【鬼滅の刃】鳴女の死亡シーンは何話?階級や有能な血鬼術

鬼舞辻無惨が禰豆子を確保しに動き始めた最終章直前、鳴女は新たに無惨から血を得る事で強く成長し上弦の鬼へと昇格しました。

そんな鳴女も無限城の戦いで命を落としてしまいますが、果たしてどのような最期を迎えたのでしょうか。

そこで今回は、

  1. 鳴女の死亡シーンは何巻何話?
  2. 鳴女の戦いと死亡まで
  3. 鳴女の階級
  4. 鳴女の血鬼術
  5. 鳴女の強さの考察

等、鳴女の戦闘から最後と血鬼術等の詳細を紹介したいと思います。

鳴女の死亡シーンは単行本21巻

鳴女の死亡シーンが描かれたのは単行本21巻183話「鬩ぎ合い」です。

鳴女は無限城の戦いで終始琵琶を演奏して城内の空間を操作していましたが、視覚に特化した血鬼術を持つ愈史郎に洗脳されると鬼舞辻無惨に見切りをつけられて頭を破壊され殺害されました。

では、鳴女がどのような活躍をして最期を迎えたのか見ていきましょう。

鳴女の戦い

最終決戦に突入した単行本16巻、鳴女の探知能力で鬼殺隊の居場所を特定した鬼舞辻無惨は産屋敷邸に向かうと産屋敷耀哉が家族諸共自爆した為に傷を修復したタイミングで珠世が「薬」を無惨に吸収させました。

そして、薬の分解を急ぐ中で無惨の元に柱達が集結すると、鳴女は血鬼術で無惨を含め捕捉した柱や鬼殺隊を無限城へと落とすのです。

単行本19巻第164話では、無限城を支配して琵琶を演奏している姿を甘露寺蜜璃と伊黒小芭内のペアに発見され対峙するも、空間操作により柱の攻撃を突如出現させた戸や襖を使って受け流すと、柱2人を相手に一切近づかせずに翻弄しました。

また、柱2人を相手にしながら別場所の空間を操作して時透無一郎を黒死牟の元へ飛ばしています。

愈史郎の登場により瓦解

鳴女の血鬼術に翻弄された柱2人は延々と鼬ごっこをさせられる現状に決着がつかずに悪戦苦闘していましたが、産屋敷輝利哉が鳴女に割り当てたのが血鬼術「紙眼」を有する愈史郎でした。

単行本21巻第181話、鬼舞辻無惨が復活する最中、愈史郎は鳴女の元へ赴くと甘露寺蜜璃と伊黒小芭内と接触し「柱みんな死んだふり作戦(蜜璃達が囮になる間、愈史郎が接近し鳴女の視覚を乗っ取り脳内に侵入して無惨の支配を外し、頭も乗っ取るという作戦)」を伝えます。

鳴女は愈史郎の存在に気付かないまま蜜璃と伊黒を相手取っていると知らない内に愈史郎に距離を詰められてしまい頭を掴まれると、愈史郎の手が脳内に侵入して無惨の支配を外すと鳴女の思考は乗っ取られてしまうのです。

その為、鳴女の視覚を共有していた無惨は鳴女が柱2人を殺害したように見えていましたが、これも愈史郎が鳴女を通して「紙眼」で見せていた幻覚でした。

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鬼滅の刃の表紙

単行本21巻第182話では、無惨が「何をしている、鳴女!!」と声を荒げると、鳴女は背後から愈史郎に頭を鷲掴みにされた状態であり、無惨は気配を読む事で愈史郎に鳴女が洗脳されていると気付くのです。

鳴女の最期は無惨に殺害される

単行本21巻第183話では、愈史郎が鳴女の洗脳を強めると空間操作がまだ上手く制御出来ないのか無惨や柱達の足場が不安定に昇降を繰り返し、また、戸や襖がランダムで開くトラップとなり敵味方を翻弄します。

無惨はすかさず愈史郎が殆ど外していた支配の力を強めると愈史郎ごと鳴女に吸収しようと試みますが、愈史郎も本気で抵抗するので鳴女の支配を巡って両者が綱引き状態になりました。

しかし、無惨の側には未だ柱が集結した状態であった為、愈史郎との綱引きに没頭している最中に冨岡義勇と伊黒小芭内が無惨へと斬りかかると、無惨の集中力が弱まり綱引き状態が弛緩した隙に愈史郎が一気に鳴女を乗っ取りに出ます。

そして、柱諸共足場を開いて無惨を落下させようとした刹那、無惨は即座に鳴女に見切りをつけると遠隔から頭を破壊して殺害するのでした。

鳴女の死亡と共に無限城は崩壊する事となりますが、鳴女の最期は悲しくも呆気ないものとなりました。

鳴女の倒し方の考察

鳴女の血鬼術は無限城を自在に操作するものですが、加えて使い魔のような目玉を生み出す事で探知能力にも長けています。

その為、琵琶を演奏中の鳴女に近づく事は困難であり、事実柱2人掛かりでも終始鼬ごっこを繰り返される始末である為、一対一で倒す事はほぼほぼ不可能に近いのです。

そんな鳴女の倒し方は本編で二通り描かれました。

  1. 愈史郎のように視覚を操作できる血鬼術で接近する
  2. 無惨が「呪い」で破壊する

本編では以上のパターンで鳴女を攻略していますが、正直どちらも隊員には不可能な芸当である為、実質鳴女の倒し方は作中でも見つかっていません。

愈史郎の「紙眼」が無ければ鳴女に近づく事は出来ませんでしたし、愈史郎や無惨がいなければ鬼殺隊はもっと窮地に立たされていた可能性はあります。

想像にはなりますが、悲鳴嶼行冥ほどの強者が対峙するか、本調子の炭治郎がヒノカミ神楽を使えていればごり押しで倒せていたかもしれませんね。

鳴女の階級は「新・上弦の肆」

無限城で琵琶を弾く艶のある長い黒髪をした女性の鬼です。

無限城の戦いまで戦闘描写は一切なく、主に無惨が十二鬼月を無限城に召致する際に登場しており、常に琵琶を持っている事から十二鬼月内では「琵琶女」「琵琶の君」等と呼ばれていました。

公式ファンブックによると、無惨は鳴女の事を「便利であるためお気に入り」と高く評価しています。

当初は階級のない無惨の側近のような立ち位置の鬼でしたが、刀鍛冶の里編で上弦の肆・半天狗が討伐された後は補填として鳴女が上弦の肆に就任する他、無惨の血を更に与えられて新たな能力の拡張及び探知能力に目覚めました。

鳴女の目玉

単行本16巻までは目元を隠す前髪により素顔は見えませんでしたが、半天狗没後に新・上弦の肆として登場した際には前髪を掻き分けており一つ目と判明しました。

元より一つ目なのか、新たに力を授かった影響で一つ目になったのかは不明です。

鳴女の血鬼術は有能

公式ファンブック「鬼殺隊最終見聞録・弐」によると、鳴女の血鬼術は無限城を自在に操り敵を翻弄すると書かれています。

無限城での戦いで描かれた通り、鳴女は琵琶を弾く事で無限城の空間を操作して敵味方の移動を行うのが主体で、徐々に敵の体力を削り奪う手法を得意としました。

普段は十二鬼月を無限城に召集する役割を担っている鳴女ですが、戦闘面では広大な無限城を管理し、柱を2人相手にしながらも任意の対象を送り出したり呼び戻す等の巧みな操作を行っている事から情報処理能力が桁違いでした。

その為か伊黒からは「煩わしさと厄介さは随一」と評されています。

しかし、ここで一つ明らかにされていない事があるのです。

「無限城は鳴女が血鬼術で生み出した建造物なのか否か」という疑問が議論されていますが、未だに分かっていません。

ただ無限城の戦いでは、鳴女が消滅した事により無限城は崩壊していますが、残骸は残ったままですので、元からあった城を鳴女が空間操作で支配していた可能性が最も有力ではないでしょうか。

探知系の能力を新たに得る

無惨の血を与えられた事で鳴女は無限城を自在に操作する術の他にも「目玉サイズの使い魔」のようなものを生み出す術を得ています。

この目玉の使い魔が視認したものは鳴女に通じているようで、新たに授かったこの探知能力を使い鬼殺隊各自の居場所や産屋敷邸を特定する活躍を見せた為、無惨から「お前は私が思った以上に成長した、素晴らしい」と絶賛されました。

鳴女の強さを考察

鳴女は無限城内の空間を操作する他、地方に散らばる十二鬼月や鬼殺隊を無限城に召集する事が可能ですよね。

この能力は無限城内に居る者もまた外へと自由に放出出来るものですが、つまり、鳴女の匙加減で対象を無限城に招き入れる事も好きなタイミングで外に放り出す事もお茶の子さいさいなのです。

何が言いたいかと言えば、鳴女の気分次第で十二鬼月を太陽が照らす外へポイっと放り出せる説が提唱されています。

鳴女に戦闘能力はありませんが、最終決戦で描かれた通り天敵である愈史郎の到着までは柱2人を相手に長時間牽制し続ける他、同時進行で無限城に散らばる鬼殺隊に対して空間操作を行っている事から鳴女相手に距離を詰めるのは至難だと思われます。

自由に空でも飛べない限りは鳴女の不意打ちで外に放り投げられたら十二鬼月と言えどもたまったものではありません。

思考を読み取れる無惨や黒死牟あたりは距離をものともせず突破してきそうですが、鳴女の空間操作はそれほど「クソゲー」という印象が強いのです。

愈史郎が居なければ鬼殺隊の勝利は遠退いていたでしょうね。

鳴女の死亡シーンと血鬼術のまとめ

  1. 鳴女の死亡シーンは単行本21巻183話「鬩ぎ合い」
  2. 鳴女は無限城の戦いで甘露寺蜜璃と伊黒小芭内を翻弄
  3. 鳴女は愈史郎に頭を乗っ取られると鬼舞辻無惨に殺害される
  4. 鳴女は単行本16巻で半天狗の穴埋めとして上弦の肆に就任
  5. 鳴女の血鬼術は「無限城を自在に操り敵を翻弄する」と探査能力
  6. 鳴女の強さは空間操作による「クソゲー」具合から上弦の鬼で一番厄介

鳴女は割と早い段階で登場しながらも戦闘シーンがなく、最終決戦では上弦の肆として参戦していますが、上弦の鬼でありながら下弦の鬼と引けを取らない速度で退場していきました。

しかし、鳴女の血鬼術は柱2人掛かりでも一行の本人に接触できない作中最も厄介な部類に当てはまる術である他、産屋敷邸を特定する探知能力においても鳴女のサポート力はどの鬼をも上回っています。

鳴女には戦闘力はありませんが、敵に回すと一番厄介な相手だったのではないでしょうか。

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