好戦的な破面(アランカル)の中では珍しい知的タイプのザエルアポロ。
眼鏡のような仮面の名残りとピンク色の髪が特徴的な彼は、虚園(ウェコムンド)の科学者でありマッドサイエンティストとして知られています。
今回はそんな彼の
- 孔の位置
- 基本情報
- 涅マユリとの戦い
- ヴァストローデ
について紹介していきたいと思います。
目次
ザエルアポロの孔の位置はどこなのか
引用元:BLEACH
破面(アランカル)は虚の時のように必ず胸に孔がある訳ではないものの、多くの破面達の孔は作中で確認する事ができていますが、ザエルアポロの孔は最後まで描かれる事はありませんでした。
では、ザエルアポロの孔はどこにあるのか。
それは亀頭だとされています。
孔の場所が場所なので、作中で描かれる事がなかったのでしょう。
ザエルアポロの能力と強さ
ここではザエルアポロの基本情報を紹介していきます。
ザエルアポロのプロフィール
- 名前:ザエルアポロ・グランツ
- 十刃:第8十刃(オクターバ・エスパーダ)
- 身長:185㎝
- 体重:67㎏
- 誕生日:6月22日
- 帰刃:邪淫妃(フォルニカラス)
- 解号:啜れ
- 司る死の形:狂気
ザエルアポロの声優
ザエルアポロの声を担当したのはアーツビジョン所属の鳥海浩輔さんです。
- 名前:鳥海浩輔(とりうみこうすけ)
- 性別:男性
- 誕生日:5月16日
- 出身地:神奈川県
- 星座:おうし座
- 血液型:O型
- 所属:アーツビジョン
鳥海浩輔さんはザエルアポロの声の他にも、
- 犬塚キバ(NARUTO)
- 千石清純(テニスの王子様)
- 黒田坊(ぬらりひょんの孫)
などの声を担当した声優さんです。
ザエルアポロはヴァストローデ級だった過去を持つ
最大級の大虚であるヴァストローデは、数は極めて少ないながらもその戦闘力は護廷十三隊の隊長以上だとされています。
作中のノイトラ・ジルガとの会話でザエルアポロが十刃落ちを経験していた事が明かされていましたが、それ以外の過去の情報は不明でした。
しかし、小説版でザエルアポロの過去が明かされ、彼が元々はヴァストローデ級の虚であった事が判明しています。
ザエルアポロの強さ
ザエルアポロは、彼自身が言っているように基本的な戦闘力は高くありません。
しかし、敵の能力を解析し、対策を講じることで相手より優位に立ち続ける戦闘スタイルとなっています。
帰刃・邪淫妃(フォルニカラス)の能力
引用元:BLEACH
帰刃の名は「邪淫妃(フォルニカラス)」。
「啜れ。邪淫妃」という解号と共に刀を飲み込むことで帰刃状態となり、首から下がドレスのような触手で覆われ、背中から触手の羽が四本生えた見た目をしています。
- 人形芝居(テアトロ・デ・ティテレ)
触手の羽で相手を包み込み、包み込んだ相手の人形を作り出します。
そして、作り出した人形の中に入っている内臓や腱のパーツを破壊する事で、破壊されたパーツに対応した相手の内臓や腱を破壊するという能力になっていました。
- 受胎告知(ガブリエール)
対象にザエルアポロ自身を孕ませる能力となっており、ザエルアポロが邪淫妃の中で最も誇る能力となっています。
- 対象の臍から体内に侵入する
- 卵を産みつける
- 母体の全てを奪って急速に成長する
- 母体の口から復活する
兄をカスと評するザエルアポロ
引用元:BLEACH
ザエルアポロは、藍染惣右介に無断で空座町に向かったグリムジョーと一緒にいた破面・No15イールフォルト・グランツの弟です。
イールフォルト・グランツは空座町で阿散井恋次に敗れ去りましたが、ザエルアポロは兄の肉体に録霊蟲を寄生させており、兄の傷を治療する時に寄生させていた録霊蟲から阿散井恋次の卍解の情報を得ていました。
そのため、阿散井恋次と初めて対峙したにも関わらず、彼の卍解を封印する仕掛けを宮の中に施す事ができていたのです。
ザエルアポロは兄であるイールフォルトを「霊蟲を運ぶただの箱」としか思っていませんでした。
阿散井恋次が自分とイールフォルトの関係を知った時も兄の事を「カス」と発言していたので、この二人がどのような関係性だったか想像がつきますね。
ザエルアポロと涅マユリ
ザエルアポロは涅マユリに人形芝居(テアトロ・デ・ティテレ)を使用する事で戦いを優位に進めていくものの、涅マユリは吐血こそしていましたが、ほとんどダメージを受けていませんでした。
涅マユリがダメージを受けなかった理由は、ダミーの臓器と腱を用意するという対策を取っていたからです。
用心深い性格の涅マユリは一度戦った相手に、監視用の菌を感染させているので、涅マユリと戦った経験がある石田雨竜は監視用の菌に感染していたため、ザエルアポロと初めて対峙したにも関わらず、涅マユリは人形芝居の対策をとる事ができていたのでした。
ザエルアポロはその後、涅マユリの卍解「金色疋殺地蔵」に圧し潰され、丸呑みにされてしまっています。
ネムを母体に復活を果たすザエルアポロ
涅マユリの卍解・金色疋殺地蔵に喰われて死亡したかに思われたザエルアポロですが、彼が邪淫妃(フォルニカラス)の中で最も誇る能力「受胎告知(ガブリエール)」を使用し、ネムの肉体を母体にして復活を果たします。
受胎告知は完全な生命を追い求めていたザエルアポロの願望を叶えた技だと言えるでしょう。
護廷十三隊十二番隊副隊長を務める涅ネム。 華奢な見た目に反した怪力の持ち主である彼女は、単行本34巻でミイラ状態となってしまいます。 そこで今回は、 涅ネムがミイラ状態から復活したシーン 千年血戦篇での涅ネム […]
100年後までごきげんようと言われ死亡するザエルアポロ
ネムを母体にして復活を果たしたザエルアポロですが、ネムの体内には幾つかの薬が仕込まれていました。
ザエルアポロが卵を産みつけた場所に仕込まれていた薬は超人薬と呼ばれる薬であり、剣の達人などが口にする「剣が止まって見える」という時間感覚の延長を強制的に引き起こす薬となっていたため、ザエルアポロは感覚だけが超人的になってしまい、肉体の動きが超人的な感覚に追いつくことができなくなったザエルアポロは、涅マユリに「百年後まで御機嫌よう」と言われ心臓を貫かれてしまいます。
心臓を貫かれた数秒間を百年ほどの長い年月に感じながらザエルアポロは絶命しました。
BLEACHの一、二を争う有能キャラ「涅マユリ」ですが、マユリがどうして全編を通して屈指の有能キャラと読者に評価されるのか、 涅マユリが有能だったエピソードと発明品 涅マユリが見たザエルアポロの幻影 涅マユリが造り[…]
ザエルアポロの孔の位置と強さのまとめ
- 孔の場所は亀頭である
- 第三者を利用した情報収集で対策を取り他者を圧倒する
- 似た者同士の涅マユリに超人薬を使用され死亡する
- 元々はヴァストローデ級だった事が小説版で判明した
孔の場所は亀頭であるため作中で位置が描かれることが無かった彼ですが、マッドサイエンティストであるザエルアポロは死亡した後も度々作中に登場しており、存在感の強いキャラとなっています。
BLEACHを読み返す際に、完璧な生命を追い求めた彼に焦点を合わせてみるのも面白いのかもしれません。
