狭霧山で登場した謎の少女・真菰は、その愛らしい見た目や鱗滝左近次が大好きと語る姿が「かわいい」とサブキャラクターでありながら絶大な人気を誇っています。
しかし、竈門炭治郎が最終選別に向かう際に鱗滝の口から真菰が既に故人である事が明かされたのです。
それでは、真菰は一体どのようにして死亡したのでしょうか。
そこで今回は、
- 真菰の死亡シーン
- 真菰のプロフィール
- 真菰と鱗滝と錆兎の関係
- 真菰と錆兎どっちが先か考
- 真菰の声優
を紹介したいと思います。
真菰の死亡シーン
真菰の死亡シーンが描かれたのは単行本1巻7話「亡霊」(アニメ第1期4話「最終選別」)です。
竈門炭治郎が藤襲山で行われた最終選別時に手鬼と遭遇した際、鱗滝左近次が弟子に贈る厄徐の面(狐のお面)に気付いた手鬼により真菰の最期は語られました。
手鬼は47年前、鱗滝が鬼狩り時代に捕縛した異能を使えない鬼ですが、手鬼は藤の花の牢獄とされる藤襲山で50人の子供を食い殺して生き残っており、鱗滝の掘った厄徐の面の木目を覚えている手鬼は最終選別にやってきた鱗滝の弟子を殺して食べると決めていたのです。
真菰は手鬼の記憶に残る程度には強かったようですが、小さく力も無くただ素早いという印象であり、結局手鬼の頸を斬れずに負けて殺されてしまいました。
真菰は手足をもがれて食べられた
手鬼は鱗滝の弟子を狙って殺しており、殺害後は全て食べています。
真菰の場合は、手鬼が厄徐の面が鱗滝の弟子という目印である事から鱗滝が殺したようなものだと告げると真菰は泣いて怒ったそうですが、そのせいで自制心を失くし動きが散漫になるとすぐに手鬼に捕まり手足を引き千切られたそうです。
原作漫画では断面は伏せられているものの、確実に胴体から左手足・右手足が分離されている描写が描かれている為、かなり凄惨な最期を迎えたようですね。
なお、手鬼が「手足を引き千切ってそれから……」と語った所で炭治郎がキレて斬りかかったので真菰が手足を引き千切られた後にどんな目に遭ったのかは明かされていませんが、手鬼が「みんな俺の腹の中だ」と語っているので最終的には食べられています。
錆兎は刀を折られた隙に頭を握り潰されているので即死と思われますが、真菰は長く苦しんだかもしれないと思うと憤りを覚えますね。
真菰のプロフィール
【名前】 | 真菰(まこも) |
【誕生日】 | 不明 |
【年齢】 | 不明 |
【所属】 | 鱗滝左近次の弟子 |
【呼吸】 | 水の呼吸 |
【初登場】 | 単行本1巻 |
【声優】 | 加隈亜衣 |
狭霧山で修行中の竈門炭治郎の前に現れた花柄の着物を着た女の子です。
狭霧山では錆兎が実践、真菰が口頭で炭治郎の指導を担当しており、真菰は炭治郎の悪い所を指摘し無駄な動きや悪癖を直す事に尽力しました。
炭治郎曰く真菰の口癖は「私たち、鱗滝さんが大好きなんだ」であり、彼女の言葉はどれもふわふわしたもので変わった子という印象です。
真菰の厄徐の面は目を細めた右頬に花模様がある狐の面になります。
因みに好きな花は「菜の花」だそうです。(公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」より)
真菰の年齢
真菰の年齢は原作や公式ファンブックでも公表されていません。
しかし、スピンオフ漫画「キメツ学園」においては竈門禰豆子や錆兎と同じ中等部2年里芋組に振り分けられています。
14歳の禰豆子(2年後時点)と13歳の錆兎(享年)と同じ学年という事は真菰の年齢(享年)は13~14歳の可能性が高そうですね。
真菰の身長
こちらも公表されていないので作中描写から大体の身長を目測・推測する他ありません。
大正時代の12歳女性の平均身長が130~140cmという記録から考えると、真菰の年齢を13~14歳と仮定した場合、その範疇に収まるか少し低い事になります。
しかし、鬼滅の刃のキャラクター設定は身長・体重共に時代背景を反映されていない節があるのでどちらかと言えば現代人の体格に近く設定されている事から、大正時代の平均はあまり参考になりません。
そこで参考になるのが鬼滅の刃ノベライズ「炭治郎と禰豆子、運命のはじまり編」であり、文中では炭治郎が真菰を見て「禰豆子より小さいかもしれない」と思っている事から、真菰の身長は12歳時点の禰豆子の身長150cm(第1話時点から目覚めるまでの身長)よりやや低いと予測出来ます。
いつも禰豆子を見ている炭治郎が目測で「かもしれない」と感想を述べている辺り、真菰の身長は概ね禰豆子よりやや低い145~150cmの間ではないでしょうか。
真菰の体重
こちらも公表されていないので上述で予測した「年齢」と「身長」から予測する他ありません。
真菰の年齢が13~14歳と仮定した場合、大正時代の12歳女性の平均体重がおよそ31~34kgとなりますがこちらも鬼滅の刃のキャラクター設定が現代人に近い事から恐らく明らかに違う筈です。
12歳時点の禰豆子の身長が150cmに対し体重が39kgですが、これは竈門家が大家族でギリギリな生活をしていたためなので現代人の平均体重に換算しても年齢に反してやや軽め。
しかし、禰豆子は最終選別後に目覚めて153cmになると体重は45cmとなり現代人の平均体重ともあまり差異はありません。
そして、真菰は禰豆子より身長がやや低い145cmと仮定すると身長に対しての平均体重はおよそ39kgになります。
ここで真菰の体格に言及しますが所感からして肉付きがよくなく着物越しにもほっそりとした印象です。
したがって、真菰は145cmの平均体重よりもやや軽い37kg前後ではないかと予想します。
真菰の誕生日
こちらも公表されていない他、身長・体重のように考察する材料が無いので不明となります。
真菰と鱗滝と錆兎の関係
三人の関係は単行本1巻5話「炭治郎日記・後編」で語られています。
- 真菰と錆兎は孤児だったのを鱗滝が育てた
- 真菰と錆兎は兄妹ではない
真菰と錆兎は元々孤児でしたが鱗滝に拾われた後は呼吸術を使える程の剣士に育っており、恐らく最終選別に臨む前には炭治郎のように鱗滝に「必ず生きて戻れ」と送り出された筈です。
その為、手鬼に殺された後も大好きな鱗滝が待ち続ける故郷の狭霧山に帰るという約束を果たす為に魂だけになろうとも帰って行ったのでしょう。
真菰にとって鱗滝とは恩人であり育ての親であり師匠でもあるんですね。
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真菰と錆兎どっちが先に選別を受けたのか考察
真菰と錆兎はどちらも最終選別で死亡していますが、どちらが先輩後輩または先に死亡したのかは原作や公式ファンブックでも明かされていません。
年齢的には13歳と判明している錆兎に対して真菰はかなり幼く見えます。
また、冨岡義勇の回想により錆兎が受けた年の死亡者が錆兎だけと判明しているので、真菰と錆兎は同期ではないと共に義勇が回想等でも真菰を認識していない為、錆兎より後輩という可能性は薄そうです。
加えて、鱗滝左近次が竈門炭治郎を最終選別に行かせるつもりがなかったと述べている通り、鱗滝は多くの弟子が選別で死亡している為、恐らく炭治郎が現れるまでは最後の弟子は錆兎と義勇の二人だったと予想出来ます。
それらの可能性から考えると、真菰は錆兎より早く選別を受けて死亡したのではないでしょうか。
また、義勇が真菰と面識が無い場合、義勇が鱗滝の下に来る以前に真菰は鱗滝に師事していたと考えられるので、真菰が死亡したのは低く見積もっても物語開始時点より8年以上前になります。
なお、錆兎が何歳から鱗滝の下に居たのか分からないので2人に面識があったのかは分かりません。
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真菰の声優「加隈亜衣」さん
【名前】 | 加隈亜衣(かくまあい) |
【所属】 | マウスプロモーション |
【誕生日】 | 1988年9月9日 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 福岡県出身の声優で、高校卒業後4年間OLを経てマウスプロモーション付属養成所に通った後、2013年にマウスプロモーションに所属しました。
声優を目指したきっかけは「犬夜叉」で日暮かごめを演じた「ゆきのさつき」さんに憧れたため。 |
真菰の死亡と錆兎や鱗滝の関係についてのまとめ
- 真菰は元孤児で鱗滝左近次に育てられた水の呼吸の剣士
- 真菰の年齢・身長・体重は不明だが、恐らく初期の禰豆子よりやや小さい145~150cm、37kg前後で13~14歳の可能性
- 真菰は育ての親である鱗滝左近次が大好き
- 真菰の死亡が描かれたのは単行本1巻7話「亡霊」(アニメ第1期4話「最終選別」)
- 真菰の死亡理由は、手鬼に手足を引き千切られた後に食べられたため
- 真菰と錆兎がどっちが先に選別に臨んだかは不明だが、恐らく真菰が先に選別を受けて死亡した可能性がある
竈門炭治郎の狭霧山修行編で登場した謎の少女・真菰は、最終選別の藤襲山で手鬼に殺された鱗滝の弟子の一人でした。
真菰は手鬼に殺された後も狭霧山に魂だけでも帰還しており、同じく鱗滝の弟子で最終選別を目指す炭治郎が死なないように錆兎と共に訓練をつけてくれたのです。
真菰や錆兎には手鬼への復讐心などはありませんでしたが、恐らく死んでいく弟子の姿を見て悲しみに暮れる鱗滝の姿をもう見たくないと思って炭治郎を手助けしてくれたのだと思います。
今の炭治郎があるのも錆兎や真菰のおかげですね。