【BLEACH】猿柿ひよ里は真っ二つにされて死亡した?再登場やその後など

仮面の軍勢の一人「猿柿ひよ里」は、作中で黒崎一護の虚化を制御する特訓に参加した少しひねくれたキャラクターですが、空座町決戦時に市丸ギンに胴体を両断されてしまいました。

そこで今回は、

  1. 猿柿ひよ里は真っ二つにされて死亡したのか
  2. 猿柿ひよ里の再登場とその後
  3. 猿柿ひよ里のプロフィール
  4. 猿柿ひよ里と浦原喜助の関係

以上、ひよ里の生死やその後について紹介していきたいと思います。

猿柿ひよ里の死亡とその後

単行本42巻364話「Grinning Revengers」、破面篇終盤の空座町決戦時、レプリカの空座町を舞台に藍染惣右介率いる十刃と護廷十三隊がぶつかった戦いの最中、護廷側が劣勢に持ち込まれた際に仮面の軍勢が参戦しました。

無数のギリアンが投入されますが、仮面の軍勢が総出でギリアンを瞬殺しており、ひよ里も虚化してギリアンを始末しています。

その後、矢胴丸リサと共に日番谷冬獅郎と対峙するハリベルと交戦するものの、藍染がハリベルを排除した事で藍染一派と総力戦となるのです。

そして、ひよ里の退場はここで描かれています。

 

ひよ里と冬獅郎の口喧嘩

冬獅郎がハリベルを任せて藍染と戦いたいと言った際には、ひよ里は「ウチたかて藍染のハゲブチ殺したァてココ来てんねんぞ!」と激怒しており、冬獅郎にハゲ・チビと罵声を浴びせた事から流石の冬獅郎もひよ里の胸倉を掴んで「オマエの方がチビだろうが!」と怒っていました。

ひよ里は市丸ギンの神鎗で真っ二つにされる

猿柿ひよ里が真っ二つにされたのは単行本43巻377話「Shout at the Daek」です。

凡そ101年ぶりに藍染と対峙した仮面の軍勢は逸る気持ちを抑えて相手の出方を窺っていましたが、平子真子は藍染の能力を警戒して「考え無しに近づいたらその時点でお終いやど」と味方に忠告しています。

その言葉は主に柄を力強く握るひよ里に発した言葉で、ひよ里はこの場の誰よりも気持ちが逸っていました。

しかし、藍染は敢えて平子を隊長呼びをしたり、迂闊に近づいたら終わりとは滑稽だと平子の言葉を嘲笑し、迂闊に近づこうが慎重に近づこうが結末は同じで仮面の軍勢は百年前の夜に死んでいると煽るのです。

藍染の言葉に我慢の限界に達したひよ里は、平子の制止を無視して抜刀し藍染へと躍り出てしまいます。

ですが、藍染に刃が届くよりも早く、ひよ里は遠方から放たれた市丸ギンの神鎗の横薙ぎによって上半身と下半身が真っ二つに斬り裂かれてしまいました。

ひよ里は両断された刹那に自身の下半身が落ちていく姿を捉えながら、落下中に平子に上半身を受け止められており、心配する平子にウチ…ガマンできひんかった…と悔しそうに語っています。

百年もの間、溜め込んでいた藍染への恨みがひよ里を動かしてしまったのでしょう。

 

ひよ里が真っ二つにされた流れ
  1. 藍染惣右介に挑発される
  2. 激昂した猿柿ひよ里は藍染に斬りかかろうとする
  3. 市丸ギンの神槍で体を真っ二つにされてしまう

猿柿ひよ里は死亡していない

ひよ里が真っ二つにされた後、ひよ里を抱き抱えた平子は咄嗟に有昭田鉢玄の結界術に頼ろうと振り返りますが、その鉢玄もバラガン戦で右腕を失った状態だった為、咄嗟に井上織姫の事象を拒絶する力を思い出し、黒崎一護が織姫を連れ帰ってくる事を願っています。

そして、単行本45巻389話「WINGED EAGLES 2」にて黒崎一護が卯ノ花列と共にレプリカの空座町に帰還を果たした事から、平子は織姫を連れて帰って来なかった事を軽く咎めながらも、過酷な戦況に左右されない卯ノ花と一緒に来た事にそっちの方が正解であると遠回しに感謝していました。

卯ノ花の到着までは片手の鉢玄が結界術でひよ里を保全しており、単行本48巻422話「the sllent vlctory」にて、黒崎一護と藍染惣右介の戦いが決着した後に卯ノ花烈に治療された姿が描かれています。

卯ノ花曰く鬼道に出来る事は医療と変わり無く体構造は完治させたものの後はひよ里が生きる事を諦めなければいずれ目を覚ますらしく、平子はリーダーとして感謝を述べました。

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BLEACHの表紙

猿柿ひよ里の再登場は小説と千年血戦篇

ひよ里は破面篇の後、死神代行消失篇の空白期間を埋める小説「BLEACH The Death Save The Strawberry」で少しだけ登場しています。

藍染・市丸・東仙の三名が離反した事で隊長席が空席状態だった事から、平子真子・六車拳西・鳳橋楼十郎の三名が復隊と同時に隊長職に就任したのですが、ひよ里は101年前の惨劇や浦原喜助の特殊義骸に入って現世で暮らしていた経緯から歳を取らず外見が幼いままである他、転々とアジトを変えながら過ごす日々等の積み重ねが藍染と藍染を信じた死神全体へ憎悪を向ける要因となっていた為、最後まで平子達の復隊に反対していたのです。

「信っじられへん!ハゲたことぬかすんもたいがいにせえよハゲェ!」

ひよ里は回し蹴りを平子の側頭部に畳み込み、現在もひよ里を心配する有昭田鉢玄と愛川羅武の三人でアジトで暮らしています。

ひよ里の千年血戦篇の登場

単行本65巻589話で、四楓院夜一が調査した滅却師達が現世と尸魂界の境界に発生させていた歪みは、歪みが出来る瞬間と消える瞬間に大きなエネルギーが発生している事が分かり、平子真子の計らいで現世の猿柿ひよ里達と合流してそのエネルギーを集めてもらっていると浦原喜助が話しています。

そして単行本68巻614話「KILL THE KING」にて現世にいた仮面の軍勢、猿柿ひよ里・有昭田鉢玄・愛川羅武・矢胴丸リサが回収したエネルギーを持って技術開発局に集合し、再登場早々に平子といつもの口喧嘩を始めるのでした。

その後、護廷十三隊が霊王宮へ突入する準備が整うと、浦原はひよ里達に死覇装に着替えた上で「コチラに参加して下さい」と命じた事でひよ里は反発してしまいますが、発言するより早く羅武に頭を掴まれた後に肩に担がれて着替えの為に別室へ運ばれます。

羅武は「ローズもシンジも拳西も命張ってる中でどのツラ下げてこのまま帰るってんだオメーは」とひよ里を諭すと、ひよ里は百年ぶりに死覇装に袖を通す事となるのです。

ひよ里の千年血戦篇の活躍

ひよ里の千年血戦篇の活躍は単行本72巻658話「Fatal Matters Are Cold」で描かれています。

霊王宮へ突入した一行はユーハバッハの親衛隊の一人ジェラルド・ヴァルキリーと交戦しており、ジェラルドは奇跡の能力で受けたダメージ量に応じてより強く巨大化する為、護廷十三隊の隊長副隊長と戦う事で既に巨人並になっていました。

ひよ里は鉢玄達と共に瓦礫に隠れて隙を窺うと、自らが先陣を切って虚化して三つの数珠繋ぎの霊子を展開し特大の虚閃を放ちます。

この一撃はジェラルドに易々と払われてしまいますが、ひよ里は陽動であり、ジェラルドの背後から鉢玄・羅武・リサが虚化して一斉に飛び掛かりそれぞれ強力な技を繰り出し叩き込むのです。

しかし、それすらもジェラルドには通用せず仮面の軍勢は一纏めに叩き落されてしまうのですが、これ以降ひよ里達の出番はありませんでした

この事から再びひよ里の死亡疑惑が浮上してしまいますが、ちゃんと生存しています。

猿柿ひよ里の生存とその後

霊王護神大戦後を描く小説「BLEACH Can't Fear Your Own World 2巻」、ひよ里は再び現世に戻っていましたが、道羽根アウラが浦原商店を襲撃した際、重霊地である空座町は世界から隔離されました。

その際、空座町担当だった行木竜之介と斑目志之が一様に黒地に白い文様が刻まれたスーツを身に纏い同様の配色をガスマスクを着用した男女の集団に襲われているところにひよ里が颯爽と現れて二人をついでに助けるのです。

ひよ里は登場するなり「ウチの縄張りで気色悪い霊圧タレながしよって……どこのモンやお前ら」と男女の集団を威嚇しつつ、怯む竜之介と志之に「言っとくけど、お前らタダで助けたんとちゃうぞ!」と怒鳴りつけています。

二人を抱えて浦原商店に到着したひよ里は、黒服の集団と人払いの結界の中で浦原喜助とアウラが規格外な戦いをしている様子をうかがっており、浦原がアウラに拉致された後は浦原商店の勉強部屋で檜佐木修兵と邂逅し、その際に平子からの伝言として「平子隊長が現世に行くなら俺の代わりにひよ里をおちょくっておけ」と伝えられた事から「…ぁんのボケなすびハゲェ!」と虚空に向かって叫んでしました。

尚、檜佐木に突っかかった際には身長的に胸倉を掴めなかったので服の裾を捻り上げていますが、竜之介には背が届かなかっただけで本当は胸倉を掴みたかったことを見透かされています。

また、未だに東仙を隊長呼びしている檜佐木には拳西の事を舐めてるのかと指摘しており、それを許している拳西にも甘すぎると舌打ちするものの、檜佐木が六車拳西と同じくらい東仙にも感謝している事を伝えればそれ以上つつく事はしませんでした。

その後は拉致された浦原の消息を追うために商店内に手がかりが無いか調べていると、店のカウンターに奇妙な珠が置かれているのに気づけば、その珠が弾けると赤い液体が文字となり浦原のメッセージが浮かぶのですが、ひよ里は「きっしょ!殺人現場のダイイングメッセージか!」とツッコんでいます。

しかし、ツッコミ後に追加の血文字で「ダイイングメッセージみたいとかありきたいな事を思った人はツッコミの才能がないです」と浮かべば、ひよ里は「やかましゃアホ!」と血文字を踏みつけていました。

猿柿ひよ里は「うなぎ屋」に就職?

竜之介と志之を助けたひよ里の帽子には「UNAGI!」と書かれており「ウチは死神でもなんでもあらへん、通りすがりの何でも屋見習い、猿柿ひよ里様や!」と発言しています。

つまり、ひよ里は鰻屋育美の何でも屋「うなぎ屋」で働いており、霊王護神大戦後は育美に「なんでもいいから仕事取ってこい」と言われて二人を助けたのです。

尚、助けた二人には代金の支払いの代わりに浦原商店まで連れて行って欲しいと言われて「ウチはタクシーとちゃうぞ!なめとんのかハゲ!」と怒っていましたが、普通に連れて行ってあげています。

猿柿ひよ里の10年後

単行本74巻686話「DEATH & STRAWBRRY」BLEACHの最終話、霊王護神大戦から10年後、ひよ里はアジトで黒崎一護の息子の黒崎一勇の姿を見つけ「コラア!そこで何してんねんクソガキィ!」と怒鳴りつけているコマがあります。

その際、コマが小さくて分かりづらいですが、確かに「うなぎ屋」のロゴ入りの帽子を被っている姿が映っている事から、10年後も鰻屋育美の元で働ている事が窺えました。

尚、容姿身長共に変化はありません。

猿柿ひよ里のプロフィール

【名前】 猿柿ひよ里さるがきひより
【年齢】 不明
【身長】 133㎝
【体重】 26㎏
【誕生日】 8月1日
【所属】 元護廷十三隊十二番隊副隊長/仮面の軍勢(ヴァイザード)/うなぎ屋
【斬魄刀】 馘大蛇くびきりおろち
【初登場】 単行本22巻
【声優】 高木礼子

元十二番隊副隊長で101年前に藍染惣右介の実験により虚化させられた事で四十六室から虚として処分される際に、浦原喜助や四楓院夜一の手で現世に逃亡した仮面の軍勢を名乗る一員です。

八重歯とそばかすが特徴的な小柄な少女で、過去現在共に金髪のツインテールの可愛らしい死神ですが、誰彼構わず関西弁で喧嘩腰の為に第一印象は大体悪くなっています。

しかし、内面は過去の追放でナイーブな面が強く出ているだけであり、死神と人間が嫌いながらも相手の心情を汲んであまり突っかからないなどの配慮が出来る一面もありました。

現世ではサンダルを履いた赤いジャージ姿に背中に斬魄刀を背負うスタイルで浸透していますが、特殊義骸に入っているので年を取らない為、5年単位で転々とアジトを移動しています。

猿柿ひよ里の虚化

単行本25巻215話「Tug Your God Out」にて、ひよ里の虚化が初登場しています。

黒崎一護が虚化を制御する為に仮面の軍勢のアジトにやってきた際、一護を仲間にするかしないかの権限は仮面の軍勢側にあると豪語するひよ里が一護の実力を測る為に躍り出ると、仮面を出して対峙しました。

仮面のデザインは目つきが悪く顎先が少し突起した仮面で額に長い角が生えており、黒い模様が描かれています。

虚化を制御するための特訓をする際、ひよ里の内在闘争時間は69分2秒で、黒崎一護の68分44秒が記録される以前は仮面の軍勢で最長でした。

猿柿ひよ里の斬魄刀「馘大蛇くびきりおろち

【名前】 馘大蛇くびきりおろち
【解号】 「ぶっ手切れ、馘大蛇」
【初出】 単行本43巻375話「EXecution, EXtinction」

斬魄刀解放後は刀身が大きなノコギリのような形状に変化しますが、作中では戦闘描写が割愛されているので能力の詳細は不明です。

猿柿ひよ里の卍解

残念ながら馘大蛇の卍解は作中で登場していません。

過去の階級が副隊長であったことからも卍解未修得なのではないかと思われます。

猿柿ひよ里と浦原喜助の関係

単行本36巻に収録された110年前の過去篇にて、猿柿ひよ里と浦原喜助は元上司と部下という関係だと判明しています。

ひよ里は元々十二番隊副隊長で零番隊に移動した元十二番隊隊長曳舟桐生を慕っていた事から、後任の浦原喜助に強く反発していましたが、技術開発局での手伝いや突飛な発想に振り回される日々を送る中で、浦原の思いや覚悟を知る事になり、毛嫌いしながらも次第に心を開いていきました。

ですが、ひよ里が浦原を嫌っている事には変わりがなく、単行本67巻606話「Divine Division」で浦原が言った「瀞霊廷のため」という言葉が嫌いだったと後に語っています。

したがってひよ里と浦原は、ひよ里が一方的に嫌っているだけでそこまで険悪な関係という事でもなく、ただ反りが合わないのでしょう。

破面篇で藍染惣右介と黒崎一護の戦いが終わった後、現世に戻ったひよ里を浦原は浦原商店の店員にスカウトしているので、喜助はひよ里を好意的に見ているようです。

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照れるひよ里がかわいい

ひよ里が副隊長を務めていた過去、彼女は技術開発局のメンバーに苛立ちを隠せていない様子でした。

実験器具を投げ捨てて文句を言うひよ里の姿も可愛いのですが、それ以上に浦原に「頼りにしてるんスよ」と魂魄消失事件の増援要員を任された際のまんざらでもない照れたような表情はとても可愛らしいものとなっています。

いつも怒ったりキレたりしているひよ里の頬を赤らめて文句を言おうとしている姿が新鮮でした。

猿柿ひよ里の声優「高木礼子」さん

【名前】 高木礼子(たかぎれいこ)
【所属】 シグマ・セブン
【誕生日】 1973年11月26日
【代表作】
  • 「美鳥の日々」→綾瀬貴子役
  • 「ラブひな」→カオラ・スゥ役
  • 「B-伝説! バトルビーダマン」→大輪ヤマト役
  • 「金色のコルダ Blue♪Sky」→小日向かなで役
  • 「ONE PIECE STAMPEDE」→ジュエリー・ボニー役(二代目?)
【来歴】 大阪府出身の声優・ナレーターで以前はアーツビジョンに所属していました。

アーツビジョン時代は笹本優子さん、倉田雅世さん、半場友恵さんの低身長4人組ユニット「ちびっこ部隊」組んでいます。

因みに、アニメ版BLEACHのオリジナルキャラクター霞大路瑠璃千代の声優も高木礼子さんです。

猿柿ひよ里の死亡やその後と再登場についてのまとめ

  1. 猿柿ひよ里は空座町決戦時に藍染惣右介の挑発に我慢できず飛び出した所を市丸ギンに真っ二つに両断された。
  2. 猿柿ひよ里は真っ二つにされた後、有昭田鉢玄の結界で延命され、卯ノ花列によって治療され生存している。
  3. 破面篇終了後は現世に止まり、千年血戦篇で再登場するとジェラルドと交戦。
  4. 霊王護神大戦後は再び現世に戻り、鰻屋育美の何でも屋「うなぎ屋」で10年後も働ている

体を真っ二つにされてしまった猿柿ひよ里ですが、単行本55巻から開始された千年血戦篇でも登場を果たしています。

いつものように文句を言いながらも護廷をサポートする彼女の姿をアニメでも期待せずにはいられません。

【完結済み】BLEACH
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黒崎一護・15歳・ユウレイの見える男。その特異な体質のわりに安穏とした日々を送っていた一護だが、突如、自らを死神と名乗る少女と遭遇、「虚」と呼ばれる悪霊に襲われる。次々と倒れる家族を前に一護は!?