不死川実弥は鬼舞辻無惨との最終決戦で生き残った柱の一人です。
劇中では大切な人を守る為に悪者を演じていたことから鬼殺隊内では畏怖される存在となっていましたが、何と最終話で実弥に子孫が居る事が判明しました。
そこで今回は、
- 不死川実弥の結婚相手の考察
- 不死川実弥の子孫
- 不死川実弥は胡蝶カナエが好きだった?
- 不死川実弥と竈門禰豆子の関係
など、実弥の結婚事情や恋愛関係について紹介したいと思います。
不死川実弥の結婚相手は誰?
鬼滅の刃の最終話は大正時代から現代へと移行しており、鬼舞辻無惨との戦いで生き残った隊士たちの子孫や死亡した隊士たちの転生キャラが登場しています。
そんな中、劇中で色恋沙汰が語られなかった不死川実弥にもしっかり子孫がいることが判明したのです。
しかし、原作最終話や公式ファンブックを通しても実弥の結婚相手は明かされませんでした。
単行本20巻で黒死牟が痣者は例外なく25の歳を迎える前に死ぬと明言している他、唯一の例外が日の呼吸に適性がある者に限られるので、おそらく実弥も25歳前後で早世したものと思われます。
そうなれば決戦時で既に21歳程度なので余生の4年の間に結婚し子孫を残した事になりますが、弟を守る為に周囲には厳しく当たっていた実弥の恋沙汰はまったく想像がつきませんね。
産屋敷輝利哉あたりから縁談の話があれば納得ですが、実弥の結婚相手が元鬼殺隊士なのか一般人なのか残念ながら知る術はありません。
しかし、粂野匡近や不死川玄弥が実弥には「幸せになってほしい」と願っていたので、短い余生で実弥が幸せに過ごせたのは本当に喜ばしいことです。
不死川実弥の子孫はどんな子?
実弥の子孫の名は不死川実弘という青年です。
職業は警察官で実弥と瓜二つの強面に同じ個所に傷が残っています。
後輩には不死川玄弥にそっくりな青年がおり、ナイフを振り回していた男を二人で傷だらけになりながら捕まえて以来、兄弟のように仲良くなったそうです。(玄弥は黒死牟戦で死亡したため転生)
不死川実弥は胡蝶カナエを好きだった?
不死川実弥が元花柱・胡蝶カナエを好きだったというのは原作で語られていません。
しかし、公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」の柱相関言行録の悲鳴嶼行冥から見た実弥の評価の中に「カナエが好きらしい」と記載されています。
そして実弥自身カナエの妹という理由で胡蝶しのぶにちょいちょい声を掛けているという事も判明しているので、少なからず実弥からカナエへ好意があったのは確かなものでしょう。
また、大切な人を守るためなら悪者になって追放されても構わないタイプである実弥のぶっきらぼうな態度が周囲に誤解されやすい、という性質にカナエは気に掛けていたそうです。
不死川実弥と胡蝶カナエの関係は?
我流で鬼と戦っていた不死川実弥が鬼殺隊に入り柱になるまでの物語を描いた小説「鬼滅の刃 風の道しるべ」の一章、鬼殺隊に入隊した実弥は作中で初めて胡蝶カナエと出会いました。
実弥には出会って間もない粂野匡近という後の親友がいますが、当時は親切心からやたらと絡んでくる匡近に反発し喧嘩に発展する事もあり、実弥は任務中の怪我と相まってよく蝶屋敷に運ばれる事もあったそうです。
「また、自分で自分の体で傷をつけたのね」
診療室で向かい合ったカナエの言葉から、実弥は怪我の常連で、しかも稀血によりよく自分を傷つけて鬼を倒している事を知っているような口ぶりでした。
カナエに対する実弥の態度は原作と変わらない荒い口調ですが、実弥と匡近の関係を心配し優しい言葉と微笑みを向けるカナエに毒気を抜かれたのか彼女の治療を「やさしい手つき」と感じている他、傷口が痛まないようにと気遣う様子から実弥はカナエの事を「あったけえな……」と独白しています。
加えて、カナエの優しさを前に亡き母も「こんなふうに暖かく優しい手をしていた」と思い出していた事から、カナエと母を重ねていたのかもしれません。
また、ぶっきらぼうな態度の実弥に「粂野君は、不死川君が心配なのよ。あなたがやさしすぎるから」と述べたように、大切なものを守る為に自ら悪者を演じる実弥の本来の性格に気づいていたのがカナエであり、カナエは態度と口調のせいで周囲に誤解されている実弥を心配していたのです。
ただ、実弥は親友の粂野匡近を亡くした際に「誰よりもやさしいそのやさしさが友の命を奪った」と考えるに到り、やさしさが大切な人の命を奪うくらいなら自分はどれほど恨まれようが憎まれようが構わないというスタンスに落ち着き、妹と共に鬼殺隊に入ったカナエと比較して頑として弟を危険な場所に立ち会わせまいとする実弥は「俺は胡蝶とは違う」とこぼしています。
カナエへの好意は確かにあったと考えられますが、実弥の生い立ちや親友の死亡を受けて恋愛に現を抜かしている暇がないと思ったのか、このエピソード以降はカナエとの関係は深掘りされていません。
現情報を見る限りでは、
- 不死川実弥→胡蝶カナエへの感情は母と重ねて見ている、他のキャラよりは好意的
- 胡蝶カナエ→不死川実弥への感情は心配している
となる為、悲鳴嶼が思うように本当に実弥がカナエの事を恋愛的に好きなのかは未確定です。
ただ、カナエが生存していれば何かしらの進展が望めた関係にも見えるので、悲鳴嶼の勘はあながち間違いではないように思えますね。
キメツ学園の実弥とカナエ
公式パロディのキメツ学園では、実弥は数学教師でカナエは生物教師です。
こちらの世界でも二人に甘いエピドードはありませんが実弥はカナエとよく話していると明記されている他、一時期嫉妬した生徒達から実弥先生殺害計画が練られました。
なお、数学なんて将来使わないと言った生徒がスマッシュブラザーズみたいに窓から飛んで行った事件以降、実弥殺害計画は中断されたそうです。
不死川実弥と禰豆子の関係は?
単行本23巻第204話、鬼舞辻無惨との総力戦の後に実弥と禰豆子は蝶屋敷で遭遇し、実弥は禰豆子にこれまでの非礼を謝罪しています。
気まずそうにする実弥に対し、禰豆子は朗らかに笑い世間話をすると、「私寝るの好きです」と笑顔を咲かせた禰豆子が幼い頃の玄弥の姿と重なって実弥は優しい面持ちで禰豆子の頭を撫でて去っていきました。
この時、禰豆子も突然の事にドキドキしていましたが二人に恋愛感情は無いでしょう。
- 実弥は禰豆子に玄弥の面影を見た
- 禰豆子は年上のお兄さんに撫でられて気恥ずかしい
くらいの意識だと思われます。
決戦後に竈門家におはぎを届けた際も特に面会せず置いて行く事から、実弥にとって禰豆子は姪っ子くらいの感覚かもしれませんね。
不死川実弥の結婚相手と胡蝶カナエについてのまとめ
- 不死川実弥は結婚して子孫がいるが結婚相手は不明
- 不死川実弥の子孫は不死川実弘という警察官の青年で、玄弥そっくりな後輩と仲が良い
- 不死川実弥は胡蝶カナエを「やさしい手つき」「あったけえな」と感じており、母と重ねている
- 公式ファンブックで悲鳴嶼行冥が不死川実弥は「カナエが好きらしい」と認識している
- 不死川実弥は竈門禰豆子に玄弥の面影を見ている
痣を発現させた不死川実弥は早くとも余命4年程度しかないにもかかわらず結婚して子孫を残しています。
しかし、実弥の結婚相手は鬼殺隊の登場キャラクターではないのか未来編や公式ファンブックでも明かされる事はありませんでした。
一方でファンブックで実弥は胡蝶カナエの事を好きらしいという情報が開示された為、ファンの間では実弥とカナエのカップリング推しが跳ねあがりましたが、実弥が他の女性と結婚した事実から一部炎上したりしています。
残念ながらカナエが故人ですので二人の結婚は実現しませんでしたが、決戦後は粂野匡近や玄弥が望んだように実弥が幸せになってくれたようなのでそれはそれで嬉しい限りです。
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