BLEACHで登場した敵組織「十刃」は、この手の少年漫画で登場する敵組織の中で屈指のセンスを誇っていた事から大人気の集団です。
しかし、本編ではその組織内の序列に矛盾が生じたりと、いったい誰が一番強いのかと度々議論になったりして、現在もBLEACHファンの間では定番ネタとなりました。
そこで今回は、
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以上、十刃の序列についてまとめたものを紹介したいと思います。
十刃の序列は強さ順?
十刃とは、元々バラガンを王に据えた直属の「刃」を元に、藍染惣右介が崩玉を使って造り出した成体の破面を新たに編成し、特に戦闘能力に優れた十体の破面集団に与えられた組織名称です。
十刃には0~9までの数字の序列があり、0の称号を冠する十刃が一番強い存在だと言われています。
また、十刃のそれぞれが人間が死に至る10の要因を死の形として司っている他、元十刃や十刃落ちと言われる破面などが存在し、作中でもルピがグリムジョーに代わり十刃入りした様に虎視眈々と下剋上が行われるシビアな集団でした。
しかし、序列についてはシャウロンが「殺戮能力順」と発言しているので、その言葉を信じるのならばキャラクターの強さとはまた違う要素が序列の指標になっているのかもしれません。
因みに、シャウロンは十刃の序列が1~10と説明していましたが、実際には0~9であるとヤミーが作中で訂正しています。
十刃の序列一覧
【現在の十刃】
序列 | 名前 | 司る死の形 |
第0十刃 | ヤミー・リヤルゴ | 憤怒 |
第1十刃 | コヨーテ・スターク | 孤独 |
第2十刃 | バラガン・ルイゼンバーン | 老い |
第3十刃 | ティア・ハリベル | 犠牲 |
第4十刃 | ウルキオラ・シファー | 虚無 |
第5十刃 | ノイトラ・ジルガ | 絶望 |
第6十刃 | グリムジョー・ジャガージャック | 破壊 |
第7十刃 | ゾマリ・ルルー | 陶酔 |
第8十刃 | ザエルアポロ・グランツ | 狂気 |
第9十刃 | アーロニーロ・アルルエリ | 強欲 |
【元十刃】
序列 | 名前 | 司る死の形 |
元第0十刃 | ザエルアポロ・グランツ | 狂気 |
元第3十刃 | ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク | 不明 |
元第6十刃 | ルピ・アンテノール | 不明 |
【十刃落ち】
序列 | 名前 | 司る死の形 |
破面No.100 | シエン・グランツ(ザエルアポロのコピー) | 不明 |
破面No.102 | ピカロ | 不明 |
破面No.103 | ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ | 不明 |
破面No.105 | チルッチ・サンダーウィッチ | 不明 |
破面No.107 | ガンテンバイン・モスケーダ | 不明 |
十刃の実際の強さ順ランキングの予想
原作設定であれば、第0十刃のヤミーが最強であり、小説設定では全盛期のザエルアポロが飛び抜けた上で下にヤミー、スターク、バラガンが続きます。
それらの情報を踏まえて十刃の強さを予想してみました。
順位 | 名前 | 帰刃 |
第1位 | 破面No.100 シエン・グランツ | 邪淫妃 |
理由は? | ロカの反膜の糸から復元されたザエルアポロの記憶を持つ別人ですが、体や能力はイールフォルトを切り離す前のザエルアポロと近く、小説で全盛期の第0十刃ザエルアポロと同等の実力を取り戻しています。 |
第2位 | 第2十刃 バラガン・ルイゼンバーン | 髑髏大帝 |
理由は? | 小説で太古より存在する中級大虚と判明する他、バラガンの「老い」の能力が作中上位に食い込むほどのチート性能である為、他の十刃では勝ち目が無い様に思えます。 |
第3位 | 第0十刃 ヤミー・リヤルゴ | 憤獣 |
理由は? | 序列で言えば第0十刃であるヤミーが最強の筈ですが、本編では剣八と白哉の二人掛かりに、しかも雑に討伐される最期を迎えている為に評価が低く、ウルキオラの死を受けて本調子でない様子から見て全力を拝めなかった様に思えます。 |
第4位 | 第1十刃 コヨーテ・スターク | 群狼 |
理由は? | やる気が無い・群狼でリリネットが消滅して戦闘意欲を無くすなどの設定から京楽に敗北しましたが、1000発の虚閃を撃ち込む無限装弾虚閃や戦闘での思慮深さを考慮すると実力は高い筈です。 |
第5位 | 第4十刃 ウルキオラ・シファー | 黒翼大魔 |
理由は? | 十刃唯一の刀剣解放第二階層に到達し超速再生を持つ他、完全虚化した一護に敗北するも戦闘力・攻撃力に於いては十刃随一だと思われます。 |
第6位 | 元第3十刃 ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク | 羚騎士 |
理由は? | ノイトラを圧倒した実力は健在で、最終章では浦原のお陰でいつでも元の姿に戻れる様になったので強さ的には上位勢に次ぐ実力でしょう。 |
第7位 | 第6十刃 グリムジョー・ジャガージャック | 豹王 |
理由は? | 作中ではグリムジョーは一護に敗北し、一護はノイトラの鋼皮に傷を付けれませんでしたが、最終章では滅却師相手に善戦し、小説では涅マユリに強化されたルピ相手に接戦していた事から見ても成長はしているようです。 |
第8位 | 第3十刃 ティア・ハリベル | 皇鮫后 |
理由は? | 最終章で滅却師に捕まっていた為成長具合は分かりませんが、ネリエルやグリムジョーとの戦闘力は拮抗しているように思えるので、実力的には二人に追随すると予想されます。 |
第9位 | 元第6十刃 ルピ・アンテノール | 蔦嬢 |
理由は? | 涅マユリによって強化された為、八本足から王虚の閃光を放つ等、戦闘力は大幅に上昇していますが、同じく成長しているグリムジョーと拮抗した戦いをしています。 |
第10位 | 第5十刃 ノイトラ・ジルガ | 聖哭螳蜋 |
理由は? | 残念ながら相手が剣八だった為に散ってしまいましたが、その実力は剣八が認める強さであり、また強さの指標として記憶されている他、天鎖斬月でも斬れない鋼皮は脅威でした。 |
第11位 | 第8十刃 ザエルアポロ・グランツ | 邪淫妃 |
理由は? | 強さに執着が無く完璧な生命体を目指した為にイールフォルトを切り離し弱体化し十刃落ちした後、第8十刃まで返り咲きましたが、全盛期ならいざ知らず、作中のザエルアポロの戦闘能力自体はそこまで高くないでしょう。
全盛期なら間違いなく堂々の1位です。 |
第12位 | 破面No.103 ドルドーニ・アレッサンドロ・デル・ソカッチオ | 暴風男爵 |
理由は? | 涅骸部隊としての目ぼしい活躍は最終章や小説ともに端役程度のものでしたが、ルピ同様に涅マユリに強化されている為、実力は当時より格段に強くなっています。 |
第13位 | 破面No.105 チルッチ・サンダーウィッチ | 車輪鉄燕 |
理由は? | ルピ、ドルドーニ同様に涅マユリに強化されているので、実力は雨竜戦より遥かに強くなっています。 |
第14位 | 破面No.102 ピカロ | 戯擬軍翅 |
理由は? | 100体以上の子供や小動物の破面の群体であるピカロは、無垢故に遊びで相手を殺したりする脅威性がある他、全員が攻撃に転じた際の殺傷能力は未知数です。 |
第15位 | 第9十刃 アーロニーロ・アルルエリ | 喰虚 |
理由は? | 小説で登場した已己巳己巴が喰虚と類似の力でバラガンと対等の力を有していた事から、恐らく将来的には現在のバラガンに並び立てる素養はありますが、残念ながら作中での実力はルキアに敗北する程度です。 |
第16位 | 第7十刃 ゾマリ・ルルー | 呪眼僧伽 |
理由は? | 能力的に相性が最悪な白哉が対戦相手であったり、千年血戦篇で完全上位互換のペペが登場した為、評価が低いですが、相手が単体ならば結構強い可能性があります。 |
第17位 | 破面No.107 ガンテンバイン・モスケーダ | 龍拳 |
理由は? | 茶渡に敗北したアフロです。
卯ノ花に治療されている筈なので生存していると思われますが、原作や小説共に彼のその後の詳細は語られていないので成長具合は分かりません。 |
十刃最強はザエルアポロ?
小説「BLEACH Spirits Are Forever With You」で登場したシエンの台詞でロカが反膜の糸で他の能力を再現しようとした所、スターク、バラガン、最大解放状態のヤミーの引き合いに出して「それを超える力などこの虚圏に存在したとすれば藍染様か今の僕だけだ」と明言しています。
つまり、「今の僕=全盛期のザエルアポロ」と同等である為、シエンの情報元である全盛期のザエルアポロが十刃で最強だったという事が分かったのです。
また、シエンの台詞から弱体化したザエルアポロを除けば十刃最強は「スターク、バラガン、ヤミー」の何れかである事が分かり、シエンが第二階層ウルキオラと完全虚化一護の戦いを知っている為、恐らくこの3名はウルキオラの第二階層より強いと予想されています。
したがって、過去・現在を含めると十刃最強は、
- 【第0十刃時代】ザエルアポロ・グランツ
- 【小説】シエン・グランツ
- 【原作】バラガン・ルイゼンバーン、ヤミー・リヤルゴ、コヨーテ・スターク
このような序列になるでしょう。
③の3名は明確に強さの格差が見受けられない他、ヤミーが力を溜めて完全開放する特性を持つ破面であるなどを踏まえると、相性で序列が上下するかもしれませんね。
そして、この上位5名の下に第二階層ウルキオラが付き、残りの十刃が続くといった感じだと思われます。
十刃の序列と強さについてのまとめ
十刃最強は全盛期のザエルアポロである事が分かった他、現十刃上位3名のヤミー・スターク・バラガンに対抗できる力は全盛期ザエルアポロか藍染のみであると小説で判明しました。
これらの情報を原作と照らし合わせた場合、どうしてもヤミーとスタークの戦闘描写が物足りない為、殆どの人はバラガンが最強であると信じて疑わないでしょうが、設定的にはやはり序列通りヤミーやスタークの実力は十刃上位です。
ただ、第二階層ウルキオラがこの3名に劣るというのがにわかには信じがたいですが、もしかしたらウルキオラが主人公の一護の対戦相手でスポットが多く充てられただけで、実際の所、上位3名も全力前回で戦えば本編では描写できなかった「何か」があるのかもしれませんね。
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