【BLEACH】ユーハバッハの最後と負けた理由は?藍染惣右介とどっちが強いのか

BLEACHの最終章で「千年血戦篇」のボスであり、主人公・黒崎一護にとっては母親の仇であるユーハバッハですが、完全無欠の能力を持ちながら最終的には一護達に敗れてしまいました。

そこで今回は、

  1. ユーハバッハの最後と消滅
  2. ユーハバッハの目的
  3. ユーハバッハが負けた理由
  4. ユーハバッハと藍染惣右介はどっちが強いの?

など、ユーハバッハの最後を中心に紹介したいと思います。

ユーハバッハの最後

ユーハバッハの最後は単行本74巻683話「The Dark Side of Two World Ends」で描かれています。

ユーハバッハと黒崎一護&井上織姫が対峙したのは単行本73巻672話「Son of Darkness」であり、戦いの舞台はユーハバッハが真世界城に塗り替えた霊王大内裏です。

ユーハバッハは全知全能の真髄である未来を改変する力で一護の真の卍解を未来で予め折る事で失意させ絶望に叩き落してから一護に与えていた滅却師の力と、それと混ざり合っていた虚の力を回収し、二人に止めを刺さずに尸魂界と現世の侵攻へ移りました。

そして単行本74巻681話「THE END TWO WORLD」から683話「The Dark Side of Two World Ends」にて、一護と織姫を下したユーハバッハはその足で時空に門を作り尸魂界を潰す為に下へ降りると、尸魂界で待ち構えていた藍染惣右介と対峙する事になり、夢の新旧各章のボス同士の対決になります。

ユーハバッハが藍染に足止めを受けている間に残しておいた門を伝い一護と阿散井恋次が追いつき、ユーハバッハを奇襲しますが、実は既に藍染は鏡花水月を解放しており、ユーハバッハの全知全能の未来視に干渉し、自分を黒崎一護に見せていたのです。

その為、過去に鏡花水月の解放を目にした事が無い一護が咄嗟に連携する事でユーハバッハの不意を突き、背後から突き刺すと、そのまま肉体を月牙天衝で斬り裂き一度倒す事に成功しました。

しかし、ユーハバッハは未来を改変する力で自分の死した未来ですら書き換えて復活を果たし、藍染を影に呑み込む、一護の天鎖斬月にヒビを入れ、一護事尸魂界を影に呑み込もうとするのですが、その絶望的な状況の中、石田雨竜が「静止の銀の鏃」をユーハバッハに撃ち込む事でユーハバッハは一瞬の間だけ能力が使えなくなります。

石田の「今だ、黒崎!」の号令と共に一護は駆け出し、ユーハバッハが力を取り戻す前に天鎖斬月を振り切りますが、ユーハバッハが手を翳して天鎖斬月を砕いた刹那、天鎖斬月の中から初代斬月と思しき出刃包丁の刃が出現し、ユーハバッハは一護の斬月によって真横に斬り裂かれて敗北しました。

黒崎一勇によってユーハバッハは消滅

黒崎一護に敗北したユーハバッハですが、彼の死後10年ほどはユーハバッハの力の残滓が漂っているらしく、霊王護神大戦から10年後、十三番隊舎に隣接する最終復興区画にユーハバッハの力の残滓が出現しています。

10年後の十三番隊隊長朽木ルキアは着任の儀の後にすぐ阿散井恋次と休暇を取り現世に発った為、涅マユリと砕蜂、そして情報を聞きつけた朽木白哉が対処に向かいましたが、ユーハバッハの力の残滓が拡大した刹那、霧散するように消滅したのです。

一方、現世では黒崎一護と井上織姫の息子・黒崎一勇が旧一護の部屋で丸い穴の形をしたユーハバッハの力の残滓を見つけており、笑顔のまま片手を穴へ突っ込むと同時刻で瀞霊廷のユーハバッハの力の残滓が消滅するコマへと場面転換しているので、黒崎一勇がユーハバッハの最後の力を消滅させた犯人でした。

また、更に同時刻の「無間」では、藍染惣右介が「ユーハバッハの最後の力が…漸く消えたか…」と察知しているので、黒崎一勇がユーハバッハを完全に消滅させた事が分かります。

黒崎一勇についてはこちら

ユーハバッハのその後

漫画本編ではユーハバッハの死後については語られていませんが、小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」にてユーハバッハの遺骸が玉座の間に封印され新たな霊王として楔にされている事が判明しています。

また、3年後を描く小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」ではより詳細な事が載っており、黒崎一護がユーハバッハに勝利した後の亡骸は零番隊の手で霊王宮へ運ばれ、死してなお莫大な霊力の宿る遺骸に何百もの結界を張り巡らせてそれを新たな楔として霊王大内裏へ納める事で世界は崩壊を免れたと言及されていました。

そして、千年血戦篇で起きた多くの犠牲者を生み出した死神と滅却師の戦争は「霊王護神大戦」と名付けられており、その大戦の首謀者が今この世界を繋ぎとめている事を伏せて、見えざる帝国の首魁を護廷十三隊の客人である死神代行の少年が討ち取ったという一部の事実だけが瀞霊廷中に広まっています。

故に、初代霊王が死亡したという事実は当事者以外知り得ない情報となっていました。

ユーハバッハの目的

ユーハバッハの目的は霊王を殺害し尸魂界開闢以前の生も死も無い恐怖無き世界に戻す事にありました。

その為、ユーハバッハが黒崎一護に敗北した後には「道は閉ざされた」と告げており、三界(尸魂界・現世・虚圏)を一つにして恐怖無き世界を創る野望は砕かれ、ユーハバッハの敗戦によって生と死は形を失う事無く命ある全てのものはこれから先も死の恐怖に怯え続けるといった、これまで通りの日常を送る事になります。

ユーハバッハが望んだ恐怖無き世界は確かに恐怖がありませんが、後に藍染惣右介は死の恐怖の無い世界で人はそれを退けて希望を探す事はしないと否定的に捉えており、人はただ生きるだけでも歩み続けるがそれは恐怖を退けて歩み続ける事とはまるで違い、人はその歩みに「勇気」という特別な名前を付けると語りました。

ユーハバッハが消える寸前に恐怖無き世界を創る道が閉ざされたと告げた際には、ユーハバッハを打ち倒した張本人である黒崎一護もまた複雑な表情を浮かべていた事から、ユーハバッハが望んだ世界に思うところがあったのかもしれませんね。

ユーハバッハの目的の発端は霊王

ユーハバッハが零番隊を退けて霊王大内裏に踏み入った際、以下の事を発言しています。

  1. 「霊王よ、この期に及んで逃げることすらままならぬ不全の神よ」
  2. 「果てしなく永き屈辱を今終わらせよう」

この事情については小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」で明かされており、ユーハバッハが滅却師の始祖であれば、霊王はその力の源流である事から、ユーハバッハは作中で霊王の事を「我が父」と指していたのです。

霊王とは、五大貴族の祖の一つ綱彌代家の祖によって結晶に封じられ身動き一つとれないように両腕と内臓などを削ぎ落されて世界のバランスを保つ楔にされた贄であり、ユーハバッハの行動は結果から見れば人類の救世主である自らの祖、父親とも言うべき存在を生も死も許されぬ百万年の孤独から救おうとしていた事になります。

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BLEACHの表紙

尸魂界百万年の歴史は霊王一人の犠牲の上に成り立った平和である為、滅却師の始祖であるユーハバッハが死神と全面戦争した理由や霊王を殺害しようとしていた動悸が、この小説で全て明らかにされました。

ユーハバッハはなぜ負けたのか?

ユーハバッハの能力「全知全能」の真髄は「未来を改変する力」にある為、作中でも完全無欠のチート能力からユーハバッハが敗れる要素は皆無に近い状態でしたが、最終的には黒崎一護によって倒されています。

作中でユーハバッハを倒す決め手となった主な要因は以下の通りです。

  1. 月島秀九郎のブック・オブ・ジ・エンドにより天鎖斬月が折られなかった過去を挟む
  2. 藍染惣右介が黒崎一護達が尸魂界に着く前に鏡花水月を解放し干渉できる事実を掴む
  3. 石田雨竜が「静止の銀」の鏃をユーハバッハに撃ち込み能力を一瞬使用不可にする
  4. ユーハバッハの勘違い

これらの各々の行動が重なる事で、ユーハバッハは霊王宮で黒崎一護と井上織姫を下した後、尸魂界で藍染に足止めを受け、後を追ってきた一護と恋次と戦うも、この時点で鏡花水月の能力により対象を誤認させられていた為、一護の月牙天衝をまともに受けてしまいました。

ユーハバッハの敗因①「藍染惣右介の鏡花水月」

ユーハバッハが黒崎一護達に敗北した最大の理由として挙げられるのは、藍染惣右介の存在ではないでしょうか。

単行本74巻684話「The Blade」にて、藍染は一護達が尸魂界に着く前に鏡花水月を解放してユーハバッハの全知全能の未来視に干渉できる事を確信したと話しており、一護に鏡花水月の解放を見せてなかった事がこの戦いで功を奏しました。

ユーハバッハとの最終対決では、藍染を始め、一護と恋次が居た事から鏡花水月の誤認が最大限発揮される形となり、藍染が自分を一護に誤認させる事でユーハバッハの裏をかくことができたのです。

また、見えざる帝国の一度目の侵攻時では、ユーハバッハが藍染を麾下に加える為にわざわざ無間に立ち入っていますが、その際にもユーハバッハの時間間隔を僅かに狂わせている描写がある為、鏡花水月が全知全能に干渉できる数少ない対抗策になりうる事が分かります。

よってユーハバッハの敗因の一つは藍染惣右介の鏡花水月です。

藍染惣右介の鏡花水月についてはこちら

ユーハバッハの敗因②「月島秀九郎のブック・オブ・ジ・エンド」

ユーハバッハの敗因の二つ目は、月島秀九郎のブック・オブ・ジ・エンドで天鎖斬月が折られなかった過去を挟まれた事です。

霊王宮での戦いで、ユーハバッハは一護の卍解を警戒して予め未来で折る事で対処していましたが、何故か月島が天鎖斬月が折られた過去を改変する未来を視ていなかったのか、その行為を野放しにしています。

月島のブック・オブ・ジ・エンドも鏡花水月と同様に全知全能の干渉を受けないのかは分かりませんが、何れによ月島を野放しにした事で一護は天鎖斬月を織姫に修復してもらい、尸魂界で藍染と共闘する事ができ、且つユーハバッハを一度倒すに至りました。

そして、間接的に石田雨竜が「静止の銀」を撃ち込む隙を与えたので、これもまたユーハバッハが敗けた理由の一つでしょう。

月島さんのおかげについてはこちら

ユーハバッハの敗因③「石田竜弦が作り出した銀の鏃」

石田竜弦がそもそもどうしてユーハバッハから何もされていないのかは分かりませんが、竜弦が聖別を受けた妻・片桐叶絵を解剖する事で見つけ出した銀の血栓がユーハバッハを倒す鍵となっています。

聖別を受けた混血統滅却師の心臓には銀の血栓ができている事を解剖する事で突き止めた竜弦は、摘出した銀を集めて「静止の銀」と呼ばれる銀の鏃を作り、息子の雨竜に託しました。

また、銀の鏃を手渡す為には尸魂界若しくは霊王宮にいる雨竜の許まで行かないといけませんでしたが、祖父・石田宗弦が過去に滅却師から追放された際に通行証を持ち去っており、ユーハバッハが尸魂界や霊王宮を見えざる帝国で塗り替えた事で宗弦が盗んだ数十年前の通行証を使い雨竜の許へ迅速に届ける事が出来たのです。

そして、上述通り藍染と一護が鏡花水月で誤認させたユーハバッハを一度倒した後、復活したユーハバッハの隙を突いて雨竜が銀の鏃をユーハバッハに撃ち込み、一瞬の間だけ能力を封じ込めました。

その際、ユーハバッハが「——何だ、これは」と発言しているので、この事態は未来視出来なかったものとされています。

一度倒された事で一時的に眼を閉じた扱いなのか、雨竜に何かあると言われていた伏線なのかは分かりませんが、雨竜が放った銀の鏃を受けてしまった事がユーハバッハが敗ける要因になりました。

銀の鏃を作り出した石田竜弦、ひいては過去に滅却師の通行証を持ち去っていた石田宗弦、そして直接銀の鏃をユーハバッハに撃ち込んだ石田雨竜と、実に三代にわたりユーハバッハを打ち倒す一助を担っています。

ユーハバッハの敗因④「あの時見たものを勘違い」

ユーハバッハが敗けた直接の理由は黒崎一護の斬月で斬られる未来を視ておきながら、それをハッシュヴァルトが見せた夢だと勘違いしていた事です。

つまり、ユーハバッハは自分が敗ける未来の一つをその眼で視ていたのに、たまたまその未来を視たタイミングがユーハバッハが眠りにつき支配者の仮面がハッシュヴァルトに預けられていた為、本気でハッシュヴァルトが見せた夢だと思っていました。

夢と認識したのは、支配者の仮面を預け、ユーハバッハの全知全能がハッシュヴァルトと入れ替わり、そして再び目覚める直前に未来視した為であり、眠りから覚めたユーハバッハはそれが夢なのか未来視なのか判断が難しかったのかもしれません。

これを夢と認識せず、一つの未来として対策を講じていれば、或いはこの大戦での敗北は免れたかもしれませんね。

ユーハバッハが負けた最大の理由は黒崎一護を生かした事

ユーハバッハの敗因は主に藍染惣右介・月島秀九郎・石田竜弦に加え、本人のうっかり勘違いにありますが、そもそも霊王宮の玉座の間で黒崎一護と井上織姫を始末していればこの敗北は無かったでしょう。

しかし、玉座の間の黒崎一護戦では、ユーハバッハが一護に与えた力を回収して止めを刺さずに生かし、ユーハバッハが瀞霊廷と現世を潰す景色を見ているように言い放っています。

そして、これから先の未来に於いて一護達が最も大きな幸福を感じた瞬間を選び抜いて殺すと宣言し、後を立ちました。

つまり、黒崎一護戦の導入で敢えて眼の力を使わず親子の会話を楽しみたいと言うあたりユーハバッハには所謂「舐めプ(=舐めたプレイ)」をする悪癖が劇中の節々であり、その結果、あらゆる事象を見逃して負けてしまった様に思えてなりません。

勿論、鏡花水月の完全催眠やブック・オブ・ジ・エンドの過去への干渉が全知全能でも干渉できない事象である事も敗因になりますが、霊王護神大戦に於いては黒崎一護さえ倒していれば結果は引っ繰り返っていた筈です。

一説によれば一護の中の滅却師の力を吸収した事で斬月のおっさんの親心が移ってしまったなどありますが、虚圏制圧の象徴としてハリベルを虜囚として以降特に理由も無くそのままにしているなど、ユーハバッハの行動は時折解明されないまま終わっていたりしています。

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ユーハバッハと藍染惣右介はどっちが強い議論

BLEACHの最強キャラをテーマにした場合必ずと言ってもいいほど挙がるのが「ユーハバッハと藍染惣右介はどっちが強いのか」という議論です。

ユーハバッハは未来を改変する力「全知全能」を持ち、対して藍染惣右介は一つの対象の姿・形・質量・感触・匂いに至るまで誤認させる「完全催眠」を使います。

そして、作中では鏡花水月の完全催眠がユーハバッハの全知全能の未来視に干渉できる事が確認されている為、相性的には藍染が優勢でした。

では、実際に戦うとどちらが強いのかと言えば、正解は分からないです。

本編でのユーハバッハと藍染惣右介の場合はユーハバッハが強い

本編の描写だけを見れば、藍染は鏡花水月を使ってユーハバッハに自分を黒崎一護と誤認させる事が出来てもダメージを与える事は出来ていませんし、鬼道も破られ、片腕と胸に風穴を開けられています。

また、鏡花水月を見せていなかった黒崎一護と連携する手段を取ってユーハバッハを倒している事から、裏を返せば今の藍染の状態では勝ち目が無かったとも捉えれるのではないでしょうか。

加えて、ユーハバッハが一度死に復活したタイミングで藍染は不意を突かれて影に呑み込まれており、その際には鏡花水月が解け、ユーハバッハが「慢心か限界か…」と話している事から霊圧を抑え込む拘束具が完全に解かれていなかった事が分かります。

したがって、最終決戦時の戦いだけを見ればユーハバッハの方が格段に強く描かれていました。

ユーハバッハと全力の藍染惣右介が戦った場合は藍染がやや有利?

もし藍染惣右介の拘束具が全て解かれた状態であれば、ユーハバッハと藍染惣右介の戦いは藍染がやや有利だったのではないでしょうか。

藍染と言えば、

  1. 崩玉と融合して不死の肉体
  2. 崩玉と融合して無間に囚われてからも進化を続けている
  3. 全知全能に鏡花水月が干渉できる

以上の理由からユーハバッハに対して抜群に相性がいいのです。

しかし、一つ問題なのが鏡花水月は誤認させる事しか出来ない為、ユーハバッハを倒す決定打に成り得ない事であり、未来で視た攻撃は全て無効化される他、そもそも鬼道もユーハバッハには通用しないでしょう。

未来で視た攻撃は全て無効化にされる、に関しては完全催眠で上書きできそうですが。

打開策となるのが鏡花水月の完全催眠で何を誤認させて倒すかが鍵になりますが、藍染が崩玉と融合して不死の肉体であり、且つ藍染はユーハバッハが特記戦力としてあげる霊圧を有する他、藍染の意志に崩玉が答えるかによって戦局は変わると思われます。

素の戦闘能力では各段にユーハバッハが上ですが、不死と崩玉の未知数な力を考慮すれば、拘束具さえ無ければ藍染惣右介がもう少し優勢に立ち回れたかもしれません。

それでも「静止の銀」が無ければユーハバッハを倒すのは難しそうですが、藍染ならきっとうまくやってくれる事でしょう。

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ユーハバッハが崩玉を吸収できるならユーハバッハが勝つ

ユーハバッハは霊王の力を全て吸収していますが、これが霊王の欠片を含む崩玉にも影響を許すのならば、崩玉と融合した藍染惣右介の力を削ぐ事は可能でしょう。

また、ユーハバッハと藍染惣右介が戦った場合、鏡花水月で誤認する囮が自分以外居ない為、本編のように恋次や一護を囮に使い自身を黒崎一護に見せる手段の類は使えず、小説で綱彌代時灘がやっていたような動いているものを別の事象に見せて攻撃する事も出来ません。

後述に於いては自身の鬼道で可能でしょうが、やはり、藍染が最強キャラの最上位に君臨する最大の要因は崩玉を前提とした強さになるので、崩玉の力の一部でさえユーハバッハに吸収されると少し危ういように思えます。

藍染は崩玉と融合しなければ山本元柳斎重國に勝てないと自分で公言しているので、力の9年が終わる前の全知全能が無い状態で元柳斎を倒したユーハバッハには崩玉の力が無ければ勝てません。

加えて、ユーハバッハは元柳斎から奪った卍解のメダリオンを所持してるので、不死で無ければ敗戦が濃厚となってしまいます。

問題は霊王の欠片を含んだ崩玉と完全融合した藍染からユーハバッハが力を吸収できるか否かですが、作中でユーハバッハが吸収を行わなかった事から恐らく崩玉の吸収は出来ないのかもしれません。

ユーハバッハは最終的に藍染を影で呑み込んでいましたが、後日談を描く小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」でも藍染や崩玉に対しての補完は無く、弱体化している様子も無かったので、ユーハバッハが藍染から崩玉の力を吸収したわけではないみたいですね。

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ユーハバッハの最後と負けた理由についてのまとめ

  1. ユーハバッハは黒崎一護の斬月に斬り裂かれて死亡し、10年後に黒崎一勇によって消滅させられた
  2. ユーハバッハが負けた理由は、月島秀九郎・藍染惣右介・石田竜弦の存在と自分自身の勘違いのせい
  3. ユーハバッハは鏡花水月の完全催眠やブック・オブ・ジ・エンドの過去の改竄などの時間軸の改変に対して全知全能で干渉できない可能性がある
  4. ユーハバッハは玉座の間で黒崎一護と井上織姫に止めを刺せていれば大戦で勝てた可能性がある

BLEACHの最終章である「千年血戦篇」のボスであるユーハバッハは、黒崎一護達の手により阻止されましたが、目的の一つである霊王の殺害は成し遂げました。

寧ろ、霊王の解放が一番の目的であるようにも思えますが、憎き死神の統治を崩すまでは出来なかったですね。

漫画本編ではこの最終決戦がやや駆け足になってしまいましたが、2022年のアニメ化で描く際には大いに加筆される事を期待しましょう!

【↓ユーハバッハの正体や全知全能の能力についてはこちら↓】

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【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?