【葬送のフリーレン】ゼンゼの魔法は髪を操る?強さやユーベルとの相性

ゼンゼは、フリーレンとフェルンが一級試験を受けた際に二次試験を担当する試験官として登場しました。

登場回は僅かですがゼンゼとは一体どんな人物なのでしょう。

今回は一級魔法使いゼンゼについて紹介していきたいと思います。

ゼンゼのプロフィール

ゼンゼは一級魔法使い選抜試験に登場した第二次試験官担当の一級魔法使いであり、フリーレンと背丈の変わらない女性です。

初登場は単行本4巻第37話「一級試験」、第二次試験官として登場したのは単行本6巻第48話「零落の王墓」になります。

顔が隠れる背丈ほどの長髪と淡々とした口調や眠たげな双眸が特徴的なキャラクターですが、髪の手入れは考えたくもないくらい大変なそうで本人曰く「地獄」とのことです。

その為か、フリーレンが第一次試験で結果を破り試験区域に雨が降り注いだ際には傘をさして髪が濡れるのを防いでいます。

なお、ゼンゼ(Sense)はドイツ語で「鎌」を意味するそうです。

ゼンゼの試験のやり方

第一次試験担当のゲナウとは考え方が正反対であり、ゼンゼの試験は有望な受験者を無暗に死なせない手法を取り入れた安全を徹底したものになります。

自称平和主義者で争いを好まないゼンゼは魔法使いの最高峰一級魔法使いは「不可能を可能にする」「理不尽なほどの逆境でも覆せるような存在」という思想を持っている為、試験区域に前人未到の零落の王墓を指定しは冷静な自己分析とチームワークを重要視する課題を与えました。

一方で有望な人材を死なせない為に脱出用ゴーレムを召喚できる瓶を用意してあげています。

なお、ゼンゼが担当した過去4回の試験において合格者は0人です。

フェルンに対する評価

第二次試験ではゼンゼは受験者に手を貸さないものの一緒に零落の王墓の最深部に同行する受験者を選んでいます。

彼女が同行した相手はフリーレンとフェルンの二人組でしたが、ゼンゼはフェルンに対して「その若さで君ほど優秀な魔法使いは見たことがない」と発言している事から大魔法使いゼーリエと同じく見る目は確かなようです。

また、フェルンと会話する事で彼女が魔法を探求する理由は師であるフリーレンが迷宮を潜った際にガラクタみたいな魔導具を集めて楽しそうに笑っている姿を見て一緒に魔法を追い求めるようになったと聞くと、満足いく答えを聞けたからか笑みを浮かべています。

過酷な迷宮でも楽しんで攻略する姿はゼンゼに高い評価を与えたようです。

ゼンゼの魔法

ゼンゼの魔法名は不明ですが「髪を操る魔法」を使用します。

作中では髪を鎌のように鋭く変質させて相手を貫きました。

現代魔法において防御魔法を破る方法は質量で叩き壊すか技術で掻い潜るかの二通り存在しますが、ゼンゼの魔法は質量と技術の両方を兼ね揃えているばかりか圧し掛かる威力は巨岩の如き重さです。

ユーデル曰く膨大な数の髪の毛を自在に変質させて操るという行為は人間とは掛け離れたイメージを持つらしく、その時点で二級魔法使いと比較すれば遥かに格上の魔法使いと言われています。

髪には防御魔法に匹敵する幾重もの魔法がかけられており、手狭な迷宮内でも無数の手段で戦えるようです。

ゼンゼの強さ

本編ではゼンゼ本人の戦闘シーンはありませんが、第二次試験会場の零落の王墓では水鏡の悪魔が生み出したゼンゼの複製体が登場し受験者を苦しめています。

本人に拘束魔法と精神操作魔法の耐性があるのかは定かではないものの複製体は本物の心の働きを精密に模倣したものです。

その為、マハトの記憶を覗き見る程の実力者精神魔法の専門家であるエーデル二級魔法使いの「声」ですらも通らない、また武闘派ではない魔法使いでは逃げるのがやっとで全面展開した防御魔法を砕かれるといった脅威性が見られるばかりか、フリーレンも概ねゼンゼの複製体は看過出来ないと判断しており、フリーレンの複製体と挟撃されたらフェルンを守り切れないばかりか最悪二人とも死ぬと断言する程度には危険視されています。

また、受験者の二級魔法使い以下は為す術もなく瞬殺されている他、フリーレンとフェルンを除けば一級魔法使いの実力と遜色ない宮廷魔法使いのデンケンが隙を捉えられない程の人物なので、本物の実力も複製体と同義である事は間違いないでしょう。

因みに髪は体の一部なので「見た者を束縛する魔法」では全身を視界に入れる事が出来ないので通用しません。

ユーベルとは相性が悪い

ユーベルは三級魔法使いでありながら3年前に試験官の一級魔法使いを殺害した事で失格処分を言い渡されています。

彼女の魔法は「大体なんでも切る魔法レイルザイデン」と呼ばれる己が切れると思った物はなんでも切れ、己が切れないと思った物は全く切れないという大雑把な判定の魔法であり、切れる対象は己のイメージに左右されるのです。

彼女が3年前に守りに特化した「不動の外套」を得意とする試験官を殺害できた理由は布というものは切れる物というイメージを確立させていたからであり、不動の外套が如何なる攻撃魔法を通さない防御魔法で守られていようが感覚のままに切り裂くイメージを構築させたからでした。

その為、ゼンゼはユーベルの感覚を才覚の領域と表現しており、ユーベルが不動の外套を使う試験官を殺害した時点で自分がユーベルに勝てるイメージが湧かないとして相性の悪さを自覚しています。

そして実際にはユーベルは三級魔法使いでありながらも「髪は切るもの」と認識しているのでゼンゼの複製体を瞬殺しました。

ゼンゼについてのまとめ

  1. ゼンゼは一級魔法使い選抜試験に登場した第二次試験官担当の一級魔法使いで年齢不詳の女性
  2. ゼンゼの魔法名は不明だが「髪を操る魔法」を使う
  3. ゼンゼの強さは二級魔法使い達が為す術もなくやられる、フリーレンが警戒に値する程の実力
  4. ユーベルの「大体なんでも切る魔法レイルザイデン」とは相性が悪い

一級魔法使い選抜試験第二次試験に登場したゼンゼですが3年前の選抜試験にも試験官として登場していた為、少女のような風貌をしていますが実年齢は高いのかもしれません。

また、耳元が頭髪で覆われているので確証はないもののエルフではと噂されているようですが、フリーレンが何も言及していないので人間なのでしょうね。

現在は選抜試験後に再登場はありませんが、読者から再登場を望まれる人気キャラとなっています。

葬送のフリーレン
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魔王を倒した勇者一行の後日譚ファンタジー 魔王を倒した勇者一行の“その後”。 魔法使いフリーレンはエルフであり、他の3人と違う部分があります。 彼女が”後”の世界で生きること、感じることとは-- 残った者たちが紡ぐ、葬送と祈りとは-- 物語は“冒険の終わり”から始まる。 英雄たちの“生き様”を物語る、後日譚(アフター)ファンタジー!