鬼滅の刃に登場する鬼は全て鬼舞辻無惨が生み出したものであり、作中では様々な血鬼術を用いて鬼殺隊を苦しめました。
では、たくさん登場した鬼の中で真に強い鬼はどのキャラクターなのでしょうか。
そこで今回は「強い鬼ランキングTO10」を紹介したいと思います。
強い鬼ランキングTOP10
今回紹介する「強い鬼ランキング」は、
- 十二鬼月(上弦の鬼、下弦の鬼)
- 十二鬼月以外の鬼
- 五段階☆評価でランキング付け
以上、作中で登場した全ての鬼から独断と偏見により10体をピックアップしランキング付けしております。
果たして全鬼の中で最強の鬼は一体どのキャラクターなのか、さっそく見ていきましょう。
第10位【獪岳】
血鬼術 | 3.0 | 探知能力 | 0 | |
攻撃力 | 4.0 | 再生能力 | 3.0 | |
防御力 | 2.5 | 毒性 | 2.0 | |
総合評価 | 3.5 |
- 雷の呼吸を血鬼術で強化
- 黒い雷のような斬撃は皮膚や肉をひび割り続ける
- 鬼になって間もない
第10位は、雷の呼吸の使い手【新上弦の肆・獪岳】です。
御存知の通り獪岳は悲鳴嶼行冥の寺で一緒に暮らしていた孤児であり、後に桑島慈悟郎に弟子入りし雷の呼吸を会得した鬼殺隊剣士でもありますが、黒死牟と遭遇した際に命乞いをして鬼になりました。
その為、鬼となって日が浅いので血鬼術等もまだ未熟であるものの、雷の呼吸を強化する黒い雷の斬撃は当たれば体をひび割り続けるものであり、作中ではこの斬撃を浴びた我妻善逸は愈史郎に「血鬼止め」を打たれる事で死を回避しています。
恐らく理論上は黒死牟と似たような血鬼術である為、何百年と鍛錬すれば上弦の鬼の名に恥じない強さになっていたでしょう。
鬼滅の刃に登場する我妻善逸には兄弟子にあたる人物がおり、TVアニメ第1期17話にもほんの少しだけ登場しました。 今回はまだ(※2023年現在で)全容が明らかになっていない兄弟子・獪岳の、 善逸の兄弟子・獪岳のプロフィール[…]
第9位【玉壺】
血鬼術 | 4.0 | 探知能力 | 4.5 | |
攻撃力 | 3.5 | 再生能力 | 3.0 | |
防御力 | 3.5 | 毒性 | 4.0 | |
総合評価 | 4.0 |
- 刀鍛冶の里を見つける程の探知能力
- 壺間を高速移動できる
- 壺から水生動物を召喚できる
- 触れたものを鮮魚に変える「神の手」を持つ
第9位は、独創的な壺から出現する【上弦の伍・玉壺】です。
玉壺のステータスは戦闘・探知能力・サポート面とどれも高水準でバランスよく、特に壺から水生動物を召喚して自動で敵を殲滅出来るという点が便利でした。
最終形態は金剛石よりも固く強い鱗を纏い「神の手」で相手を魚に変える攻防一体の術を展開する他、水生動物の種類によっては経皮毒等を含んでいる為、毒による戦闘不能に陥れる事も出来ます。
しかし、上弦の鬼にしてはあっさりと倒されてしまったので今一つ強さに説得力の無い鬼となりました。
恐らく「痣」無し時透無一郎ならばギリギリで決着する程度の実力だと思われます。
玉壺は刀鍛冶の里編で登場した十二鬼月の一人、上弦の伍の鬼ですが、読者から「気持ち悪い」などと言われるキャラクターです。 血鬼術が水生動物に関連する他、玉壺自身も自分の体の改造を趣味にしているため、第三者から見て不快感強めな容姿となって[…]
第8位【堕姫と妓夫太郎】
血鬼術 | 4.0 | 探知能力 | 2.0 | |
攻撃力 | 4.0 | 再生能力 | 3.5 | |
防御力 | 3.5 | 毒性 | 4.0 | |
総合評価 | 4.0 |
- 2人で1人と鬼である為、2人同時に頸を斬る必要がある(片方だけ頸を斬っても再生)
- 堕姫の血鬼術は帯を縦横無尽に操る
- 妓夫太郎の血鬼術は毒効果のある血鎌の斬撃を放つ
第8位は、兄妹の鬼【上弦の陸・堕姫・妓夫太郎】です。
堕姫と妓夫太郎の厄介な所はやはり2人同時に頸を斬らなければ再生する所にあり、普段は堕姫が表に出ていますが堕姫がピンチになると背中から妓夫太郎が出現し、本気を出すと堕姫に妓夫太郎の目玉が顕現し操る事が出来るのです。
これにより堕姫の帯による広範囲の弾幕と妓夫太郎の毒付きの血鎌が飛び交う事となり、柱であっても無傷で全てを躱しきる事は出来ません。
また、毒耐性のある宇髄天元であっても最終的には死に瀕してしまう毒性の高さから一太刀でも受ければ生存は絶望的です。
2人同時に倒す・毒の解毒処置をする等、堕姫と妓夫太郎を倒すには複数人及び竈門禰豆子のように血鬼術の効果を燃やす能力の持ち主が必要不可欠になります。
上弦の陸・堕姫と妓夫太郎は遊郭編で登場した鬼ですが、多くの柱や一般人を食べてきた悪鬼の一人です。 しかし、そんな二人の最後にはあまりにも恵まれない環境に生きてきた過去が明かされ、今際の際で交わされた兄妹愛に思わず泣けてしまった方も多い[…]
第7位【半天狗】
血鬼術 | 4.0 | 探知能力 | 2.0 | |
攻撃力 | 4.0 | 再生能力 | 4.0 | |
防御力 | 4.5 | 毒性 | 0 | |
総合評価 | 4.0 |
- 斬られる度に更なる能力を持つ分裂体を生成(最大4体以降は能力弱体化)
- 分裂体は頸を斬られても再生可能
- 本体の鬼は戦闘能力が無いが非常に小さく足が速い上に頸が固い
第7位は、異なる能力の分裂体を生む【上弦の肆・半天狗】です。
半天狗が厄介な所は2つあります。
1つは「分裂体」であり、作中では喜怒哀楽の感情の鬼を4体生み出すと異なる能力で炭治郎達を追い詰める他、4体の鬼が合体する事で全ての能力を兼ね揃えた憎珀天となり強さを向上させる術を持っていました。
もう1つは「心臓以下の大きさになった本体」であり、喜怒哀楽の分裂体もしくは憎珀天が戦闘担当であるならば、本体は全力で逃避を繰り返す役割を持っています。
無尽蔵の体力と再生能力を持つ分裂体とひたすら逃げ続ける本体との同時戦闘は1人で攻略不可能である為、半天狗に勝つ為には複数の戦力を必要するでしょう。
「鬼滅の刃」の刀鍛冶の里編で登場した上弦の肆・半天狗は、炭治郎達が総力戦で応戦した強者でした。 炭治郎や柱達が「痣」を発現することでどうにか対処することができましたが、半天狗の血鬼術はかなり厄介な能力だったため、討伐までには数々の妨害[…]
第6位【鳴女】
血鬼術 | 4.5 | 探知能力 | 5.0 | |
攻撃力 | 1.0 | 再生能力 | 3.0 | |
防御力 | 4.5 | 毒性 | 0 | |
総合評価 | 4.0 |
- 十二鬼月最上の探知能力
- 血鬼術による無限城の操作
第6位は、琵琶を弾く鬼【新上弦の肆・鳴女】です。
はっきり言って鳴女に戦闘能力はほとんどありませんが、それを補えるレベルで十二鬼月で一番血鬼術が厄介な存在でした。
無限城の管理をする鳴女は琵琶を演奏して内部の構造を操作する事が可能であり、本来は十二鬼月を無限城に召集する役割でしたが、最終決戦では無惨の血で能力を強化されて新たに「探知能力」を獲得しています。
これにより鬼殺隊各自の居場所や産屋敷邸本部の特定を成しましたが、鳴女は本来の無限城の操作能力だけでも充分に柱を翻弄出来る実力を持っており、作中では夜明けまで憎珀天と切り結んだ甘露寺蜜璃や伊黒小芭内を相手に無惨復活まで一太刀も浴びずに足止めをしていました。
柱相手に数時間も足止め出来るのなら鬼である鳴女が圧倒的に有利なので、対鳴女用に宛がわれた愈史郎の「紙眼」が無ければ、柱が2人以上結束しないと先ず攻略出来ないでしょう。
鬼舞辻無惨が禰豆子を確保しに動き始めた最終章直前、鳴女は新たに無惨から血を得る事で強く成長し上弦の鬼へと昇格しました。 そんな鳴女も無限城の戦いで命を落としてしまいますが、果たしてどのような最期を迎えたのでしょうか。 そこで今回[…]
第5位【猗窩座】
血鬼術 | 3.5 | 探知能力 | 3.0 | |
攻撃力 | 5.0 | 再生能力 | 4.5 | |
防御力 | 3.0 | 毒性 | 0 | |
総合評価 | 4.5 |
- 素流道場の武術を使用する為、素手
- 血鬼術「羅針」の陣を展開する事で多方面の攻撃を感知し順応
- 練り上げられた武術は広範囲を攻撃する
第5位は、至高の強さを求める鬼【上弦の参・猗窩座】です。
猗窩座は鬼でありながら攻撃の全てを打撃で行い武闘家であり、血鬼術も爆発的な打撃を与える事に特化したものである為、武器に頼らない身体能力のみの戦いを得意としています。
その為、剣士との戦いではリーチや殺傷能力に劣るように思えますが、実際にはサポートタイプの血鬼術「羅針」で相手の闘気を感知し多方面の攻撃に対応する陣を展開したり、打撃のみで広範囲・全周を攻撃する技を持っている他、斬り合い中に日輪刀の腹を打撃しへし折るという超人的な技術を備えていました。
何百年と練り上げられた武術には隙が無く再生能力も高い為に対人戦においては十二鬼月の上位に君臨します。
見劣りがあるとすればやはり血鬼術がサポートよりという所でしょうか。
上弦の鬼の三番目であり、上弦の中でも生粋の武人として上弦の壱黒死牟からも一目置かれる存在ですが、無限城での義勇・炭治郎との戦いにおいて、過去を思い出した猗窩座は、上弦の鬼の中で唯一自害した鬼なのです。 上弦の参の最後 猗窩座[…]
第4位【童磨】
血鬼術 | 5.0 | 探知能力 | 2.0 | |
攻撃力 | 4.5 | 再生能力 | 4.0 | |
防御力 | 3.0 | 毒性 | 4.0 | |
総合評価 | 4.5 |
- 血鬼術「粉氷り」を散布すると吸うだけで肺胞が壊死
- 自分と同性能・同戦闘力を持つ氷人形を作り出せる
- 毒の分解が速い
- 喜怒哀楽の感情を感じない
第4位は、万世極楽教の教祖【上弦の弐・童磨】です。
童磨の長所は何といっても吸うだけで肺胞を壊死させる「粉氷り」を散布出来る所にあり、これを撒くだけで通常ならば呼吸使いの剣士は童磨と長時間戦闘を継続する事が出来ません。
加えて、自分の分身を作り出す血鬼術「結晶の御子」は童磨本体の能力を含めて再現出来る他、作中で「あと五体くらいこの子たち出して鬼狩りさせたら早いかも」と述べていた事から最大生産数は未知数です。
そのせいか読者から「童磨一人で柱以外は殲滅出来そう」と言われる為、童磨は個の能力値が高いながら集団戦でもかなり有用でした。
しかし、分析力には長けていたものの相手を侮る癖があるのか本気を出さずに敗北するといった末路を迎えた為、総合力では1位2位の鬼に劣るように思えます。
第3位【黒死牟】
血鬼術 | 4.5 | 探知能力 | 2.0 | |
攻撃力 | 5.0 | 再生能力 | 4.5 | |
防御力 | 4.5 | 毒性 | 0 | |
総合評価 | 4.5 |
- 月の呼吸が使える元鬼殺隊剣士
- 「痣」が発現している
- 血肉で造り上げた武器は再生可能
- 動作無しで斬撃を放つ
第3位は、元鬼殺隊の剣士【上弦の壱・黒死牟】です。
やはり「鬼の体質・呼吸・痣」の三つの特性を併せ持つ黒死牟は十二鬼月の中でも群を抜いて強く、血鬼術による技の強化で下位の鬼とは攻撃力の差が歴然でした。
惜しむべきは頸の切断からの死を克服しかけていたのに己の醜悪さに気付いて再生を止めた所でしょうか。
また、相手によっては様子見や戦闘を楽しむ素振りからまさに「油断や慢心」で敗北に繋がった傾向が強いので、余りある戦闘力を発揮出来ないで退場したように思えます。
しかし、柱の実力上位者である悲鳴嶼行冥・不死川実弥・時透無一郎と不死川玄弥の四人掛かりで辛勝するといった描写からして、黒死牟が十二鬼月最強なのは間違いないでしょう。
十二鬼月最強の上弦の鬼として何百年もその地位を守り続け、多くの鬼殺隊や人々が命を落としてきた元凶でもある鬼の正体について紹介していきます。 上弦の壱の最後はどうなったの? 上弦の壱の名前は?正体は? 黒死牟の弟とはどん[…]
第2位【竈門炭治郎(鬼化ver.)】
血鬼術 | 5.0 | 探知能力 | 不明 | |
攻撃力 | 5.0 | 再生能力 | 4.0 | |
防御力 | 3.0 | 毒性 | 不明 | |
総合評価 | 4.5 |
- 鬼舞辻無惨の血と力の全てを注ぎ込まれた
- 高水準の再生能力と無惨の血鬼術(触手、衝撃波)
- 太陽を克服
第2位は、鬼舞辻無惨の全てを注がれた鬼の王【竈門炭治郎】です。
上弦の鬼を押しのけて第2位となるのが鬼舞辻無惨討伐後に鬼にされた竈門炭治郎であり、炭治郎は無惨の血を全て注ぎ込まれたにも関わらず即死を免れて鬼へ変貌し、僅か数分で太陽を克服してみせました。
血鬼術は不明ながら無惨と同様に触手(炭治郎の場合は脊髄のような触覚と黒血枳棘)と衝撃波を使用した描写があり、かつ「NARUTO」で登場した尾獣玉のようなエネルギー弾を口から発射しようとする等、攻撃の規模が桁違いに見受けられます。
残念ながら鬼になって数分、つまり生まれたてのような状態である他、炭治郎の自我が抵抗をしていた事、手負いの鬼殺隊のみで炭治郎の暴走を食い止められた事、栗花落カナヲの「彼岸朱眼」で致命傷を避けて間合いに踏み込み薬を打ち込めた等の描写から見て、鬼舞辻無惨程の脅威はありませんでした。
恐らく炭治郎の自我が本格的に飲み込まれていれば無惨の目論見通り鬼舞辻無惨を超えた鬼の王になっていたと予測出来る為、実質1位でもあります。
第1位【鬼舞辻無惨】
血鬼術 | 5.0 | 探知能力 | 3.0 | |
攻撃力 | 5.0 | 再生能力 | 5.0 | |
防御力 | 3.5 | 毒性 | 5.0 | |
総合評価 | 5.0 |
- 血鬼術の触手の弾幕で接近が難しい
- 攻撃には無惨の血が大量に含まれているので当たれば毒でやがて死ぬ
- 驚異の再生速度で切断が困難
- 脳が5つ、心臓が7つ存在する為一度で倒す事が不可能
第1位は、鬼の首魁【鬼舞辻無惨】です。
何といっても無惨は「脳が5つ心臓が7つ・斬った瞬間から再生・攻撃に無惨の血を含ませる事でかすり傷一つで猛毒の効果」等、十二鬼月とは比較にすらない規格外の性能を持っています。
加えて柱相手にも接近を許さない血鬼術による高速の触手の弾幕を張る他、万が一弾幕を突破されても体を引き裂く程の衝撃波を放ち対象を吹き飛ばす事が出来るので単独撃破するのは困難です。
その為、鬼舞辻無惨一人を討伐する為に柱を筆頭に鬼殺隊総動員で挑む必要があった他、「赫刀・透き通る呼吸」が最低限の敷居であり、尚且つ竈門炭治郎が「日の呼吸」を使う事、そして400年前に継国縁壱が無惨に付けた傷や珠世が開発した薬が無ければ勝つ事は出来ませんでした。
ラスボスに相応しい攻撃力・持久力・生命力を兼ね揃えた無惨はまさに作中最強の生物です。
最強の強い鬼ランキングのまとめ
- 鬼舞辻無惨
- 竈門炭治郎(鬼化ver.)
- 上弦の壱:黒死牟
- 上弦の弐:童磨
- 上弦の参:猗窩座
- 新上弦の肆:鳴女
- 上弦の肆:半天狗
- 上弦の陸:堕姫と妓夫太郎
- 上弦の伍:玉壺
- 新上弦の陸:獪岳
今回紹介した「強い鬼ランキング」は鬼舞辻無惨が最強の鬼という事に落ち着きました。
しかし、スペックでは間違いなく竈門炭治郎が飛び抜けていますので、もし炭治郎の自我が飲み込まれて完全な鬼と化していれば無惨とは比較にならない最強の鬼の王となっていたでしょう。
単純な戦闘力が高い者や、血鬼術自体が厄介な者もいましたが、やはり純粋な破壊力の高さには敵いません。