BLEACHの敵キャラの中でも屈指の人気キャラ「ウルキオラ・シファー」は、中級大虚(アジューカス)時代や虚(ホロウ)時代が描かれなかった十刃です。
そこで今回は、
- ウルキオラのプロフィールと司る死の形
- ウルキオラの誕生と正体
- ウルキオラの一族とは
など、ウルキオラの基本情報と共に正体について探っていきたいと思います。
ウルキオラ・シファーのプロフィール
【名前】 | ウルキオラ・シファー |
【身長】 | 169㎝ |
【体重】 | 55㎏ |
【所属】 | 破面 / 十刃 |
【序列】 | 第4十刃(クアトロ・エスパーダ) |
【司る死の形】 | 虚無 |
【帰刃】 | 黒翼大魔 |
【初登場】 | 単行本22巻 |
【声優】 | 浪川大輔 |
藍染惣右介が虚圏で立ち上げた十刃の一人で、半分に割れた仮面の名残りを左頭部に残した成体の破面です。
黒髪に白い肌、泪が流れた様な目元の仮面紋が特徴的で、何も感じない心を持って生まれた為に「心」に否定的で目に見えないものは無いものと同じだと考えています。
藍染の信頼は他の十刃より高く、また、ウルキオラも藍染には忠実で任務を完璧に遂行する他、藍染に利するものを見つけた場合は報告を怠りません。
ウルキオラの司る死の形
ウルキオラの司る死の形は「虚無」であり、ウルキオラはこの世界や全ての物に価値や意味を見出せず虚無を体現した様な空っぽな性格です。
作中では黒崎一護に敗北する事を悟った際に、勝つ為に生まれた自分が藍染の使命を果たせないならば最早自分に意味が無いと語っており、死を受け入れていました。
ウルキオラの孔の位置
ウルキオラの孔の位置は初登場した22巻時点では首元辺りでしたが、連載が進むにつれてだんだんと鎖骨より下へ移動していき、現在の胸元の上辺りの位置「胸部」へ定着していきました。
グリムジョー曰く、気に入った獲物には自分と同じ場所に孔をあけて殺害するそうです。
ウルキオラの声優「浪川大輔」さん
【名前】 | 浪川大輔(なみかわだいすけ) |
【所属】 | ステイラック |
【誕生日】 | 1976年4月2日 |
【星座】 | おうし座 |
【代表作】 |
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【来歴】 | 東京都出身の声優兼俳優歌手で、アクロスエンタテインメント退社後はステイラックを立ち上げて代表取締役を務めています。
吹き替えの担当俳優は、イライジャ・ウッド、ジャスティン・ティンバーレイク、トニー・ジャー、レオナルド・ディカプリオなど、多くの人物を当てています。 |
ウルキオラの誕生した経緯と正体
ウルキオラは闇を圧し固めた様な何も無い光も射さない穴の底で生まれました。
そこにはウルキオラと同じ容姿をした真っ黒な仲間が何体も存在しており、真っ黒な姿で眼を光らせ歯を剥きだして何がしかを噛んでいましたが、ウルキオラだけは何故か白い姿をしていたのです。
そして、何故かウルキオラには眼しかありませんでした。
ウルキオラには何も無い
容姿の違いから黒い姿をした仲間たちは一人だけ白いウルキオラを見て敵愾心を燃やしたのか、仲間と目配せした後に不敵に口を開くと、ウルキオラは何かを悟った様に目を細めます。
その後、腕から返り血を滴らせたウルキオラは虚圏の砂の上を一人歩いており、感じるものは無かった或いは「無」だという事を感じたのかもしれないと独白しつつ、聞くこと無く・喰らうこと無く・嗅ぐこと無く・触れて何かを感じること無く・休むこと無き・仲間は無く、ただ一人歩いたと独白していました。
その為、眼に映るものに意味のあるものなど何一つ無く、眼に映らぬものは存在すらしないと考える様になったのです。
ウルキオラが破面に進化した瞬間
虚圏の砂の上を彷徨い続けたウルキオラは、やがて虚圏に点在する得体の知れない半透明の物体の生まれる場所(木の枝の様なものが生い茂る群生地帯)に辿り着き、色も音も香りも無く、何に干渉するでも無くそこに存在する物体に眼を奪われるとその巨大な無の中に身を沈める事を任せました。
その瞬間ウルキオラの仮面が砕け、自分や境界線すらも失った無の中に溶けて一切が消え失せた様に感じたウルキオラは「幸福」を覚えたのです。
その後のエピソードは描かれていないのでどうなったのかは分かりませんが、恐らく、この瞬間にウルキオラは破面へと進化を遂げたのでしょう。
ウルキオラの一族の正体は?
虚は、最下級大虚(ギリアン)を除いて個々によって姿が違うとされていますが、ウルキオラの仲間は全員が同じような見た目をしています。
しかし、ウルキオラの一族の正体については明かされませんでした。
その為、考察すればするほどウルキオラが本当に虚なのかさえも怪しくなってしまい、仮にウルキオラが虚だとすれば口も無いのにどうやって魂魄を食べていたのかという疑問点も浮上してきます。
また、ウルキオラのみが刀剣解放第二階層に辿り着いたのは、この本来の一族の姿に立ち戻る事が出来たという観点から、ウルキオラの種族のみが扱える解放の可能性も出て来たのです。
ウルキオラの一族がドラゴン説
正体不明のウルキオラの一族ですが、その真っ黒な姿に眼や口だけが肉眼で確認できるシルエットがダークドラゴンに似ていると噂されています。
ダークドラゴンとは、久保帯人先生の次作「BURN THE WITCH」に登場するドラゴンの変異種であり、人間に接触すると徐々にその人間の持つ負の感情を吸収し人に害成すダークドラゴンに変異するといった設定です。
ウルキオラは人と接触する事で徐々に心を知りましたが、ダークドラゴンとは設定的にも一族との容姿的にも別個体でしょう。
ただし、「ウルキオラ・シファー」という名前の由来が「堕天使ルシファー」由来だとすれば、狛村の人狼一族が生前の罪咎により畜生道に堕ちたにも関わらず死にきれずに尸魂界へと舞い戻った様に、ウルキオラの正体もまたドラゴンとは違う別の何かが虚圏で誕生したものではないでしょうか。
BLEACHには日番谷冬獅郎の氷輪丸がBURN THE WITCHのスノーホワイト説のように、未だ発掘しきれていない伏線や接点が眠っているので、ウルキオラやその一族も虚とは別種の何かである可能性は非常に高いと思われます。
ウルキオラは最上級大虚(ヴァストローデ)なの?
ウルキオラの一族の正体が不明である為、恐らく最上級大虚にカテゴライズされないでしょう。
最下級大虚→中級大虚→最上級大虚への進化の条件が共食いであり、一様に見た目が異なる事から見てもウルキオラの一族の様に全員が同じ見た目をしているのは異例である為、ギリアン若しくは虚ですら無い可能性があります。
ただ、戦闘能力に関しては一人だけ第二階層に到達できる資質を持つので、ウルキオラの種族の戦闘能力は最上級大虚に匹敵していたのかもしれませんね。
ウルキオラの誕生が描かれた短編漫画
ウルキオラの誕生はスマホゲーム「BLEACH Brave Souls」3周年記念に合わせて久保帯人先生が短編としてジャンプ+で無料公開しており、タイトルは「BLEACH not be, but be」です。
無料ですので是非読んでみてはいかがでしょうか。
超人気スマホゲーム「BLEACH Brave Souls」3周年記念!!久保帯人先生直接監修のウルキオラ特別ver.配信…
ウルキオラのその他の情報
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ウルキオラの基本情報と正体や一族についてのまとめ
- ウルキオラの死を司る形は「虚無」であり、孔の位置は「胸部」
- ウルキオラは、闇を圧し固めた様な何も無い光も射さない穴の底で生まれて、眼しか無かった
- ウルキオラと同じ容姿をした一族は全身真っ黒で口があるものの、ウルキオラだけは白かった
- ウルキオラは生まれながらにして、聞くこと無く・喰らうこと無く・嗅ぐこと無く・触れて何かを感じること無く・休むこと無き・仲間は無く、無を感じていた
- ウルキオラの正体は不明のままだが、虚とは別の何かが虚圏で誕生した種族の可能性がある
ウルキオラの出自については短編漫画「BLEACH not be, but be」にて明かされましたが、漫画を読むと今度は正体や一族についての疑問点が浮上し、ますますウルキオラが何者なのかが分からなくなってしまいました。
ウルキオラの一族に関しては口があるので共食いの果てに進化した個体かもしれませんが、それなら口の無いウルキオラはどのように誕生したのか、そして何故一族は全員同じ姿なのか等、分からない事だらけでウルキオラの正体がBURN THE WITCHに登場する様なドラゴンや神話級の何かなのではと考察されています。
今後も短編漫画などで設定の小出しをして欲しいですね!