ガロウはボロス編の次の章のボスになりますが、初登場が単行本8巻でありながらも決着までに28巻を跨いでいます。
待ちに待ったサイタマ戦の末にガロウはどのような結末を迎えたのでしょうか。
そこで今回は、
- ガロウとは
- ガロウvsサイタマの詳細
- ガロウの最後
- ガロウのその後と再登場について
を紹介したいと思います。
ガロウとは
【名前】 | ガロウ |
【年齢】 | 18歳 |
【初登場】 | 単行本8巻 |
【声優】 | 緑川光 |
S級3位シルバーファングの下で「流水岩砕拳」を学んだ弟子であり、人間でありながら怪人を自称し悪を執行するヒーロー狩りです。
子供の頃から怪人を熱心に応援するものの「正義が勝つ」という理不尽さに思う所があり、頑張ってる怪人がいつも最後には殺されて終わるシナリオはフェアじゃないし退屈という理由から自分自身が誰にも負けない最強の怪人になってシナリオを変えるという名目で怪人を目指しています。
地球がヤバい予言緊急対策チーム趣旨説明会で数多のヒーローを撃破し怪人としてデビューを飾った後はヒーロー協会本部に凶悪怪人として指名手配されました。
【ガロウの成長速度】
- 地球がヤバい予言緊急対策チーム趣旨説明会でA級6位ブルーファイア等のヒーローを一人で制圧し怪人デビュー(現時点ではS級数人相手には勝てないと自白)
- A級9位タンクトップベジタリアンを撃破
- S級タンクトップマスターとタンクトッパー軍団及びC級1位無免ライダ-を撃破
- A級26位黄金ボール、A級33位バネヒゲを撃破
- サイタマに遭遇して敗北
- S級金属バットと対決し痛み分けで中断
- S級番犬マンに敗走
- キングに挑むが隣にいたサイタマに瞬殺されて敗北
- A級8位デスガトリング、A級10位スティンガー、A級27位スマイルマン、A級36位鎖ガマ、B級6位ワイルドホーン、B級21位メガネ、B級43位ガンガン、B級99位シューターを相手に負傷した状態で勝利
- S級鬼サイボーグと遭遇し窮地に陥るも怪人協会に救われるが、S級シルバーファングとボンブにボコられる
- 療養明けに再びサイタマと遭遇するも瞬殺される
- 災害レベル鬼・キリサキングと災害レベル鬼・蟲神と交戦するもタレオを人質に取られて敗北
- 災害レベル鬼・キリサキングを瞬殺(※災害レベル鬼以上に成長)
- 怪人王オロチに敗北
- S級ぷりぷりプリズナーに勝利(※怪人化前)
- S級超合金クロビカリに辛勝(ガロウのリミッターが外れかける※怪人化)
- ボンブに勝利(※怪人化直後)
- S級シルバーファングに勝利(※自我を取り戻す)
- 白金精子、S級閃光のフラッシュに勝利(全てを吸収したガロウの拳「怪害神殺拳」が完成)
- 大怪蟲ムカデ仙人に金属バットと共闘し勝利(武の極致に到達)
ガロウvsサイタマは無かったことに…
ガロウvsサイタマの開始は159撃目「不安要素」です。
S級ヒーローや怪人との連戦で絶対悪を絶対たらしめる己の拳を完成させたガロウは遂にサイタマと再会します。
「誰だ」と問い掛けるサイタマの質問にガロウは「人類を平等に絶望の淵に叩き落とし絶対悪になる者」と名乗りますが、サイタマはガロウが怪人を倒して救助ヘリを助けていた様子を見ていた為、ガロウを怪人と思わず一旦見逃そうとしました。
しかし、度重なる騒音に抗議に来たら家が消し飛び飛び散った家財を海の中から探さなければならない不運に「俺が地球を滅ぼしてぇ気分だわ」と殺気を放つサイタマにガロウは一瞬寒気を覚えると、絶対悪はナメられてはならないとして死なない程度に心を折ってやろうとサイタマに殴りかかるのです。
ですが、ガロウはサイタマの何気ないカウンターを受けて吹き飛ぶと過去にサイタマに同じようにやられた事を走馬灯のように思い出しました。
度々出くわす神出鬼没の強過ぎるハゲと思い出したガロウは何よりも優先するべき標的と再認識し全力でサイタマを潰しにかかります。
天変地異のような戦闘音と破壊の最中、ガロウの攻撃は何れもサイタマを掠める事も無く、捉えたと思えば簡単に弾き返されるどころか反動でガロウ自身の腕が消滅すると、またまたサイタマに「人の話を聞け」と殴り飛ばされるのでした。
絶対悪に君臨する力を手に入れてようやく悲願が成就するタイミングで現れた一番大きな壁を乗り越える為、ガロウは己の怒りに呼応するように更に変異を始めます。
一方でサイタマはタレオからガロウを倒すのではなくて止めて欲しいと頼まれた為、被害の出ない場所に移動してヒーローとしてガロウを止める為にやる気を出しました。
怪人化から更に変異し各段に強くなったガロウでしたが、それでもサイタマとの戦闘力差は縮まる気配は無く依然劣勢です。
そんなガロウにサイタマは「お前、結局何がしてえんだよ?」と訊ねます。
ヒーロー狩りを自称しながらヒーローと協力して怪人を倒すガロウ。怪人の真似事をするガロウ。サイタマにはガロウが怪人には見えず純粋に疑問に思っての質問でしたが、子供が泣きながら足を洗うのをすすめるような敵であるガロウの目標「絶対悪」が世界平和にあるのではないかと見抜くのです。
ガロウは会話を切るように攻撃に転ずると、武術でサイタマに幾つかの打撃を与えますが当然のようにサイタマは無傷で応戦します。
しかし、サイタマは反射速度と瞬発力により凌いではいるものの体術は素人である為、ガロウが付け入るとすればサイタマの技術の無さであり、ガロウはサイタマの動きを計算して先を読み武術を叩き込みました。
そして、ビルを破壊し内臓に直接ダメージを与える大技「大発勁」の追撃を叩き込んで尚も無傷で立ち上がるサイタマを前に驚愕します。
ガロウは更に変異を始めると、翼が生えてより怪人の見た目に変貌し山を砕く一撃を放ち溶岩を吹き出させますが、やはりサイタマは無傷でした。
技・スピード・パワーの全てが頭打ちでありアドバンテージは「手数」のみでしたが、ガロウが腕を二本増やしたにも拘わらず全ての攻撃を回避されるので手数でさせも無意味と学びます。
次に試したのは「工夫」であり、ガロウは空中でサイタマを掴むと最大出力で火山に叩きつけた為、その余波で地殻変動が起こり世界は災害でパニックが起こりますが、それほどの強烈な攻撃でもサイタマに傷をつける事は叶わず「連続普通のパンチ」により逆に押し戻されていくのです。
そして、手数の為に更に増やした腕は防御の上から粉砕されると、ガロウはサイタマのパンチをその身に受け岩山を二座ほど貫通する勢いで殴り飛ばさるのでした。
技・パワー・スピード・手数・工夫の全てを出し切っても傷一つ付けられずに殴り飛ばされたガロウは、眼前に降り立ったサイタマの「もう気は済んだか?」の言葉に絶対悪の夢が潰えた事を悟ります。
しかし、絶対悪の夢が潰えたものの、ガロウはならば「せめてこいつの拳で」とサイタマの拳で自分の人生の幕引きを望みました。
心の何処かでは絶対悪の夢など上手くいく筈が無いと薄々感じていたガロウでしたが、サイタマとの戦闘で自分が「こうして死にたかったのか」と気付いたのです。
その為、ガロウはサイタマの拳で死ぬ為に最期の力を振り絞って殴りかかりますが、予想外にもサイタマは「これ以上はムダだから」と言ってガロウの拳を受け止めると合気道の要領で押さえつけるように膝を崩させてガロウを無力化させるのでした。
対してガロウは死を望み止めを刺すように乞いますが、サイタマはガロウがヒーローに対して思う所があると考えて話を聞く為に二人の戦闘であばら屋となった建物でちゃぶ台を挟みひざを突き合わせる事になったのです。
が、ここまでのエピドードは唐突に次週で白紙に戻されたのでなかった事になりました。
ガロウvsサイタマの正史(改変版)
ガロウvsサイタマが決着しかけた上述のエピドードはまさかの戦いそのものが無かった事にされましたが、163撃目「絶対悪」からガロウvsサイタマは再び描き直されました。(恐らく、サイタマとの一騎打ちの場面から仕切り直し。なお、ガロウは神の干渉を受け手「宇宙的恐怖モード」に変異)
シルバーファングとの戦いで自我を取り戻しつつあったガロウでしたが、意識の狭間で神が接触するとガロウは一瞬でも神に触れてしまい「代行者」として神通力を与えられてしまうのです。
サイタマと対峙するガロウは全生命体根絶拳「核分裂」と言う核攻撃に等しい攻撃を複数回打ち込みますが、天変地異が巻き起こる中でサイタマは服がボロボロになるだけでした。
しかし、ガロウは生物の動きを真似る武術の一つ「借勁」を使い借勁(モード)サイタマを纏うとサイタマと同じ「連続普通のパンチ」を放つのです。
対してサイタマも同じ「連続普通のパンチ」で応戦しますが、打ち合いでは互角であり、二人は互いの拳を受けて海に殴り飛ばされるとすかさず地上へ飛び出します。
ガロウが大技を仕掛ける構えをした為、サイタマは地上に攻撃が飛ばないように空中へ跳躍しますが、ガロウの「ガンマ線バースト」が想定以上に広大で広範囲だった為にサイタマは遠くへ吹き飛ばされてしまうのでした。
サイタマが戦線から遠ざかった後、ガロウは絶対悪として悪を執行する為に戦地に残る他のS級ヒーローや市民を襲撃しようと試みるも、神通力を宿すガロウが無意識に放っている宇宙放射線に耐えられない下位のヒーローや市民は血を流し死亡します。
そんな中、現れたのがS級1位のブラストであり、ブラストはガロウを地球から遠ざける為に強制転送させようと交戦しますが神通力を宿したガロウは一筋縄にはいかず苦戦していると、ガロウは未だ本気を出さないサイタマの本気を引き出させる為に満身創痍のジェノスの胸を貫きコアとなる心臓を引き抜き破壊するのでした。
そして、ガロウがジェノスを破壊したタイミングでサイタマが戻ってくると、ガロウはジェノスのコアをサイタマに投げ渡すのです。
ジェノスのコアを受け取ったサイタマはジェノスとの思い出を振り返りつつ周辺の仲間の屍を見渡しながら自分にはつくづくヒーローの勘が無いとぼやくと、怒気を孕み「必殺マジシリーズ・マジ殴り」を放つのでした。
対してガロウは借勁でサイタマの「マジ殴り」を真似すると、二人の「マジ殴り」による衝突エネルギーで地球が崩壊すると危惧したブラストがゲートを開き破壊エネルギーの方向を地球から逸らそうと試みますが、一人ではエネルギーが大きすぎて対応が遅れた為にブラストの仲間が協力し破壊エネルギーを地球から逸らす事に成功します。
しかし、二人がぶつかったエネルギーによりガロウとサイタマは地球から弾き飛ばされて木星近くの惑星に叩きつけられるのでした。
ジェノスを殺害されて怒り心頭のサイタマは珍しく真面目な面持ちで「かかって来い、てめーなんざ片手で充分だ」と挑発すると、ガロウはサイタマの地面から遠隔で魔法陣のような攻撃を仕掛けます。
ですが、サイタマはただの足払いで攻撃を跳ね除けると、呆気に取られているガロウの顔面を殴打し宇宙の彼方へと弾き飛ばしますが、ガロウはブラストで学んだのかゲートを開いてサイタマの間合いにワープし反撃に出ました。
しかし、サイタマは容易に亜空間ゲートを掴んで軌道をずらすと、攻撃をスカッたガロウに二発目を撃ち込み「小細工しねぇで拳で来い。武の極致ってのはそんなもんか?」と威圧します。
ガロウはあらゆる流派戦型を吸収し全てを相乗させた立体的かつ変幻自在な不可避の攻撃「轟気空裂流水岩砕爆心解放旋風鉄斬核分裂重力拳」を叩き込むもののサイタマの衣服を吹き飛ばす事しか出来ず、サイタマの必殺マジシリーズ「マジちゃぶ台返し」という名の惑星の大地のほぼ全てをひっくり返した技に飲み込まれました。
衛星のように浮遊する大地の瓦礫に飲み込まれたガロウをサイタマは瓦礫の上を跳躍し追いかけると、瓦礫から瓦礫へ飛び移り数十もの残像を生み出した必殺マジシリーズ「全方位マジ殴り」を炸裂させます。
ガロウは咄嗟にゲートを開いて亜空間に避難しますが、何故かガロウが開いた亜空間の中にもサイタマが既に潜んでおり、意表を突かれたガロウはサイタマのマジ殴りを受けて吹き飛ばされるのでした。
サイタマの異次元の強さに焦り始めたガロウはその強さに打ち克つ為に借勁を使いサイタマをコピーして応戦しますが、サイタマはガロウの亜空間を物ともせず、更には亜空間そのものを逆に活用してガロウに反撃を入れると、サイタマはわざとガロウと同じ技を繰り出してガロウを圧倒します。
「俺の本気をコピーして俺を超えようってんだろ?やってみろよ」
同じ力で対抗している筈なのにガロウの一打の後に返ってくるサイタマの一撃は徐々に重くなっていき、次第にガロウはサイタマをコピーしてもその力に追いつけなくなるばかりか、更にはサイタマはジェノスの一件でかつてない感情の昂ぶりによってガロウとの戦闘中に成長を続けていた為にその実力差はグングンと引き離されていきました。
既に地球上最強に近いガロウでさえサイタマの底が計り知れない域に達していましたが、宇宙空間で戦う最中、ガロウは太陽を発見するとサイタマを逆方向に転送して自身は地球の側へワープするものの、サイタマはガロウに飛ばされた直後に放屁してガロウに追いつくと顔面に拳を叩き込みます。
そして、その勢いのまま地球に落下すると、二人は元々戦っていた場所に戻ってくるのでした。
しかし、既にガロウに力は残っておらず、サイタマが手を引っ込めると「どうした…やれよ、なぜ殺さない」と吐血しながら問いかけます。
その答えとしてサイタマは「オレはヒーローだからな。お前を殺さないで止めてくれってのがあのガキの遺言でもあるからさ」とガロウの宇宙放射線にあてられて亡くなったタレオの意志を汲むのでした。
【決着】ガロウの敗北
サイタマの言葉を受けてガロウは漸くタレオが自分の宇宙放射線にあてられて亡くなっている事実を知る事になります。
視線を逸らすとその先にはタレオがうつ伏せに倒れており、ガロウは自分が側に居たせいでタレオが死んでしまった現実から激しく動揺し奇声を上げながらタレオから離れる為に逆方向へと逃走を始めました。
サイタマはガロウが既におかしかった事から誰かに何かされたのではと宥めますが、ガロウは例え誰かに何かされたとしても自分の心の弱さが原因であると涙します。
サイタマに勝てない限り絶対悪にはなれず、その上ガロウを負かしたヒーローは自分をヒーローに向いていないと卑下する為、ガロウはせめて狂った正義を振りかざして自信満々に殺してくれたら悪として散れたのにと項垂れるのでした。
そして、世界を変えて真っ先に救済したかったタレオも自分のせいで亡くなったと後悔していると、サイタマはそれは救済ではなく縋っていただけだと諭します。
他人のサイタマにこの気持ちが分かる筈がないと反論しかけるガロウでしたが、サイタマが握っているジェノスの心臓の核を見て、ガロウはサイタマ程の力を持った人間がマトモな精神でいられる訳が無いと理解を深めると、ガロウはサイタマもまた自分と同じなのだと悟るのです。
自分のしでかした事を後悔したガロウは、最後の頼みとして自分がイメージする「俺の拳の最終最高奥義」を更に上回る技としてサイタマに伝授させると、サイタマはガロウの奥義を真似た瞬間に時間を逆行し始めるのでした。
そして、ガロウは「お前なら出来る……お前が倒すのは、不吉な未来だ」とサイタマを送り出すと神に神通力を没収されて体が灰化して崩れていくのです。
サイタマはガロウの武術の真髄に素直に感心しつつも、ガロウの最期の言葉を理解すると、ガロウが絶対悪と成った場面(サイタマがガンマ線バーストをくらった直後)に回帰するなり不吉な未来になる前のガロウを「ワンパンならぬゼロパン」で殴り飛ばすのでした。
そして、突然現れたサイタマのパンチを受けたガロウは怪人化の外殻が剥がれると中から神通力が抜け落ちていくのです。
サイタマは直後にその時間軸のサイタマと磁石のように引っ付き融合すると、未来での出来事の記憶がすっぽ抜ける事になりますが、一方でガロウは何処からともなく受けたパンチにより満身創痍になりました。
また別場所ではガロウの宇宙放射線にあてられていたタレオが未来のガロウの声を聞いて目覚めますが、騒ぎの方へ駆けつけてみれば未来のサイタマにノックアウトされ神通力を消失したガロウがヒーローにボコられていた場面に遭遇します。
サイタマは、どんなに強い怪人でもワンパンで片付けてしまう無類のヒーローですが、その正体が本当にただの人間なのか現在も分かっていません。 そこで今回は、 サイタマのプロフィール サイタマの正体 サイタマが強い理[…]
ガロウの最後
この時間軸のガロウは誰に敗北したのか理解できていませんでしたが、既に敗北し神通力を失いヒーロー達にボコられている状況を不思議とすんなりと受け入れていました。
しかし、ヒーロー側も一枚岩ではなく金属バットのようにもう充分だと制止する者もいれば、下位ヒーローやアマイマスクのようにガロウの処刑は決定事項として殺せる時に殺すべきと徹底する者もいたのです。
そんな中、ゾンビマンが人間が怪人化した所であの規模の力を得るのは到底不可能として力の出所は「カミ」ではないかと尋問しますが、ガロウは全て自分の意志で行ったとして「さっさと殺せよ」と息巻きます。
ゾンビマンはガロウの目を見て既に生きる気が無いと見抜きますが、アマイマスクがガロウの望み通り処刑を執行しようとした所、駆けつけたタレオがアマイマスクの足にしがみついて「みんなひどいよ、ヒーローなんでしょ!?何でこんな事するの。おじさんは僕を何回も救ってくれた本物のヒーローなんだよ。おじさん!!早く逃げて」と必死に声を上げるのでした。
子供のタレオがいる手前ヒーロー達も表立ってガロウを処刑出来ませんでしたが、それでもガロウのせいで甚大な被害を被った為に見逃す事が出来ないと判断を下すと、キングがキングエンジンを最大出力で鳴らして「よさないか君達、子供の前だぞ」と仲裁に入ります。
流石にキングに睨まれては下位ヒーローやアマイマスクもこれ以上口出し出来ずに引き下がりますが、シルバーファングが「人に害を為したなら何十倍何百倍もの人を助けて償うんじゃ」と諭すと、サイタマが「絶対悪はそういうの得意だもんな、よかったじゃん。お前が本当は何者なのか皆が教えてくれてさ」と締めくくるのでした。
また、ガロウにはその気が無くとも、ジェノスとキングが黄金精子にやられそうになった時に黄金精子を吹き飛ばしてくれたお陰で二人の命が救われたとしてサイタマは御礼を述べると、ガロウはサイタマの言葉を噛み締めるように数瞬間を置いて舌打ちすると「つくづく嫌なヤローだ……!」と憑き物が落ちたような表情を見せた後にその場から飛び去るのです。
なお、他のヒーロー達がガロウの逃亡に慌てる中、ジェノスがガロウの再犯を危惧するとサイタマは「大丈夫じゃね」と平然と答えるのでした。
ガロウは死亡した?その後や再登場は?
ガロウはサイタマに敗北した後も生存しています。
また、時間を巻き戻した後は、ガロウにVSサイタマの記憶は無いようです。
逃亡後はかつてシルバーファングに教わった秘密の修練上で滝に打たれて精神統一していましたが、シルバーファングにより見つかりました。
ただ、シルバーファング曰く「見つけてほしかったのかもしれない」との事なので、ガロウなりにケジメを付ける機会を探していたのかもしれません。
なお、ガロウはヒーロー狩りを通して日常的に組手出来る相手としてシルバーファング程の奴は見つからないとして、シルバーファングの元に出戻るのは「オレの拳」を思い出す為であると主張しています。
その後は相も変わらず食い逃げで警察に捕まったりしていますが、シルバーファングは「産めば親になれるが道を示さねば師にはなれない」として、拘留中に終ぞ親が現れなかったガロウと共にヒーロー狩りの被害者達へのお詫び行脚に回る事を決意しました。
また、ガロウはタレオの事を心配していましたが、シルバーファングから元気に過ごしていると聞いて「頑張れよ、タレオ。オレも頑張るからよ」と独白しています。
今回の戦いを経て、ガロウは怪人化してから戦ったシルバーファング、ボンブ、閃光のフラッシュ、ブラスト、サイタマと順に相手にしていけば今度こそ怪人化せずに極意に辿り着けそうな気がすると豪語していますが、シルバーファングはヒーローを引退してガロウの後見人となりガロウを更生させて二代目シルバーファングとしていつかはヒーロー協会に紹介する腹積もりです。
なお、シルバーファングは打ち解ける為に好きなコの話を持ち掛けており、ガロウは予想外の会話の振り方に動揺しつつもガウレンジャーでガウイエローを演じてるキートが好みと渋々伝えると、二人は友達のように戦隊ものの話を交わすのでした。(キートさんはガロウの母に似ているとのこと)
ガロウvsサイタマとその後についてのまとめ
ガロウvsサイタマは一度決着したものの何故か次週で白紙に戻されて仕切り直しとなりましたが、結局サイタマに傷一つ付ける事も叶わずにガロウの敗北で決着しました。
覚醒したガロウの強さはS級ヒーローすらも恐怖する自称災害レベル「神」でしたが、サイタマとの戦闘力差はまだまだ天地ほど開いていましたね。
敗北後はシルバーファングの元に戻り更生に向かっているようなので、近い内にヒーローとして活躍する展開も期待できそうです。