【葬送のフリーレン】シュタルクは死亡した?年齢や兄フェルンとの関係

シュタルクは戦士として前衛に出るのが当たり前なのでフリーレン一行の中ではどうしても怪我や致命傷を負いやすいポジションにいます。

本編では、将軍や大魔族が相手でもシュタルクは戦士として常に前衛に立っている為、何度も死線を超える事になりますが、果たしてどのように切り抜けたのでしょうか。

今回は、

  1. シュタルクは死亡したのか
  2. シュタルクのプロフィールと年齢
  3. シュタルクの過去と兄
  4. シュタルクとフェルンの関係
  5. シュタルクの声優

などシュタルクについて紹介していきたいと思います。

シュタルクは死亡した?

結論から述べるとシュタルクは死んでいませんし、最新話時点でも相変わらずピンピンしています。

しかし、本編ではこれまでに二度死に目に遭っているのです。

では、どのようにしてシュタルクは生き残る事が出来たのかを見ていきたいと思います。

将軍レヴォルテ戦ではお腹を貫かれる

単行本8巻収録の将軍レヴォルテ編では、北部高原を進んでいたフリーレン一行は大陸魔法協会からの討伐依頼でルーフェン地方の村を襲撃した魔族の討伐をするべく移動すると、一級魔法使いゲナウとメトーデと合流し将軍レヴォルテを主力にした魔族と交戦することになりました。

フリーレン、フェルン、メトーデが魔族の探索に向かう傍らで、シュタルクは村人の死体を放って逃げ出す事が出来ないゲナウを心配し、彼と二人で将軍レヴォルテがもう一度村にやってくると考え待機します。

将軍レヴォルテは四刀流の使いである他、剣の重さを自由自在に変えられる神技の砕剣と呼ばれる剣術を修めている為、正面から受けると最悪消し飛ぶ程の使い手でした。

しかし、シュタルクはわざと袈裟斬りされる事でゲナウがレヴォルテに致命傷を与える隙を作り出しますが、後にゲナウと共に腹部を手刀で貫かれるという大怪我を負わされてしまうのです。

レヴォルテ自体はゲナウとシュタルクの余力で討伐は成功しましたが、致命傷を負った二人はそのまま倒れてしまいます。

ですが、魔法使いでありながら女神様の魔法が扱えるメトーデに治療を受けた為、シュタルクとゲナウは一命を取り留める事が出来たのです。

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葬送のフリーレンの表紙

将軍レヴォルテ編ではシュタルクが一番の深手を負ってしまったので珍しく復帰に数日寝込んでいましたが、目覚めたその日には腕立て伏せを始めたのでフェルンがややドン引きしていました。

大魔族ソリテールにズタズタにされて黄金卿のマハトに黄金に変えられる

単行本9巻~11巻収録のマハト編では、フリーレンはマハトの記憶から「万物を黄金に変える魔法」の解析作業に魔力のリソースを割いて眠った状態が続いていましたが、フリーレンの解析作業が終わる少し前に大魔族ソリテールが城塞都市ヴァイゼの結界を解除した為、黄金卿のマハトが野に放たれる事になりました。

そして、一級魔法使いデンケンは眠ったフリーレンと集落の人達の避難誘導を務めていましたが、ソリテールの追跡を察知すると、フリーレンが目覚めれば状況を打開してくれると信じてフェルンとシュタルクが足止めに残ると申し出たのです。

ソリテールの魔法名は不明ながら大剣を複数展開させて目にも止まらぬ弾速で斬りつける・突き刺す事が可能であり、フェルンは左肩を撃ち抜かれ、シュタルクは背中を四本の大剣に突き刺されました。

その後も立ち上がって二人がかりで応戦していますが、前衛のシュタルクは直撃は避けながらも何度も大剣で体中を斬り刻まれている他、ソリテールの魔力をぶつけるだけの魔法で全身を負傷し血だらけとなっています。

この時点では将軍レヴォルテ戦と比較すれば致命的な怪我は負っていませんが、全身を斬り刻まれているので出血量が多く重傷には変わりない他、直後に黄金卿のマハトが「万物を黄金に変える魔法」の効果範囲を広げた為、その煽りを受けてフェルンとシュタルクは瞬く間に黄金の像に変えられてしまうのです。

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葬送のフリーレンの表紙

最終的には二人が信じたようにフリーレンが「万物を黄金に変える魔法」の解析を済ませて黄金化を解呪したのでフェルンとシュタルクは復活する事が出来ましたが、ソリテールが舐めプしていなければ即やられていた事でしょう。

黄金化解呪後は魔力を使い果たして力尽きたフェルンをお姫様抱っこして運ぶ体力は残っているようです。

なお、三日後には腕立て伏せをしていたので今まで以上にフェルンにドン引きされています。

シュタルクのプロフィール

シュタルクは勇者一行の戦士アイゼンの弟子の少年です。

リーゲル峡谷沿いのとある村がドラゴンに襲われていた所、偶然立ち寄ったシュタルクがドラゴンと長い睨み合いの末に追い払ったのをきっかけに、以降も約3年間ドラゴンから村を守る為に滞留していましたが、アイゼンの願いでフリーレン一行が村に立ち寄った際にシュタルクを仲間に勧誘しました。

シュタルクはかなりの臆病者で敵と戦う際には恐怖心から動けずに震えるレベルですが、その姿が自分と重なったアイゼンはシュタルクを弟子に迎えて戦士としての技術を叩き込むものの、臆病な性格は中々治っていないようです。

しかし、臆病な一面を払拭するほどの朗らかな性格であり、村人が自分を英雄と担ぎ上げて親切にしてくれる恩から、ドラゴンが怖くて逃げだしたい気持ちを殺しつつ英雄として例え死んでも村を守ろうという優しさと漢気があります。

フリーレン一行と出会って以降は頻繁に魔物と戦う事が増えた為、恐怖心は多少なりも軽減される他、震えながらも魔族と戦う姿がより多く描写されるようになり、シュタルクなりに成長を遂げている段階です。

フリーレン一行に加わった理由はアイゼンがフリーレンの冒険にシュタルクを連れて行って欲しいと頼んだからですが、シュタルクはかつてアイゼンから聞かされた勇者一行のくだらない冒険譚に興味を持って自分の意志でフリーレンとの旅を選択しました。

また、そのくだらない冒険譚をアイゼンへの手土産にする為にフリーレンとフェルンと共に魂の眠る地を目指しています。

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葬送のフリーレンの表紙

シュタルクの年齢

シュタルクは勇者ヒンメルの死から29年後の時点で18歳の誕生日を迎えているの(単行本3巻第26話参照)で、最新話時点では20歳になっている計算です。

年表 年齢 備考
ヒンメルの死から28年後 ~17歳 初登場
断頭台のアウラ編
ヒンメルの死から29年後 ~18歳 ザイン加入
一級試験編
フェルンと初デート
ヒンメルの死から30年後 ~19歳 将軍レヴォルテ編
黄金卿のマハト編
ヒンメルの死から31年後 ~20歳 女神の石碑編

シュタルクの過去と兄

シュタルクは子供の頃に故郷の戦士の村が魔族に襲われた際に一人だけ逃げ出したために自分を臆病者として責めています。

戦士の村では弱い奴に居場所が無い強さが認められる環境だった為、シュタルクはこれまでに誕生日にプレゼントを貰うとか家族に大事にされた事が無く、最強の戦士の証とまで言われる立派な後継者である長男のシュトルツとはよく比較され実の父親にも失敗作と言われていました。

汚れ一つない白い外套は最強の戦士の証とまで言われたシュトルツは、彼は父親の前では理想の後継者とした戦士としての佇まいを演じていましたが、人目のない所では弟のシュタルクの稽古を見てあげる程に芯は心優しく土砂降りの中で剣術の修行をするシュタルクが泥を撥ねて外套を汚しても責める事をしない上、「いい集中力だ。お前はきっと強くなる」と褒めて剣の構え等を丁寧に教え込むのです。

そして、誕生日プレゼントを一度も貰った事の無かったシュタルクでしたが、フリーレンがシュタルクの誕生日に馬鹿みたいに大きなハンバーグを作ると、この巨大ハンバーグはアイゼンが生まれ育った地方の風習で精一杯頑張った戦士を労う贈り物だと知ります。

フリーレンからハンバーグの意味を知ったシュタルクは、いつも誕生日にはアイゼンが巨大なハンバーグを作ってくれた事、そして兄のシュトルツも誕生日には父親に内緒でハンバーグを作ってくれた事を思い出しました。

更に、ハンバーグの意味を知ったシュタルクは家族を見捨てて逃げた日の事を思い出すと、魔族の襲撃を受けて戦士達が応戦する中、シュトルツが「逃げろ、シュタルク。お前は生きるんだ」と自分を逃がしてくれた事を思い出すのです。

何れにせよ、シュタルクは家族を見捨てて逃げ出したのに変わりはありませんが、自分が兄に大事にされていた事を実感しています。

シュタルクとフェルンの関係

シュタルクとフェルンは互いに第一印象のせいで、フェルンはシュタルクの事を頼りない臆病者、シュタルクは自分にあたりが強い人といった印象が続いていました。

しかし、フェルンはシュタルクの性格が年齢以下の馬鹿なガキである事、いざとなれば震えながらも戦士として戦う人間である事を知ると、口調や態度こそは寧ろ余計にあたりが強くなっていくものの構ってほしいと訴えかける程に仲が深まっています。

恐らくフェルンは天涯孤独となってからずっと高齢のハイターと二人暮らしであり、その後は達観したフリーレンと二人旅を続けているので同年代のシュタルクとの交流は新鮮な為、徐々に理解を示す過程で信頼を寄せるようには進歩しているものと思いますが、一方のシュタルクは基本思考回路が単純な子供なので恋愛事情にかなり疎く乙女心を理解出来ていません

単行本7巻収録のデート回では、シュタルクに本来の意味のデートとして誘った意図はないもののフェルンは楽しみに準備を始めていましたが、シュタルクとの感覚には温度差が生じています。

したがって、現時点では大切な仲間という関係性になりますが、デートの最中にシュタルクはフェルンの事を「かわいい」と意識しているので今後は何か発展しそうですね。

なお、遠巻きで見ているザイン曰く「もう付き合っちゃえよ!」と愚痴りたくなる仲なので、二人の距離は遠いようで近いのかもしれません。

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葬送のフリーレンの表紙

シュタルクの声優「小林千晃」さん

【名前】 小林千晃(こばやしちあき)
【所属】 大沢事務所
【誕生日】 1994年6月4日
【代表作】
  • 「Butlers〜千年百年物語〜」→茶野京一役
  • 「ブギーポップは笑わない」→竹田啓司役
  • 「憂国のモリアーティ」→ルイス・ジェームズ・モリアーティ役
  • 「トモダチゲーム」→片切友一役
  • 「氷属性男子とクールな同僚女子」→氷室くん役
【来歴】 神奈川県出身の声優で、大沢事務所に所属しています。
俳優を目指して映画学校に入学した経歴を持ちますが、20歳過ぎで声優活動を始めました。

  • 2021年:第15回声優アワード、新人男優賞受賞
  • 2022年:第7回アニラジアワード、BEST CREATIVE RADIO 企画ラジオ賞受賞

シュタルクの死亡や年齢と兄についてのまとめ

  1. シュタルクは最新話でも生存している
  2. シュタルクは戦士の村出身で、勇者一行の戦士アイゼンの弟子
  3. シュタルクの年齢は初登場時点で17歳で、現在は20歳になっている計算
  4. シュタルクの兄は弟に剣術を教え、誕生日にはハンバーグを焼いてくれる心優しく立派な戦士だった
  5. シュタルクとフェルンの関係は仲間であるが、徐々に意識する仲である
  6. シュタルクの声優は「小林千晃」さん

シュタルクは戦士の村出身だからかやたらと頑丈で耐久性がありますが、これもアイゼンの指導の賜物なのでしょうか。

アイゼンは既に人類の基準から遠く離れた存在でしたが、断頭台のアウラ、将軍レヴォルテ、黄金卿のマハト、ソリテールなどの強敵と戦う内にシュタルクもアイゼン並みの強度と治癒力を身に着けていったように思えます。

今ではフェルンにすっかり化け物扱いされるというアイゼンとハイターの関係と同じ道を辿っていますが、魂の眠る地に辿り着いた時にはどうなってしまうのか目が離せませんね。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!