鬼滅の刃に登場する桜色の髪が特徴の柱「甘露寺蜜璃」は、可愛くて強い人気キャラです。
ですが、甘露寺蜜璃は柱のなかでも特殊な日輪刀を使用しており、その戦い方は独特かつ新体操のリボン競技を意識したように美しいものでした。
今回はそんな甘露寺蜜璃の特殊な日輪刀をテーマに、
- 甘露寺蜜璃の日輪刀の特徴
- 甘露寺蜜璃の日輪刀の鞘
- 甘露寺蜜璃の日輪刀を打った鍛冶師
- 甘露寺蜜璃の日輪刀は実在するの?
- 「るろうに剣心」の刀狩の張の刀と似ている
以上の項目を紹介したいと思います。
甘露寺蜜璃の日輪刀の特徴は曲がる
①刀の特徴 | 極めて薄く柔い |
②刀身の色 | 桜色 |
③鍔の形 | 四つ葉クローバー |
④刀の説明 | 単行本14巻123話 |
甘露寺蜜璃の愛刀は極めて薄く柔い桜色の日輪刀で鞭のようにしなる(曲がる)のが特徴です。
鍔は四つ葉のクローバーの形をしており、強力な刀のしなりに加え筋肉の柔さや関節の可動域の広さを持つ甘露寺蜜璃が扱うことで技の速度は宇髄天元を上回ります。
この特殊な日輪刀には自分自身をも斬り刻むような扱いの難しさというデメリットがあるものの、柔軟な身体を持つ甘露寺蜜璃のために作れられたため、特殊体質の彼女だけが扱える日輪刀です。
蜜璃の日輪刀の長さは?
正式な長さは公式ファンブックなどでも公開されていませんが、蜜璃の身長は167㎝あり、日輪刀の長さはしなっている段階で蜜璃の身長と同程度の長さがあります。
しなった状態で蜜璃の身長程度ということは刀身の実寸は180㎝を超えているのではないでしょうか。
呼吸を使った型では、演出上かなり伸びているように見えますが、止まった状態での目測から恐らくは2m前後あたりが妥当だと考えられます。
蜜璃の日輪刀の戦い方
強力な刀のしなりと柔軟性を利用して新体操のリボン競技を彷彿とさせる動きが蜜璃の戦い方の印象です。
鬼の血鬼術の攻撃自体を斬る、弾く、いなすことは容易で、刀の長さを利用して広範囲攻撃を全て防ぐこともやってのけています。
また、鞭のように振るい相手の首に巻き付けることもできるので、雑魚鬼ならそのまま首を斬ることもできるでしょう。
劇中では蜜璃はこの刀身の長さを利用して味方に降り注ぐ血鬼術そのものを斬りふせて守る活躍を見せました。
刀を扱うために柱稽古では柔軟性を特訓
蜜璃の扱う「恋の呼吸」には音感と柔軟性が重要です。
原作15巻から始まる柱稽古では、蜜璃は柔軟性を担当しており隊士達にレオタードを着用させ音楽に合わせた舞踊を取り入れており、殆ど力技でほぐし可動域を広げる訓練を施しました。
力技で開脚させられた隊士は「ギャアアアアアア」と悲鳴を上げているにも関わらず笑顔でエールを贈る蜜璃の様子から炭治郎も顔面蒼白。そのせいで参加した隊士からは「地獄」と噂されています。
音感や柔軟性は恋の呼吸意外にも「呼吸」を使うことに於いてはある程度必須条件なのかもしれません。
蜜璃の日輪刀の鞘
蜜璃の日輪刀の鞘について記載されたのは単行本14巻116話のおまけページです。
抜刀時はしなりながら広がっている状態ですが、帯刀時は折り返して巻くように畳み納めています。
そのため、鞘自体は普通のものに近い形状ですが、刀身が折り重なり厚みが増しているので幅が通常のものより大きいのかもしれませんね。
蜜璃の日輪刀を作ったのは鉄地河原鉄珍
蜜璃の日輪刀を担当しているのは、刀鍛冶の里の長である鉄地河原鉄珍です。
若い女の子が大好きであることから甘露寺蜜璃の他にも胡蝶しのぶの日輪刀も担当していますが、恐らくは彼女らが扱う奇妙な形状の刀は鉄珍でなければ打てないため担当しているのでしょう。
里一番小さく一番偉い鉄珍は、一見、軽口を叩く気のいい小さなお爺さんですが、鍛冶の腕は里一番の優秀な刀匠であり、刀に関しては厳しさとこだわりを持っています。
刀鍛冶師としてのプロ意識は凄まじく、鋼鐵塚蛍が作った炭治郎の日輪刀のが折れてしまった際には「折れるような鈍(ナマクラ)を作ったあの子が悪い」と炭治郎に謝罪しました。
蜜璃の日輪刀は実在するの?
蜜璃の奇抜な刀は創作物だからではなく、ちゃんと実在した武器がモデルになっているようです。
恐らく該当するのは以下の二種。
- ウルミ:インドの武術で使われる柔らかい長剣(刀身90㎝ほど)
- 腰帯剣:中国の非常によくしなる剣でベルトに偽装した鞘に納め腰に巻く暗器(別名ヤオダイジャン)
どちらも刀の薄さや鞭のようにしなる刀身が特徴の長剣武器であり、しなる刀を振るうために柔軟性を重視する特徴があります。
吾峠呼世晴先生はこれらの武器を元ネタに取り入れたのではないでしょうか。
蜜璃の日輪刀は刀狩の張の刀と似ている?
蜜璃の日輪刀は、同じ少年ジャンプ漫画「るろうに剣心」に登場した刀狩の張こと沢下条張の殺人奇剣・薄刃乃太刀(はくじんのたち)に似ていると言われています。
薄刃乃太刀は、ベルトのように腰に巻き付けた長剣で、刃の強度を保ったまま可能な限り薄く鍛え、剣先をわずかに重くすることで手首の微妙な返しをそのまま刀の軌道に伝え操るもの。
腕を振るって鞭のようにしならせて攻撃する奇剣という部分は蜜璃の日輪刀と酷似しています。
ですが、恐らく薄刃乃太刀のデザインも「ウルミ」もしくは「腰帯剣」をモチーフにしたと思われるので、似ているというか、参考にした実在の刀の元ネタが被っているだけですね。
甘露寺蜜璃の刀の特徴についてのまとめ
- 蜜璃の日輪刀は、極めて薄く柔い桜色の刀身で鞭のようにしなる(曲がる)
- 刀身の長さは公式発表されていないが、蜜璃の身長と同程度の長さという目測から180㎝から2mほど
- 蜜璃の日輪刀を扱うには、女体特有の柔軟性と可動域の広さと蜜璃自身の特殊体質(常人の8倍の筋力)が必要
- 蜜璃の日輪刀を鞘に納めるときは、折り返して巻くようにして納める
- 蜜璃の日輪刀の製作担当は刀鍛冶の長・鉄地河原鉄珍
- 蜜璃の日輪刀は実在し、モデルは恐らく「ウルミ」か「腰帯剣」
- 蜜璃の日輪刀は、同じく実在した剣をモデルにした刀狩の張(るろうに剣心のキャラ)の剣に酷似している
柱の中でも特殊な日輪刀を使った戦闘を行う甘露寺蜜璃の刀について紹介しましたが、かなり扱いづらい実在した刀であることが分かりました。
鞭のように腕を振るい変幻自在に操る躍動感あふれる戦闘シーンはアニメ映え間違いなし!なので、テレビアニメ「刀鍛冶の里」編が今から楽しみですね。
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