【BLEACH】ウルキオラは一番強い?第二形態の刀剣解放第二階層の技や強さ

十刃の序列第4位のウルキオラ・シファーは、十刃の中でも屈指の人気キャラです。

今回は、

  1. ウルキオラの能力や技
  2. ウルキオラの帰刃「黒翼大魔」
  3. ウルキオラの刀剣解放第二階層
  4. ウルキオラの強さについて

以上、ウルキオラの能力と強さについて紹介したいと思います。

ウルキオラ・シファーの帰刃・能力・技について

ウルキオラは仮面の名残りを左頭部に残した成体破面であり、藍染惣右介が組織した十刃の序列4位の第4十刃です。

通常時の段階で破面の戦闘技法の基本術である虚閃・鋼皮・響転の三つを高水準で扱えており、黒崎一護が虚化状態で放った月牙天衝を両手で受けきる事は出来なかったものの、肉体は傷つきませんでした。

また、相手の霊力や所在を測る「探査回路(※または探査神経)」を戦闘中にも欠かせず扱えます。

ウルキオラの帰刃「黒翼大魔ムルシエラゴ

【帰刃】 黒翼大魔ムルシエラゴ
【解号】 「鎖せ、黒翼大魔」
【初出】 単行本40巻345話「The Sloth」

ウルキオラの帰刃「黒翼大魔」は、解放時に黒い霊子が雨の様に降り注ぎ、片面の仮面が頭部を覆い、角が生え、背中には悪魔を彷彿とさせる黒い翼が出現します。

虚夜宮の下では、十刃の為に存在する虚閃「王虚の閃光」と、第4以上の十刃は刀剣解放が禁じられていた為、ウルキオラは黒崎一護を破壊すべき対象と認識した際にわざわざ天蓋を破り、天蓋の上で帰刃しました。

また、禁じられる理由は強大過ぎて虚夜宮そのものを破壊しかねない為です。

攻撃には霊子で作り出した槍の様なものを得物として扱い、速度は虚化状態の一護でさえも全く反応できないレベルであり、作中ではたった一撃で一護の仮面を割っています。

防御面に関しても黒崎一護の全力の月牙天衝を無防備な状態で受けても傷一つつかなかった為、十刃最強の鋼皮を誇るノイトラに匹敵する強度を持つのではないでしょうか。

ウルキオラが帰刃中に使用した「黒虚閃セロ・オスキュラス

解放状態の十刃が放つ虚閃であり、本来の虚閃と違い黒崎一護が虚化して放つ月牙天衝同様に黒色の霊子の塊を放出します。

作中では一護相手に黒虚閃を使う事で、一護の姿や技が幾ら破面に似ていようが本物の破面とは天地ほどにも隔たっている事を証明する為に使用しましたが、ウルキオラ以外の十刃が黒虚閃を使用する事はありませんでした。

また、虚閃の最上位「王虚の虚閃」が存在するものの、何故かウルキオラは使用していません。

ウルキオラの「刀剣解放第二階層レスレクシオン・セダンダ・エターパ

【名称】 無し (※刀剣解放第二階層レスレクシオン・セダンダ・エターパ)
【使用者】 ウルキオラのみ
【初出】 単行本40巻347話「The Lust」

「この姿は藍染様にもお見せしていない」

十刃の中でウルキオラだけが可能にした二段階目の解放であり、仮面は長く紆曲した角のみを残し、上半身は裸体となり腕先や下半身は毛並みのある黒い外皮に覆われ、手足の爪は鈎爪状に変化します。

また、涙痕の様な仮面紋は目の周りを覆う隈の様に広がり、仮面紋そのものも幅が広がる他、胸に開く穴からも仮面紋と同じく黒い紋様が滴る血液の如く浮き上がっていました。

その姿は正しく悪魔そのものであり、奇しくも白を基調にしていたウルキオラから、黒一色だった嘗ての一族に立ち戻った様な印象を受けます。

刀剣解放第二階層状態のウルキオラの速度は最早一護が虚化しようとしまいと見極める事さえ困難であり、攻撃力に関しては虚化した瞬間に破壊されてしまう程の実力差を見せつけられました。

因みに、悪魔の尻尾も生えているので、尻尾を鞭の様に扱ったり、相手を拘束したりできます。

ウルキオラの能力「超速再生」

ウルキオラは、強大な力と引き換えに超速再生能力の大半を失う破面達の中で唯一脳と臓器以外の全ての体構造を超速再生できる破面であり、ウルキオラの能力で最たるものは「再生」になります。

ただし、臓器を損傷すれば見せかけだけの再生しかできない為、作中では黒崎一護に内臓の殆どを吹き飛ばされた後は再生能力で見せかけの肉体を留める事が限界であり、僅かながら死を遅らせる程度で歩く事もままなりませんでした。

ウルキオラが使用した技「雷霆の槍ランサ・デル・レランバーゴ

超高密度の霊子で構成された槍を武器にしたもので、槍投げの要領で投擲し、着弾した場所に虚夜宮を超える高さの爆発を引き起こさせました。

その威力はウルキオラ自身が「できればこいつを近くで撃ちたくはない」と気乗りしないもので、精度に於いて扱いが難しい技となっていますが、連発は可能で近接武器としても使用できます。

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ウルキオラの強さは十刃最強?

ウルキオラは十刃で唯一刀剣解放第二階層に辿り着いた特殊な破面ですが、その破面から逸脱した力を目の当たりにした読者の中には「ウルキオラが十刃で一番強い」という意見が目立ちます。

作中の描写的にはウルキオラは他の十刃とは一線を画す強さに踏み込んでいた様に思えますが、果たして設定的にウルキオラが本当に一番強いのか、考察していきましょう。

ウルキオラの強さは第3十刃以上?

ウルキオラが第二階層を解放した直後、天蓋の上に移動する石田雨竜が以下の様な反応をしています。

  1. 今までに経験したどの霊圧とも違いすぎる
  2. 強いとか巨大だとかそれだけじゃない
  3. 異質である

霊圧とは別の何かだと認識してしまう程に濃く重い印象を受けた雨竜は「まるで空の上に海が在るような感覚」と分析していました。

虚圏に突入後、ザエルアポロ、アーロニーロ、ゾマリ、ノイトラ、ネリエルなどの新旧十刃達が帰刃をしてきましたが霊圧知覚に長けた滅却師の雨竜がここまで焦った描写はありません。

しかし、ウルキオラの第二階層に於いては霊圧そのものを「異質」と表現していた為、ウルキオラが通常の刀剣解放の際に述べた「虚夜宮の下で第4十刃以上の解放は禁じられている」を遥かに上回っている事が窺えます。

雨竜の指標通りならば、ウルキオラが第二階層を解放した時点で第4十刃以下とは強さに雲泥の差があるのは間違いありません。

ウルキオラは第1・第2・第3十刃より弱い?

小説「BLEACH Spirits are forever with you」ではザエルアポロの謂わばコピーであるシエン・グランツが十刃の強さを仄めかす台詞を吐いています。

シエンを倒す為にロカ・パラミアが帰刃「絡新妖婦」で無月を再現しようとした際、シエンは十刃上位(スターク、バラガン、ヤミー)の能力を扱うものだと予想し「それを超える力などこの虚圏に存在したとすれば藍染様か今の僕だけだ」と発言しました。

シエンは過去の記録として虚圏でウルキオラが刀剣解放第二階層を解き放ち完全虚化した黒崎一護と戦ったデータを知っており、それでも尚、ロカが再現する最強の力が上位の十刃の能力だと予想したのです。

つまり、十刃の全ての戦闘データを熟知しているシエンがウルキオラの第二階層を知って尚もスターク等の上位の十刃を引き合いに出すという事は、第二階層状態のウルキオラでもスターク等の上位の破面に劣る事を示唆しているのではないでしょうか。

勿論、ロカの「絡新妖婦」はコピーしたものを完全再現できるものではありませんし、ウルキオラの出自が特殊な事もあるのでそもそも第二階層に於いてはコピー(再現)が難しかった可能性もありますが、強さの引き合いにウルキオラの名が一切登場しないという事は明確に第2十刃から格差があるのかもしれません。

ウルキオラの強さは十刃の中で四番目くらい

小説「BLEACH Spirits are forever with you」の内容を補完すれば、ウルキオラの強さは刀剣解放第二階層であっても十刃の四番目くらいではないでしょうか。

シエンの物差しでは第3十刃のハリベルの名前が挙がらなかった事から、恐らく原作漫画の描写から見てもウルキオラは第二階層状態ならばハリベルより強いものと思われます。

しかし、その上には最上位に完全回復状態のヤミー、やる気のあるスターク、虚圏の王バラガンが控えていますので、贔屓目に見てもウルキオラは第二階層で漸く上位の十刃の領域に踏み込む強さなのかもしれません。

ただ、大穴で本当にウルキオラの第二階層を藍染が知らず、シエンも正確にウルキオラの力を解析出来ていないとすれば、雨竜が評価した様に霊圧そのものが異質である為、どの十刃よりも強かった可能性もあると思われます。

その場合、完全虚化の一護がどれだけ強いんだという事になりますが、そもそも完全虚化の一護もどの程度の強さなのか戦闘データがウルキオラしかありませんのでこれもまた議論の真っ只中です。

したがって、ウルキオラの強さはヤミー、スターク、バラガンの上位の十刃三名に次ぐか、同じ領域に迫る強さだと思われます。

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ウルキオラの帰刃や第二階層の能力や強さについてのまとめ

  1. ウルキオラは、通常時でも虚閃・鋼皮・響転の三つを高水準に扱える
  2. ウルキオラの帰刃「黒翼大魔」は、仮面が頭部全体に広がり黒い羽が生え、身体能力が上昇する
  3. ウルキオラの刀剣解放第二階層は悪魔の様な見た目に変化し、これまでの身体能力を更に凌駕する
  4. 刀剣解放第二階層はウルキオラのみ可能
  5. ウルキオラの強さは、ヤミー、スターク、バラガンに次ぐか並び立てる程度

ウルキオラは十刃の中でも唯一二段階目の解放に到達した特殊な破面でしたが、その強さは虚化した黒崎一護が全く歯が立たないレベルであったものの、完全虚化した一護に成す術無くやられてしまいました。

その為、BLEACHの強さ議論に於いては屡々名前が挙がるキャラクターですが、指標となる相手が完全虚化一護という希少な暴走形態であるのでいまいち納得のいく結論が未だに出ていません。

設定だけ見れば、ウルキオラは第二階層に至っても上位の十刃に劣るか並び立てる程度というのが窺えますが、漫画の戦闘描写だけを見れば十刃で一番強く見えてしまいますね。

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【完結済み】BLEACH
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