仮面の軍勢の一員として登場した矢胴丸リサは藍染惣右介との戦い後は猿柿ひよ里たちと共に現世に留まっていますが、千年血戦篇で再登場し、霊王護神大戦後は護廷十三隊の隊長に就任していました。
そこで今回は、
- 矢胴丸リサが隊長に就任した経緯
- 矢胴丸リサの卍解の有無
- 矢胴丸リサと京楽春水の関係
- 矢胴丸リサと伊勢七緒の関係
など、リサについて触れていきたいと思います。
矢胴丸リサが隊長に就任した経緯
結論から言いますと矢胴丸リサは、千年血戦篇後に護廷十三隊八番隊の隊長に就任しています。
本編の最終回を描く10年後では隊首羽織を身に着け、朽木ルキアの新隊長着任の儀に参加している姿が単行本74巻685話「無欠の果て」で描かれていますが、阿散井恋次と朽木ルキアの結婚を描いた小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」で矢胴丸リサが隊長に就任した経緯が判明しました。
小説の劇中では、藍染惣右介の反乱後に現世の本やCDを購入者の元に秘密裏に配送する「YDM書籍販売」という事業を行っていた矢胴丸リサですが、千年血戦篇後に顧客が減少してしまった為、暇を持て余していたリサに隊長就任の打診があったとされています。
リサは隊長就任を受ける際に、
- 副業を認める
- 商品の運搬に八番隊穿界門の使用を許可する
という二つの条件を出していますが、リサが八番隊隊長に就任した姿を見る限り上層部が受け入れたと推測できますね。
矢胴丸リサは卍解を修得しているのか
八番隊隊長に就任した矢胴丸リサですが、彼女が卍解を修得しているという情報は描かれていないものの、隊長就任の前提条件に卍解の修得があるので卍解を修得していると思われます。
しかし、霊王護神大戦後の深刻な人手不足の為の特例としてリサに八番隊隊長の打診があったのは確かなので、実際にリサが卍解を修得していなくとも実力としては申し分ないので選考された可能性もあるでしょう。
ただ、元隊長ながら作中で卍解を使わなかった愛川羅武の様な事例もあるので、リサの卍解の有無は未だ明かされていません。
矢胴丸リサの斬魄刀「鉄漿蜻蛉」
【名称】 | 鉄漿蜻蛉 |
【解号】 | 「潰せ、鉄漿蜻蛉」 |
【卍解】 | 不明 |
【初出】 | 原作43巻375話「EXecution,EXtioction」 |
始解は先端に刃がついた矛とも槍ともとれる長物の武器に変化し、槍術の動きを取り入れています。
しかし、作中では始解後に戦闘が終了した為に鉄漿蜻蛉の能力は不明のままとなっている他、卍解の有無も明かされていません。
矢胴丸リサのプロフィール
【名前】 | 矢胴丸リサ |
【年齢】 | 不明 |
【身長】 | 162cm |
【体重】 | 52kg |
【誕生日】 | 2月3日 |
【所属】 | 仮面の軍勢/元・護廷十三隊八番隊副隊長/現・護廷十三隊八番隊隊長 |
【斬魄刀】 | 鉄漿蜻蛉 |
【好きなもの】 | エロ本 |
【副業】 | YDM書籍販売 |
【初登場】 | 原作1巻 |
【声優】 | 服部加奈子→石塚さより |
矢胴丸リサは、黒髪をおさげに眼鏡にへそ出しセーラー服といった性癖丸出しな容姿と関西色の強い愛知・岐阜弁を話す女性死神です。
初登場時は仮面の軍勢の一員として黒崎一護の虚化の修行に協力しており、原作36巻に収録される過去篇を経て101年前までは護廷十三隊に所属する死神である事が判明しています。
当時から直属の上司である京楽春水相手でさえ強い口調で話しているリサですが、仲間を大切に思っている姿が描かれていました。
矢胴丸リサと京楽春水の関係
本編から101年前、矢胴丸リサは八番隊副隊長を務めており、八番隊隊長京楽春水の部下でした。
リサと京楽は上司と部下という関係ですが、当時からリサは京楽にタメ口で話しており、京楽もリサの性癖を熟知した上で隊首会を覗き見るリサをやんわりと注意するだけに留めていた事から、良好な関係を築いていたように窺えます。
また、魂魄消失案件の始末特務部隊に状況が分からない前線に大鬼道長と副鬼道長の両方が出陣するのは不味いと意見し、代わりに自身の部下のリサを任命した際には以心伝心さながら短い言葉とアイコンタクトで意思の疎通を図る他、リサの事を「結構強い」と高い評価と信頼を寄せていました。
原作42巻365話「Whose Side Are We On」では、藍染惣右介の前に他の仮面の軍勢のメンバーと共に101年ぶりに護廷十三隊の前に現れると、平子真子の「アイサツしときたい相手がおる奴いてるか?」という問いに無言のまま京楽春水の許に向かっています。
そこではコヨーテ・スタークの攻撃を受けて地面に突っ伏していた京楽に対し「いつまで死んだフリしてんねん!!」と後頭部を踏みつける当時と変わらない調子で再会を果たしており、「あたしがどれだけ強くなったか見したるわ!」と短い言葉を交わしました。
京楽は再会したリサを見て随分と綺麗になったと褒めた後に「…元気そうで良かった」と吐露しています。
千年血戦篇後に八番隊隊長にリサが就任したのも、もしかしたら総隊長である京楽の働きがあったからなのかもしれませんね。
護廷十三隊の隊長を100年以上務めている京楽春水は、千年血戦篇で山本元柳斎重國が殉職して総隊長職を引き継ぎ、霊王宮でリジェ・バロと対峙した際にこれまで頑なに使用を控えていた卍解を解禁しました。 そこで今回は、 京楽春水の斬魄[…]
矢胴丸リサと伊勢七緒の関係
幼少期の七緒は月の初めにリサと読書をする仲で、101年前の回想では「鈴生姫」と書かれた本を抱えて京楽の前に姿を現しています。
しかし、このタイトルの「鈴生り」の部分が少し大人向けな内容を暗示しているのではと読者の間で少し話題となっており、リサの性格上けして有り得ない事ではないので何とも結論付け難い一コマとなりました。
また、霊王護神大戦から3年後を描く小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」では、七緒が真央図書館の年間の貸出冊数が一千冊を超えた者に贈られる称号「名誉会員」を有している事から七緒が霊術院を卒業する際にリサから八番隊に迎え入れるべきだと京楽に進言していた事が判明しています。
それから八番隊に配属された七緒は八番図書館へ送り込まれると、配架の仕事中に新たな蔵書(※意味深)を持ってくるリサと親しくなり、終業後の執務室でお互いのおすすめの本を持ち寄って二人だけの読書会を開いていたのです。
つまり、互いのおすすめの本を持ち寄っていたという文面から過去篇で七緒が抱えていた「鈴生姫」はやはりリサが選んだ大人向けの本の可能性が高くなりました。
京楽率いる八番隊副隊長「伊勢七緒」ですが、千年血戦編で京楽が七緒の斬魄刀を隠し持っていることが明かされました。 それではどうして京楽が七緒の斬魄刀を隠していたのか、 伊勢七緒と狂骨の関係 七緒の母と神器「八鏡剣」の呪い[…]
矢胴丸リサの虚化の仮面
101年前の魂魄消失案件の際に、リサも平子達と同様に藍染の実験の犠牲となり虚化しています。
最終的に浦原喜助の協力で虚化の進行を抑える事が出来、101年の歳月を経て虚化を完璧にコントロールできるようになっている為、黒崎一護の虚化には劣るものの大幅な戦闘力の底上げが可能です。
また、虚化した際の顔に装着する仮面は西洋騎士の兜を彷彿とさせるデザインとなっています。
BLEACHの破面篇で登場した仮面を被った集団「仮面の軍勢(ヴァイザード)」は、空座町決戦に参戦し藍染惣右介にし敗れています。 しかし、その後は音沙汰が無いまま漫画本編では千年血戦篇で再登場しました。 そこで今回は、仮面の軍勢([…]
矢胴丸リサの声優「石塚さゆり」さん
【名前】 | 石塚さゆり/服部加奈子(※前任) |
【所属】 | アーツビジョン |
【誕生日】 | 1977年8月30日 |
【代表作】 |
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【備考】 | アニメ放送当初は矢胴丸リサの声を担当していたのは服部加奈子さんでしたが、服部加奈子さんの声優引退に伴いアニメ第278話から石塚さゆりさんが矢胴丸リサの声を引き継いでいます。
因みに石塚さゆりさんはBLEACHキャラの中でミラ・ローズなども担当していました。 |
矢胴丸リサが八番隊隊長に就任した経緯や卍解の有無についてのまとめ
- 矢胴丸リサは霊王護神大戦後に瀞霊廷の全体的な人材不足から八番隊隊長の打診があり就任した
- 矢胴丸リサは隊長にしている手前、卍解を習得している可能性が高いが作中で使用されていない
- 矢胴丸リサと京楽春水は101年前まで八番隊の副隊長と隊長の関係で良好だったが魂魄消失案件でリサが失踪して以来音信不通だった
- 矢胴丸リサと伊勢七緒は、七緒が真央図書館の名誉会員だと聞きつけたリサの方から確保に動いており、二人で読書会を開く程仲が良い
リサが隊長に就任した姿は原作74巻で描かれており、小説「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」にて隊長就任の経緯が描かれていました。
卍解に関しては隊長就任の条件ではあるようですが、就任当時の状況を鑑みると卍解を会得しないまま隊長になった可能性もあります。
リサは千年血戦篇にも登場していたので、2022年10月から放送されるアニメでの登場も待ち遠しいですね!
【↓10年後の護廷十三隊のメンバーはこちら↓】
千年血戦篇の大戦によって多くの戦死者を出した護廷十三隊ですが、今回は霊王護神大戦終結後の「3年後・10年後・獄頤鳴鳴篇」を含めた最新の護廷十三隊隊長副隊長一覧を紹介したいと思います。 最新!10年後の護廷十三隊と隊長副隊長一覧 霊王護神[…]