漫画「葬送のフリーレン」は勇者一行やフリーレン一行など、意外と多くのキャラクターが初回から登場しています。
そこで気になるのは主要キャラのプロフィール・相関・経歴などの情報です。
今回は、
- フリーレン一行の人物紹介
- 勇者一行の人物紹介
- その他人物紹介
など漫画「葬送のフリーレン」の重要な登場人物について紹介したいと思います。
葬送のフリーレンの登場人物
まずはメインとなるフリーレン一行の登場人物からご紹介します。
フリーレン一行の登場人物
かつて勇者ヒンメルと冒険を繰り広げた勇者一行の魔法使いフリーレンが率いる冒険者一行であり、本作の主人公パーティです。
旅の目的は「魂の眠る地(オレオール)」に辿り着いて亡くなったヒンメルと対話する事ですが、オレオールがあると記述された北の果て大陸北部エンデは現魔王城が建つ場所である為、かつて勇者一行が10年かけて辿り着いた魔王城に向けて旅を続けている段階になります。
パーティは魔法使い2名、戦士1名、僧侶1名ですが、現在僧侶のザインが脱退している為、3名で旅を続けている状態です。
フリーレン(魔法使い)
【名前】 | フリーレン |
【意味】 | frieren=凍る、氷結など |
【種族】 | エルフ |
【職業】 | 魔法使い |
【異名】 | 葬送のフリーレン |
【年齢】 | 不明(1000歳以上) |
【師匠】 | 大魔法使いフランメ |
【弟子】 | フェルン |
【声優】 | 種﨑敦美 |
本作の主人公で1000年以上生きているエルフの少女です。
勇者一行に同行し魔王討伐をなした魔法使いであり、1000年前に実在した人類の魔法の開祖大魔法使いフランメの弟子になります。
長命故に恋愛感情や生殖本能が軒並み欠落しているせいか人間の感情に乏しい面が目立つ為、勇者一行時代も永遠に近い時間がある故に人間の事を知ろうとしませんでしたが、ヒンメルの死を受けて初めて人間を、そしてヒンメルを知ろうと思い立ち世界を巡り始めました。
現在は「魂の眠る地(オレオール)」を探してヒンメルと対話する事を目的に北の果てエンデを目指しています。
フランメに弟子入りする以前から集落のエルフの中で一番強く、初めて会ったフランメに「お前強いだろ」と言われるくらいには膨大な魔力を持っており、フランメに師事して得た体外魔力の制限を1000年続ける事で魔族をも欺く魔力制限の流れを獲得しました。
作中では老魔法使いのような魔力制限の流れと言われており、実力は一級魔法使いを凌駕、更に人類では解明出来ない七崩賢の「呪い」に対しても長時間の解析を行う事で解除を可能にする等、魔法センスは一流です。
一方で魔導書集めを趣味にしており、ダンジョンではミミックと分かっていながら宝箱を漁る悪癖が目立つ他、不快にさせたり怒らせたりすると三日三晩泣き続けるという恐ろしい手を使います。
フェルン(魔法使い)
【名前】 | フェルン |
【意味】 | fern=遠い、遠く |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 魔法使い |
【資格】 | 三級魔法使い→一級魔法使い |
【年齢】 | 9歳→20歳(11巻時点) |
【師匠】 | フリーレン |
【声優】 | 市ノ瀬加那 |
本作主人公フリーレンの弟子にあたる人間の少女です。
南側諸国の戦災孤児ですが僧侶ハイターの説得で自殺を思いとどめた後、聖都辺境の森にあるハイターの家で暮らし魔法使いの修行をしていましたが、ハイターの晩年にフリーレンが現れ約4年間の修行を受けて一人前の魔法使いになりました。
ハイターの没後はフリーレンの旅に同行しており、旅の目的地が「魂の眠る地(オレオール)」に決まるとそこでもう一度ハイターに会える事を楽しみにしています。
魔法センスに関しては、旅立ちのその日に三級試験を受験し主席合格を果たす程です。
魔力や技術は人間の短い寿命ではフリーレンに追いつく事は無いと言われていますが、一般攻撃魔法の発動速度に関してはフリーレンを凌ぐ速度である他、魔力を完全に遮断して潜伏する技術はフリーレンを以ってしても感知が難しい等、細部で魔法使いの素質を光らせており、その素質は大陸魔法協会創始者ゼーリエが弟子に勧誘する程でした。
口調は過度に丁寧口調ですが、意外とコミュニケーション不足兼社交性が無く、同年代のシュタルクには厳しい反面、師匠のフリーレンは甘やかしつつも躾ける所は注意を促すお母さんのような振る舞いをしています。
丸っこくてかわいいフェルンはお母さんのよう師匠のフリーレンの面倒を見ながら彼女の弟子として旅に同行する魔法使いです。 しかし、単行本10巻から突入した城塞都市ヴァイセ編では七崩賢・黄金卿のマハトの「万物を黄金に変える魔法」を受けて敗北[…]
シュタルク(戦士)
【名前】 | シュタルク |
【意味】 | Starke=強い、強力、丈夫 |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 戦士 |
【年齢】 | 17歳→20歳(11巻時点) |
【師匠】 | アイゼン(勇者一行の戦士) |
【声優】 | 小林千晃 |
フリーレン一行の盾を務める戦士の村の出身の少年です。
故郷が魔族に襲われた際に一人だけ逃げ出した負い目から自分を責め続けていましたが、境遇が似ているという理由でアイゼンの弟子として拾われて以来、アイゼンの下で過酷な修行をして一人前の戦士に育ちました。
なお、本人は臆病で逃げ腰で泣き虫という性格から戦うのが怖く手が震えてしまう為、自分でも本当の実力に気付いていませんでしたが、フリーレン一行との出会いにより自分に必要なのは覚悟だけであると知ると、紅鏡竜を倒して初めて戦士として自信をつけます。
シュタルクの優しい性格からか行く先々で人に懐かれており、紅鏡竜の一件も村人がシュタルクを英雄として見ていた影響から彼らを見捨てて逃げ出せないという思いから3年も滞在していました。
一方で、基本的には子供に近い精神年齢の為、フェルンによく怒られたり喧嘩になったりと大変な思いをする反面、フェルンとのデートを経て「かわいい」と思うようになっています。
旅の目的はフリーレン一行の旅の思い出話を手土産にしてアイゼンに話す事です。
シュタルクは戦士として前衛に出るのが当たり前なのでフリーレン一行の中ではどうしても怪我や致命傷を負いやすいポジションにいます。 本編では、将軍や大魔族が相手でもシュタルクは戦士として常に前衛に立っている為、何度も死線を超える事になりま[…]
ザイン(僧侶)
【名前】 | ザイン |
【意味】 | Sein=実在、存在 |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 僧侶 |
【年齢】 | 不明(20代?) |
【師匠】 | -- |
【声優】 | 未定 |
フリーレン一行の回復担当の僧侶の青年です。
北側諸国アルト森林の底なし沼にハマっている所を通りがかったフリーレンが助けたのが出会いで、主にギャンブルや煙草に酒等を嗜むダメな大人の代表のような青年であり、アルト森林付近の小さな村で神父の兄と暮らしています。
しかし、一見軽薄な見た目や性格からは考えられない程にザインの魔法の腕は凄く、聖都から地方で最も優れた司祭に与えられる聖印を授けられた神父が不治と判断した毒を触れただけで治療するとんでもない事をサラッとやってのけるのです。
その為、フリーレンから「天性の才」と形容されており、回復魔法は当然ながら「呪い」の解除や簡単な攻撃魔法も扱える為、そんじょ其処らの僧侶よりもかなり優秀な僧侶になります。
同じような毎日を繰り返す平凡な村の僧侶になりたくないという一心から子供の頃は冒険者に憧れていましたが、自分の為に聖都の勧誘を蹴って村に残った兄への罪悪感から10年前に自分を冒険者に誘ってくれた戦士ゴリラの勧誘を断り、現在まで自堕落な僧侶として村に固執していました。
ですが、今のザインがかつての自分と重なったフリーレンが珍しく前のめりに勧誘したり、彼の兄が背中を押す事でザインはフリーレン一行に同行する事を決意し、10年前から音信不通の戦士ゴリラを捜索する旅に出ます。
なお、魔法都市オイサーストに差し掛かる直前、道中で戦士ゴリラの目撃情報を得たザインはフリーレン一行と別れる事になりましたが、フリーレンは今でも僧侶の枠をザインの為に空けている為、いつか合流する事でしょう。
単行本3巻で登場した僧侶ザインは短い期間ながらフリーレン一行に加わり冒険を共にした仲間です。 しかし、単行本4巻には脱退した為、ほんの一巻程度しか一緒に行動できませんでしたが、彼の脱退を惜しみ再登場を願う読者もいる程度には印象深いキャ[…]
勇者一行の登場人物
勇者一行は、1000年以上も人類が果たせなかった魔王を討伐した人類の英雄です。
漫画「葬送のフリーレン」は彼ら勇者一行が魔王を討伐し王都を凱旋するところから始まっていますが、勇者一行の旅の期間は10年であり、道中では七崩賢との戦いの他にも腐敗の賢老クヴァール等の魔族・大魔族との戦闘を繰り広げる他、先々で小さな依頼を受けて人助けをしています。
ヒンメル曰く終わった後にくだらなかったって笑い飛ばせるような楽しい旅がしたいとの事で、道中で困った人を見つければどんな頼みでも聞いて依頼を受ける他、ダンジョンの攻略やフリーレンの魔導書収集にも積極的に関わっていました。
ヒンメル(勇者)
【名前】 | ヒンメル |
【意味】 | Himmel=空、天、天国 |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 勇者 |
【年齢】 | 享年76歳 |
【弟子】 | -- |
【声優】 | 岡本信彦 |
魔王を倒した勇者一行の勇者であり、魔王討伐から50年後に死去した為、現在は故人です。
元々は小さな村で暮らす少年でハイターとは親友関係にありましたが、ヒンメルは子供の頃からハイターが無理だと言った事を片っ端から実現して見せた異端児であり、子供の時点で大型の魔物を討ち取る身体能力を持っていました。
ヒンメルの剣は「勇者の剣の偽物」であり、子供の頃に村に来た行商人を魔物から助けた際にお礼で貰ったレプリカですが、ハイターに偽物の剣しか持っていないから偽物の勇者にしかなれないと言われたのをきっかけに勇者になる決意をしたそうです。
魔王討伐に出立した際には王様から銅貨10枚しか配給されませんでしたが、ヒンメルはこの旅が終わった頃にはくだらなかったと笑い飛ばせるような旅にしたいと願い、道中では人助けをして道草を食っています。
そして、長寿の仲間フリーレンの為に、自分達勇者一行は御伽噺ではなく確かに存在したのだと証明する為、また未来でフリーレンが一人ぼっちにならないように各地に自分の銅像を建てているのです。
フリーレンへの感情は確かに傾いているものの最期まで想いを告げる事無く天寿を全うしましたが、フリーレンが「魂の眠る地(オレオール)」に到着した際の再登場が期待されるキャラクターになります。
ハイター(僧侶)
【名前】 | ハイター |
【意味】 | Heiter=晴れた、朗らか、陽気な |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 僧侶→司教 |
【年齢】 | 享年100以上 |
【備考】 | フェルンの恩人・親代わり |
【声優】 | 東地宏樹 |
勇者一行の人間の僧侶であり、魔王討伐後は聖都の司教に上り詰めましたが、現在は故人です。
ヒンメルとは親友でありながら彼が勇者になるという決意を表明しても偽物の勇者にしかなれないと信じなかった事を悔いていましたが、ヒンメルは負けず嫌いであった故に親友のハイターが信じてくれなかったからこそここまで来れたと面と向かって感謝を示した為、今ではヒンメルこそが本物の勇者でいつか本当に魔王を倒して平和な世界を切り開くのではと心から信じています。
老後には親友のヒンメルの死から彼の生き方に影響を受けてヒンメルならばそうするという選択から戦災孤児フェルンを助けると、彼女が一人でも生きていけるように魔法を教えており、死期が迫った際にはフリーレンにフェルンの魔法の指導を頼み一人前の魔法使いに育ててもらいました。
極度の酒好きでありフェルンには酒は百薬の長と教え込んでいますが、勇者一行時代から週に一度は二日酔いで役に立たない事が多かったそうです。
なお、僧侶としての腕はしれっとパーティ全員に無補給無酸素状態でも二ヵ月生存できる魔法をかけている手前、フリーレンからも化け物と評価されています。
ハイターは勇者一行の僧侶として活躍し、現在では聖都の司祭を務める優秀な僧侶です。 そんなハイターの死没までヒンメルの死から随分と年月が経過していますが、果たして何歳で大往生したのでしょうか。 今回は、 ハイターのプ[…]
アイゼン(戦士)
【名前】 | アイゼン |
【意味】 | Eisen=鉄 |
【種族】 | ドワーフ |
【職業】 | 戦士 |
【年齢】 | 不明 |
【弟子】 | シュタルク |
【声優】 | 上田燿司 |
勇者一行の寡黙なツッコミ役のドワーフの戦士であり、現在は老体の為に隠居生活を送っています。
アイゼンの肉体は高所から落下しても毒の矢を受けても竜にかじられても無傷・問題が無いレベルに強靭であり、勇者一行時代にはハイターが事あるごとにドン引きしていました。
そんなアイゼンも昔は臆病者で故郷を捨てて逃げ出した過去を持っており、今でも戦う際に恐怖から手が震えてしまいますが、その恐怖によってここまで戦ってこれたとヒンメルに語っています。
その為、ヒンメルの死後には同じ境遇で臆病者のシュタルクに自分を重ねて弟子として育てましたが、シュタルクとは喧嘩別れして以来それっきりとなるものの、オレオールを目指して旅立つフリーレンにはシュタルクを仲間にしてやって欲しい、またシュタルクはとんでもない戦士になると確信を得て仲間に推していました。
寡黙な戦士のアイゼンは意外にも他人に配慮出来る性格であり、生前のハイターとは手紙をやり取りしてフリーレンの後悔の手助けとしてフランメの手記の場所を特定し、死者と対話出来ると言う「魂の眠る地(オレオール)」にてもう一度ヒンメルと会って話すべきだとフリーレンの背中を押しています。
アイゼンは勇者一行で前衛を務めた戦士ですが、長命のドワーフ族なのでヒンメルの没後も隠居生活を送っています。 では、フリーレンがフェルンやシュタルクを連れて魂の眠る地に向けて旅立った段階でも生きているのでしょうか。 今回は、 […]
その他の重要人物
本作にて重要な人物の紹介になります。
フランメ(大魔法使い)
【名前】 | フランメ |
【意味】 | Flamme=炎 |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 魔法使い |
【年齢】 | 不明 |
【弟子】 | フリーレン |
【声優】 | 田中敦子 |
約1000年前に生きた大魔法使いで、人類の魔法の開祖と呼ばれる人間の女性です。
魔族によって全てを奪われたらしく魔族を殺す為に一目で魔力の揺らぎが分からない程に体外魔力の制限を磨き上げ、相手が自分の魔力量を見誤った隙を突いて魔族を殺す術を身に着けています。
大魔法使いゼーリエの弟子にあたり、生前は数々の偉業を成していますが、中でも国を挙げた魔法の研究の認可や宮廷魔法使いの新設等はゼーリエも認める偉業です。
エルフの根絶やしの命を受けたエルフの集落に立ち寄った際にフリーレンと出会い、フリーレンを狙う魔族の追っ手を始末すると、フリーレンの魔法の才と同じ境遇を見込んで弟子に迎えており、一生を掛けて体外魔力の制限を彼女に課します。
恐らく作中では誰よりもフリーレンの事を理解している存在であり、自分の死後、1000年後にいつかフリーレンが取り返しのつかない後悔をする事も予知しているのか「魂の眠る地(オレオール)」について綴られた自分の手記を開いたままフォル盆地の小屋の中に置いていました。
フランメ曰くフリーレンは平和な時代の魔法使いであり、いつか魔王を討伐する存在であるとゼーリエに啖呵をきっています。
お気に入りの魔法は「花畑を出す魔法」であり、フリーレンにこの魔法を授けたのもフランメです。
ゼーリエ(大魔法使い)
【名前】 | ゼーリエ |
【意味】 | Serie=続き、連続 |
【種族】 | エルフ |
【職業】 | 魔法使い |
【年齢】 | 不明 |
【弟子】 | フランメ、レルネンなど |
【声優】 | 未定 |
神話の時代から生きている大魔法使いのエルフです。
ゼーリエは人類の歴史上ほぼ全ての魔法を網羅する生ける魔導書と呼ばれており、この地上で全知全能の女神様に最も近い魔法使いになります。
一方で平和の時代を想像出来ない生粋の魔法使いであり、それ故に魔王を討伐した未来が想像出来ないという理由で表舞台には出てこないエルフでしたが、フランメの死後、彼女の偉業から1000年後には人間の時代がやってくると確信していました。
魔王討伐後から暫くして突如歴史の表舞台に姿を現すと人類の魔法使いの頂点に立ち大陸魔法協会を立ち上げており、全体で2000人が所属する協会創始者になります。
また、所属魔法使いには九~一までの階級をつけており、3年に1度の一級魔法使い選抜試験を突破し一級魔法使いになった者には特権としてゼーリエがこれまでに培ってきた魔法の中から一つだけ好きな魔法を与えました。
ゼーリエは未だに魔王が君臨していた時代の質の良い魔法使いを求める他、自分と同じ高みに近づく魔法使いを求めている為、人間の寿命では自分と同じ高みに登れないとしてフランメの事を失敗作と乏していましたが、これまでに取った弟子の性格や魔法の癖など細部に至るまではっきりと記憶しており、弟子を取った事に後悔は無い、またフランメが好きだった「花畑を出す魔法」を使用したり彼女が一生を掛けて貫いた体外魔力の制限を実行していたりと本当は弟子想いだった一面があります。
フリーレンと同じ1000年以上の時を生きるエルフのゼーリエは、大陸魔法協会創始者として一級試験編で登場しました。 ゼーリエの戦闘シーンは既刊10巻時点で皆無ですが、ゼーリエの描写から作中最強説が囁かれています。 そこで今回は、 […]
南の勇者
【名前】 | 不明 |
【意味】 | 不明 |
【種族】 | 人間 |
【職業】 | 勇者 |
【年齢】 | 不明 |
【弟子】 | -- |
【声優】 | 未定 |
勇者一行が旅立つ以前に活躍した過去の勇者の一人です。
実は過去にヒンメルより先にフリーレンを勧誘していましたが、南の勇者には全知のシュラハトと同様に未来を見る力があり、フリーレンに勧誘を断られる事、そして自分が未来で全知のシュラハトと七崩賢全員と戦った末に死亡する事を予知していました。
しかし、自分の死を予知しながらも自分が居なくなった世界で勇者一行が魔王を倒し世界に平和を取り戻す未来を信じて、七崩賢三名と全知のシュラハトと相打ちする結果を受け入れて散っています。
南の勇者が人類最強と呼ばれる所以は当時人類の最大の脅威だった七崩賢の内三名と魔王の腹心であるシュラハトを討ち取った快進撃からなる事実からであり、彼の死体が未だ発見されない事から南の勇者は今でも全知のシュラハトと戦い続けているという伝説が残っているようです。
南の勇者は勇者一行や訪れる街々で偶に耳にする呼び名ですが、魔王を討伐し世界を救った勇者ヒンメルを差し置いて人類最強と呼ばれています。 そんな南の勇者は全知のシュラハトと七崩賢との戦いで命を落とした事が判明しましたが、南の勇者とは一体何[…]
魔族の重要人物
魔族とは人類を欺く術として言葉を身に着けた「言葉を話す魔物」であるとフランメは定義付けています。
また、魔族は個人主義ですが人類と戦う為の最低限の組織的な繋がりを持っており、力や恐怖で組織をまとめたのが魔王になります。
魔王
【名前】 | 不明 |
【意味】 | 不明 |
【種族】 | 魔族 |
【肩書】 | 魔王 |
【年齢】 | 不明 |
【弟子】 | -- |
【声優】 | 未定 |
勇者一行に討伐された魔族の頂点に君臨していた魔族です。
本編開始時点で既に勇者一行に討たれていますが、魔王の容姿・年齢・性別・魔法など全てが謎に包まれています。
唯一判明してるのは魔族でありながら人類との共存を願った稀有な魔族であり、共存の為に人類の勢力圏が全盛期の三分の一になるほど多くの国と民族を滅ぼしている他、エルフの根絶やしを部下に命令しフリーレンの故郷の集落も滅ぼしました。
1000年以上前から魔族の頂点に君臨し続けていた魔王を勇者一行がどうやって倒したのかは今後描かれるでしょうが、2023年(既刊11巻)時点ではまだ描かれていません。
魔族の頂点に君臨する魔王ですが、物語開始時点で勇者一行に討伐されています。 しかし、未だ魔王については一切の情報が不明であり、どんな姿をしているのかさえも分かっていないのです。 今回は、 魔王について 魔王の[…]
断頭台のアウラ
【名前】 | アウラ |
【意味】 | Aura=雰囲気、発気、光輝など |
【種族】 | 魔族 |
【肩書】 | 七崩賢 |
【年齢】 | 不明(500歳以上) |
【弟子】 | -- |
【声優】 | 竹達彩奈 |
魔王直下七崩賢の一人で女性の魔族です。
アウラは服従の天秤を持ち天秤に自身と対象の魂を乗せ魔力の大きさを秤に掛ける事で魔力がより大きい方が相手を服従させ操り人形にする「服従させる魔法(アゼリューゼ)」を得意としており、唯一の欠陥である意志が強い者の一時的な抵抗を削ぐ為に服従させた相手の首を落として死者の軍団を率いています。
北側諸国グラナト伯爵領に進軍していた所、当時の勇者一行に撃退され死者の軍団の殆どを失ってしまいましたが、ヒンメルの死後に復活して再び死者の軍団を率いてグラナト伯爵と抗争を続けていました。
アウラを上回る魔力の魂が服従の天秤に乗れば理論上アウラに打ち勝てると言われていますが、アウラが七崩賢の座に就いて500年間一度もアウラの魔力を上回る者は現れなかったそうです。
北側諸国グラナト伯爵領で登場したのが七崩賢の一人「断頭台のアウラ」です。 彼女は一度勇者一行の戦いで退けていましたが、今回もフリーレン一行の前に立ちはだかる事となり、フリーレンはアウラと戦う事になりました。 今回は、 […]
黄金卿のマハト
【名前】 | マハト |
【意味】 | Macht=権力、支配力など |
【種族】 | 魔族 |
【肩書】 | 七崩賢 |
【年齢】 | 不明(600歳以上) |
【弟子】 | デンケン |
【声優】 | 未定 |
魔王直下七崩賢の一人で男性の魔族です。
七崩賢最強と言われる実力を持つ他、「万物を黄金に変える魔法(ディーアゴルゼ)」と呼ばれる発動条件もモーションも関係ない自分の任意の有効範囲を黄金に変える最強の呪いを得意としている為、事実上作中最強格の一人になります。
しかし、本人は争いが嫌いであり、魔王の勅命でさえも断ろうとする変わり者である他、人類との共存の道を求める異端児でもありました。
魔族故に欠落している感情「悪意」と「罪悪感」を探しており、自分の知らない感情を知る為に人間を殺め続け人類を滅ぼしかねない脅威な存在としてフリーレンに敵視されています。
なお、フリーレンは600年前に一度マハトに挑んだものの敗走したそうです。
ソリテール
【名前】 | ソリテール |
【意味】 | solitaire=孤独、単独など |
【種族】 | 魔族 |
【肩書】 | 大魔族 |
【年齢】 | 不明 |
【弟子】 | -- |
【声優】 | 未定 |
人類の記録に載っていない無名の大魔族の女性です。
一見して穏やかかつ社交的で寛容な見目のお嬢様といった印象ですが、彼女は魔族でありながら人類について研究する変わり者と言われており、基本的には生物の仕組みや感情について自分の知らない事を知る探求心に興味を見出しています。
その為、実験と称して人類と対話し情報を引き出す事が多いものの、ソリテールという魔族の情報が人類に流れていない事から彼女と遭遇した者は皆殺しにされている可能性があるそうです。
魔王やマハトと違って別の意味で人類に歩み寄る危険な魔族であり、実に魔族らしい感性の魔族でもあります。
ソリテールは、城塞都市ヴァイセ編で黄金卿のマハトと共に登場した大魔族の女性キャラクターです。 一見して人畜無害そうなソリテールですが、大魔族の彼女はマハトと共にフリーレン一行の前に立ちはだかり戦闘を余儀なくされました。 今回は、[…]
葬送のフリーレンの登場人物のまとめ
今回は漫画「葬送のフリーレン」に登場する重要人物を紹介しました。
主人公達に関してはまだまだ本編の進み具合で情報が追加されるでしょうが、その他の重要人物は未だに謎が多く、詳細が語られていないキャラクターばかりです。
他にも、本編には重要人物ではないものの個性豊かなサブキャラクターが大勢登場していますので、フリーレン一行の旅の先々で色んな出会いが楽しめるでしょう。