破面篇から登場した虚化の能力を持つ集団「仮面の軍勢(ヴァイザード)」ですが、原作が完結しても彼等の能力は未知数です。
そこで今回は仮面の軍勢の中で誰が一番強いのかをランキング形式で紹介したいと思います。
※あくまでも独断と偏見での順位ですので、可能性の一つとしてお読みいただけると幸いです。
仮面の軍勢(ヴァイザード)の強さランキング!
元護廷十三隊所属の隊長副隊長または鬼道衆副総帥という経歴を持つ仮面の軍勢は、肩書だけで言えば護廷十三隊の一部勢力を切り離したような存在です。
つまり、元々隊長の座についていた平子真子などの卍解を使えるキャラクターが実力的にも上位である事が分かります。
したがって、仮面の軍勢を率いる平子真子をトップに据えて以下は僅差で並んでいる印象でした。
【順位】 | 【名前】 | 【経歴】 | 【卍解有無】 |
1位 | 平子真子 | 元・護廷十三隊五番隊隊長 | 習得済み |
2位 | 有昭田鉢玄 | 元・鬼道衆副鬼道長 | 不明 |
3位 | 鳳橋楼十郎 | 元・護廷十三隊三番隊隊長 | 習得済み |
4位 | 六車拳西 | 元・護廷十三隊九番隊隊長 | 習得済み |
5位 | 愛川羅武 | 元・護廷十三隊七番隊隊長 | 不明 |
6位 | 矢胴丸リサ | 元・護廷十三隊八番隊副隊長 | 不明 |
7位 | 久南白 | 元・護廷十三隊九番隊隊長 | 不明 |
8位 | 猿柿ひよ里 | 元・護廷十三隊十二番隊副隊長 | 不明 |
では、8位から詳細を見ていきましょう。
第8位「猿柿ひよ里」
始解の能力 | 2.0 |
卍解の能力 | 0.0 |
影響力・効果範囲 | 1.0 |
鬼道 | 1.0 |
オサレ値 | 2.0 |
総合評価 | 2.0 |
元々護廷十三隊十二番隊副隊長に就いているだけあり素の戦闘力は高い方ですが、血の気が多いのが玉に瑕です。
空座町決戦の戦いを見て分かる通り、仮面の軍勢の中でも煽り耐性が低いので無策で敵に斬りかかる事で視野の狭さから市丸ギンの横槍を受けてしまい、戦力を自ら裂いてしまいました。
冷静でいれば副隊長クラスの実力に虚化の力が上乗せされるので戦力にはなる筈ですが、戦闘描写が少し残念ですね。
ただし、卍解を習得するかどうかで実力はぐんと伸びるでしょう。
したがって、猿柿ひよ里の順位は第8位とさせていただきました。
第7位「久南白」
始解の能力 | 0.0 |
卍解の能力 | 0.0 |
影響力・効果範囲 | 2.0 |
鬼道 | 1.0 |
オサレ値 | 3.5 |
総合評価 | 2.5 |
仮面の軍勢でも一番謎の多いキャラクターで斬魄刀の所持が不明です。
しかし、虚化を併用した白打戦でギリアンクラスを瞬殺する実力は現在の護廷十三隊と比較しても副隊長以上は確実であり、時間制限有りとは言え斬魄刀無しでそこまで戦えるのは隠密機動に通じるものがありますね。
謂わば四楓院夜一の下位互換のようなものでしょうか。
夜一は斬魄刀を使うより己の肉体で戦った方が強いらしいので、もし久南白もそのタイプならば仮面の軍勢内での順位は下位ですし、逆に斬魄刀が実践で使えるレベルならばまだまだ伸びしろはあります。
よって、久南白の順位は第7位とさせていただきました。
第6位「矢胴丸リサ」
始解の能力 | 2.0 |
卍解の能力 | 0.0 |
影響力・効果範囲 | 2.0 |
鬼道 | 1.0 |
オサレ値 | 3.0 |
総合評価 | 2.5 |
元護廷十三隊八番隊副隊長でその実力は京楽春水の折り紙付きです。
しかし、101年前の魂魄消失案件や空座町決戦のハリベル戦でも始解の能力は開示される事が無かった為、実際の実力はよく分かっていません。
ただし、霊王護神大戦後は元副隊長の経歴を持つ仮面の軍勢メンバーの中で唯一隊長職に就いているので、卍解を習得しているか、若しくは隊長格に匹敵する霊圧を保有している可能性が浮上しました。
空位の隊長の座に暇を持て余していた矢胴丸リサを押し付けたようなものですが、現総隊長の京楽春水や四十六室が認可しているという事は相応の実力はあるのでしょう。
したがって、矢胴丸リサは第6位とさせていただきました。
第5位「愛川羅武」
始解の能力 | 3.5 |
卍解の能力 | 0.0 |
影響力・効果範囲 | 3.0 |
鬼道 | 1.0 |
オサレ値 | 2.0 |
総合評価 | 3.5 |
久南白に次いで詳細が明かされていないキャラクターです。
斬魄刀の始解が棘のついた巨大な金棒「天狗丸」で、破壊力が高く「火吹の小槌」という技を使用できる事以外何も分かりません。
ただし、空座町決戦では虚化して素手でギリアンを二つに割いていたので身体能力はかなり高い筈であり、元護廷十三隊七番隊隊長という経歴から卍解を隠し持っている為に作中で明かされた実力に卍解の力が上乗せされます。
残念ながら千年血戦篇でも大した活躍はありませんでしたが、設定的に実力をまだ隠しているので卍解次第では上位を狙えるでしょう。
したがって、愛川羅武の順位は第5位とさせていただきました。
第4位「六車拳西」
始解の能力 | 3.0 |
卍解の能力 | 3.0 |
影響力・効果範囲 | 2.5 |
鬼道 | 1.0 |
オサレ値 | 2.0 |
総合評価 | 3.0 |
元護廷十三隊九番隊隊長という経歴から当然ながら実力は隊長格相当であり、卍解も習得しています。
作中ではワンダーワイスやマスク・ド・マスキュリンを相手に卍解を使用しましたが、ワンダーワイス戦では解放直後に行方不明になり、マスキュリン戦では普通に敗北した為にいまいち格好がつかないキャラクターです。
しかし、大虚やギリアンを瞬殺できる実力から隊長格基準の実力はある筈なので、作中では単純に相手が悪かったのではないでしょうか。
黒崎一護の虚化修行の際には虚化無しでそこそこ戦えていたので設定的には強いと思われますが、漫画的に恵まれないといった印象でした。
したがって、六車拳西の順位は第4位とさせていただきます。
第3位「鳳橋楼十郎」
始解の能力 | 2.5 |
卍解の能力 | 4.0 |
影響力・効果範囲 | 4.0 |
鬼道 | 2.0 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 3.5 |
残念な二枚目キャラで度々格好のつかない元護廷十三隊三番隊隊長ですが、正直な所、仮面の軍勢では一番可能性を感じさせてくれました。
千年血戦篇で明かされた鳳橋の卍解「金沙羅舞踏団」は音楽を要にして様々な属性の攻撃を幻覚で行い、そのダメージを実際に与える強力な卍解であり、作中では炎熱系と水系の攻撃を怒っていた事から万能感がありますね。
ただし、使用者の鳳橋自ら「金沙羅舞踏団」の能力を明かして聴力を失えば効果から逃れられるという弱点を突かれた為にこの卍解は度々ネタ扱いされる悲しい卍解になりました。
鳳橋自身、相手が鼓膜を破り耳が聴こえなくなった状況下の対応策を考えてなかったのはかなりマイナスですが、作中で明かされなかった第三の演目の可能性や能力自体の強さから仮面の軍勢では強い方でしょう。
したがって、鳳橋楼十郎の順位は第3位とさせていただきました。
第2位「有昭田鉢玄」
始解の能力 | 0.0 |
卍解の能力 | 0.0 |
影響力・効果範囲 | 4.5 |
鬼道 | 5.0 |
オサレ値 | 4.0 |
総合評価 | 4.5 |
第2位は、作中でも強敵を倒した実績から安定感のある有昭田鉢玄です。
元鬼道衆副鬼道長の肩書に恥じない強力な鬼道使いで、特に縛道の結界術はBLEACHの作中でも五指に入る実力であり、井上織姫の椿鬼を復活させる回帰能力も扱えます。
101年前時点で縛道の九十番台を詠唱破棄で使用していたり、空座町決戦では「四獣塞門」と呼ばれる4種の結界術を乱用していた事から、握菱鉄裁に次ぐ鬼道のスペシャリストです。
作中では太古の虚圏から君臨する中級大虚バラガン・ルイゼンバーンを討ち取る功績を上げていますが、千年血戦篇ではジェラルド相手に虚化して鬼道で戦うも他の仮面の軍勢共々吹き飛ばされて一発退場した事から実力が良く分からなくなってしまいました。
しかし、バラガンを討ち取った功績と結界術の高さだけでも有昭田鉢玄が仮面の軍勢どころか作中でも有能だった事が分かる為、第2位にさせて頂きます。
第1位「平子真子」
始解の能力 | 4.5 |
卍解の能力 | 4.0 |
影響力・効果範囲 | 3.5 |
鬼道 | 1.0 |
オサレ値 | 4.5 |
総合評価 | 4.5 |
第1位はやはり仮面の軍勢のリーダー平子真子です。
過去には藍染惣右介の危険性にいち早く気付き監視下に置く為に副隊長に選んだ慧眼、死神代行消失篇や千年血戦篇では黒崎一護の心情を汲み取る器量の高さ、破面篇では虚化してグリムジョーを圧倒した実力を見せました。
藍染に関しては裏目に出てしまいましたが、小説では傷心中の雛森桃に寄り添い藍染との思い出の全てが悪いものではないと窘めたり、巨悪の根源つ綱彌代時灘を討つ為に己一人が数百の敵の中に止まるなど、リーダーの素質は充分です。
残念な部分は作中での戦績であり、空座町決戦では始解で藍染に挑み敗北、千年血戦篇では颯爽と登場しておいてバンビエッタにあっさり負けたりと本編での見せ場に良い所はありませんでした。
しかし、小説で平子の卍解は孤立無援にこそ使用できる同士討ちに近い能力であると明かされたり、藍染戦では逆撫の能力で鏡花水月にかけられる寸前に対象者の視界を逆さまにして斬魄刀解放の瞬間を見せないようにする秘策があったなど語られていた事から、やりようによってはもう少し活躍できた筈です。
バンビエッタに関しては相性的に最悪なので弁解の余地はありませんが、相手が藍染でなければかなり強いのではないでしょうか。
したがって、仮面の軍勢の強さランキング第1位は平子真子にさせていただきました。
仮面の軍勢(ヴァイザード)の強さランキングのまとめ
仮面の軍勢内の強さランキングは以下の通りです。
- 1位 平子真子
- 2位 有昭田鉢玄
- 3位 鳳橋楼十郎
- 4位 六車拳西
- 5位 愛川羅武
- 6位 矢胴丸リサ
- 7位 久南白
- 8位 猿柿ひよ里
完全に独断と偏見ではありますが、中には未だ卍解などの奥の手が開示されていないキャラクターもいますので実際の強さは入れ替わるでしょう。
今後、スピンオフ小説が出た際に仮面の軍勢の能力も回収してくれることを願うばかりです。
↓仮面の軍勢のその後についてはこちら↓
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