護廷十三隊十二番隊副隊長を務める涅ネム。
華奢な見た目に反した怪力の持ち主である彼女は、単行本34巻でミイラ状態となってしまいます。
そこで今回は、
- 涅ネムがミイラ状態から復活したシーン
- 千年血戦篇での涅ネム
について紹介していきたいと思います。
目次
涅ネムがミイラ状態から復活したシーン
引用元:BLEACH
単行本34巻「304.Battle of Barbarians」で涅ネムはザエルアポロの受胎告知(ガブリエール)という技を受けてしまい、ミイラのように干からびて絶命してしまいました。
しかし、単行本35巻「306.Not Pertect is GOoD」にてザエルアポロを倒した涅マユリの手により、涅ネムは復活を果たしています。
涅マユリはどのようにしてミイラ化した涅ネムを復活させたのか
残念ながら涅ネムを復活させた直接的なシーンは描かれていません。
ですが、涅マユリが涅ネムを復活させている所を見ていた石田雨竜は「映せないことしてただけじゃないか!」と言っています。
さらに、涅ネムを復活させている最中の石田雨竜と阿散井恋次の赤面顔や涅ネムの喘ぎ声が作中で描かれていました。
何だネ…
この程度の事も見てわからんのかネ…
屑が…
引用元:BLEACH 35巻
涅ネムがどのように復活したのか詳細は明らかになっていないものの、彼女の特殊な肉体が復活できた大きな要因だと推測することができます。
単行本14巻で描かれた涅マユリと石田雨竜の戦いの最中、涅マユリは涅ネムのことを「私の義骸技術と義魂技術の粋を結集させて作り上げた私の娘」と言っていました。
ここで重要なのは義骸技術という言葉です。
義骸とは、死神が現世に赴く際に入る仮の肉体であり、霊力が著しく低下してしまった死神の治療用として尸魂界でも取り扱われる物でした。
つまり、尸魂界の健康な死神が義骸を使用する事は滅多にないということが分かると思います。
しかし、涅マユリが石田雨竜に言ったセリフの中には義骸技術という言葉が入っていました。
涅マユリの言った義骸技術という言葉から、涅ネムの肉体が涅マユリが製作した義骸だと推測することができます。
単行本8巻で朽木ルキアの義骸が技術開発局に運び込まれるシーンが描かれており、その時の技術開発局のメンバーの会話から、涅マユリが優れた義骸を作れることが明らかになっていました。
以上のことから、涅ネムがミイラ状態から復活できた理由は彼女の肉体である義骸が完全に破壊されない限り、製作者である涅マユリの手によって何度でも修復することができるからだと思われます。
涅ネムをミイラ状態にしたザエルアポロの受胎告知
引用元:BLEACH
涅ネムがミイラ状態になってしまった理由は、ザエルアポロが最も誇る技である「受胎告知(ガブリエール)」を受けてしまったからです。
受胎告知とは、
- 捕まえた対象に卵を産みつける
- 母体から全てを奪って卵が急激に成長する
- 母体を死に至らしめて復活を果たす
という能力を持った技となっています。
ザエルアポロは涅ネムを母体にしたので、全てを奪われた涅ネムはミイラ状態となって死亡しました。
BLEACH本編では、ザエルアポロが涅ネムの口から復活していましたので、かなりグロテスクなシーンとなっています。
涅ネムの基本情報
ここでは涅ネムの基本情報を紹介していきます。
涅ネムのプロフィール
引用元:BLEACH
- 名前:涅ネム
- 本名:眠七號(ねむりななごう)
- 性別:女性
- 斬魄刀:不明
- 役職:十二番隊副隊長/女性死神協会副会長
眠七號という名前を気に入っており、涅マユリに呼ばれない事に寂しさを感じていました。
涅ネムの声優
涅ネムの声を担当したのはアイムエンタープライズ所属の釘宮理恵さんです。
- 名前:釘宮理恵
- 性別:女性
- 誕生日:5月30日
- 職業:声優
- 所属:アイムエンタープライズ
釘宮理恵さんは涅ネムの声の他にも、
- 神楽(銀魂)
- 西宮桃(呪術廻戦)
- 小南桐絵(ワールドトリガー)
などのキャラの声を担当しています。
千年血戦篇での涅ネム
涅ネムは単行本55巻から開始された千年血戦篇でも登場しており、いつものように涅マユリと行動を共にしていました。
涅マユリが星十字騎士団(シュテルンリッター)のメンバーであるペルニダ・パルンカジャスと戦闘を開始した時、涅ネムは涅マユリの命令を受けていなかったため静観の姿勢を貫いています。
しかし、華奢な見た目に反し、怪力の持ち主である涅ネムは、涅マユリの命令を受けていないにも関わらず、ペルニダ・パルンカジャスと涅マユリの戦闘に介入しました。
千年血戦篇前まで涅マユリからの命令を受けてから行動を起こしていた涅ネム。
彼女が涅マユリの前で独自の判断で行動したシーンは作中では描かれていませんでした。
そのため、単行本70巻「642.BABY,HOLD YOUR HAND2」で描かれた涅マユリとペルニダ・パルンカジャスの戦闘への介入が作中で初めて涅ネムが独自の判断で行動したシーンとなります。
ちなみに、涅ネムの戦闘シーンは千年血戦篇に入るまで作中では一切描かれていません。
つまり、ペルニダ・パルンカジャスとの戦闘が、涅ネムの作中で描かれた初めての戦闘シーンとなっていました。
涅ネムが戦死したペルニダ戦
涅マユリが驚くほどの力を駆使して涅ネムはペルニダ・パルンカジャスを圧倒し続けます。
そして、自身の魂魄を削り発動する「義魂重輪銃(ぎこんじゅうりんじゅう)」を発動し、ペルニダ・パルンカジャスの肉体を粉々に粉砕しました。
しかし、ペルニダ・パルンカジャスを粉砕することに成功したものの、完全に倒すことは出来ていなかったため、瞬時に復活されてしまいます。
そして、復活したペルニダ・パルンカジャスの攻撃を受けた涅ネムは肉体が爆散し、絶命してしました。
涅ネムが死亡した際、涅マユリは大きな精神的ダメージを受けていました。
涅ネムの大脳を回収した涅マユリ
引用元:BLEACH
死亡した涅ネムの肉体は、ペルニダ・パルンカジャスに皮膚の一片まで食い尽されてしまいます。
しかし、涅マユリは涅ネムの大脳だけは回収していました。
涅ネムの脳下垂体には「強制細胞分裂加速器官」というものが埋め込まれており、涅マユリによると「大脳基底核を通じて前頭葉と直結させる事で制御している」というものとなっています。
そのため、ペルニダ・パルンカジャスは過剰成長により死亡しました。
その後、涅マユリは治療のために肉体保護瓶に入り、自分で進化する魂魄を零から造り上げたことに興奮を隠しきれない様子で眠りに就きました。
その際、涅マユリに寄り添うような涅ネムの姿も描かれています。
次に会った時は………
私とお前の差を見せつけてやるとしよう……!
私とお前の…
2人でだ…
引用元:BLEACH 71巻
涅ネムがミイラ状態から復活したシーンと千年血戦篇のまとめ
- 涅マユリによって復活させられたがどのように復活させられたかは不明である
- 自発的に行動するなどの進化を見せて涅マユリを驚かせるが、ペルニダ・パルンカジャスの手よって絶命させられる
初登場時から涅マユリの命令で行動していた涅ネム。
涅ネムがザエルアポロによってミイラ状態とされてしまった時、涅マユリは素っ気ない態度を取っていました。
しかし、ペルニダ・パルンカジャスによって涅ネムが絶命させられた時、涅マユリは言葉にこそしなかったものの多大なショックを受けています。
涅マユリがほんの少し涅ネムに歩み寄ろうとしていたこともあり、涅ネムが死亡した時にショックを受けた方も多いのではないでしょうか。
