【葬送のフリーレン】断頭台のアウラの登場は何話?七崩賢の悲惨な末路

北側諸国グラナト伯爵領で登場したのが七崩賢の一人「断頭台のアウラ」です。

彼女は一度勇者一行の戦いで退けていましたが、今回もフリーレン一行の前に立ちはだかる事となり、フリーレンはアウラと戦う事になりました。

今回は、

  1. 断頭台のアウラの初登場は何話?
  2. 断頭台のアウラの目的
  3. 断頭台のアウラの魔法
  4. 断頭台のアウラvsフリーレンの詳細
  5. 断頭台のアウラの死亡

などアウラのプロフィールから最期までを紹介したいと思います。

断頭台のアウラのプロフィール

断頭台のアウラは魔王直下大魔族七崩賢の一人です。

膨大な魔力を有する魔族でしたが、80年前、グラナト伯爵領にて勇者一行との戦いで配下のほとんどを失ったため消息不明になっています。

縦に紆曲した魔族特有の二本の角と毛先を三つ編みに束ねた髪型が特徴の女性魔族であり、やや傲慢な性格ですが、容姿が「かわいい」ので読者人気は高いようです。

また、アウラは500年以上生きる大魔族であり、その生涯のほとんどを鍛錬に費やしている為、魔族の中でもアウラを超える魔力を持つ者はほとんどいないとされています。

断頭台のアウラは何話で登場?

断頭台のアウラの登場は単行本2巻第14話「言葉を話す魔物」です。

勇者ヒンメルの死から28年後、フリーレン一行が北側諸国グラナト伯爵領に到着した際にアウラ軍から派遣された和睦の使者リュグナーと遭遇すると、フリーレンの口から初めて七崩賢が一人断頭台のアウラの名前が登場し姿が描かれました。

アウラは28年前には力を取り戻しておりグラナト伯爵領と長きに渡る紛争を繰り広げていましたが、無益な殺し合いに疲弊したアウラはグラナト伯爵領に和睦を申し入れてきたのです。

断頭台のアウラの目的

アウラがグラナト伯爵領に和睦を申し入れたのはグラナト伯爵領に張り巡らされた千年前に亡くなった大魔法使いフランメの防護結界を解除する為であり、和睦と称してグラナト伯爵領に懐刀である首切り役人三名を使者として派遣し解除させようとしていたのです。

そしてリュグナー達がグラナト伯爵を懐柔し防護結界を解除した後にアウラの軍勢が街を攻め落とす算段であり、本編ではリュグナー達がグラナト伯爵領に潜入する間、街から10㎞離れた場所に軍勢を待機させて計画の準備を進めていました。

なお、フリーレンは魔族との対話は無駄な行為かつ悪手と発言しており、魔族の本質は人食いの化け物である他、魔族にとって言葉とは人類を欺く為の術の一つであると見抜いています。

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葬送のフリーレンの表紙

断頭台のアウラの魔法

アウラの魔法は服従の天秤を媒介に発動する服従させる魔法アゼリューゼと呼ばれる相手を服従させ意のままに操る魔法です。

アウラが持つ天秤に自身と対象の魂を乗せ魔力の大きさを秤に掛けると、魔力がより大きかった方が相手を服従させ操り人形にできるものであり、操られた人形は身体が朽ちて無くなるまで永遠に動きます。

当然相手が自分よりも魔力が大きければ自分が操られてしまうリスクを伴いますが、リスクは魔法をより強大なものにするらしく、絶大な魔力を持つアウラにとって「服従の天秤」は最適で必勝の魔法となりました。

元は公平な天秤ですのでアウラを上回る魔力の魂が天秤に乗ればアウラに打ち勝つ事が出来ますが、アウラが七崩賢の座について500年もの間に彼女を上回る魔力を持つ者は現れていません。

なお、意志の強いものは一時的に抵抗が可能ですが、アウラはその唯一の欠陥を失くす為に人形にした者の首を刈っており、命令に忠実な不死の軍勢を築き上げました。

80年前の勇者一行との戦いでは、フリーレンがアウラの操り人形にされた兵士達を容赦なく魔法で吹き飛ばしたので配下を失う事になりましたが、28年前に力を取り戻してから80年前よりも配下を増やしています。

しかし、今回のフリーレンはアウラが掛けた魔法を解除する強力な解除魔法を使用して不死の軍勢を無力化させました。

フリーレン曰く「最低に趣味の悪い魔法で反吐が出る」とのことです。

断頭台のアウラvs葬送のフリーレン

アウラとフリーレンの開戦は単行本3巻第18話「不死の軍勢」になります。

アウラの懐刀首切り役人のリュグナー達とフェルン達が街で交戦する最中、フリーレンは不死の軍勢を率いる断頭台のアウラが待機する敵陣へと赴き、80年振りにアウラとフリーレンが邂逅しました。

フリーレンが軍を退くように交渉しますがアウラは自分が圧倒的に優勢と確信しており、アウラがフリーレンの交渉を断り不死の軍勢で先制攻撃を仕掛けたため開戦となります。

アウラが操る軍勢の中にはフリーレンの旧知がいたのか見知った鎧があると発言しており、その為、フリーレンは「やっぱりお前はここで殺さないと駄目だ」と殺害を表明しますが、アウラは自分の勝利を疑っておらず笑みを浮かべたままでした。

しかし、過去の戦いで不死の軍勢を容赦なく吹き飛ばした事をヒンメルに怒られたとして、今回フリーレンがわざわざ消費量の多い強力な解除魔法を用いて不死の軍勢に掛けられた魔法を解除するのを目の当たりにするとアウラは不思議そうに「ヒンメルはもういないじゃない」と告げており、フリーレンは魔族には人と同じ感覚が無い事を改めて思い知り「容赦なく殺せる」と宣言します。

アウラが早期に「服従の天秤」を使わずに不死に軍勢を仕掛けていたのはフリーレンの魔力量を警戒しての事でしたが、フリーレンが大勢の不死の軍勢相手に解除魔法を使い続けたのを見届けるとある程度の魔力の消費を読み取り自身の勝利を確信したタイミングで「服従させる魔法アゼリューゼ」を発動させました。

しかし、アウラは誤算したのです。

アウラの見立てではフリーレンがどれだけ優秀で長命なエルフと言ってもせいぜい100程度の鍛錬を積んだだけの魔法使いであり、アウラの眼に映るフリーレンの魔力量は80年前と変化が見られなかった為、自分には遠く及ばない格下だと認識していました。

ですが、フリーレンは1000年前から体外に放出される魔力を10分の1以下に抑える訓練を現在まで課していたた為、実際にはフリーレンの魔力はアウラの魔力を優に超えていたのです。

その為、フリーレンはアウラが「服従させる魔法」を使う事を心待ちにしていました。

一方で、アウラはフリーレンの首を落とそうと剣を携えて近づいていきますが、互いの魂を乗せた天秤が徐々にフリーレンの方に傾いていく事に違和感を覚えると、フリーレンから魔力を制限していた事を聞かされて冷や汗を浮かべます。

フリーレンは師であるフランメから魔族を欺く術としてこの方法を習いましたが、魔力量こそ力の象徴である魔族のアウラにとってわざわざ魔力を絞り弱く見せる行為は理解に苦しむものだったのです。

断頭台のアウラの残酷な死に方

アウラは自分の魂とフリーレンの魂を「服従の天秤」に掛けた結果、魔力を制限していたフリーレンの魔力量を見誤り自分が服従する側となってしまいました。

冷や汗を流しつつも敗北を認めたくなかったのか「…ふざけるな、私は500年以上生きた大魔族だ」と強気に出ますが、フリーレンは制御していた魔力を解放して「アウラ、お前の前にいるのは1000年以上生きた魔法使いだ」と威圧します。

そして、途轍もない魔力を計測した天秤は重しを乗せたようにフリーレン側に振り切ると、アウラは自分が発動した魔法によってフリーレンに服従し、フリーレンが「アウラ、自害しろ」と命令するばアウラは首筋に剣を当て「ありえない…この私が…」と涙を零しつつ自分の首を斬って自害するのでした。

フリーレンが強すぎるせいか登場から退場まであっという間でしたが、最期は結構無惨な死に方となっています。

断頭台のアウラの登場回は何話?と最期についてのまとめ

  1. 断頭台のアウラの初登場は単行本2巻第14話「言葉を話す魔物」
  2. 断頭台のアウラは魔王直下大魔族七崩賢の一人
  3. 80年前、グラナト伯爵領にて勇者一行との戦いで配下を失い消息不明だったが、28年前に復活しグラナト伯爵領と紛争を繰り広げている
  4. 断頭台のアウラは500年以上を生きる大魔族であり、魔力量は魔族でも随一
  5. 断頭台のアウラの魔法は服従の天秤を媒介にした服従させる魔法アゼリューゼ
  6. 断頭台のアウラはフリーレンと対決した結果、魔力量で負けた為、服従の天秤がフリーレンに傾き服従すると「自害」を命じられて自分で首を斬り落として死亡した

アウラの出演回は数話程度しかありませんが、容姿がかわいいという理由もあり敵キャラの中では短い登場ながらも印象に残るキャラでした。

魔力が大きい方が勝つ服従させる魔法においてはフリーレンとは相性が悪くあっという間に敗北しましたが、恐らくフリーレンが居なければかなりの強敵だったと思われます。

早々に死亡した為今後登場は無いでしょうが、回想などで彼女の姿を見る事が出来るかもしれませんね。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!