【BLEACH】涅ネムがミイラ状態から復活した場面と千年血戦篇の最期

護廷十三隊十二番隊副隊長を務める涅ネムは、単行本34巻でザエルアポロによってミイラ状態にさせられました。

そこで今回は、

  1. 涅ネムがミイラ状態から復活した場面
  2. 涅ネムの治され方は?
  3. 涅ネムの千年血戦篇での活躍と最期

以上について紹介したいと思います。

涅ネムがミイラ化した経緯と復活について

単行本34巻298話から始まった涅マユリ対ザエルアポロ戦は、開幕から相手の人形を作り人形の中に入っている内臓等のパーツを破壊してダメージを与える「人形芝居」によってマユリもネムも臓物を破壊されて倒れてしまいます。

ですが、マユリは石田雨竜に監視用の菌を感染させる事でザエルアポロの能力を解析して予め全ての臓器のダミーを揃えてやって来た事から「人形芝居」を攻略したのです。

そして、ザエルアポロが邪淫妃の触手でネムを人質に取ると、マユリは卍解「金色疋殺地蔵」を解放してザエルアポロを捕食しました。

しかし、これでザエルアポロ戦が終わったかと思いきや、ザエルアポロはまだ絶命していなかったのです。

涅ネムをミイラ状態にしたザエルアポロの受胎告知

金色疋殺地蔵がザエルアポロを捕食した後、邪淫妃の触手に吊られた状態のネムが突然悲鳴を上げて苦しみだすと、死覇装が破ける程にお腹が膨張し一本の管が臍へ伸びている描写が映ります。

その瞬間、触手に口が出現するとザエルアポロの肉声で「僕を殺したと思ったか?」と発せられると、邪淫妃の最も重要で誇るべき能力は敵に自分自身を孕ませる「受胎告知(ガブリエール)」であると豪語し、触手で捕獲した際にネムの臍から体内に侵入し内臓に卵を産み付けていた事が判明しました。

そして、産み付けた卵は母体の全てを奪って急速に成長し母体を死に至らしめると生誕の時を迎え、ザエルアポロは急速に干乾びていくネムの口からズルリと液体まみれで滑り降りて復活を遂げるのです。

BLEACH本編の中では中々にエグい能力となっていますが、ネムは辛うじて息をしており、おぼつかない口でマユリに謝罪するものの、ザエルアポロからはただの乾涸びた肉の塊で例えるならベーコンの一種だと揶揄されていました。

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BLEACHの表紙

 

「受胎告知」とは
  1. 捕まえた対象に卵を産みつける
  2. 母体から全てを奪って卵が急激に成長する
  3. 母体を死に至らしめて復活を果たす

以上の能力を持ったザエルアポロが探求した不死と完全を成す「完璧な生命」です。

涅ネムがミイラ状態から復活したシーン

涅マユリがザエルアポロを撃破した後、受胎告知を受けたネムは仰向けのまま乾涸びた状態で無言ですが、恐らく辛うじて生きていました。

単行本35巻306「Not Pertect is GOoD」にて、マユリは乾涸びたネムに寄り添うと謎の擬音とネムの艶のある声だけが上がり、一部始終を写さないように阿散井恋次と石田雨竜の赤面顔のズームが三段階で流れる演出が挟み込まれると、何と次のコマで水分を取り戻したネムが復活を遂げているのです。

涅マユリはどのようにしてミイラ化した涅ネムを復活させたのか

残念ながら涅ネムを復活させたシーンが描かれていないので具体的な施術は分かりません

ですが、マユリがネムを復活させた後に石田雨竜が「な…なんでだ!?今の動きでどこで治した!?」と発言しています。

また、一部始終を写せない間は、

  1. 謎の「ボジュッ、ジュブッ、プチュ」という濡れた擬音
  2. 涅ネムの「うっ♡」などの喘ぎ声
  3. 「ブシャアアアア」という擬音の後に涅ネムの「うあああああーーーっ♡」との声
  4. 一部始終を目撃した阿散井恋次と石田雨竜が揃って赤面して釘付け
  5. 石田雨竜が「今映せないことをしてただけはないか!」と発言したこと

以上のコマが描かれている事からして、どう見ても如何わしい事をしているようにしか思えません。

涅ネムはマユリが作り上げた被造死神であり、ネムの肉体(主に大脳)が完全に破壊されない限り製作者のマユリの手で何度でも修復することが出来ます。

しかし、恋次や雨竜が赤面し漫画的描写が出来ないミイラからの復活方法だけは一向に明かされる事はありませんでした。

涅ネムのプロフィール

【名前】 涅ネムくろつちねむ眠七號ねむりななごう
【年齢】 不明(※101年前時点で誕生していない)
【身長】 167cm
【体重】 52kg
【誕生日】 3月30日
【趣味】 実験
【特技】 人体実験
【所属】 十二番隊副隊長/女性死神協会次期副会長候補
【斬魄刀】 不明
【初登場】 単行本12巻
【声優】 釘宮理恵

正式名称を眠七號と言い、涅マユリが義骸技術と義魂技術の粋を集めて生み出した疑似魂魄の被造死神です。

ネムにはマユリと同じ血液が流れており、体内には様々な効果の薬品が使用されています。

性格は殆ど無感情ながら冷静にツッコミもボケもこなす事が出来、休日は瀞霊廷通信を隅々まで読んだり、女性死神協会次期副会長候補としてやちるに気に入られているせいか朽木邸の中にアジトを秘密裏に建造しました。

涅ネムの声優「釘宮理恵」さん

【名前】 釘宮理恵
【所属】 アイムエンタープライズ
【誕生日】 1979年5月30日
【代表作】
  • 「金色のガッシュベル!!」→ティオ役
  • 「鋼の錬金術師」→アルフォンス・エルリック役
  • 「銀魂」→神楽役
  • 「ワールドトリガー」→小南桐絵役
  • 「呪術廻戦」→西宮桃役
【来歴】 大阪府生まれの熊本県熊本市育ちの声優で、多くのツンデレキャラクターを担当しています。

少女キャラクターを演じる際の依存性の高い声質から「釘宮病」とネットスラングで呼ばれている他、少年声も出来る幅の広さから様々なキャラクターを演じ分けています。

  • 2008年、第2回声優アワードサブキャラクター女優賞受賞
  • 2009年、第3回声優アワード主演女優賞受賞

涅ネムの千年血戦篇での活躍と最期

涅ネムは千年血戦篇序章から涅マユリに帯同していますが、本格的に戦闘に参加したのは霊王宮でマユリがユーハバッハの親衛隊の一人ペルニダ・パルンカジャスと戦闘を開始した単行本70巻からです。

当初のネムはマユリの命令を受けていなかったため静観の姿勢を貫いていましたが、マユリが「金色疋殺地蔵」を打開されペルニダの「強制執行」の神聖滅矢を受けそうになった際に自らの意志でマユリを救助しに戦闘に介入しました。

これまでマユリからの命令で行動を起こしていたネムは、マユリの前で独断で行動した事はありません。

その為、単行本70巻642話「BABY,HOLD YOUR HAND2」で描かれた初めてネムが独自の判断でマユリを救出したシーンはマユリ自身も初めての経験であったので、自分が教えていない事を勝手に学んだ事象に口を紡ぐものの「眠七號」と正式名で呼ぶと共闘に出るのでした。

しかし、ペルニダとの戦いでネムは散る事になるのです。

涅ネムはペルニダ戦で死亡

マユリはペルニダを攪乱しつつ高濃度の麻酔薬を散布し、その間にネムが「神経凝固剤」を神経の矢に直接撃ち込む作戦を講じ、ネムは見事に凝固剤を神経の矢に打ち込むと本体と繋がる神経を伝いペルニダがみるみる内に凝固していきます。

しかし、ペルニダは「 金色疋殺地蔵・魔胎伏印症体」の表皮の脱皮能力を学習して凝固剤から逃れるとマユリに襲い掛かろうとしており、ネムは肉体の出力を上げてペルニダを破壊しながらマユリを救出しました。

開発者のマユリさえも知らない力を出力するネムは自らの使命はマユリを護る事だと公言し、マユリが見守る中、自身の魂魄を6%削り発動する「義魂重輪銃(ぎこんじゅうりんじゅう)」を発動しペルニダを撃ち抜くのです。

ですが、ペルニダを倒したかに見えた単行本71巻643話「BABY,HOLZD YOUR HAND 6 Waiting for Love」にて、ペルニダの肉片がペルニダの分裂体となりそれぞれが「強制執行」の神経を飛ばす事でネムは体中を貫かれて肉体が爆散し絶命してしまうのでした。

涅ネムが死亡した際、涅マユリは大きな精神的ダメージを受けています。

涅ネムの大脳を涅マユリが回収

死亡した涅ネムの肉体はペルニダに皮膚の一片まで食い尽されていますが、ネムの大脳だけはマユリが自分の手で回収しています。

ペルニダ撃破後は、残っていた神経の攻撃を受けてマユリも足を負傷してしまいますが、戦いを見守っていた一角と弓親に肩を担がれて肉体保護瓶まで運ばれて治療の為に入れられており、進化する魂魄を零から造り上げた事に興奮を隠しきれない様子で眠りに就きました。

その際、水の底に沈むようなマユリに寄り添うネムの姿も描かれています。

涅ネムのその後

単行本74巻の最終巻で、回収したネムの大脳から新たに造られた7歳相当の眠八號が登場しています。

以前のネムと違って少し活発的な性格の変化がみられる為、マユリも「どうしてこうなってしまったのかネ…」と嘆いていましたが、再びこのペアが見れるのは眼福でした。

また、ネムの居ない期間や誕生については小説版で補完されています。

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BLEACHの表紙

涅ネムがミイラ状態から復活したシーンと千年血戦篇のまとめ

  1. 涅ネムはザエルアポロの受胎告知で卵を産み付けられて母体の全てを吸い取られてミイラ化した
  2. 涅ネムは涅マユリの手でミイラ状態から艶艶の元通りに修復されたが、復活方法は少年誌では見せられない
  3. 石田雨竜曰く「今映せないことをしてただけはないか!」との事
  4. 涅ネムは千年血戦篇でマユリを救出しペルニダと戦った結果、死亡した
  5. 涅ネムの大脳は涅マユリが回収しており、眠八號として生まれ変わっている

初登場時からマユリの命令で行動していたネムですが、ネムがザエルアポロによってミイラ状態とされてしまった時もマユリは素っ気ない態度を取っていました。

しかし、ペルニダによってネムが絶命させられた時、マユリは言葉にこそしなかったものの最高傑作が破壊された事実に絶望しており、マユリがほんの少しネムに歩み寄ろうとしていた事もあってかネムが死亡した描写にショックを受けた方も多いのではないでしょうか。

ですが、眠八號として生まれ変わり再登場した事でこれからも二人のやり取りを拝めることに安堵した事でしょう。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?