【BLEACH】ハッシュヴァルトの最後は?バズビーや叔父との関係について

星十字騎士団の最高位「ユーグラム・ハッシュヴァルト」は、強すぎる能力を攻略できないまま退場してしまったキャラクターです。

では、読者からも絶対に倒せないと言われていたハッシュヴァルトがどのようにして退場したのか、今回は、

  • ハッシュヴァルトの最後と死亡理由
  • ハッシュヴァルトとバズビーの関係
  • ハッシュヴァルトのプロフィールと叔父の関係
  • ハッシュヴァルトの能力

など、ハッシュヴァルトについて紹介したいと思います。

ユーグラム・ハッシュヴァルトの最後と死亡した経緯

ハッシュヴァルトの最後は、原作72巻から開幕した石田雨竜戦の締めくくりとなる原作74巻で描かれました。

石田の裏切りを危惧していたハッシュヴァルトは、ユーハバッハの就寝中に限り全知全能の力を有する事で、その力を行使して影で画策していた石田に敵ではない証明をする様に差し迫るのですが、石田は石田で一護に胸の内を曝け出した後だった為、ユーハバッハの就寝を好機だと考え、ハッシュヴァルトの足止めを買ったのです。

それによって一護達をユーハバッハの下へ向かわせ、石田はハッシュヴァルトと対峙する事になります。

では、石田戦の詳細と基にハッシュヴァルトの最後を順を追って見ていきましょう。

ハッシュヴァルトvs石田雨竜

  • 原作72巻~74巻

ハッシュヴァルトと石田の対決は実に一方的なもので、ユーハバッハが目覚める夜明けまでにハッシュヴァルトを討とうと奮闘する石田でしたが、ハッシュヴァルトが能力を使っていない状態でも赤子同然に扱われてズタボロにされていました。

しかし、現在のハッシュヴァルトは未来視をできる筈ですが石田が一護達をユーハバッハの許へ向かわせる時間稼ぎだと気付いているにも関わらず、一護達が敗北する結果を未来視で「視た」と断言する割には石田の変化に驚いた態度をとった為、ハッシュヴァルトが扱う未来視が実際には僅かに変化すると解析したのです。

石田の見解を受けたハッシュヴァルトは今の力は所詮借り物の能力に過ぎないと零すと、ユーハバッハの全知全能の真の恐ろしさは未来視ではないとヒントを与えるのでした。

戦いは熾烈を極め「世界調和」の力を行使したハッシュヴァルトに追い詰められていく石田でしたが、石田は「完全反立」によって負傷したダメージをハッシュヴァルトと逆転させる事でハッシュヴァルトに傷を負わせると共に体の回復を図ります。

石田が「完全反立」は指定した2点の間に起きた既に出来事を逆転させる事が可能だと説明すると、ハッシュヴァルトはその能力がユーハバッハの力に歯向かえるものだと確信に到り、ユーハバッハが石田に目をかけていた片鱗を知ったのですが、ハッシュヴァルトの「世界調和」によって「完全反立」のダメージも不運として等倍の傷を石田に返したのです。

加えて、ハッシュヴァルトの「身代わりの盾」に先ほどのダメージが吸い取られると、さらなる不運としてそのダメージを石田に送る事が出来、石田が「完全反立」で与えたダメージは二倍となって戻ってくる事となり、石田は地面を地面に這いずる形で倒れるのでした。

ハッシュヴァルトの最後と死亡理由

ハッシュヴァルトが聖別を受ける場面

引用元:BLEACH

  • 原作74巻680話

ハッシュヴァルトの直接の死因はユーハバッハの聖別による力の吸収でした。

「世界調和」と「身代わりの盾」のコンボによって与えた傷を二倍にして返された石田は既に瀕死に陥っていましたが、ハッシュヴァルトはそんな石田に剣を立てて止めを刺そうとしていました。

しかし、ハッシュヴァルトは止めを刺す直前に滅却師を裏切った石田の在り様について話すと、その理由が友達の為だという事からユーハバッハに認められておきながら何も捨てるつもりは無い事を知り、義憤を抱いたハッシュヴァルトは改めて石田を処刑するべく剣を振り上げたのです。

刹那、ユーハバッハの聖別が発動するとハッシュヴァルトは眩い光に包まれる事となり、力の殆どを吸い上げられた結果、立つ事もままならず倒れてしまいました。

その様子に沈痛の面持ちで見つめる石田でしたが、飽くまでもハッシュヴァルトはユーハバッハに選ばれたのだと歓喜し、自分の力を奪われた事を誇らしく思うと綴ります。

「陛下が……お前から……力をお奪いにならなかった事を……誇らしく思う……」

「私から……力をお奪いになった事を……誇らしく思う……」

「私だけが…………陛下のお役に立てるのだから……」

引用元:BLEACH

ハッシュヴァルトの言葉を最後まで黙って聞き入っていた石田はただ一言「…そうか」と応えると、重症の体を奮い立たせて一護達の許へ向かおうとしましたが、ハッシュヴァルトは立ち去ろうとした石田を弱弱しく呼び止め、「お前の傷を私に移して行け」と、もうじき死に絶える自分の運命を受け入れたハッシュヴァルトは最後に雨竜の後押しをする事を決めたのです。

ハッシュヴァルトは石田と戦う際に「全てを秤にかけろ」と言っていましたが、それは石田が友達を選んだ事や、今現在石田がハッシュヴァルトに傷を移す行為を天秤にかけている事も含まれており、秤にかける事も出来ずに迷いに追われて決めた事は全て後悔になるという理由からの発言でした。

そして、今尚も「完全反立」で傷を移す事に悩んでいる石田にその迷いも全て含めて秤にかけて、傷はハッシュバルトに移して「お前は友を助けに行くべきだ」と石田の後押しをするのです。

石田の「完全反立」によってダメージを全て引き受けたハッシュヴァルトは、友達を助けに向かう雨竜を見送った後に一人仰向けに倒れたまま「結果が変わらずとも思うままに選択し思うままに進む事に意味がある」と悟り、最終的には何一つ後悔がないと綴り息を引き取るのでした。

ハッシュヴァルトの後悔

ハッシュヴァルトが石田に言い放った「秤にかける事も出来ずに迷いに追われて決めた事は全て後悔になる」と言う言葉はそのまま自分に突き刺さる言葉なのです。

幼少期のハッシュヴァルトは星十字騎士団バズビーと幼馴染だった事から、嘗ての境遇を石田と一護の関係性と重ねて見ており、友達を捨ててユーハバッハに付いていく事を選んだ自分と、友達を助ける為にユーハバッハに付いてきた石田を比べて蔑んでいました。

その為、ハッシュヴァルトは勝機のない戦いを挑む石田を新世界城まで乗り込んできた人間達(一護達)と比べよく似ていると罵倒し、戦いの最中に石田へなぜ一護達側につくのかと疑問を投げかけたのです。

それに対しての石田の返事はハッシュヴァルトの言う様にこれまで全て冷静に天秤にかけて行動してきたつもりだと前置きし、

「黒崎はバカだからそれができない、助けたいと思ったら助けに行くんだ」

「僕がもしそのバカな連中と同じに見えているのなら、僕は嬉しい」

「僕はその選択で彼等と共に居る事を選んだ」

「だけどそこに利害は無い。正解も不正解も無い。僕らは友達だからだ」

引用元:BLEACH

と一護達との関係に利害等無いただ「友達」という理由で味方をしていると語りました。

ハッシュヴァルトにとってはその石田の返答や考え方が理解できないもので、一護達の存在が石田に利するとは思えないし、共に居て成長した訳でも無く、寧ろ一護達と過ごした数年よりもユーハバッハの恩恵を与えられた一瞬の方が格段に成長した筈だと考えるのです。

それ故に石田が命を賭すべき相手は一護達では無くユーハバッハであると持論を述べますが、石田の言葉を受けた後はハッシュヴァルトがこれまで天秤にかけては捨ててきたものを思い起こす事となり、死の直前には自身の行動を顧みても一切の後悔は無いと告げながらも、その一方で石田には「秤にかける事も出来ずに迷いに追われて決めた事は全て後悔になる」という言葉を贈りました。

この事から見ても、ハッシュヴァルトが本当は後悔しているのだと思いましたが、死の間際に「たとえ結果は変わらずとも思うままに選択し思うままに進む事に意味がある」と綴っていた事から、本人は最善の選択をしたと考えているのでしょう。

ハッシュバルトの剣に「B」のバッジ

ハッシュヴァルトの剣の柄にバズビーのボタンが隠されていたと判明する場面

引用元:BLEACH

ハッシュヴァルトの死亡が描かれた際、絶命した事で剣を握りしめていた握力が無くなっていき指が開いているのが分かります。

しっかりと握られていた剣の柄には「B」と彫られた小さな紋が埋め込まれていましたが、これはハッシュヴァルトが子供の頃にバズビーから渡されたボタンなのです。

石田戦では友達を天秤にかけて捨てる様に発言していたハッシュヴァルトですが、その言葉の裏には嘗ての友達であるバズビーを見捨てた心理的葛藤が含まれており、最終的に石田を後押しする事でハッシュヴァルトの心も多少なりとも晴れたのかもしれませんね。

ハッシュヴァルトとバズビーの関係

バズビーがハッシュヴァルトを子分に決めボタンを投げ渡す場面

引用元:BLEACH

  • 原作69巻631話

ハッシュヴァルトとバズビーの出会いは、ハッシュヴァルトが野山で兎を狩っている際に下手くそな腕前を見かねたバズビーが獲物を横取りした事がきっかけでした。

ガキ大将を彷彿とさせる口の悪いバズビー少年と、表情の起伏が少なく寡黙で淡々としたハッシュヴァルト少年は、互いに名前を名乗りますが、それでも食って掛かるバズビーに反してハッシュヴァルトは神聖弓も未だに作れない事を自虐的に語ります。

バズビーは自らを天才だからと自画自賛しますが、ハッシュヴァルトを気遣ったのか二人の歳の連中はみんな作れないから大丈夫だと慰め、ハッシュヴァルトの周りの友達も皆まだ作れないだろうと諫めるものの、ハッシュヴァルトは友達も居ないし親も居ない事を淡々と告げるのです。

更に、初見からハッシュヴァルトの事を「ユーゴー」と愛称で呼び、バズビーは自分の事を「バズ」と呼ぶ様にと半ば強制したのですが、ハッシュヴァルトが愛称呼びが嫌いだと言った事や今は叔父さんと暮らしているが呼び方についてはバズビーに教える気が無いと言った事に対して火が付いたのか、ハッシュヴァルトを自分のすると宣言します。

バズビーはマントの取り付けボタンを剥ぎ取ってハッシュヴァルトに投げ渡すと、「大人に何言われても気にすんな、わかんねえことは全部俺が教えてやる」と言葉を投げ掛けて、立ち去り際に最強の滅却師になろうと勝手な約束して消えたのです。

そんなバズビーを感情が宿った様な目で見送るハッシュヴァルトが描かれていた事から、ハッシュヴァルトの心がバズビーに動かされた様に思えます。

ハッシュヴァルトとバズビーはユーハバッハに復讐を誓う

  • 原作69巻631話~70巻634話

二人が出会った半年後、ユーハバッハがバズビーの一族が住む城を焼き払った事で、その火災の余波が森へと及ぶ事となり、ハッシュヴァルトもまた叔父を火災で失った孤児となったのです。

この出来事によってバズビーはユーハバッハを殺害する考え持ち始めると、ハッシュヴァルトと共に城の焼け跡から掘り出した金貨で生計を立てながら必死に鍛錬を積み上げ、いつの日かユーハバッハの側近となって殺害する計画を企みました。

それから5年後、バズビーはハシュヴァルトが霊子を集める事も出来なければ弓一つ作れない事から、何十年かに一人そういう滅却師が生まれる事を思い出し、その古い言い伝えをハッシュヴァルトに当て嵌めたバズビーは、戦力にならないハッシュバルトをユーハバッハ討伐に何のメリットにもならない存在だと感じてしまいます。

にも関わらず、自分の才能の無さを補おうと必死に鍛錬に打ち込むハッシュヴァルトを見ると、どうしても見捨てる事が出来なかったと考えていたのです。

ハッシュヴァルトとバズビーの確執

  • 原作69巻631話~70巻634話

尸魂界侵攻の為に設立される星十字騎士団の人員を集うべく、ユーハバッハが戦う意志のある兵を求めており、その旨と入隊試験予定を伝えに村にやって来た憲兵を見つけたバズビーは、さっそくその場で実力を見せるべく無茶な戦いを憲兵に挑みました。

しかし、ユーハバッハの登場によってバズビーやその場の全員が濃密な霊圧に抑えつけられる形で地面にひれ伏すのですが、ユーハバッハが「右腕となる者を拾いに来た」と発言した事からバズビーに闘志が沸き、今こそユーハバッハに認められて側近となる近道だと思い立ち上がろうとします。

バズビーがユーハバッハの威圧を押し退けて顔を上げると、なぜかユーハバッハの眼下にはハッシュヴァルトが平然と立っており、ユーハバッハはハッシュヴァルトの事を「我が半身よ」と語りかけていました。

状況を呑み込めないハッシュヴァルトでしたが、ユーハバッハはハッシュヴァルトを側近として星十字騎士団に迎え入れると決定した事で、いつの日かユーハバッハの側近となり殺害すると約束した言葉を想起し、願いが成就しかけた戸惑いから頼るようにバズビーにどうするべきか訊ねると、バズビーの睨みつける表情があったのです。

二人で側近になってユーハバッハを殺す算段だったものの、ユーハバッハが才能のあるバズビーではなく何も無いハッシュヴァルトを選んだ事でバズビーは強い憤りと対抗心を抱いてしまい、ハッシュヴァルトはそんなバズビーの胸中を知る由もなく嫉妬の視線を見て怯えてしまいます。

また、ハッシュヴァルトが自分には才能を無い事を告げ、反して、才能があるバズビーの方が相応しいのではないかと進言した事で知らずにして更なるバズビーの矜持を傷つける事になりますが、ユーハバッハによってハッシュヴァルトが「200年誕生しなかったユーハバッハと同じ分け与える力を持つ滅却師」だと知る事となるのです。

それによって霊子を集める事も出来ない滅却師の言い伝えを思い出したバズビーは、瞬間的にハッシュヴァルトがユーハバッハと同じその類稀な滅却師の希少種であると思い到る他、これまでの自分の実力がハッシュヴァルトの力による恩恵だとユーハバッハに真実を突き付けられた事で半狂乱となって神聖弓をユーハバッハに放ちますが、ハッシュヴァルトの手によって阻止されるのでした。

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帰還したリューダースの腕を斬り「さあ、平和の為の報せを聞こう」と言うユーハバッハ

ハッシュヴァルトがユーハバッハの側近となったその日からバズビーとの間に確執が生まれると、バズビーは自力で鍛錬を積んで3年かけて星十字騎士団へ入団を果たし、その頃にはハッシュヴァルトは星十字騎士団の団長に就任しており、バズビーはハッシュヴァルトとの実力をはっきりさせる為にわざと噛みついては決闘を申し込む日々を送ります。

しかし、星十字騎士団内での私闘が禁じられていた事からハッシュバルトはのらりくらりとバズビーとの決闘を断り、そこから現在まで悉くバスビーの挑発を受け流してきたのです。

ハッシュヴァルトとバズビーの戦いと結末

  • 原作70巻634話

二人に確執が生まれた日からバズビーはハッシュヴァルトとどっちが強いのか白黒はっきりさせたかったのですが、星十字騎士団に在籍する内はそれが叶いませんでした。

しかし、千年血戦篇でユーハバッハが星十字騎士団を聖別のふるいにかけて力を奪い取った事から、生き残った一部の滅却師はユーハバッハに反旗を翻すと、バズビーもまたユーハバッハを裏切りこの機会にハッシュヴァルトとの因縁に決着を付けようと思ったのです。

霊王宮でバズビーと対峙したハッシュヴァルトは止むを得ずに交戦しますが、再三の警告を与えたのにもかかわらずに向かってくるバズビーを容赦なく斬り捨てるといった具合に、その戦いは呆気ないものでした。

全力出したにも関わらず、ハッシュヴァルトには火傷一つつける事が出来なかったバズビーは、最後にハッシュヴァルトの襟元を握りしめると、潔く敗北を認め、ハッシュヴァルトに負けたと言うのに悔しさを感じないと吐露した後に倒れます。

事切れる寸前のバズビーを置いて何も告げる事無く立ち去るハッシュヴァルトでしたが、戦闘中に何度もやめるよう求めたり、攻撃をいなすだけに留めるなど、本心では敵対したくなかった事が窺える他、バズビーの最期の言葉を黙々と受け止めていた横顔は物悲しさを感じました。

ハッシュヴァルトの裏切りとは

よく検索候補にあがるハッシュヴァルトの「裏切り」ですが、恐らくこの「裏切り」には二通りの意味があります。

  1. ハッシュヴァルトが友達のバズビーを裏切った事
  2. ユーハバッハに見せた「夢」の事

一つは、記事内で紹介したハッシュヴァルトの幼馴染でもなるバズビーとの約束を反故にした挙句、千年血戦篇でユーハバッハと共に親衛隊以外の滅却師を見放した事です。

聖別についてはユーハバッハの裁量ですが、「ユーハバッハの側近となってユーハバッハを殺す」とバズビーとの約束はハッシュヴァルトが一方的に破り、剰え忠実な側近としてユーハバッハの従事していた事から、バズビーにとってハッシュヴァルトは「裏切り者」になります。

そして二つ目は、ユーハバッハの敗北の原因となったハッシュヴァルトが見せた夢の事であり、ハッシュヴァルトがバズビーとの約束を忘れておらず、ユーハバッハが眠りにつき全知全能が入れ替わる時を狙って何かを仕掛けたのだとユーハバッハ自身が考えていたのですが、実際にはただのユーハバッハ本人が見た全知全能の未来視であった為、これはハッシュヴァルトとは無関係の事象でした。

しかし、ハッシュヴァルトは作中でもその寡黙さや石田への警戒心からユーハバッハを裏切るのではと予想していた読者も居たので、当時の考察としてはハッシュヴァルトがどのようにして裏切るのかとワクワクして予想したものです。

ユーグラム・ハッシュヴァルトのプロフィール

ハッシュヴァルトが自己紹介する場面

引用元:BLEACH

【名前】 ユーグラム・ハッシュヴァルト
【性別】
【所属】 星十字騎士団シュテルンリッター
皇帝補佐
【聖文字】
【能力】 世界調和ザ・バランス
【武具】 身代わりの盾フロイントシルト
【特徴】 支配者の仮面
【声優】 梅原裕一郎

見えざる帝国の皇帝補佐、星十字騎士団最高位を務める長い金髪の優男で、団員からはユーハバッハの次期後継者候補としてまことしやかに囁かれていました。

ユーハバッハ同様に霊子の集束が使えない体質である為、他の滅却師の面々が扱う霊子兵装の具現化等の攻撃はできませんが、それを補填する様に高い剣術と戦闘術を修めており、聖文字による能力を合わせると星十字騎士団きっての実力者となります。

名前の字面と発音が酷似している事から読者の間では「ハッシュドポテト」とのニックネームを付けられる事となり、SNS上では省略して「ポテト」の愛称で通じる程浸透してしまいました。

 

「側近の女」

原作61巻、ユーハバッハの後継者として石田が登場した際、恐れながらも次期後継者はハッシュヴァルトであると固く信じて不服そうにしていた側近の女性で、滅却師としては高い技術を持ちながらハッシュヴァルトに仕える為に星十字騎士団には入っていません。

霊王護神大戦後には、ハッシュヴァルトは生前にこの女性に生き残った滅却師の回収と治療を頼んでいた事が小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にて明かされており、その理由が滅却師の存続にも気を割いていた事だと判明しました。

ハッシュヴァルトの叔父

  • 原作69巻631話

ハッシュヴァルトには両親が居ない為、幼少期は叔父と呼ばれる男と森の中で暮らしていました。

ハッシュヴァルトがバズビーと出会った後、バズビーが立ち去って少ししてからシルエットのみの叔父が登場しており、黙って森深くに入っていったハッシュヴァルトを見つけるなり「許さんぞ」と怒鳴る一方で「おまえはわしがおらんとだめなんだ」と言い聞かせています。

叔父の登場はその一頁のみでしたが、言葉の端から普段からハッシュヴァルトの行動を抑制している事が窺える半面で溺愛若しくは依存している口ぶりが印象的だった事から、ハッシュヴァルトが叔父を好いていはいない事が分かりました。

加えて、叔父がハッシュヴァルトの事を「ユーゴー」と呼んでいた事から、バズビーが愛称で呼んだ際に嫌悪感を抱いたのでしょう。

因みにこの叔父はユーハバッハがバズビーの一族が住む城を焼き払った際に火災が森に燃え移った事で焼け死んだとハッシュヴァルトが語っているので、叔父の容姿や素性等も一切明かされる事がありませんでした。

ハッシュヴァルトの能力「世界調和(ザ・バランス)」

ハッシュヴァルトの固有能力の紹介シーン

引用元:BLEACH

ハッシュヴァルトの能力「世界調和(ザ・バランス)」は、範囲世界に起こる不運を幸運な者へ分け与えることで世界の調和を保つとされる反撃能力です。

作中ではハッシュヴァルトによって処刑される蒼都が一撃目を能力で防ぐと、それを幸運と指してハッシュヴァルトの背後に浮上する天秤が傾くと同量の不運が蒼都に降りかかると切り裂かれました。

また、石田雨竜戦では石田が自分の傷を「完全反立」の能力でハッシュヴァルトに押し付けると、即座に「世界調和」の能力が発動条件を満たし、石田から受けた傷をそのまま石田へと送り返すのです。

加えて、ハッシュヴァルトが愛用する「身代わりの盾(フロイントシルト)」は我が身に起こる不運を全て受け取る力が宿っており、所有者であるハッシュヴァルトの傷を吸収する事で事実上完治されると共にその傷を更なる不運として相手に与える事が出来ます。

したがって、ハッシュヴァルトの攻撃を防げば不運が降りかかり、かといってハッシュヴァルトを攻撃すれば身代わりの盾によってこちらも不運が分け与えられる事からどうやっても勝てない強すぎる能力だと読者の評価を受けました。

ハッシュヴァルトを倒すには一撃で仕留める他無いのではと考えられていますが、彼を一撃で倒せるキャラクターが果たしてユーハバッハ以外に存在するのか気になる所です。

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聖十字騎士団集合扉絵

ユーハバッハが眠っている間は全知全能を使用可能

ユーハバッハが眠る間に限りユーハバッハは滅却師の父へと戻り力を蓄えるのですが、その間、ユーハバッハと天秤の両翼を担うハッシュヴァルトは「支配者の仮面」を預けられます。

「支配者の仮面」を預けられている間は、ハッシュヴァルトも全知全能の力で未来を視る事が可能になりますが、本来の全知全能とは程遠く劣る様で、石田戦ではハッシュヴァルトが見た未来が変化している事を指摘されていました。

ハッシュヴァルト完現術者説

実はハッシュヴァルトには完現術者の疑いがかけられているのはご存知でしょうか。

ハッシュヴァルトには通常の滅却師の様な霊子の集束が出来ませんが、石田戦では何処から用意したのか「身代わりの盾」を取り出していました。

加えて、ハッシュヴァルト本来の聖文字による能力は飽くまでも「世界調和」である為、その公平性を示すように「天秤」という単語を乱用し実際にも描写として写っている事から盾は関係ありません。

では「身代わりの盾」は何処から出てきたのかと言えば、それはハッシュヴァルトが死亡した後に見せた手元に握りしめられていたバズビーのボタンではでしょうか。

完現術は本人の思い入れや執着した物を媒体に宿るケースが殆どである為、ハッシュヴァルトがバズビーのボタンに愛着を持っていた場合は条件に当て嵌まります。

また、ユーハバッハが霊王の滅却師の因子を受け継いでいる事や、ジェラルドやペルニダが霊王の一部を宿している事から考えてもハッシュヴァルトにも霊王の欠片が宿っている可能性もありますし、完現術者が霊王の欠片を宿した存在だと判明している為、ハシュヴァルトは滅却師の力と完現術の力の両方を宿した稀なケースなのかもしれません。

ハッシュヴァルトが完現術も使えるのならば同じく霊子の集束が使えない黒崎一護の様に執着のある物を媒体に武具を生み出す事も可能でしょうし、極めれば「身代わりの盾」の様に完全な形で具現化する事も出来るでしょう。

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そしてドイツ語読みである「身代わりの盾(フロイントシルト)」を直訳すると「友達の盾」となる事から、暗にハッシュヴァルトとバズビーの関係性を皮肉っているものだと考えられる為、バズビーのボタンが媒体となっているのでは考察されているのです。

これに気付いた読者も凄いですが、例えばハッシュヴァルトとバズビーのイニシャルを互いの聖文字に割り当てる等、久保帯人先生も設定に余念がない事が窺えるので、読者と作者の凄さと愛情が伝わってきますね。

ユーグラム・ハッシュヴァルトの最後とバズビーや叔父との関係についてのまとめ

 

  • ハッシュヴァルトは石田との戦闘中に聖別を受け瀕死に陥るがユーハバッハの力になれた事を光栄に思う
  • ハッシュヴァルトは石田と一護の関係に嘗ての自分とバズビーを重ね、友達を選択した石田を後押しする
  • ハッシュヴァルトは死ぬ前に石田の怪我を引き受けると後悔が無いと綴り息を引き取った
  • 死の間際まで握っていた剣の柄には幼少期にバズビーがくれたボタンが埋め込まれていた
  • ハッシュヴァルトとバズビーの関係性は幼少期に初めてできた友達だが、ユーハバッハの側近に選ばれた事から確執が生まれた
  • ハッシュバルトと叔父の関係性は虐待の可能性を匂わせていたが真相は不明のまま叔父が死亡

ハッシュヴァルトの無敵の能力を破ったのは外でもないユーハバッハという展開に読者たちは騒然としましたが、最後には石田が友達を選択した事を尊重して自らが石田の傷を引き受けると持ち掛けた後に息を引き取りました。

ハッシュヴァルトの死後、握りしめられていた剣の柄に少年時代にバズビーから貰ったボタンがあった事から、ハッシュヴァルトは飽くまでもユーハバッハの側近として誠実に務める一方で、バズビーに対しては警告を促していた描写が多くある為、心の奥では大切な友達のままだったのでしょう。

また、ハッシュヴァルトの出生に関してはユーハバッハと同じ「力を分け与える」事が出来る滅却師という以外殆ど語られなかった為、叔父の存在を含めて全てが謎でしたが、「身代わりの盾」を持ち出した後からは完現術の力も宿しているのではと読者から疑念を抱かれる事になったのです。

ただし、ハッシュヴァルトは生前に滅却師の存続を気にかけていた事から滅却師の血筋であると考えられる為、ジェラルドやペルニダ、或いは一護達人間の様に何処かで霊王の欠片を宿してしまった為に発現したのかもしれませんね。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?