鬼滅の刃に登場した上弦の伍・玉壺ですが、彼は上弦の中でも唯一人間時代の描写が無いまま退場してしまいました。
そこで今回は、
- 玉壺の人間時代と名前
- 玉壺の過去
- 玉壺が人間になった理由
- 鋼鐵塚蛍に嫉妬する理由
など、玉壺の人間時代について紹介したいと思います。
玉壺の人間時代の過去
玉壺の人間時代の名前は「益魚儀(まなぎ)」であり、漁村の生まれで村から外れた海岸近くで暮らしていました。
玉壺は人間だった頃から、
- いたずらに動物を殺害する
- 魚の死骸を集める
- 違う種類の魚を縫ってくっつける
- 壺に鱗や骨を溜め込む
などの異常行動を繰り返していたことから、生まれ育った漁村で忌み嫌われ孤立してしまいます。
玉壺は親の水死体を見て感動
玉壺は独自の奇天烈な芸術観を持ち人間を使った作品を作っていましたが、その異常な芸術への執念は人間の頃から持ち合わせていました。
そのきっかけとなったのが早くに亡くした親の死であり、漁師だった親は漁に出たきり戻ってこないと損傷の酷い水死体で見つかったのです。
この時、玉壺は親の水死体を美しいと感動し、この出来事がきっかけで異常行動を取るようになりました。
村人達は親の水死体を見て気が触れたのだろうと気遣い付かず離れずの距離で見守る事にしたそうです。
玉壺は村人を殺害する
ある時、玉壺は自分をからかいに来た村の子供を殺害し壺に詰めるといった異常行動を取ってしまいました。
さすがに子供が帰ってこなければ両親も捜索するので、子供が殺害された事を知った親は玉壺を二又銛でめった刺しにする報復を行います。
玉壺が鬼になった経緯
殺害した子供の親にめった刺しにされた玉壺は瀕死の状態でその場で放置されたため、刻一刻と死を待つだけでした。
そこに現れたのが鬼舞辻無惨であり、無惨は瀕死の状態で放置されて半日も生き続けていた玉壺に血を与えて鬼に変えます。
鬼となってからの玉壺は子供の肉を食べるのと自分の体を改造するのが好きになり、現在の幾つかの小さな手を取り付けた気持ち悪い容姿になりました。
なお、無惨以外の生き物は全て見下しており、ナチュラルに人間を嘲っては腹の中でせせら笑い馬鹿にしているそうです。
玉壺の人間の姿は?
残念ながら人間時代の姿に関しては漫画本編や公式ファンブックでも描かれていないので分かりません。
何の能力もないただの人間なので人間の形を逸脱したような容姿ではないということは何となく想像できますが、人間の頃から異常者なので鱗を纏ったりしてそうですね。
見たい人は、アニメ「刀鍛冶の里」編で追加でビジュアルが描かれる事を祈りましょう。
玉壺が鋼鐵塚蛍に嫉妬する理由
刀鍛冶の里編では鋼鐵塚蛍が玉壺の襲撃を意に介さず一心不乱に刀を研ぎ続けています。
玉壺は同じ芸術家としてこれほどの集中はした事がないと衝撃を受けており、このままでは芸術家として負けた気分だと感じたため、戦場に関わらず鍛冶に没頭する鋼鐵塚が気に入りませんでした。
そのため、鋼鐵塚が鍛冶の手を止めるように敢えて殺さずに斬り刻む事で意識を削ぐ手段に出ますが、それでも集中を切らさない鋼鐵塚を見て刀を放棄させる手段を模索します。
しかし、どんなに斬り刻んでも、片目を潰した時でさえ声も出さず刀を研ぎ続ける様子を見て半ば呆れを含んだように悔しがるのでした。
なお、本来の襲撃の目的を忘れて「鋼鐵塚の集中を切らせたい」という行為に没頭した自分を「逆に言えばそれだけ私が集中していたということだ」と楽観的に捉える事で自尊心を保っています。
玉壺の人間時代の過去と鬼になった理由のまとめ
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何故か本編では玉壺の人間時代の情報は一切出て来ませんでしたが、公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」の壱と弐でその詳細が語られました。
元々異常者だったという点では半天狗とさほど変わりませんが、自ら犯罪に手を染める半天狗と違い、玉壺は水死体に魅了されたり魚の死体を集めたりとサイコパス的な異常を感じさせます。
残念ながら人間時代の容姿はファンブックでも描かれなかったので、アニメで補完されるといいですね。
玉壺は刀鍛冶の里編で登場した十二鬼月の一人、上弦の伍の鬼ですが、読者から「気持ち悪い」などと言われるキャラクターです。 血鬼術が水生動物に関連する他、玉壺自身も自分の体の改造を趣味にしているため、第三者から見て不快感強めな容姿となって[…]