BLEACHの最終章「千年血戦篇」は、死神と滅却師の双方が全力で戦った凄まじい戦いのオンパレードでした。
そこで今回は誰が一番強かったのか『千年血戦篇の最強キャラ』を格付けしていきたいと思います。
千年血戦篇の最強キャラランキング
今回は千年血戦篇の活躍を念頭に死神・滅却師の両勢力混同式で誰が最強なのかランキング付けしていきたいと思います。
千年血戦篇のキャラ達はどれも規格外の能力を持っていたので格付けに殆ど差異はありませんが、独断と偏見でランキング付けしていますのでご容赦頂ければ幸いです。
因みに、惜しくもTOP10に入り込めなかったキャラは以下になります。
京楽春水 | 疵を共有し回避不能の致命傷を与える卍解が強力。 |
浦原喜助 | 触れたものを造りかえる卍解が未知数の手数となる。 |
涅マユリ | 何をしても後攻で対策済みの薬品・装置で対応可能。 |
更木剣八 | 未だ底が見えない強さを隠す戦闘狂だが、ペルニダ等と相性が悪い。 |
日番谷冬獅郎 | 時間をかける事で大紅蓮氷輪丸大人versionになれる最強格だが、今の段階では実践で使いこなせていない。 |
朽木白哉 | 修行後は千本桜の花弁が始解時点で卍解並に成長し強くなっている。 |
グレミィ・トゥミー | 自称最強の星十字騎士団と宣う通り全てが規格外。ただネガティブな思考も反映されるのか自滅した。 |
石田雨竜 | 戦闘シーンはハッシュヴァルト戦のみだが、聖文字A「完全反立」は「世界調和」並みのチート仕様。 |
二枚夜王悦 | 一人で親衛隊を全滅させた実力は本物。ただ聖別復活後のリジェにやり返されたのは無念。 |
それでは上位TOP10を見ていきましょう!
第10位「ジェラルド・ヴァルキュリー」
【聖文字M】 | 奇跡 | 【滅却師完聖体】 | 神の権能 |
戦闘力 | 4.5 |
耐久力 | 5.0 |
撃破スコア | 3.0 |
総合評価 | 4.0 |
千年血戦篇の最強キャラ第10位は、星十字騎士団及びユーハバッハの親衛隊「ジェラルド・ヴァルキュリー」です!
傷を負ったものを神の尺度に交換する「奇跡」の能力は文句無しの最強チート能力であり、自らを傷付けられる度に規格外の巨体へ交換し、聖別後の耐久力はまさに不死身で多くの隊長と副隊長をその巨体で撃破しました。
しかし、倒したのは何れも護廷十三隊の下位ばかり且つ命を奪う決定打に乏しく、局面で対戦した更木剣八、日番谷冬獅郎、朽木白哉の上位層を相手に善戦した耐久力は見事なものでしたが、これからという所で聖別を受け力をユーハバッハに吸収された為、残念な終わり方をしています。
聖別案件が無ければもう少し活躍できたであろう惜しいキャラですが、殆どの隊長格や仮面の軍勢を膂力で制圧しているので、10位にして総合的な評価は並のキャラクターより高いでしょう。
第9位「ペルニダ・パルンカジャス」
【聖文字C】 | 強制執行 | 【滅却師完聖体】 | ーー |
戦闘力 | 4.5 |
耐久力 | 4.5 |
撃破スコア | 3.0 |
総合評価 | 4.0 |
第9位は、ユーハバッハの親衛隊にして霊王の左腕である「ペルニダ・パルンカジャス」です!
「強制執行」の能力はまさに所見殺しで、開幕に特記戦力の一人更木剣八を仕留めた功績は大きく、最終的には涅マユリに敗北したものの、マユリをその場に足止めするばかりか戦闘不能に陥れ、涅ネムを撃破した実力は本物でした。
事前準備を怠らないマユリや浦原喜助の様なタイプには相性が悪い印象がありますが、前進を司る霊王の左腕の固有能力の学習や増殖は厄介極まりなく、作中でネムの強制細胞分裂加速器官を取り込んで自滅しなければ護廷側はもっと被害を被っていたでしょう。
ただ、マユリを相手にした為に作中ではそこまで貢献出来なかったのが残念な所です。
第8位「黒崎一護」
【斬魄刀】 | 斬月 | 【卍解】 | 天鎖斬月 |
戦闘力 | 4.5 |
耐久力 | 3.5 |
撃破スコア | 3.0 |
潜在能力 | 4.0 |
総合評価 | 4.0 |
第8位は、主人公である死神代行「黒崎一護」です!
要所要所でやられている場面が悪目立ちして耐久力もそこまで高くなく、撃破に関してもそこまで多く敵を倒しておらず、修行後もチョコラテを捨てきれず月牙十字衝を放った相手に「よけろ」と言う始末でした。
しかし、ユーハバッハが警戒した恐ろしい卍解を習得している他、作中でも有能なキルゲ・オピーを倒した功績は大きく、なんだかんだ言っても主人公補正で上位のチート能力持ちと戦えるスペックを持っています。
それ故にナックルヴァール戦での絨毯問題やユーハバッハに天鎖斬月を折られて「終わった」と絶望する不甲斐ないシーンの印象は強く、どうしても強く見えない、そもそも最後にユーハバッハを倒す役割以外そこまで活躍していないという感想が殆どでした。
ただ、ユーハバッハに阻止されなければ作中でも最強格に匹敵する卍解を披露していたであろう事を踏まえて第8位と致します。
結局、一護の新しい卍解は何だったのでしょうか…。
第7位「アスキン・ナックルヴァール」
【聖文字D】 | 致死量 | 【滅却師完聖体】 | 神の毒見 |
戦闘力 | 4.5 |
耐久力 | 5.0 |
撃破スコア | 5.0 |
総合評価 | 4.5 |
第7位は、ユーハバッハの親衛隊の一人「アスキン・ナックルヴァール」です。
聖別前の状態で既に零番隊・二枚屋王悦の攻撃で即死しない耐久力、摂取したものの致死量を操る能力はまさに無敵に近く、聖別後はグリムジョーを始め、黒崎一護、井上織姫、茶渡泰虎、四楓院夜一・夕四郎、を戦闘不能にしており、浦原喜助と帰刃したグリムジョーのタッグに敗北してしまったものの、死後も濃度を増す猛毒領域に二人を閉じ込めた厄介さは随一でした。
ただ本人の矜持が能力で敵を仕留めるというものなので、霊子中毒を引き起こして戦闘不能にしてもすぐに止めを刺さないのがマイナス評価です。
特記戦力や破面などの強者を投入する事でやっと撃破できる、そして倒した後も解除されない猛毒領域などの能力は浦原喜助ではないと対処できなかったかもしれません。
あと、単純に心臓を潰されても暫く生きているのは最早人間を辞めています。
第6位「リジェ・バロ」
【聖文字X】 | 万物貫通 | 【滅却師完聖体】 | 神の裁き |
戦闘力 | 5.0 |
耐久力 | 5.0 |
撃破スコア | 4.0 |
総合評価 | 4.5 |
第6位は、ユーハバッハの親衛隊であり、最初に力を与えられた滅却師「リジェ・バロ」です!
狙ったものの軌道上を全て射抜く「万物貫通」は当たれば良くて重傷、最悪即死、更に防御不能である為、まさに脅威の殺戮能力でした。
極めつけには、リジェ自身が両目を開眼する事で万物貫通の効果が自身の肉体にも反映されるもので、両目を開眼したその瞬間にこの世でリジェを殺せる武器は存在しないとされています。
耐久力に於いては聖別で強化されているせいか、例え京楽春水の様に傷の共有・概念・鬼道系の攻撃に転じて首をはねても霊子となって復活する半不死身体質である為、神の力を跳ね返す「神剣・八鏡剣」以外の正攻法で倒す手段が明確に思い浮かばない事から間違いなくトップチートの一人でしょう。
というより、八鏡剣以外で倒す方法が本当に存在するのか怪しい所です。
ただ、八鏡剣で一度破裂させた様に、光輪さえ失えば脅威なのは攻撃に用いる万物貫通のみである為、吉良イヅル(死人ver)でも難無く倒せるレベルにダウンします。
第5位「ユーグラム・ハッシュヴァルト」
【聖文字B】 | 世界調和 | 【滅却師完聖体】 | ーー |
戦闘力 | 5.0 |
耐久力 | 5.0 |
撃破スコア | 3.0 |
総合評価 | 4.5 |
第5位は、ユーハバッハの側近であり星十字騎士団の団長を務める「ユーグラム・ハッシュヴァルト」です!
何といっても、範囲世界に起こる不運を幸運な者へ分け与える「世界調和」はどんな攻撃を受けてもそっくりそのままのダメージが相手に降りかかる自動反撃仕様であり、作中では唯一ハッシュヴァルトに傷を付けた石田雨竜の「完全反立」で受けた傷もそのまま等倍で跳ね返しています。
ただし、自身の傷は世界調和でも修復できる事は出来ないといった弱点はありますが、それを補う様に「身代わりの盾(フロイントシルト)」を所持しており、ハッシュヴァルトに与えられた不運は身代わりの盾に全て写し取られ、更なる不運として相手に降り注ぐといった作中で最もクソみたいなチート仕様でした。
つまり、ハッシュヴァルトに傷を与えると先ずは世界調和で等倍で返され、その後、身代わりの盾で更に等倍を返されるので、理論上攻略が不可能となっています。
今のところ、京楽春水や檜佐木修兵の様な共有系の卍解がどう作用するのか分かっていませんが、曲者揃いの星十字騎士団団長を務めるだけあってユーハバッハに負けず劣らずのチートでした。
また、ユーハバッハが眠っている間は「支配者の仮面」を預けられるというのも厄介なポイントです。
第4位「山本元柳斎重國」
【斬魄刀】 | 流刃若火 | 【卍解】 | 残火の太刀 |
戦闘力 | 5.0 |
耐久力 | 4.0 |
撃破スコア | 3.0 |
総合評価 | 4.5 |
第4位は、護廷開祖と謳われる護廷十三隊の総隊長「山本元柳斎重國」です!
炎熱系最強最古の斬魄刀を持つ他、圧倒的な霊圧、白打の技量のみでも隊長格を凌ぐ強さは護廷十三隊の総隊長を1000年以上務めるに値し、藍染惣右介を以ってしても崩玉と融合するまでは流刃若火を警戒しており、破面篇では油断した結果犠牲破道「一刀火葬」で危うく焼かれる所でした。
1000年前にユーハバッハを一度倒した強さは衰えていませんが、その分、護るべきものを増やし正義や誇りの為に二の足を踏むようなチョコラテな性格になった結果ユーハバッハから「弱くなった」と評価されており、平和が元柳斎を惰弱にさせて敗北に繋がっています。
また、作中最強の攻撃・殲滅力を持つ一方で強すぎる能力故に自分自身の力で尸魂界も我が身も燃やし尽くしてしまうといったデメリットがある為、強いには強いのですが、現状では護るべきものが枷になってしまっているので本領発揮が難しいでしょう。
ただし、本来の火力を抑制して尚も攻撃力は作中トップである為、第4位とさせて頂きました。
第3位「藍染惣右介」
【斬魄刀】 | 鏡花水月 | 【卍解】 | ーー |
戦闘力 | 5.0 |
耐久力 | 5.0 |
撃破スコア | 1.0 |
総合評価 | 4.5 |
第3位は、崩玉と完全融合し尚も成長中の「藍染惣右介」です!
ただでさえ元柳斎に次ぐ強さだった死神が崩玉と完全融合し不死の肉体を得た事から藍染を殺せる手段は極限にまで少なくなっており、加えて、ユーハバッハが警戒する未知数の「霊圧」を有す特記戦力の一人としてカウントされている様に、霊圧に関しては作中1位でしょう。
千年血戦篇では無間への投獄刑の真っ只中である為、霊圧を周囲に固定する拘束具で制御された状態での活躍でしたが、得意の詠唱破棄した九十番台「黒棺」で霊王宮の撃墜が可能である様な口ぶりやユーハバッハ相手に鏡花水月が干渉出来る等、枷付きながら章のボスの威厳を保っています。
しかし、やはり劇中では拘束具のせいか黒崎一護戦で見せた様な力も出せず、最終的には活動限界を迎えユーハバッハに呑み込まれそうになっていましたので、劇中での描写を踏まえて第3位という評価に致しました。
ただし、ユーハバッハ自ら「崩玉と融合したお前は殺すにも連行して封殺するにも時間がかかりすぎる」と述べている様に、拘束されている段階で既にユーハバッハクラスでもすぐに仕留める事が出来ないとされているので、完全に解放された状態ならユーハバッハを凌ぐ可能性があります。
第2位「兵主部一兵衛」
【斬魄刀】 | 一文字 | 【真打】 | しら筆一文字 |
戦闘力 | 5.0 |
耐久力 | 4.5 |
撃破スコア | 1.0 |
総合評価 | 4.5 |
第2位は、王属特務零番隊のリーダー「兵主部一兵衛」です!
尸魂界開闢以前から存在する最古の死神である兵主部は、尸魂界に存在するあらゆる物や事象の全てに名前を付けており、膨大な知識量を持っている事からユーハバッハからは未知数の「叡智」として特記戦力に数えられ警戒されています。
兵主部の力は全ての「黒」と本人が述べている様に、斬魄刀「一文字」の黒い墨で塗り潰した対象の名前を奪い能力を半減する事も出来る他、真打「しら筆一文字」で新たに名を書き換える事で対象を弱体化させる事が可能です。
一文字との合わせ技では100年後の尸魂界から夜を百夜奪って拵えた、血肉も骨も魂も何もかも黒に潰して無に還す「不転太殺陵」という、作中で不発で終わった凶悪な技を使用したり、裏破道と呼ばれる鬼道を使うなど、単純な霊圧・鬼道の能力も規格外な存在でした。
また、零番隊となった時点で簡単には死ねない仕組みになっているらしく、兵主部に関しては名前さえ呼ばれれば大体は死亡しても復活できるというチート性から、尸魂界最大戦力である事は確実です。
ただし、何といってもBLEACHのキャラなので大局を支配していてもすぐに相手を倒さない舐めプ癖が兵主部にも適応されており、ユーハバッハ戦ではのんびりしている内にユーハバッハの力の9年が終わり逆転負けしてしまいました。
読者からはラスボス・黒幕などと言われている兵主部ですが、やはり単体でユーハバッハに敵わなかった事から第2位となります。
第1位「ユーハバッハ」
【聖文字A】 | 全知全能 | 【滅却師完聖体】 | ーー |
戦闘力 | 5.0 |
耐久力 | 5.0 |
撃破スコア | 5.0 |
総合評価 | 5.0 |
第1位は、やはり滅却師の祖「ユーハバッハ」です!
相手に「魂を分け与える力」を持ち、相手が分け与えられた力を育てた後に与えた力を回収する事でより強く永く生きる事が出来る特性を持ち、自らに力を与えた聖文字A「全知全能」の力は作中ナンバーワンのチート能力でした。
あらゆる未来を視て未来を改変する事で自分に脅威になる不安の芽を予め摘むと事で、作中では恐るべき卍解と評した黒崎一護の天鎖斬月を未来でへし折り卍解そのものを封殺する他、ユーハバッハが一度知った能力ではユーハバッハは倒せないとされています。
1000年前に一度山本元柳斎重國率いる護廷十三隊にやられた反省を生かし、劇中では死神の卍解を奪掠するメダリオンを星十字騎士団に配備、宣戦布告時点で1000年前にユーハバッハを奇襲した雀部長次郎をドリスコール・ベルチに殺害(たまたま殺害?)させ、大戦前に不安の芽を摘みました。
また、山本元柳斎重國に兵主部一兵衛といった尸魂界の最高戦力を二人も討伐する他、護廷十三隊にとって脅威であったユーグラム・ハッシュヴァルトとジェラルド・ヴァルキュリーを聖別で倒す快挙を成し遂げています。
極めつけには霊王を完全に取り込んでおり、ユーハバッハは亡くなって尚も遺体にとてつもない霊圧を宿しているという設定から見ても、崩玉と融合した藍染惣右介に負けず劣らずの霊圧量を有している可能性が高いです。
ただ、黒崎一護や星十字騎士団から与えた力を回収して自軍の駒を全て破棄したのは些か総計であったと思われる他、自分がやられる未来を視ていたにも関わらず、ハッシュヴァルトが見せた夢だと勘違いするといったお茶目なうっかりミスを犯すのが玉に瑕。
1000年間耐え忍んだ様に最後まで驕らずハッシュヴァルトや親衛隊だけでも生かしていれば戦争には勝てたのではないでしょうか。
というわけで、千年血戦篇の最強キャラの栄えある1位はうっかりやらかしてしまった為に負けた滅却師の祖「ユーハバッハ」でした!
千年血戦篇の最強キャラ格付けランキングのまとめ
やはり千年血戦篇の最強キャラは滅却師の祖「ユーハバッハ」がずば抜けています。
元々の「自らの魂を分け与える力」と「全知全能」に加え、霊王を全て取り込んでしまったユーハバッハは総力戦以外で勝ち目は無いでしょう。
ただそんなユーハバッハに一人で対抗できる可能性を持つのが藍染惣右介であり、拘束具が無ければ少なくとも同等程度か接戦出来ていたのではないでしょうか。
また、チート能力を持つキャラも特定のキャラには弱かったりする事もあるので、一概に最強だからと言って全てのキャラに難無く勝てる訳でも無いというのがBLEACHを読んだ率直な感想であり、面白い所ですね。