BLEACHの代名詞ともいえる藍染惣右介の斬魄刀「鏡花水月」は、対象を完全催眠下に置く事ができる作中屈指のチート性能を有していました。
そこで、
- 藍染惣右介の斬魄刀「鏡花水月」の能力
- 藍染惣右介の卍解は存在するのか?
- 藍染惣右介はいつから鏡花水月を遣っていた?
等、藍染の鏡花水月のチート性能や卍解の考察に触れていくと共に、作中で藍染はいつから鏡花水月を使用していたのか検証したいと思います。
藍染惣右介は卍解出来ない?
残念ながら藍染の卍解は作中で登場していないですし、久保帯人先生の回答も無い事から愛染の卍解は存在するのかは不明のままです。
しかし、もし予想するとなればやはり五感を支配する能力を更に強化したもの等が思いつきますが、読者の中でも面白い予想があり、「催眠による錯覚が現実になる」や「催眠とはかけ離れて汎用性のないものになる」等はかなりあり得そうな意見ではないでしょうか。
そして一番興味をそそられたのが「そもそも卍解できない説」であり、そもそも藍染は始解の完全催眠能力のみで隊長就任試験を突破したのではとまことしやかに囁かれるのです。
また、そんな予想を裏切るような意見として連載当時には「鏡花水月黒幕説」と言ったとんでもない考察があり、実は藍染が鏡花水月に裏で操られていると言うまさかの斬魄刀がラスボス説がありました。
藍染の卍解については様々な意見が挙げられていますが、一護や尸魂界の設定を根深く作り上げている久保帯人がお気に入りの藍染の卍解を考えていないなんて事は無いと考えられるので、ヒントだけでもいいので何れ久保帯人先生の口から語られる事を願うばかりです。
藍染惣右介の斬魄刀「鏡花水月」の解号と能力
- 名前:鏡花水月(きょうかすいげつ)
- 初出:原作20巻171話
- 解号:「砕けろ、鏡花水月」
解号による斬魄刀の形状変化はありませんが、解放の瞬間を見た相手の五感を支配して対象を誤認させ「完全催眠」下に置くことが出来ます。
また、一度でも始解を見た相手を、以降藍染が鏡花水月を解放する度に再び完全催眠を掛ける事が出来る為、尸魂界篇で暗躍していた際は自身の偽物の死体を用意して護廷十三隊全員を欺く他、過去編でも平子の監視下にありながら全く別人を自分に見立てては裏で行動していました。
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鏡花水月は始解しか見せていないにも関わらず、登場した斬魄刀の性能や最強ランキングでも度々トップに置かれる事もあり、作中の描写から見ても事実上最強に近い能力を有しています。
鏡花水月の誤認の規模は未知数
鏡花水月の完全催眠は五感の全てを支配し、一つの対象の姿・形・質量・感触・匂いに至るまで全てを「敵」に誤認させる事が出来る為、例えば、蝿を竜に、沼地を花畑に見せる事も可能です。
使用者は異なりますが、小説では綱彌代時灘が鏡花水月を使用しており、味方同士誰が本物の味方で敵なのかという疑心暗鬼に追い込む他、炎と見せかけて炎の速度で斬撃を放ったりとかなり厄介な攻撃手段を取っていました。
藍染より霊圧量が少ない時灘でさせこの様な豊富な転用を行える為、藍染が純粋に鏡花水月を攻撃の手段に用いれば更に規格外な錯覚を見せてくるのは容易に想像できます。
鏡花水月の解放の瞬間とは?
- 原作43巻371話
虚圏に赴いた先でバラガンに使用している描写がありますが、解放の瞬間とは斬魄刀の始解を見せる事であり、藍染が斬魄刀を逆手に構え解号を唱えるまでの所作を含めて解放の瞬間になります。
ただし、一度目は始解の一部始終を見せる必要があるようですが、以降は解号を唱えていないにも関わらず完全催眠が発動しているので、二度目以降は解号を省略できるのかもしれません。
しかしそれさえも藍染が解号していない様に見せている錯覚かもしれないので油断ならないでしょう。
鏡花水月の完全催眠はチート級
鏡花水月がチートと言われる由縁はやはり、
- 尸魂界篇、自身の死亡を鏡花水月で欺いていた
- 破面篇、バラガンを従え、元柳斎を除く護廷十三隊と仮面の軍勢を完全催眠下に置く
- 千年血戦篇、鏡花水月と同化した事で斬魄刀が無くても発動できる
等の事柄が読者の印象に焼き付いているせいでしょう。
同格の隊長達が藍染の始解だけで軒並みやられていく光景は強烈なもので、藍染が強いのかはたまた藍染以外の死神が弱いのか、そんな良く分からない錯覚さえしてしまいます。
また、原作44巻で卯ノ花が「藍染惣右介に対抗できるのは現時点で始解を見ていない黒崎一護だけ」という見解を示している事から、本当に一度でも鏡花水月の解放を目にすればどれほどの実力があろうとも催眠に掛かってしまう事が公式となり、鏡花水月のヤバさが伝わってきました。
加えて、藍染は最終的に崩玉と融合した段階で斬魄刀と一体化してしまった為、恐らくですが、わざわざ斬魄刀を出して解放の瞬間を見せる行為をしなくて良くなった様に窺えます。
鏡花水月に弱点はあるのか
- 原作48巻414話
実は、チート性能を誇る鏡花水月にも弱点と言うものが存在しています。
- 能力の発動前から刀身に触れていれば完全催眠から逃れられる
- 盲目などでそもそも解放の瞬間を見る事が出来なければ掛からない
唯一の弱点は以上の二通り存在しますが、どちらも実用的ではありません。
作中では藍染の部下であり唯一の副隊長として長年側に仕えていた市丸ギンが①の詳細を聞き出す事に成功しており、藍染が崩玉と融合したばかりで自身の力を過信していた状況に限定されますが自然に刀身に触れて完全催眠から逃れる事が出来ています。
ただし、ギンのケースでは藍染は過信していながらもギンがいつどのタイミングで裏切るのか興味があった事から敢えて見届けていたという側面もあるので、やはり藍染相手に戦闘中に刀身に触れる事や目を瞑って戦う事は不可能に近いでしょう。
藍染惣右介はいつから鏡花水月を遣っていたのか
- 原作45巻392話
藍染と言えば空座町決戦時、護廷十三隊と仮面の軍勢を完全催眠下に置いて雛森を藍染に錯覚させて集団リンチさせています。
多くの隊長達が畳み掛けた後に冬獅郎が刀で貫いて勝利に思えた矢先、藍染が鏡花水月を解除した事で全員が自分達がリンチしていた相手が雛森だったという事に気づき、平子が一体いつから鏡花水月遣っていたのかと問い質した所、藍染は「一体いつから鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」と返すのです。
さて、藍染がいつから鏡花水月を遣っていたのか、そのヒントは藍染の受け答えを聞いた平子が思い出した一瞬の回想のコマに描かれています。
藍染は冬獅郎が斬りかかった時に鏡花水月を発動していた
- 原作45巻389話
涅マユリの力で虚圏から現世に赴いた黒崎一護が藍染の背後に出現し奇襲を狙った後、一護は攻撃を塞がれてしまい奇襲作戦は失敗に終わってしまいます。
そして、鏡花水月を見ていない唯一の希望である一護を護り道を切り開くために護廷十三隊総出で一護の前に立ち、全員が藍染へと躍り出るのですが、注目してもらいたいのが一番手に突っ込んだ冬獅郎の一太刀を藍染が斬魄刀で受けているコマです。
上述で触れた通り藍染はいつから鏡花水月を遣っていたのかと思い出している平子の回想にこの鍔迫り合いの一コマが写されている他、受け太刀した際に藍染が「随分と考え無しに突っ込んでくるね」と発言、一太刀目に鏡花水月を遣わなかったと言った冬獅郎を見据えた様な視線等、状況証拠は揃っています。
また、原作74巻684話では藍染がユーハバッハに鏡花水月を遣い一護がそれに対応していますが、対応できたのは以前藍染が護廷十三隊の面々を鏡花水月にかけた時の感覚を感じたからだと発言しており、その時の回想の一コマに砕蜂が藍染に雀蜂を刺しているシーンが写っていました。
しかし、この平子と一護の二通りの描写を参考にすると、
- 平子は、冬獅郎が藍染に斬りかかったシーンを思い出している
- 一護は、砕蜂が藍染に雀蜂を刺したシーンを思い出している
このように平子と一護の見解で鏡花水月を遣ったタイミングが若干ズレている事になります。
ただ、鏡花水月は二回目以降解放するだけで催眠に掛けられるので、描写としては藍染が斬魄刀を抜いて冬獅郎と斬り結んだタイミングで鏡花水月を遣っている可能性が濃厚でしょう。
藍染惣右介の卍解の有無や鏡花水月の能力のまとめ
藍染の鏡花水月は解放の瞬間を一度でも見た相手の五感全てを支配し、一つの対象を敵に誤認させる事ができる他、以降も鏡花水月を解放する度に完全催眠を掛ける事ができるチート能力を持っています。
最強クラスの斬魄刀でありながら弱点もしっかり用意されているのですが、発動前に刀身に触るか目を閉じて解放の瞬間を見ない事の二通りしか存在せず、二通りとも戦闘中ではほとんど不可能に近い絶望的な対応策でした。
残念ながら本編では藍染の卍解は描かれませんでしたが、そもそも完全催眠を使って隊長に就任した説もあるのでもしかしたら剣八同様に卍解を使用できない稀有な隊長なのかもしれません。
しかし、完全催眠だけでも充分に脅威である証として、空座町決戦時では一体いつから藍染が鏡花水月を遣って隊長達の意識を誤認させていたのか当事者の隊長達自身全く気付けませんでした。
恐らくですが、実際には冬獅郎が斬りかかったタイミングで藍染は刀を抜いているので、この瞬間に完全催眠を掛けたと推測されますが、真実は不明です。
始解だけで隊長達全員を完全催眠に置ける強さはまさしく作中屈指のチート能力ですが、卍解があったら今より一体どれくらい強くなるのか、想像するだけでとても興味の尽きない斬魄刀でした。