遊郭編で登場した上弦の陸・堕姫と妓夫太郎は音柱・宇随天元と共に竈門炭治郎達が討伐した鬼です。
しかし、堕姫と妓夫太郎を倒すまでにはとてつもない労力と犠牲がありました。
そこで今回は、
- 上弦の陸・堕姫と妓夫太郎の死亡までの経緯
- 堕姫と妓夫太郎が鬼になった理由
- 上弦の陸の前任・童磨
- 童磨の声優・宮野真守
- 上弦の陸の後任・獪岳
など、上弦の陸の死亡理由や前任・後任について紹介したいと思います。
上弦の陸・堕姫と妓夫太郎が死亡するまでの経緯
堕姫と妓夫太郎の戦いと死亡までのエピソードは単行本9~11巻に収録されています。
音柱・宇随天元は兼ねてから鬼が潜んでいると噂が立っていた吉原遊郭に嫁を送り込んで調査していましたが、その嫁からの定期連絡が途絶えた為に蝶屋敷で竈門炭治郎・竈門禰豆子・我妻善逸・嘴平伊之助を遊郭に連れて行き潜入調査に動きました。
上弦の陸・堕姫は蕨姫花魁として遊郭では遊女を演じており、天元の嫁三人を捉えて定期連絡の手紙を誰に送ろうとしていたのかを尋問していましたが、そんな折に女装し京極屋に潜入した善逸と口論となった事で鬼殺隊が潜入してきた事を確信します。
一方で荻本屋に潜入した伊之助は妙な気配から堕姫の帯の鬼を探りますが取り逃がしてしまいました。
その晩、堕姫に鬼殺隊だと気づかれた善逸が行方不明になった同刻、ときと屋に務める鯉夏花魁が足抜けする事を知った堕姫が彼女を食べる為に鯉夏花魁の元に出現すると、その匂いと気配を炭治郎と伊之助が察知しました。
天元もまた京極屋の主人から情報を吐き出させて蕨姫が目的の鬼である事を突き止めますが、堕姫は京極屋から既に出払っていた為に天元は鬼を探りつつ行方不明の嫁の捜索に切り替えます。
しかし、ときと屋では鯉夏花魁を帯の中に閉じ込めようとしていた堕姫と炭治郎が対峙し戦闘が始めるのでした。
堕姫の登場と戦いの詳細
堕姫の出現と戦いが描かれたのは単行本9巻第76~84話です。
堕姫の初手を見極められなかった炭治郎はときと屋から向かいの家に吹き飛ばされますが、何とか反応する事が出来て応戦に入るとヒノカミ神楽を使って帯を切断し鯉夏花魁の救出に成功しました。
一方で、天元は三人の嫁の一人・雛鶴が監禁された京極屋で彼女を発見すると治療を施し残りの嫁の捜索を開始します。
荻本屋に潜入した伊之助は鬼の巣に通じる穴を発見し、穴を通り建物地下に作られた貯蔵庫のような空洞に出ると、堕姫の帯の中に閉じ込められた女性達を発見しますが、その中に呑気に寝ている善逸を見つけて呆れていました。
しかし、堕姫の帯は自我を持って独立していた為、伊之助は帯の鬼と応戦しますが、帯を切断し中に閉じ込められている女性達と天元の嫁であるまきをと須磨ついでに善逸も解放し帯の鬼との交戦を続投します。
伊之助達が帯の鬼と交戦していた所に、爆発音と共に天元が登場すると帯の鬼を瞬殺し嫁と女性達の救出を遂げ、次に伊之助と善逸を連れて本命の鬼である堕姫の気配がするときと屋方面へと駆け出しました。
その頃、炭治郎は堕姫と戦っていましたが、堕姫は鬼としての本領を発揮したのか頭髪は白く、体表にヒビのような紋様を浮かべた容姿へと変貌すると、遊郭の住人を巻き込む規模の広範囲の帯攻撃を放ちます。
炭治郎は住民を庇いながら戦うものの何人かの被害者が出てしまった事で、怒りから堕姫の足を切断し「なぜ奪う?なぜ命を踏みつけにする?」と問い質しますが、堕姫は無惨の細胞の記憶から目の前の炭治郎を継国縁壱の姿と重ねてしまうのです。
かつて人間だったとしても、鬼は老けず食べるための金銭も必要とせず病気になる事も無く死にもしないと堕姫は語り、何も失わない鬼は何をしても許されると持論を展開すると、炭治郎は語り掛けるのを止めて堕姫の頸を斬る事に専念します。
堕姫の怒涛の帯攻撃を炭治郎はヒノカミ神楽で斬り伏せていきますが、あともう少しで堕姫の頸を斬れた所で無呼吸で動いていた反動が炭治郎の体が限界を迎えると、膝を付いた際に堕姫に止めを刺されそうになりました。
そんな中、無惨の血がより濃い上弦の鬼と遭遇した禰豆子は記憶が揺さぶられた事で激しい怒りに打ち震えており、炭治郎の窮地に馳せ参じると同時に堕姫の頭を蹴り飛ばします。
戦況は堕姫と禰豆子の戦いに突入すると、禰豆子は堕姫に勝る再生速度を見せつける他、堕姫を上回る戦闘能力で堕姫を足蹴りにして優勢に立ち回っており、一方で堕姫は再生能力の高い禰豆子を殺すのは難しいと考え細かく切断して帯に取り込もうと目論みました。
ですが、禰豆子は切断された四肢を血で繋ぐように固定する事で帯を受け止めると、禰豆子の返り血を浴びた堕姫を血鬼術「爆血」で燃やしながら何度も足蹴りし部位破壊すると、家屋に蹴り飛ばすのです。
堕姫に止めを刺そうとする禰豆子でしたが、禰豆子は鬼化が進んで竹筒も外れた状態だった為、家屋の中に居た住人を見て咄嗟に襲い掛かってしまうものの、これを駆け付けた炭治郎が寸前で阻止し鞘を口枷にする事で禰豆子の暴走を抑え込みます。
しかし、禰豆子によってズタボロにされた堕姫が徐々に再生しながら歩み寄ってくると、炭治郎は一般人が居る中で鬼化が進み暴走する禰豆子を抑えつつ堕姫を相手にし尚且つ人間も守らないといけないと状況に追い込まれますが、ここで漸く宇随天元が到着すると堕姫の頸を一瞬で斬り落とすのでした。
その太刀筋は炭治郎を圧倒した堕姫の目をもってしても見極めるのが難しく、気が付いたら頸を斬り落とされており、堕姫は自分の頸を抱えるようにして崩れ落ち正座する形に落ち着いています。
妓夫太郎の登場と戦いの詳細
堕姫の兄であり上弦の陸でもある妓夫太郎の登場と戦いが描かれたのは単行本10巻第85話~11巻95話になります。
堕姫の頸を斬り落とした天元ですが、頸を斬り落として尚も癇癪を起こして負けを認めない堕姫を前にして「頸を斬っても未だに体の崩壊が始まらない」事に違和感を覚えていると、堕姫がお兄ちゃんと呼んだ直後に堕姫の肉体から分離するようにもう一人の鬼が出現するのです。
その鬼こそ堕姫の実の兄であり、真の上弦の陸・妓夫太郎でした。
妓夫太郎は普段堕姫と同化しており有事の際に登場する鬼であり、上弦の陸は二人で一人の特殊な鬼なのです。
妓夫太郎の出現と同時に天元は斬りかかりますが妓夫太郎は堕姫を抱えて回避し移動すると、堕姫の頸を接着させます。
再び天元が妓夫太郎に斬りかかりますが、妓夫太郎は己の血肉で生成した血鎌を武器にしてカウンター気味に天元の頭部を斬りつけると、天元もまた妓夫太郎の攻撃を止めて致命傷を避けるものの額当てを切断された上に頭部に斬り傷を負ってしまいました。
妓夫太郎の鎌や血鬼術には猛毒が付与れていた為、天元は毒に侵されてしまいますが、炭治郎・伊之助・善逸が集結し、堕姫は伊之助と善逸ペア、妓夫太郎は天元と炭治郎ペアで分かれて戦う事になります。
堕姫は妓夫太郎に比べて戦闘能力が格段に低いですが、妓夫太郎が起きた事で堕姫の額には妓夫太郎の目を出現させる事が出来る他、妓夫太郎は堕姫を操る事が出来ました。
妓夫太郎と応戦するメインは天元でしたが、天元は妓夫太郎の血鬼術や飛び交う血鎌を捌いていき、堕姫の広範囲を斬り飛ばす帯攻撃の弾幕を炭治郎が防ぎ天元のサポートをします。
そんな中、雛鶴が藤の毒を含んだクナイの雨を投擲すると妓夫太郎はこれを血鬼術で撃墜しますが、天元が妓夫太郎の足を切断した直後に再びクナイが刺さると、妓夫太郎の再生能力が封じられてしまうと同時に体が痺れ始め隙が生まれ、すかさず炭治郎が頸を狙いました。
しかし、妓夫太郎は短時間で統制が取れ始めた天元達との戦いを楽しみ始めると、血鬼術を解放し炭治郎を牽制、そして天元が血鬼術の対処に目を向けている間に雛鶴の元へ移動し彼女の頸を掴み上げます。
堕姫の帯攻撃の弾幕で天元が足止めされている中、炭治郎が妓夫太郎の腕を切断し雛鶴を救出すると、天元は妓夫太郎の背後から頸を狙い、挟み込むようにして炭治郎も刀を振りかぶりますが、天元は妓夫太郎が再び血鬼術を発動しようとしたのを見定めて妓夫太郎を抱えてその場から離脱するのでした。
一方で、縦横無尽に帯攻撃を放つ堕姫を相手に苦戦していた伊之助と善逸が炭治郎の方にやってくると、妓夫太郎は天元に一任し先に堕姫の頸を斬る事を提案します。
天元は妓夫太郎の初手で毒に侵されている為、早く堕姫を始末して援護に向かおうとする炭治郎達でしたが、何とか堕姫の頸を伊之助が切断した直後、どういう訳か伊之助の背後に現れた妓夫太郎が伊之助を血鎌で突き刺して堕姫の頸を奪還しました。
驚いている炭治郎が辺りを見渡してみると、そこには左腕を切断された状態で地に伏している天元の姿があり、炭治郎が当惑していると堕姫の帯攻撃が広範囲を斬り刻んだ事で建物が崩壊し炭治郎達は下敷きにされてしまうのです。
堕姫と妓夫太郎の頸を斬り落とすまで
炭治郎が目を覚ますと眼前には妓夫太郎の姿があり、天元は倒れ、善逸は建物の下敷き、伊之助は妓夫太郎に刺されて瀕死という絶望的な状況でした。
しかし、妓夫太郎は炭治郎が背負っている箱の中で眠る禰豆子を見て、血の近さを感じ取り二人が血縁関係である事を聞き出すと、全く妹を守れていないと炭治郎を煽ります。
妓夫太郎は炭治郎の髪を掴み罵詈雑言を浴びせると「みっともねえ人間の体で俺の頸を斬ってみろ」と挑発しますが、炭治郎が一度心が折れたように俯いたのを見て上機嫌に笑いたてると、そんな炭治郎の見っともない所や醜い額の傷が気に入り鬼になる事を提案しました。
鬼になれば妹も炭治郎の命も助けてやると交換条件を出す妓夫太郎ですが、炭治郎は上体を仰け反らせて頭突きで対抗すると、更に頭突きの瞬間に雛鶴から受け取っていた藤の毒を付与したクナイを妓夫太郎の足に突き刺すのです。
これにより妓夫太郎は藤の毒で体が麻痺し転倒すると炭治郎はすかさず刀を妓夫太郎の頸に目掛けて振り下ろしました。
同時に、崩落した建物の下敷きになっていた善逸が復活し霹靂一閃「神速」を使って堕姫の頸目掛けて突進すると、帯状に変形する堕姫の頸を捉えて僅かに切れ目を入れます。
そんな中、妓夫太郎は毒から立ち直ると炭治郎の刀から飛び退き血鬼術で応戦しますが、復活した天元が炭治郎の前に立ちはだかり妓夫太郎の攻撃を受け止めると、これまでの妓夫太郎の攻撃を譜面に置き換え癖や死角を突く事で天元は妓夫太郎の血鬼術の全ての攻撃を捌き切るのでした。
天元が妓夫太郎の攻撃を全て捌き切る事で隙を作ると、天元の掛け声と共に炭治郎は飛び掛かり妓夫太郎の頸目掛けて再び刀を振りかぶりますが、妓夫太郎の血鎌が炭治郎の顎を突き刺します。
しかし、炭治郎は血鎌が顎に刺さっていようが構わずに攻撃に転じると、渾身の一撃の百倍の力を引き出そうと己を鼓舞し「痣」を発現させ妓夫太郎の頸を捉えました。
一方で堕姫の頸を捉えた善逸は斬り飛ばすにはまだ力が足りない状況でしたが、復活した伊之助が善逸と共に堕姫の頸を捉えます。
そして、三人は同時に堕姫と妓夫太郎の頸を斬り落とすのでした。
なお、頸を失った直後、妓夫太郎の体が血鬼術を広範囲に展開した影響で遊郭の街は半壊しています。
堕姫と妓夫太郎の最後と死亡
単行本11巻第95~96話、炭治郎達との総力戦の末に二人同時に頸を斬られた堕姫と妓夫太郎は、頸だけとなった状態でも暫くは消滅せずに口喧嘩をしていました。
堕姫が、なんで助けてくれなかったのか、なんでトドメを早く刺さなかったのか、もっと上手く自分を操作できなかったのか、などの苛立ちを言葉にしてぶつけると、妓夫太郎も積もりに積もった苛立ちを堕姫にぶつけています。
しかし、妓夫太郎が「手負いの下っ端くらい一人で倒せ馬鹿!!」と暴言を吐くと、堕姫は「アンタみたいに醜い奴がアタシの兄妹なわけないわ!!」の発言を皮切りに失言や罵詈雑言を妓夫太郎に浴びせました。
強さしか取り柄のないのに負けたら何の価値もない出来損ないの醜い奴、そう言われた妓夫太郎は堪忍袋の緒が切れたように堕姫が足手纏いであった事を罵り「お前さえいなけりゃ俺の人生はもっと違ってた」と感情を爆発させます。
ですが、お前なんか生まれてこなけりゃ良かった、そう言い終わる直前に炭治郎がそっと妓夫太郎の口元を塞ぐのです。
炭治郎は妓夫太郎が全てを言い終える前に口を塞ぐと、ここまで妓夫太郎が口にした失言は全て嘘であると述べ、妓夫太郎は本当はそんな事を想っていないと代弁し、この世でたった二人の兄妹なのだから仲良くしようと優しく窘めるのでした。
すると積を切ったように堕姫が泣き出すと、敗北した悔しさから再び妓夫太郎に頼るように「悔しいよう、何とかしてよォお兄ちゃあん!!死にたくないよォ」と叫びながら堕姫は消滅するのです。
消えゆく堕姫を見つめた妓夫太郎は咄嗟に「梅!!」と堕姫の人間時代の名前を呼びますが、妓夫太郎もまた人間時代の記憶を思い出しながら消滅するのでした。
上弦の陸・堕姫と妓夫太郎は遊郭編で登場した鬼ですが、多くの柱や一般人を食べてきた悪鬼の一人です。 しかし、そんな二人の最後にはあまりにも恵まれない環境に生きてきた過去が明かされ、今際の際で交わされた兄妹愛に思わず泣けてしまった方も多い[…]
堕姫と妓夫太郎が負けた理由
堕姫と妓夫太郎が鬼殺隊に敗れた理由としては、単行本12巻での鬼舞辻無惨の発言が的を射ています。
- 堕姫が足を引っ張っていた
- 最初から妓夫太郎が戦っていれば勝っていた
- 毒を付与した後に放置していれば勝っていた
以上が無惨様の分析と見解ですが、まさしくその通りという意見です。
堕姫に関しては炭治郎を初手で殺せず禰豆子と言う異分子のせいで劣勢に立たされて宇随天元が駆け付けるまでの時間を作らされるという失態を犯しています。
しかし、無惨の言う通り、堕姫が苦戦している時点で妓夫太郎が表に出て炭治郎と禰豆子を殺害し、天元に毒を与えた段階で放置していれば戦わずして柱を始末出来ていたのは確かです。
敗因は妓夫太郎が天元達との戦いに快楽を感じ始めた事と、炭治郎へ反撃の猶予を与えた事にあります。
堕姫と妓夫太郎の倒し方
堕姫と妓夫太郎を倒すには同時に二人の頸を斬り落とす必要があります。
劇中では二人いっぺんに追い込まれた挙句、同時に頸を斬り落とされたので敗北しましたが、こちらも妓夫太郎が堕姫を操り遠方から帯攻撃の弾幕を張るだけで凌げた状況なので、妓夫太郎が判断を間違えなければほぼほぼ一騎打ちで勝てる見込みの無いムリゲーな鬼なのは確かです。
炭治郎達が妓夫太郎に勝てたのは、なまじ腕に自信があるせいか妓夫太郎が毒を付与した後に隠れたり逃げなかったからでしょう。
つまり、宇随天元に限らず、妓夫太郎が本気で勝ちに動けば柱に匹敵する実力者が3名以上居たとしても堕姫と妓夫太郎を倒す事は難しいと思われます。
堕姫と妓夫太郎が鬼になった理由
堕姫と妓夫太郎が鬼になった経緯が語られたのは単行本11巻第96話になります。
人間時代、梅が侍の目玉を刺した事でその報復として生きたまま燃やされる事件が勃発し、仕事で出かけていた妓夫太郎が丸焦げとなり瀕死になった梅を発見しました。
その後、梅を燃やした侍と妓夫太郎の暴力性を厄介に感じていた仕事先の女将が共謀して放心状態の妓夫太郎を奇襲するも、妓夫太郎は二人を殺害し今にも死にそうな梅を背負い外を徘徊していると当時上弦の陸だった童磨と邂逅します。
そして、童磨は行き倒れた妓夫太郎と今にも死にそうな梅を見下ろすと、命というのは尊く大切にしなければならないと高説し妓夫太郎と梅に血を与えるのです。
最も、鬼舞辻無惨の血に選ばれるかどうかは二人の素質次第でしたが、妓夫太郎は鬼になった事は後悔していないと独白しており、何度生まれ変わっても必ず鬼になると語っています。
それは幸せそうな他人を許さないという妬みからくるもので、与えられている者から必ず奪い取りたてる「妓夫太郎」になるという覚悟によるものでした。
遊郭編で登場した上弦の陸・堕姫と妓夫太郎ペアは実の兄妹でありながら二人で一つの鬼です。 しかし、堕姫と妓夫太郎の名前や体の痣が「梅毒」から来ているという噂があり、二人の過去のエピソードを見ても「梅毒」との関連が示唆されていました。 […]
上弦の陸の前任者・童磨
堕姫と妓夫太郎が鬼になる以前、上弦の陸は現在上弦の弐に就いている童磨(どうま)でした。
童磨は猗窩座よりも後に加入していますが、メキメキと実力を伸ばた為に猗窩座を追い抜き上弦の弐となっています。
なお、鬼の中でも童磨は余程ウザイと思われているのか、童磨の人望は一切なく殆どの十二鬼月から無視されたりぞんざいに扱われており、本人もまた何も感じない為に気にしていないみたいです。
上弦の弐・童磨は秀逸なデザインから敵陣営の中でもかなり人気が高いキャラクターです。 そんな童磨も最終決戦の場となる無限城の戦いで漸く戦闘シーンが描かれますが、胡蝶しのぶ・栗花落カナヲ・嘴平伊之助の3名によって討ち取られてしまいました。[…]
童磨の声優・宮野真守
童磨の声優は日本テレビ「ぐるナイ・ゴチになります」のレギュラーでも知られる宮野真守さんです。
初登場は単行本11巻の妓夫太郎の回想でしたが、以来、童磨が登場するたびに「童磨の声は宮野真守で再生される」と言われるほどキャラクターの雰囲気が宮野真守さんと酷似していた事から、原作読者の童磨の声優予想に宮野真守さんが推されていました。
実際に童磨の声優が発表された2022年には、読者のほとんどは納得すると共に本当に宮野真守さんが抜擢されて歓喜、またはネタとして挙げた予想が的中してしまった為に爆笑の渦に包まれています。
また、2023年公開映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の日本語吹き替え版のマリオを担当した事でも話題になっており、現在進行形で躍進中です。
【名前】 | 宮野真守(みやのまもる) |
【所属】 | 劇団ひまわり |
【誕生日】 | 1983年6月8日 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 埼玉県大宮市出身の声優・俳優・タレント・歌手で、現在は声優活動の他にも舞台やバラエティ番組に出演するなど目覚ましい活躍をしています。
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上弦の陸の後任者・獪岳
堕姫と妓夫太郎の死後、上弦の陸の後任に収まったのは我妻善逸の兄弟子・獪岳(かいがく)でした。
獪岳とは、雷の呼吸の使い手で元鳴柱を務めた桑島慈悟郎の弟子にあたりますが、任務先で上弦の壱・黒死牟と対峙した際に全面降伏し、黒死牟から無惨の血を頂戴する事を選択し鬼となっています。
鬼となってからの登場は単行本17巻第143話の無限城での戦いです。
獪岳が鬼になったタイミング
獪岳が鬼になった時期は明言されていません。
しかし、単行本16巻第135話で善逸がチュン太郎から手紙を受け取り獪岳の現状を知るといった描写から見ても、獪岳が鬼になったタイミングは刀鍛冶の里編から柱稽古が行われた単行本15~16巻の間だと予想されます。
善逸が受け取った手紙の内容が獪岳が鬼になったという情報では無く、獪岳が上弦の陸になったというものだった場合、刀鍛冶の里編以前かもしれませんが、直後の善逸の鬼気迫る面持ちから見てもチュン太郎から手紙を受け取った時期に獪岳は鬼になると同時に上弦の陸になった可能性が高いですね。
鬼滅の刃に登場する我妻善逸には兄弟子にあたる人物がおり、TVアニメ第1期17話にもほんの少しだけ登場しました。 今回はまだ(※2023年現在で)全容が明らかになっていない兄弟子・獪岳の、 善逸の兄弟子・獪岳のプロフィール[…]
上弦の陸の死亡経緯と前任と後任についてのまとめ
- 堕姫と妓夫太郎が死亡したのは遊郭編
- 堕姫と妓夫太郎を討伐したのは、宇随天元・竈門炭治郎・竈門禰豆子・我妻善逸・嘴平伊之助の5人
- 堕姫と妓夫太郎の倒し方は同時に頸を斬り落とす事
- 堕姫と妓夫太郎が負けたのは、堕姫が足を引っ張っていた事、妓夫太郎が初めから戦わなかった事、毒を付与した後に戦闘を継続した事が挙げられる
- 堕姫と妓夫太郎を鬼にしたのは童磨
- 上弦の陸の前任者は童磨
- 上弦の陸の後任者は獪岳
堕姫と妓夫太郎は長い期間遊郭を根城にしていたので多くの柱や人間を食べて強く成長していました。
その為、天元や炭治郎達が総力戦の末に漸く討伐する事が出来ましたが、遊郭の被害は甚大であり、助けられなかった住人も多く存在しています。
また、同時に頸を斬り落とさなければ頸を斬り落としても意味をなさないという一面と毒を付与してくる性質から柱一人では勝てない領域におり、上弦の実力は少なくとも柱3人分という設定を体現した敵キャラクターでした。