【ワンパンマン】駆動騎士の正体が怪しい?ニャーン戦や強さについて解説

ヒーロー協会所属のS級ヒーロー駆動騎士は単独で調査に赴き敵のデータを収集するタイプですが、彼を改造した科学者やバックについては謎に包まれています。

そんな中、原作web漫画では駆動騎士の正体が打ち明けられましたが、駆動騎士の言動を全て信用していいいものなのかという意見が見受けられるのです。

そこで今回は、

  1. 駆動騎士の正体と本名
  2. 駆動騎士の「怪しい」点について
  3. 駆動騎士の死亡について
  4. 駆動騎士vsニャーンについて
  5. 駆動騎士の強さについて
  6. 駆動騎士の声優について

など、駆動騎士について判明している事を紹介したいと思います。

駆動騎士の正体と本名

駆動騎士はジェノスと同じ全身サイボーグ化したS級9位のヒーローです。

モノアイの仮面に全身を覆う黒い装甲が特徴であり、主に敵のデータを収集し戦術を組み立ててから戦闘に入る慎重派ですが、相手を過小評価せず正攻法ではなく弱点を突くタイプになります。

戦闘方法は身体を変形させて戦う黒兵器「戦術変形」であり、主要武器となる黒い箱を携えて戦況に応じた変形パターンに変身するというもので、斬り裂く「銀」や立体移動可能な「桂馬」など将棋の駒に見立てた数種類の変形が可能です。

ボロス編で新参のS級ヒーロージェノスに対し「メタルナイトはお前の敵だ」と忠告していますが、その真意はジェノスにメタルナイトを牽制させる為のものでした。

駆動騎士の正体は暴走サイボーグに故郷を滅ぼされた被害者の一人であり、他者の軍事技術を奪うメタルナイトに近寄らせないように同じ境遇のジェノスに警告したようです。

駆動騎士の肉体自体はボフォイ博士が世に放った殺戮兵器を破壊しパーツを回収して自ら改造強化したものになります。

また、ジェノスに自身の事を話した際に本名が「ゼロ」であると判明しました。

駆動騎士の証言は怪しい?

駆動騎士はヒーロー協会内部にも私利私欲の為にメタルナイト=ボフォイ博士と共謀している職員がいる可能性を危惧し誰も信用せず個人で調査し動いています。

駆動騎士の調査では、メタルナイト=ボフォイ博士は科学者として類稀な才能の持ち主であるが倫理観の欠如が見られる「悪」であり、現在はヒーローに偽装し協会に取り入り軍事防衛機能の大部分のシステムを掌握し事実上協会を乗っ取っている事、表向きは協会内の怪人収容所で人格矯正を測っているが実際には怪人を洗脳・改造し人工繁殖させ兵隊化させる生体兵器を作っている事などを洗い出し、ネオヒーローズ編で頻発する怪人の中にはボフォイに操作された怪人が混じっていると睨んでいるのです。

駆動騎士曰くボフォイは社会に混乱を与えヒーロー協会や警察など治安組織を疲弊し続け国力の低下を促し人類の抵抗力が弱り切ったタイミングを見て世界を支配しようとしているらしいのですが、これらの情報は独自に調査したものでボフォイとの共謀が疑われる協会側とは情報を共有していません。

この調査結果をジェノスに話したのは同じく暴走サイボーグに故郷を滅ぼされた境遇であるからという理由ですが、駆動騎士は神出鬼没な暴走サイボーグはボフォイによる数々の兵器実験の過程で世に生み出された自律破壊兵器の一つであり、恐らく現在もボフォイの切り札として格納庫に温存されていると見解を示しています。

こうして駆動騎士は暴走サイボーグはボフォイの殺戮兵器の一つと伝えてジェノスの復讐心を駆り立て同盟を持ちかけており、かつボフォイに警戒されていないボフォイの本拠地への接近という危険な任務をジェノスに頼みました。

しかし、これらは今の所駆動騎士の主張でしかない為、本当にボフォイが生体兵器を生み出して怪人を操っている黒幕なのか、ジェノスの家族と故郷を襲った暴走サイボーグの発明者なのかも定かではないのです。

また、同タイミングで戦慄のタツマキと閃光のフラッシュが別働任務に就いていますが、駆動騎士はそれらはボフォイの仕掛けと主張しているもののこれらの根回しも本当にボフォイが仕組んだのか分かっていません。

そして、怪人協会編で機神G5という機械の怪人が登場しましたが機神G5は鹵獲したメタルナイトのロボットを分解し情報を抜き出している事からメタルナイトとは別勢力であると考えられる他、ネオヒーローズ編でクセーノ博士宅を襲撃したのも機神シリーズの機械型怪人であり、彼等は明確にクセーノ博士やジェノスを狙ってきました。

もし、この機神シリーズがボフォイの作品でないとすれば黒幕はボフォイではない可能性が高いですし、ジェノスと接触した駆動騎士の言葉が途端に怪しくなります

なお、災害レベル「竜」のニャーン戦後に駆動騎士はボロボロの機神G5と対峙していますが、戦闘用エネルギーを使い果たしたと主張し機神G5との戦闘を忌避しており、機神G5も駆動騎士ではなくその場にいた協会職員に襲い掛かっているので駆動騎士と機神G5が敵対関係にあるのかそれとも身内なのかはこの時の描写からでは判断できません。

更に、駆動騎士はセキンガルに対し協会側の裏切り者はメタルナイト=ボフォイ博士であると暴露すると共にヒーロー協会側の勢力を聞き出す他、1位のブラストが動き出すかどうかを念入りに聞いている、またその時の駆動騎士が逆行で黒く塗りつぶされているという不穏な演出となっている等、あからさまに怪しく描かれていました。

関連記事

メタルナイトは高火力の兵器を搭載したロボットのヒーローですが、ロボット自身は無人機であり裏で遠隔操縦している人物が存在ます。 では、メタルナイトとしてヒーロー活動する者は一体何者なのでしょうか。 そこで今回は、 メ[…]

ワンパンマンの表紙

駆動騎士が正しいのか、それともボフォイは濡れ衣なのか今の所はどちらが真実なのか分かりませんが、これらの描写から駆動騎士の言葉を全て信用するのも早計ではないかと考えられているようです。

駆動騎士の死亡説と強さ

単行本17巻86撃目「ハゲマントだからか?」では、ヒーロー協会の大口スポンサーナリンキの息子ワガンマが怪人協会に拉致された為、駆動騎士が他のS級に先駆けて単独調査を強行し職員の制止を振り切りZ市のゴーストタウンへ踏み入っています。

しかし、彼が備える発信機からの信号が途絶えて連絡がつかなくなったため「駆動騎士はやられた」というのが協会の見解でした。

その為、人質救出作戦時には駆動騎士は暫定的に行方不明として扱っていましたが、怪人協会突入後に駆動騎士は五体満足で登場したため生きていた事が判明します。

通信が途絶えた間は身を潜めて敵の情報を調べており、怪人の何匹かに拷問を繰り返し災害レベル「鬼」以降の怪人と幹部あたる「竜」の怪人の名前・特徴・戦闘スタイルを収集していました。

そして、怪人協会突入組のS級が討ち漏らした低級怪人を掃討する下位ヒーローがピンチに立たされた際に駆けつけたのです。

それまで姿を現さなかったのは味方に潜む裏切り者に傍受される危険を考慮しての判断でした。

【最新刊】ワンパンマン
created by Rinker
WEBコミック界のカリスマと超絶絵師がタッグを組み、2012年より「となりのヤングジャンプ」にて連載。平熱系最強ヒーロー“サイタマ”の日常ノックアウトアクション!

駆動騎士vsニャーン

単行本25巻121撃目「窮鼠」では、下位のヒーローが突如現れた災害レベル「竜」のニャーンに苦戦し、童帝が救出した人質の少年ワガンマを守り切れずに殺されそうになっていた所、行方不明だった駆動騎士の参戦により免れます。

そして、122撃目「駆動騎士」では、駆動騎士は黒兵器「戦術変形」を余すことなく披露すると、念頭には生け捕りして解剖研究の末に生物模倣兵器の参考にするという目論見がありましたが、ニャーンの強さを見極めて生け捕りは不可能と改め退治へと方針を変更しました。

ニャーンは3mm程度の隙間であれば体を薄っぺらにして通り抜けられる体質である為、駆動騎士の鎧の隙間から内部に入り中から斬り刻もうと試みますが、駆動騎士はニャーンの特性を利用して内部への侵入を誘うと戦術変形「金」の高熱によりニャーンを蒸し焼きにしてニャーンが飛び出したタイミングで戦術変形「銀」で串刺しにし撃退します。

また、止めとして猛火が立ち上る程の爆炎によりニャーンを焼く事で災害レベル「竜」の排除を完了するのでした。

戦況的には駆動騎士は殆ど無傷で勝利したので余裕そうに見えましたが、長時間の調査活動とこの戦いで戦闘用エネルギーを使い切ってしまった為、ギリギリの勝利だったようです。

駆動騎士の強さ

駆動騎士は災害レベル「竜」のニャーンを無傷で単独撃破していますが、本人は正攻法では致命打を狙おうにも攻撃を当てる事すら至難であったと己の力量をニャーン未満若しくは同程度であると謙遜しています。

駆動騎士がニャーンに勝利出来たのは敵に油断と慢心があった他、駆動騎士は下位のヒーロー達がニャーンと戦闘を繰り広げている間に敵の戦闘データを収集して戦術を組み立てていたという背景がある為、それらの条件があったからこそニャーンとの戦いを有利に運べたと認めているのです。

駆動騎士曰く分析不足で怪人を倒しきれなければ事態はより悪化するというもので、勝率を上げる為に利用できるものは全て利用するという彼なりの戦い方があります。

その為、駆動騎士の強さはデータ収集や事前準備が前提の強さになるようです。

なお、災害レベル「鬼」までの怪人ならば会話しながら瞬殺できる他、ジェノスとの共闘では事前データ無しで災害レベル「竜」を討伐しているのでS級の中でも戦闘能力は中位程度はあるのではないでしょうか。

ただし数十時間に及ぶ継続的な稼働と災害レベル「竜」との戦いで戦闘用エネルギーは使い果たされる為、持久力が懸念されます。

駆動騎士の声優「上田燿司」さん

【名前】 上田燿司(うえだようじ)
【所属】 アミュレート
【誕生日】 1971年8月7日
【代表作】
  • 「ジョジョの奇妙な冒険」→ロバート・E・O・スピードワゴン役
  • 「ノー・ガンズ・ライフ」→ヒュー・カニンガム役
  • 「王様ランキング」→ベビン役
  • 「BLEACH 千年血戦篇」→二枚屋王悦役
  • 「葬送のフリーレン」→アイゼン役
【来歴】 兵庫県神戸市垂水区出身の声優で、声優の永島由子さんと結婚されています。

経歴は関西大学法学部卒業→東京アナウンスアカデミー卒業→文学座付属演劇研究所→江崎プロダクション養成所→マウスプロモーション→ミディアルタであり、現在はアミュレートに所属しています。

駆動騎士の正体と怪しさやニャーン戦についてのまとめ

  1. 駆動騎士の正体は暴走サイボーグに故郷を滅ぼされたジェノスと同じ境遇の被害者であり、本名は「ゼロ」
  2. 駆動騎士は独自の調査で暴走サイボーグはボフォイ博士の殺戮兵器の一つと狙いを付けており、ヒーロー協会側にはボフォイ博士の息がかかった共謀者がいる他、ネオヒーローズ編で頻繁に現れる怪人の中にはボフォイ博士の生体兵器が混じっているとしてボフォイ博士を裏切り者と睨んでいる
  3. しかし、駆動騎士の証言は全て本人の主張である為、本当にボフォイ博士が黒幕かは不明
  4. 読者間では駆動騎士が「怪しい」という意見も散見される
  5. 駆動騎士の強さは災害レベル「竜」を単独撃破出来る実力だが、戦闘データを収集して戦術を組み立て勝率を上げる独自の戦い方を取っている
  6. 駆動騎士の声優は「上田燿司」さん

駆動騎士の正体はジェノスと同じ暴走サイボーグに故郷を滅ぼされた者でした。

暴走サイボーグがボフォイ博士の殺戮兵器の一つだとあたりを付けジェノスに同盟を持ち掛けていますが、未だ彼の証言が100%真実なのか判断できる材料が無い為、読者間でも駆動騎士が「怪しい」と言われているようです。

何かとヒーロー協会側の勢力を気にしていたり、ブラストが動くかどうか注視している等、どっちの意味にも捉えられる言動をしているので駆動騎士が敵か味方か分かりません。

今後も注目のキャラクターの一人ですので駆動騎士の動向には注視したいですね。

【最新刊】ワンパンマン
created by Rinker
WEBコミック界のカリスマと超絶絵師がタッグを組み、2012年より「となりのヤングジャンプ」にて連載。平熱系最強ヒーロー“サイタマ”の日常ノックアウトアクション!