フリーレン一行が勇者ヒンメルの死亡から28年後に訪れた北側諸国グラナト伯爵領、そこで相対したのが断頭台のアウラの配下「首切り役人」の魔族でした。
首切り役人の一人・リーニエとはシュタルクが戦う事になりましたが、リーニエはどんな魔法を使い、どのような決着となったのでしょうか。
今回は、
- リーニエのプロフィール
- リーニエの年齢予想
- リーニエの魔法
- リーニエの最後と死亡
などリーニエについて紹介したいと思います。
リーニエのプロフィール
リーニエは七崩賢・断頭台のアウラの懐刀「首切り役人」の一人です。
初登場は単行本2巻第14話「言葉を話す魔物」で、勇者ヒンメルの死亡から28年後の北側諸国グラナト伯爵領でアウラ軍の和睦使者として登場しました。
立場的には首切り役人ですが同じ首切り役人でもリュグナーには敬称を付けている事からリュグナーよりは下の立場であり、幼い頃に勇者一行を目撃している為、年齢的にもかなり年下になります。
なお、魔族だからか戦闘はやや高揚感を覚えており好戦的です。
北側諸国グラナト伯爵領で登場したのが七崩賢の一人「断頭台のアウラ」です。 彼女は一度勇者一行の戦いで退けていましたが、今回もフリーレン一行の前に立ちはだかる事となり、フリーレンはアウラと戦う事になりました。 今回は、 […]
リーニエがかわいい
リーニエの容姿は魔族特有の二本の角以外、ツインテールのゴスロリ調という格好をしたややダウナー気質な少女です。
本編ではリュグナーにタメ口をきく姿、特にリュグナーと大事な計画の話を交えている最中に夢中でリンゴに齧りついている姿は非常に可愛らしく、相手の力量を見誤ったのをリュグナーに諭された際に冷や汗を浮かべて緊張感を高める姿は魔族としての未熟さを醸し子供のようでした。
とは言え、やはり魔族なので人間に比べて感情は薄い為、そういった部分もリーニエの魅力なのでしょう。
なお、口調は粗暴な部分が目立ちます。
リーニエの年齢は不明
リーニエを含めた魔族は年齢が明かされていないのが殆どです。
しかし、リーニエは幼女ほどの体躯の時期にハイターと共に戦っているアイゼンを目撃しているので、この時の回想が勇者一行が旅をしていた10年の何処かに該当するのならばその時から88年(勇者一行の旅期間10年+魔王死亡からヒンメルの死まで50年+ヒンメルの死からリーニエ初登場28年)が経過している事になります。
したがって、リーニエは少なく見積もってもあの見た目で88歳以上であると考えられるのです。
一方でリーニエがアイゼンとハイターを目撃したのが魔王討伐後からヒンメルの死後の間だとすれば振れ幅は広いながらも28~78歳の間だと考えられます。
また、アイゼンが最強の戦士として動ける、かつハイターも動いている状況から考えると、最低でもヒンメルが死亡する以前の記憶だと思われるので、何れにしてもリーニエは最低28歳以上ではないでしょうか。
リーニエの魔法
リーニエの魔法名は「模倣する魔法」です。
リーニエは魔力を読み取るのが得意な魔族であり、人が動いている時の体内の魔力の流れを記憶して動きを模倣する事が出来ます。
武器は掌から放出した稲光する魔力の球から創造するらしく、両手が空いていればいつでもどこでもどんな体勢からでも武器を取り出す事が可能です。
シュタルク戦では幼少期に記憶した戦士アイゼンの動きを忠実に模倣しましたが、他にも過去に記憶した動きは再現出来る為、剣も使用します。
リーニエは魔力感知が得意
リーニエの魔力感知はリュグナーが認める程の精度を誇っています。
しかし、フェルンの隠匿術は彼女が魔法を行使する直前まで感知する事が出来ず、反応が遅れました。
一方でリュグナーが「人間の魔法使い如きがリーニエの魔力探知を掻い潜っただと」とかなり驚愕しているので、リーニエの魔力感知は魔族(アウラ軍)の中でも高位に当たるものと思われます。
リュグナーは北側諸国グラナト伯爵領に訪れた際に登場した魔族の一人です。 七崩賢の一人・断頭台のアウラの部下であり、魔族としても相応の強さを持っていたリュグナーですが、フリーレン一行が街を訪れたタイミングで搗ち合う事となり、結果フェルン[…]
リーニエの最後と死亡
リーリエの運命は原作3巻に描かれています。
アウラに派遣された首切り役人はグラナト伯爵を拷問し街の防護結界を解除するのを役割にしていましたが、偶然街を訪れていたフリーレン一行のフェルンとシュタルクによりグラナト伯爵を奪還されてしまいました。
その為、リュグナーはフェルンを、リーニエはシュタルクを追いかけて交戦します。
シュタルクとの戦いでは戦士アイゼンの動きを模倣する為に魔球から斧を取り出し奇襲すると、数回の斬り合いでシュタルクを圧倒しますが、防戦一方でありながらも頑丈なシュタルクを即刻排除出来ずに戦闘は長引きました。
シュタルクは師であるアイゼンの動きを忠実に再現するリーニエの斧裁きに違和感を覚えて質問すると、リーニエから「模倣する魔法」について聞かされ、彼女が戦士アイゼンの動きを模倣していると知ると「無茶苦茶じゃねぇか…こんなの勝てるはず…」と初めて背中をついて倒れてしまいます。
しかし、倒れた際にアイゼンとの修行を回想し、彼が「戦士ってのは最後まで立っていた奴が勝つんだ」と言葉にしていたのを思い出し活力に変えると、再び立ち上がりリーニエに立ち向かいました。
また、シュタルクは同じ動きであってもリーニエとアイゼンとでは技の重みが違う真似事だと述べると、リーニエはシュタルクに引導を渡す為、再度戦士アイゼンの動きを模倣してシュタルクに止めの一撃を振り下ろすのです。
シュタルクは防御の構えの無い大振りの振り下ろしの体勢であり、リーニエはがら空きの脇腹へと斧を叩き込みますが、リーニエの斧はシュタルクの胴体を両断するどころか臓器にすら届かず脇腹に僅かな傷を与える程度でした。
そして、シュタルクの頑丈さに驚愕するリーニエでしたが、シュタルクはそのまま振り被った斧を振り下ろす「閃天撃」を放ちリーニエの右肩から真向斬りする形で両断するのです。
何が起きたのか理解できなかったのかリーニエが「あ…」と声を漏らした後、そのまま灰化して死亡しました。
リーニエの魔法や死亡についてのまとめ
- リーニエは七崩賢・断頭台のアウラの懐刀「首切り役人」の一人
- リーニエはツインテールのゴスロリ調という格好をしたややダウナー気質な少女風の魔族
- リーニエの年齢は不明だが、28~88歳の間と予想
- リーニエの魔法は人が動いている時の体内の魔力の流れを記憶して動きを模倣する「模倣する魔法」
- リーニエは魔力感知が得意
- リーニエは勇者ヒンメルの死亡から28年後、北側諸国グラナト伯爵領でシュタルクと戦闘し敗北、死亡
可愛い容姿と粗暴な口調、そして模倣の魔法で斧を扱うギャップから割と人気が出始めた敵キャラだと思われましたが、最後は呆気なくシュタルクにやられて退場しました。
「葬送のフリーレン」の戦闘は長引かせず幕引きはあっさりとしたものが長所ですが、首切り役人はキャラが立っていたので少し物悲しく思います。
アニメでは戦闘が盛られたりすると嬉しいですね。