単行本74巻685話では見えざる帝国との戦いから10年が経過しており、いつもと変わらない様子で研究を行う涅マユリが描かれています。
そんなマユリの傍らには、涅ネムを幼くした容姿をした少女「眠八號」が描かれていました。
そこで今回は、
- 元気でかわいい眠八號の正体
- 眠八號の誕生や年齢
- 眠八號と涅ネムの関係
- 眠八號と涅マユリの関係
以上について紹介していきたいと思います。
眠八號は元気でかわいい女の子
眠八號は、単行本74巻685話「無欠の果て」で登場した七歳相当の外見をした元気で可愛い女の子です。
恐らくは千年血戦篇で死亡した涅ネムの大脳から造られた後継キャラであり、初登場シーンは涅マユリに呼ばれて元気よく返事をして駈け寄っている姿が何とも可愛らしく映りますが、表情は涅ネムを彷彿とさせるほど無表情でした。
また何といっても眠八號の服装が小さな体格に合わせた死覇装姿という出で立ちが愛らしく、護廷十三隊に子供が紛れ込んでいるような微笑ましい気持ちになります。
眠八號の正体
眠八號は涅マユリの被造死神計画「眠」によって誕生した被造魂魄の死神です。
被造死神計画の由来は「起きたまま見る夢など馬鹿気ている」というマユリの皮肉から名づけられたもので、無から新たな魂を造る被造死神は全死神の夢だとマユリが発案した計画でした。
しかし、眠七號=涅ネムが育つまでに、
|
以上の段階を踏む事で被造魂魄細胞の寿命という大きな問題が生じるものの、眠七號でようやく寿命を超えて成長したのです。
阿近は眠七號が死亡した六號の年齢を超えた時のマユリの喜び様は半端じゃなかったと語っていました。
そして眠八號はこの技術の果てに誕生した涅ネムの後継となります。
眠八號はいつ誕生した?
眠八號の誕生が描かれたのは小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」になります。
霊王護神大戦から3年後、漸く眠八號が赤ちゃんの状態に育っていると虎徹清音の口から説明されており、ほんの少し前までは培養液で満たされた透明な円柱の中に浮かぶ肉の塊を眠八號だと涅マユリに紹介されたと虎徹勇音が語っていました。
そして、清音の話では技術開発局の連中の健康診断結果を持っていった際にハイハイで局内を暴走している瞬間に立ち会ったらしく、清音が挨拶したら止まってペコッと頭を下げて挨拶を返してくれたそうです。
そんな赤ちゃん眠八號を目の当たりにした清音は可愛かったと感想を述べています。
眠八號は涅ネムと関係あるのか?
先ず前提として眠八號は千年血戦篇のペルニダ戦で死亡した涅ネムの大脳を元に造らています。
そして最も気になるのは涅ネムとは別個体になるのかどうかなのですが、こちらの疑問も小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」で回収されており、眠八號は被造魂魄眠七號から回収した脳を元に造られている為、体こそ違えど記憶と精神は七號のものを引き継いでいると明記されているのです。
つまり、眠八號=涅ネムで間違いありませんが、10年後に登場した眠八號の性格が少し変わっているのは涅マユリと涅ネムの距離感がペルニダ戦で縮まった影響から眠八號の幼少期の体験が性格に変化をもたらしているのでしょう。
尚、第三者から見たマユリは眠八號が誕生した際に自慢したくて仕方がないといった感じだそうです。
眠八號と涅ネムの違い
眠八號は作中で一瞬しか登場していませんが、眠八號と涅ネムの違いは作中でも明確に描かれていました。
それは活発さです。
登場時からクールで無表情を崩さない涅ネムに対し、眠八號は活発で元気な女の子でした。
やはり、涅マユリの心境の変化が眠八號の成長に違った影響を与えたのでしょうか。
護廷十三隊十二番隊副隊長を務める涅ネムは、単行本34巻でザエルアポロによってミイラ状態にさせられました。 そこで今回は、 涅ネムがミイラ状態から復活した場面 涅ネムの治され方は? 涅ネムの千年血戦篇での活躍と最期[…]
眠八號は何歳?
眠八號のプロフィールは明らかにされていませんが、上述通り眠八號は霊王護神大戦から3年後に誕生しています。
つまり、霊王護神大戦から10年後を描いた単行本74巻685話「無欠の果て」で初登場した時点で7歳という計算になりますね。
千年血戦篇後から数えて、
- 3年後→小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」時点で0歳
- 10年後→単行本74巻685話「無欠の果て」時点で7歳
- 12年後→獄頣鳴鳴篇時点で9歳
以上のような認識で問題ないと思います。
眠八號の強さ
残念ながら眠八號の戦闘シーンは描かれていません。
ただ、涅ネムの記憶と精神を持ち赤子にしてハイハイで局内を暴走する機動力を有しているので、7歳相当の最終話時点で既に副隊長クラスの実力は持っていそうですよね。
眠八號と涅マユリの関係
涅ネムは涅マユリの遺伝子から造られた被造死神である為、二人は親子と判断されていますが、最終話時点でのマユリを追いかける眠八號を見ると完全にお父さんと娘に見えてほっこりします。
当然、被造死神計画「眠」の研究技術とそもそもの元となる涅ネムの大脳を使用している為、眠八號と涅マユリが血縁者であるのは疑いようがありません。
そして、ペルニダ戦での回想で涅ネムが本名の眠七號ではなく「ネム」と呼ばれる事に少し寂しさを抱いているシーンがありましたが、マユリは眠八號にはちゃんと「眠八號」と本名を呼んであげています。
更に、単行本74巻685話「無欠の果て」にて、あまりに活発に育った眠八號を見て「…声が大き過ぎるヨ…全くお前は…どうしてこうなってしまったのかネ…」と嘆いているのか、マユリが眠八號に振り回されているシーンは和みました。
このマユリの反応を見て、初登場時を思い返し丸くなったマユリに驚いた方も多いのではないでしょうか。
涅マユリは涅ネムの喪失感から研究に没頭
霊王護神大戦から半年後を描く小説「BLEACH Can't Fear Your Own World」では、ネムを失った反動からか、局員が最近のマユリが研究に対して今まで以上にアグレッシブだと発言しています。
その事に阿近は隣にネムが居ないせいであると推測し、マユリなりに一時的な喪失感を埋めようとしていると話していました。
余談ですが、その時に研究対象として目をつけられた完現術者には局員ともども同情しています。
BLEACHの一、二を争う有能キャラ「涅マユリ」ですが、マユリがどうして全編を通して屈指の有能キャラと読者に評価されるのか、 涅マユリが有能だったエピソードと発明品 涅マユリが見たザエルアポロの幻影 涅マユリが造り[…]
眠八號と技術開発局メンバーの関係
眠八號の登場したシーンが一瞬しかありませんので、技術開発局メンバーとの絡みも描かれていません。
しかし、単行本70巻で涅ネムが幼少の頃に阿近と普通に会話し悩みや相談を話しているシーンが描かれている事から見ても、眠八號も技術開発局メンバーと会話や交流を楽しんでいると思われます。
眠八號の正体や年齢とネムとの関係についてのまとめ
- 眠八號の初登場は単行本74巻685話「無欠の果て」
- 眠八號の誕生は小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」
- 眠八號は涅ネムの大脳から造られた被造死神で、ネムの記憶と精神を引き継いでいる
- 眠八號は10年後時点で7歳相当
- 眠八號は涅ネムと似た無表情だが性格は活発
眠八號は作中では一瞬しか登場していないので詳細は殆ど明かされていませんが、短い登場にも関わらず涅マユリとの関係が強く描かれており、二人の仲睦ましい姿を垣間見ることが出来ました。
涅マユリがどこか丸くなったように感じたのは、彼が眠八號に涅ネムを重ねて見ていると感じるからかもしれませんね。