアオイの強さや厳しさを表現しています。
いつでも戦いに行けそうな勢いがありますが、神崎アオイは鬼が怖いんです。
引用元:鬼滅の刃
ぐずぐずしている善逸を一喝してしまう姉御肌の神崎アオイは善逸より1歳年上で、鬼殺隊としては先輩という面も時折見ることができます。
神崎アオイが隊服姿になる回がある
単行本第6巻第49話「機能回復訓練・前編」でケガから回復した炭治郎たちが「機能回復訓練」という訓練を受けることになります。
それを主に担当するのがアオイで、アオイが訓練の方法も説明して主導していくシーンです。
最終的にカナヲに全くかなわず心が折れていく炭治郎なのですが、実戦に出ていないだけでアオイのほうが少し先輩なんですね。
引用元:鬼滅の刃
いつも羽織っている白い割烹着のようなものを脱いで隊服姿になっています。やっぱりこの姿を見ると剣士なんだなという実感がわきますね。
実際に鬼を狩ることが出来なくても、剣士の力になることができればそれはもう鬼殺隊の一員と同じことですし、そのことを炭治郎がアオイにも伝えています。
アオイも鬼殺隊の一員だと炭治郎に気づかされる
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引用元:鬼滅の刃
単行本第7巻第53話「君は」の最後に任務に行く炭治郎が蝶屋敷のみんなに挨拶をして回るシーンがあり、丁寧な炭治郎は当然アオイのところにも挨拶に行きますが、そのときの炭治郎の言葉でアオイは救われたのです。
最初はいつものキビキビテキパキしているアオイでしたが、炭治郎の言葉に初めて自分のことを話し、最終選別で鬼が怖くなってしまった腰抜けだというアオイに炭治郎は、一緒に戦うことを誓います。
引用元:鬼滅の刃
「そんなの関係ないよ。俺を手助けしてくれたアオイさんはもう俺の一部だから。アオイさんの想いは俺が戦いの場に持っていくし」
- 今までずっと鬼を狩れない鬼殺隊だと卑屈に感じていたのでしょうか?
- それとも傷つき帰ってきた隊士たちを看病しながら申し訳ないと思い続けていたのでしょうか?
それが救われたような表情をしていますね。
でも、本当に鬼と戦うのが怖いんです、アオイは。
それがありありと見てとれるのが、宇随天元が遊郭へ女の隊士を連れて行こうとする時。
鬼が怖くて必死に助けを求めるアオイの姿
引用元:鬼滅の刃
天元が問答無用で女の隊士を連れて行こうとする回が単行本第8巻第70話「人攫い」です。
一枚目はアオイとともに隊士ではない女の子を連れて行こうとする天元に何とかこの子は隊士じゃないと言おうとしていますが、二枚目の画像ではもう必死でカナヲに助けを求めています。
本当に鬼と戦うのが怖いということがよく伝わるシーンです。
この時はカナヲが自ら行動したことと炭治郎たちによって戦いに行かずに済みましたが、
- この戦いで伊之助もかなり危ない状況になったこと
- 炭治郎は昏睡状態が続いたこと
で自分を責め、炭治郎が目を覚ました時にはアオイらしからぬ動揺ぶりで号泣していました。
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引用元:鬼滅の刃
宇随天元が連れて行こうとした所を見ると、鬼殺隊の隊士として「戦わなくていい」と公認されたわけではなさそうですね。
なので、使わないけれど呼吸(水の呼吸)は使えるし戦わないけれど鬼と戦う力も持っているということです。
神崎アオイの結婚相手は?
引用元:鬼滅の刃 公式ファンブック 弐
アオイは結婚し子供を残していて、鬼滅の刃23巻最終回でアオイの子孫が生きていることも判明しています。。
その相手は、伊之助でした。
公式ファンブック弐に現代の炭治郎たちの情報がたくさん載せられていますが、伊之助とアオイの子孫が嘴平青葉という青い彼岸花を研究している研究者が嘴平家の子孫として紹介されている場面があります。
伊之助そっくりの青葉の顔ですがなんと弟がいることも判明。
青葉が伊之助そっくりだから弟はアオイそっくりだったりするのでしょうか。
まとめ
蝶屋敷で鬼殺隊の隊士が傷ついた時は厳しくも優しく看護する神崎アオイについて調べていきました。
今回、単行本を読み込んでみると明確には描かれていませんがアオイは隊士であり、呼吸も使えることがわかったので、最後にまとめてみますね。
- 神崎アオイは、もともと鬼殺隊の隊士で現在も戦わないでいいと公認されたわけではない
- アオイの使う呼吸は水の呼吸
- 戦いに行かない理由は最終選別で鬼と戦ったことで鬼へのトラウマが生まれ怖くなってしまったから
アオイが戦いに行けなくなったことを理解し、蝶屋敷において隊士の世話をする役目をもたせたのはおそらくカナエとしのぶでしょう。
直接指令が来ないことを考えるとお館様も黙認しているのではないでしょうか。
だからこそ人一倍戦いに行く隊士には厳しく訓練をする、それは戦いで命を落としてほしくないというアオイの切実な願いなのでしょう。
アオイの思いは炭治郎始め隊士のみんなが抱いて鬼を狩りにいってくれていますが、いつかアオイも水の呼吸を披露してくれる瞬間があらわれるのを楽しみにしています。


