【BLEACH】霊王の欠片の一覧を紹介!松本乱菊と霊王の爪の関係は?

この度ご紹介するのは漫画「BLEACH」で伏線が回収されなかった霊王の欠片や正体についてです。

以降、漫画「BLEACH」と小説「bleach can't fear your own world」のネタバレを過分に含みますので、未読の方は書籍の購読をおすすめいたします。

それでは霊王の欠片について見ていきましょう。

霊王の欠片の一覧

霊王の欠片とは遥か昔に死神達の祖によって抉り取られた霊王の身体の一部となりますが、現在判明している霊王の欠片は大雑把に見積もって、6つあります。

  1. 霊王の心臓
  2. 霊王の右腕
  3. 霊王の左腕
  4. 霊王の爪(松本乱菊)
  5. 霊王の鎖結
  6. 霊王の力の一部?

それでは、それぞれの部位について見ていきましょう。

霊王の心臓

霊王の欠片「心臓」を持つジェラルド

引用元:BLEACH 原作72巻

こちらに関してはアスキン・ナックルヴァールのセリフからユーハバッハの親衛隊「ジェラルド」が霊王の心臓だと判明しておりますが、アスキン曰く噂話の域であり、ジェラルドの能力は聖文字を与えられる以前から持っていた力だとされています。

本編を通してそれ以上の情報はなく、実際にジェラルドが霊王の心臓であったのかは不明ですが、恐らくジェラルドに回帰したのでしょう。

霊王の右腕

浮竹十四郎に宿る霊王の右腕「ミミハギ様」

引用元:BLEACH 原作67巻

霊王の右腕は「静止」を司るとされ、護廷十三隊十三番隊隊長「浮竹十四郎」が宿していました。

霊王の右腕は東流魂街七十六地区”逆骨”に落ちた後に「ミミハギ様」と呼ばれる土着神として崇められ祠にて奉られており、浮竹が3歳の頃肺病に罹ったことを機に両親がミミハギ様に祈祷を行い、浮竹の肺を捧げその身に宿す事になります。

その後、浮竹は霊王の右腕を解放し、ユーハバッハに吸収され死亡しました

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浮竹十四郎のアイキャッチ画像

霊王の左腕

霊王の左腕であるペルニダに霊王の意志が宿った瞬間

引用元:BLEACH 原作70巻

霊王の左腕は「前進」を司るとされ、ユーハバッハの親衛隊であるペルニダ・パルンカジャスと判明しています。

兵主部一兵衛が語るように、僅かながら霊王の意志による世界の流れがペルニダやジェラルド、黒崎一護を霊王宮へ呼び寄せたとされ、その影響を受けてペルニダの中に眠る霊王の左腕が涅マユリ戦で目を覚ましたのではないでしょうか。

ただ、ペルニダの性格と打って変わってなかなかに貫禄と威厳がある話術だったので、大貴族のように権威的な口調が本来の霊王なのかは疑問が残るとろこです。

霊王の爪と松本乱菊の関係

松本乱菊から霊王の欠片「霊王の爪」が引き抜かれた瞬間

引用元:BLEACH 原作48巻

小説「bleach can't fear your own world 2巻」の過去話で藍染と東仙の会話の中に霊王の爪が登場した際、藍染は「とある少女から奪った魂魄に混じっていた爪」と口にした後、「魂を大幅に奪ったにもかかわらず、死にもせず、その少女はいまだに死神の素質を持ち合わせたままだ」と語っています。

ここで、多くの読者は市丸ギンの回想での少女時代の乱菊が魂魄を奪われている描写を連想したはずです。

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市丸ギンのアイキャッチ

ただ、それ以上の情報は出てこなかったので、松本乱菊と霊王の爪がどう交わってどのような変化をもたらしたのかについては記されていません。

霊王の鎖結

霊王の欠片「霊王の鎖結」である道羽根アウラの登場シーン

引用元:BLEACH 小説「bleach can't fear your own world」

霊王の鎖結を宿すのは完現術者の「道羽根アウラ」です。

アウラは、親子二代にわたり完現術者という稀なケースで、アウラが胎児の時に母は虚の襲撃を受けその傷が元で出産後に死去し、父は完現術者能力を取り除く手段を模索するようになりアウラを地下に監禁していた過去があります。

綱彌代時灘との接触を受け、時灘が父の殺害を指示した事実と、アウラの魂魄に霊王の鎖結が宿っていることを知りました。

アウラは完現術者でありながら愛着というものを失ったせいで銀城ら同様に固有能力がない代わりに、完現術者の基礎能力を磨き上げており、浦原曰く死神が斬魄刀を使わない代わりに白打や鬼道が藍染レベルと指標を示すほどの実力者です。

完現術者は霊王の欠片(因子)と人間が融合した存在

完現術を消し去る為に一護に接触してきた銀城一派

引用元:BLEACH 原作50巻

完現術者の力の根源が霊王の欠片と関係している事が判明しました。

霊王の右腕が死神に憑りついた形がミミハギ様だとするならば、霊王の欠片が人間に憑りつくとどうなるのか、それは崩玉と似たような効果をもたらすのではと推測されています。

そのため霊圧知覚に長けた虚が霊王の因子を持つ母体を感知し、その結果として完現術者の人間は基本的に胎児の時期に母親が虚に襲われているといった共通点が生まれ、虚の襲撃を受け生き延びた後に出生し、虚の因子の影響を受け将来的に完現術者の能力に目覚めるのです。

したがって、銀城空吾もまた死神であり虚であり完現術者であるため、黒崎一護同等の霊王の素質を持つ者なのでした。

黒崎一護と霊王の欠片の関係

黒崎真咲の中に侵食する虚を抑え込みにきた黒崎一心

引用元:BLEACH 原作60巻

完現術者の理論で言えば一護の母親・真咲は一護の出産後に虚の襲撃に遭っているので該当しません。

しかし、一護に受け継がれた虚(ホワイト)は藍染が造り上げた改造虚であり、その源は死神達の魂魄にあります。

そして、その死神達の魂魄の中には、恐らくですが上述の松本乱菊の魂魄から奪った霊王の爪或いは霊王の因子か何かが残っていたとも捉える事ができるのではないでしょうか。

霊王の欠片と産絹彦禰の関係

斬魄刀を握る産絹彦禰

引用元:BLEACH 小説「bleach can't fear your own world 」

小説「bleach can't fear your own world」のキャラクターとして登場した産絹彦禰ですが、少年少女とも判別できない子供の容姿に善悪の基準がない純粋無垢な性格が特徴的な天真爛漫な敵役です。

その正体は、綱彌代時灘がこれまで集めたありとあらゆる魂魄を練り混ぜて造り上げた人造魂魄であり、その魂魄の材料として、

  1. 霊王の欠片の一部
  2. グレミィの脳
  3. 虚や滅却師果ては現世の水子の魂

道羽根アウラによって霊王の欠片を軸に纏め上げられた存在で、死神に必要な魄睡(霊力の発生源)と鎖結(霊力のブースター)が出来上がった後は、山田清之助によって肉体を形成できるに至りました。

霊王とは

霊王の胸部をユーハバッハが剣で貫いた瞬間

引用元:BLEACH 原作68巻

霊王は、原作の最終章千年血戦編で、水晶のような物に封印される形で霊王宮に祀られていましたが、その描写では四肢をもがれた状態で死んでいるのか生きているのか判別できませんでした。

その正体は、小説「bleach can't fear your own world 3巻」で綱彌代時灘が生贄の山羊だと揶揄し、

世界がこの形となる前。

生と死の境すらない混沌とした世界の中で、初めて虚と人の間に立った原初の護り手……滅却師と死神、そして完現術者。

全ての祖であるとでも言うべき存在さ

引用元:BLEACH 小説「bleach can't fear your own world」

と暴露します。

虚圏や現世が生まれる以前、森羅万象が曖昧で生と死や進展も後退もない億年かけて冷えるのを待つだけの世界は、虚になる事すら霊子の循環の一部だと割り切っており、やがて虚が人間を捕食し始めてたのをきっかけに世界の循環は止まってしまったのです。

このままでは魂魄の全てが一つの巨大な大虚へ成り果てて世界が完全に静止する事になるのを待つのみだったのですが、一つの命が誕生し虚を滅却して世界に循環を齎す、それが初代霊王でした。

兵主部一兵衛は霊王の親友

兵主部一兵衛が霊王誕生について語った際に、霊王の親友だったと明らかにされました。

まだ三界に分かれる以前、霊王を筆頭に特殊な力を持つ原初の死神が現われており、兵主部もその一人だったと言い、尸魂界開闢以前からの付き合いだったと推察されます。

五大貴族の祖が霊王に犯した罪

嘗て五大貴族と呼ばれた「綱彌代家」、「朽木家」、「四楓院家」、「志波家」、そして家名が不明の家門五名の祖が霊王の存在に深く関係しています。

  1. 綱彌代家の祖は、滅却の力がいつか自分に向くのではないかと恐れ。
  2. 朽木家の祖は、世界をより盤石な形とする為に新たな規律が必要だと。
  3. 四楓院家の祖は、停滞した世界を前に進める為には更なる循環の形が必要だと。
  4. 志波家の祖は、虚にも心がある故に滅却ではなく浄化の道を探るべきだと。
  5. 不明の一族の祖は、後に地獄と呼ばれる坑を塞ぐ二となる世界が必要だと。

各一族が動悸こそ別に向かっていましたが「今ある世界を分離させる」といった共通の目的を持っていて、現在の三界分立(尸魂界、現世、虚圏)にする為に、全知全能に近い強大な力の主、霊王が必要だったのです。

しかし、志波家が霊王の説得に当たろうとしたその隙をついて、綱彌代家が霊王を結晶に封じ込め、それを楔とし五人の貴族は新たな世界の基盤を造り上げました。

魂に生と死の区切りをつけ循環をもって世界を新たな段階に引き上げる、その世界を管理する者達をいつしか「死神」と呼ぶようになったのです。

ところが、無抵抗で封じられた霊王が封印から自力で抜け出し復讐を恐れた綱彌代家は、前進と静止を司る霊王の右腕と左腕を捥ぎ取って生かさず殺さずの矛盾の螺旋に霊王を放り込み、綱彌代家を始めとする何人かの始祖達は永い時をかけて霊王の心臓を抉り両足を削り臓腑を刻んで本体から切り離し力を削ぎ落として、都合の良い「王」を作り出しました。

このような状態でも現在の霊王には意志があったとし、千年血戦編で大局を導く流れのまま黒崎一護達を霊王宮に呼び寄せたとします。

霊王の目とユーハバッハの関係

全知全能を行使する状態のユーハバッハの目

引用元:BLEACH

霊王もまたユーハバッハと同じ未来を見通す力があったと言われているものの、上述通り結晶に封じられ世界の楔にされた未来は見えなかったのかと言えば、

どう足掻いても避けられぬという未来を視ていたからか、それとも、何かしら新しい世界に希望を見出していたからか、その御心までは計り知れんが……

霊王様は、敢えて抵抗せんかったそうじゃ

引用元:BLEACH 小説「bleach can't fear your own world」

と、兵主部一兵衛が語っています。

滅却師の始祖がユーハバッハとするのならば、霊王とは滅却師の力そのものの源流となり、ユーハバッハが霊王の子孫にあたるのかは不明ですが、霊王から削り落とされた力が顕現したのか或いはジェラルドやペルニダのように回帰したのかは定かではありません。

ただ、ユーハバッハが一護に「我が息子」と述べたように、力の源流が霊王にあるのならば「父」と言った意味に繋がるのではないでしょうか。

現在の霊王

一護に斬られ、ユーハバッハに力を奪われた霊王ですが、大戦後ではユーハバッハの遺骸が新たな霊王として据えており、

  1. 三界を元に戻し一つにすること
  2. 霊王を殺害し生と死のない苦痛から解放すること

これらを目指したユーハバッハが今や自らが世界の楔となり霊王と同じ境遇になっているという皮肉な結果になっています。

霊王の欠片の一覧と霊王の爪と松本乱菊の関係のまとめ

  1. 霊王とは、三界が成立する以前に生まれた特殊な能力者
  2. 綱彌代家が霊王を結晶に封じて四肢を捥ぎ臓腑を抉り取った
  3. 霊王は、五大貴族により世界の楔にされた
  4. その為、藍染やユーハバッハは霊王を殺害(縛りから解放)を目論んだ
  5. 霊王の欠片は、一部は人の手や回帰し、一部は人間(完現術師)へ宿った
  6. 霊王の爪が松本乱菊から離れてからの具体的な描写は無く乱菊と爪の関係は全てが謎のまま

霊王は死神が世界を統治する以前、三界(尸魂界、現世、虚圏)がない世界に生まれた事がわかり、五大貴族と謳われた綱彌代家の非道な行いによって楔にされた事が判明し、藍染やユーハバッハがなぜ執拗に死神を憎み霊王を殺そうとしたのかが明らかにされました。

全ては綱彌代家の祖がまねいたことが発端となり、それに追従した残る四貴族の祖によって地盤は固められ霊王は贄とされたわけですが、死神側が巨悪の根源だったとは究極のどんでん返しではないでしょうか。

本編で語られなかった霊王に関する伏線が語られる小説「bleach can't fear your own world」は、久保帯人先生が緻密に練ったBLEACHの設定を余すことなく成田良悟先生が執筆なさっております。

千年血戦編その後の尸魂界や滅却師の生き残り、懐かしい破面に完現術者の面々と新たな敵キャラクター、そして檜佐木修平を主人公に紡ぐ物語は霊王への確信に触れ固唾をのむ展開となっているので、BLEACHファンなら楽しめる内容となっていますので未読の方におススメです。

また、ゲームアプリ「BLEACH Brave Souls」でも小説の物語を遊び尽くせるので、プレイしながら体験したい方に推奨できます。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?