伊之助と言えばイノシシの頭とそれを取った時のギャップが印象的なキャラですが、作品を見ていると、がさつで一直線の伊之助が「ほわほわ」するシーンが見受けられます。
独特な描写であるほわほわとは何なのか、そしてそんなほわほわしている伊之助が見られるのは原作何巻?アニメ何話?など、伊之助のほわほわの気になることを調べてみました。
鬼滅の刃で伊之助を表現する時に表れるほわほわって何?
伊之助は幼い頃母親に捨てられて(厳密には逃がしてくれた)イノシシに育てられていました。
その母猪の形見として猪の頭をかぶっているわけですが、もう一つ山の主の象徴として猪をかぶっているという描写もありましたね。
そして育ての猪が山の主だったようで、それを引き継ぐ形でイノシシの被り物をしていたのです。
で、肝心なほわほわの意味ですが、このような生い立ちもあり、人の温もりや優しさなど人間らしい心にほとんど触れずに生きてきため、当初は禰豆子が入った箱を必死に守る善逸に攻撃を加えたりと、横暴な振る舞いを見せていました。
しかし、炭治郎や善逸、藤の花の家紋の家の老婆などとの触れ合いの中で、彼らの優しさに触れ、伊之助の心にも優しい気持ちが芽生えた(ほわほわ)ようで、以後は意味のない乱暴などは働かなくなり無限城でカナヲの元に駆けつけた際は、カナヲの様子から「しのぶの死」を察することができるようになるなど、人の気持ちを慮ることもできるように成長。
伊之助がほわほわする時は決まって人の優しさに触れた時で、今まで猪に育てられてきた伊之助は人の優しさに触れてどういう感情を持てばいいのかわからなかったのでしょう。
それをほわほわという感覚で表していたんですね。
つまり、伊之助がほわほわしている時は照れている時なのですが、それを作者がバラす?ようにほわほわと表現しているんです。こういう遊び心もファンにとってたまりません。
伊之助プロフィール
- 名前:嘴平伊之助(はしびらいのすけ)
- 誕生日:4月22日
- 身長:164㎝
- 体重:63㎏
- 階級:丙(ひのえ)
- 呼吸:獣の呼吸
- 出身地:東京府 奥多摩郡大岳山 現在の 奥多摩 大岳山
- 好きなもの:天ぷら
- 口癖:猪突猛進
- 趣味:炭治郎に教えてもらった「ことろことろ」という童遊び
- CV:松岡禎丞
伊之助のほわほわシーン3選!原作やアニメでは何話に載っている?
ここからは実際に伊之助がほわほわしたシーンを3つご紹介します。
藤の花の家紋の家のおばあさんの時にほわほわ
- 原作4巻28話
- アニメ第15話
藤の花の家紋の家で伊之助の衣類が汚れていため、洗っている間浴衣(着物)を着るようにおばあさんに言われた場面で伊之助のホワホワが。
「大変着心地が良うございますよ。」という優しい言葉と、黙っている伊之助に「夕飯は天ぷらにしましょうね。そう・・衣のついたアレでございます。」と優しく話しかけるおばあさんの優しさに伊之助がホワホワしています。
異質な組み合わせでも優しさによってこんなにも和んだ場面になるんですね。
藤の花のおばあさんとの天ぷらの思い出でほわほわ
伊之助が、母親や胡蝶しのぶ以外でほわほわするほど人の優しさに触れたことは他にもみられますが、特に印象に残るのが藤の花の家紋のおばあさん。
柱稽古では不可能だと思われるような修行も藤の花のおばあさんの天ぷらを思い出して乗り越えてしまうんです。
大きな岩を動かす時「天ぷら!天ぷら!」と気合を入れる伊之助の姿に、藤の花のおばあさんの存在の大きさを実感します。
那田蜘蛛山での炭治郎の言動にほわほわ
- 原作4巻31話
- アニメ第16話
炭治郎が伊之助に一緒に山に入ってくれてありがとう。本当は1人で山に入ることが、少し怖かったという炭治郎の言葉に対して、伊之助がほわほわ。
蝶屋敷でしのぶとの約束をした際のほわほわ
- 原作18巻189話より(回想)
- アニメ未定
無限城の回想で、
- 蝶屋敷で伊之助を治療してくれた
- 無茶はしないことを約する際に指きりげんまんした時のしのぶの笑顔
- 自分のことを心配してくれるしのぶの優しさ
に伊之助はほわほわしていました。
そしてしのぶとの指きりげんまんをした際に、自分には本当の母親がいたことを思い出すことになります。
伊之助の生い立ち!小さい頃の記憶を思い出してほわほわ
直接的にほわほわという表現はありませんが、伊之助がほわほわとする時に現れる湯気のような描写がこの琴葉を思い出すシーンにありました。
単行本18巻第158話「破茶滅茶」で伊之助の生い立ちや過去、母親の琴葉の存在が明かされます。
今まで猪に育てられてきたこの場面でも琴葉を思い出してほわほわとする感情を持っているので、伊之助は人としての感情を失っていたとか初めから持ってないわけではなく、赤ちゃんの頃に母親に抱かれた頃から心の奥にほわほわとした感情を持っていました。
一番最初に人の優しさに触れた瞬間が、母の琴葉との時間だったんですね。
伊之助はほわほわだけじゃない!伊之助面白エピソード
猪突猛進なのは戦いの場だけではありません。
日常生活も全て猪突猛進の伊之助は、柱稽古で岩柱:悲鳴與行冥の滝修行にも真面目に取り組みますが、一生懸命取り組みすぎて意識を失うことも。
そんな天然な伊之助も人気の理由ですね。
食べるのが大好きで食いしん坊な伊之助
伊之助は食べるのが大好きで、蝶屋敷ではアオイの作ったご飯をしょっちゅうつまみ食いしていてアオイによく怒られていました。
柱稽古の楽しみは炭治郎の炊いた米で作ったおにぎりと、川で獲ってきた新鮮な取れたての魚を美味しそうにおにぎりを頬張る伊之助を見ているとこっちまで幸せな気持ちになります。
単純で天然な伊之助
炭治郎の作ったご飯をお腹いっぱい食べてお腹が膨れた伊之助は普通の人では考えられない岩を押したり、まるでお腹が膨れたからちょっと歩いてくるわ~というくらいのニュアンスで丸太をかつぐ修行に果敢に挑んでいきます。
周りを圧倒させる驚きの天然ぶりも伊之助の魅力ですね。
伊之助がほわほわするまとめ
伊之助がほわほわするのは人の優しさに触れた時で、やっぱり何回見ても伊之助のほわほわシーンは何回見ても可愛いですね。
原作で読んだあとにアニメを見ると、そのほわほわ感の出し方の違いに驚きます。
原作は文字だけで表現されていますが、アニメでは声がついてより感情が伝わりやすく、伊之助の心の声が聞こえたようで見ているこっちも心がほっこりすること間違いなし。あなたも伊之助のほわほわを見て明日への栄喜を養いましょう。