ハリウッド実写化がアニメ公式アカウントのTwitterで発表され、盛り上がりを見せているワンパンマン。
そんな、期待が高まる作品の準主人公として登場するジェノスが怪人協会編で死亡してしまうという驚愕の展開が描かれました。
ジェノスはなぜ死亡したのか、果たして復活はあるのか、今回はジェノスの死亡と復活について紹介していきたいと思います。
ジェノスの死亡と復活は何話?
ジェノスの死亡回と復活回は以下の通りです。
- 死亡:第211話(第164撃目「二乗」)
- 復活:第213~214話(第166撃目「神々の目覚め」~第167撃目「夜明け」)
ジェノスはガロウに殺害され死亡
怪人協会編終盤、地上戦で怪人協会幹部達にボコボコにやられるS級ヒーローの中にジェノスの姿もあり、ジェノスはボロボロの体で黒い精子の包囲網の中、満身創痍のタツマキを身を挺して庇い手足が千切られた芋虫のような状態にありました。
幸い幹部達はキングの活躍(ガロウの攻撃)で一掃され危機的状況を脱しましたが、その後、ガロウが神の接触を受けて神通力を手に入れると彼の宇宙放射線を浴びた仲間達は悉く倒れて死亡します。
そんな中、ガロウの師であるバング(シルバーファング)と宇宙放射線が効かないブラストがガロウと対峙しますが、ジェノスは上半身だけの状態であるにも関わらず放射線に耐性があるとしてロケット噴射でガロウに体当たりをかますのです。
しかし、ガロウにダメージが通る事もなく、ジェノスは頭を掴まれて持ち上げられるとそのまま手刀で胸部の核(心臓)を貫かれて絶命するのでした。
ジェノスは死ぬ間際に「(先せ──)」と独白しており、死亡直後に雨が降り出すと同時に漸くサイタマが現着しますが、サイタマはガロウからジェノスの核(心臓)を投げ渡されるとジェノスの亡骸を見つめて初めて怒りの表情を見せています。
また、その後はジェノスの核(心臓)を抱えたままガロウと決着をつけるのでした。
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ジェノスはサイタマが時間逆行して復活し生きている
怪人協会編のラスト、サイタマは時間逆行をしてガロウを倒しましたが、その際にガロウの宇宙放射線によって死亡したキャラ達も全員死ぬ前の時間軸に戻っており、当然ジェノスもガロウに殺される前の時間軸なので復活しています。
時間逆行後ではサイタマを含めて全員に先の記憶は無く、ジェノスはサイタマがガロウを打ち倒した感激から勢い余りサイタマにロケット噴射頭突きをお見舞いする他、サイタマはガロウを倒した後に自分がジェノスの核(心臓)を握っている事に驚愕しつつもジェノスが生きているのでホッとしていました。
なお、サイタマが握っていた核(心臓)をジェノスがサブコネクターを繋げて作動を確認した所、サイタマと共に時空を超えてきた核(心臓)に宿る記憶がジェノスの中に流れ込んでいます。
その為、ジェノスはガロウに殺された事実を「起こったかもしれない未来」として認識しており、パラレルワールドの可能性を視野に入れました。
また、実際に時間逆行してきたサイタマ自身に記憶が無いとしても、時空を超えてまで皆と世界を救った事実を宇宙で自分だけが知っている誇らしく思っており、弟子としてこの事実を伝えるべき人間に伝えていかなければと決起しています。
ジェノスのプロフィール
【名前】 | ジェノス |
【ヒーローネーム】 | 鬼サイボーグ |
【ヒーローランク】 | S級14位 |
【年齢】 | 19歳 |
【身長】 | 178cm |
【体重】 | 不明 |
【好きなもの】 | オイルサーディン、サイタマの教え |
【嫌いなもの】 | サイタマを見下すもの、使いにくい電子機器 |
【趣味】 | ネットサーフィン、読書、日記(サイタマの教えを日々書いています) |
【声優】 | 石川界人 |
ジェノスはモスキート娘と同時に登場した準主人公のキャラクターであり、全身サイボーグ人間です。
モスキート娘を一撃で屠ったサイタマの強さに惹かれて弟子入りを志願し、現在はサイタマの弟子として身の回りの世話や一挙手一投足から強さを学んでいます。
ヒーロー協会の存在を知らなかったサイタマと一緒にヒーロー試験を受けており、合格後は師匠のサイタマを差し置いてS級最下位からスタートし現在はS級14位に昇格しました。
ある程度の活動御に与えられるヒーロー名は「鬼サイボーグ」です。
ジェノスが人間だった頃と過去
ジェノスがサイボーグになったのは4年前の15歳の頃になります。
怪人が跋扈する世の中でも家族と共に平和にまあまあな生活を送っていたある日、暴走サイボーグ(原作ONE先生版では「狂サイボーグ」)が街を襲撃し全てを破壊し尽くし家族の命までも奪ったのです。
ヒーロー協会所属のS級ヒーロー駆動騎士は単独で調査に赴き敵のデータを収集するタイプですが、彼を改造した科学者やバックについては謎に包まれています。 そんな中、原作web漫画では駆動騎士の正体が打ち明けられましたが、駆動騎士の言動を全て[…]
奇跡的に生き残ったジェノスは当時15歳で戦える力も無く廃墟と化した町で独り力尽きる所でしたが、偶然通りかかったクセーノ博士に拾われる形で生存出来ました。
その後、暴走サイボーグの凶行を止める旅を続けている正義の科学者であるクセーノ博士に頼み込み身体改造手術を受けて正義のサイボーグとなったのです。
それはいつの日か家族と故郷を滅ぼした暴走サイボーグを破壊するというジェノスの目的とクセーノ博士との約束の為でした。
ジェノスとサイタマの手合わせ
ジェノスがサイタマに手合わせを願い出たのは第17~18話(17撃目「手合わせ」)になります。
ジェノスは、サイタマ本人でさえも説明できない純粋な強さの秘密を探る為に手合わせを頼み込み、「回避不能な攻撃はちゃんと回避する事」「ふざけずに真面目にやる事」「ジェノスに気を遣わない事」「ジェノスが戦闘不能になり続けるまで続ける事」というルールの下、人気のない場所で手合わせを行うのです。
ジェノスはサイタマの本気を引き出せるように全力で挑みますが、どんなスピードやパワーもサイタマの前では無力であり、ジェノスの代表的な必殺技である「焼却」を放ってもサイタマに本気を出させるには至りませんでした。
しかし、ルールを告げたにも関わらずあっさりと勝負を終わらせようとするサイタマに再度ルールを確認してやる気を引き出すと、サイタマはジェノスの蹴りを回避して背後を取るのです。
そして、サイタマが拳を振りかぶった瞬間にジェノスは圧倒的な強さを前に「自身の死」をイメージすると、サイタマは鼻先に当たる直前に拳を止め、風圧でジェノスの背後の岩盤が粉砕するのでした。
こうして初の手合わせはサイタマの完封で終了するものの、強くなる為ならどんな事でもやる覚悟で挑んだジェノスでしたが、今回の手合わせで分かったのはサイタマの強さに近づけるイメージが全く湧かないという事だけだったのです。
ジェノスとサイタマの二回目の手合わせ
ジェノスとサイタマの二回目の手合わせは第231話(第184撃目「曲がり角」)になります。
今回も唐突にジェノスの申し出から始まった二回目の手合わせですが、サイタマはヒーロー活動の一環として外回りする予定だった為、ちょうど良いと手合わせを承諾しました。
そして場所移動後、合図と共にジェノスは「雷光核」による発光でサイタマの視界を封じると瞬時に間合いを詰めて拳を振り上げますが、ただ「うわ、まぶし」と顔を歪めるサイタマに拳が当たる直前で制止するのです。
攻撃を止めたジェノスを不思議に思うサイタマですが、ジェノスは「…やはりもういいです。手合わせしても先生の服を汚すだけだ」と述べるだけで、どうやら初動でサイタマがジェノスの強さに関心が無いという事実に気付いて取りやめた事が後の独白で語られています。
ジェノスが初動でサイタマから読み取ったモノはジェノスの強さに関心が無いという側面の外、サイタマにとってジェノスの強さは眼中にすら無いというものであり、弟子入りして二ヵ月以上経過して尚も自分が何も成長していない事実と依然としてサイタマとの間にある強さの壁が変わっていない事への停滞感でした。
ジェノスvsサイタマ!うどんの完食対決
たまに稽古をつけてもらっているジェノスですが、これまでサイタマには一度も勝てたことはありません。
しかし、唯一アニメ版ではバケツうどんを完食できるかの対決でサイタマに圧勝しました。
戦闘に関しては最強のサイタマも、胃袋の大きさだけは常人に近いことがこの時判明したのです。
ジェノスの死亡と復活についてのまとめ
- ジェノスの死亡は第211話(第164撃目「二乗」)
- ジェノスの復活は第213~214話(第166撃目「神々の目覚め」~第167撃目「夜明け」)
- ジェノスは覚醒ガロウに敗れて心臓の核を引き抜かれるが、サイタマが時間逆行して覚醒ガロウを倒した事で復活している
- ジェノスはサイタマに弟子入りして二ヵ月以上経過しても何も変わっていない自分に停滞感を覚えている
ジェノスは単行本1巻から継続して登場するサイタマの弟子であり作品の準主人公ですが、それもあってか今回のような死亡シーンは衝撃でした。
しかし、時間逆行というとんでも展開で復活していますので、今後もジェノスは展開に絡んできますし、原作ONE先生の方では暴走サイボーグに関して進展しています。
これからもジェノスの活躍には目が離せませんね。