BLEACHには数多くのキャラが登場しますが、頭脳に於いて突出したキャラの殆どは科学者だったり研究者だったりしました。
そこで今回はBLEACHに登場した頭脳が優れたキャラをランキング形式で紹介したいと思います。
ブリーチの頭脳が優れたキャラランキングTOP5!
正直な感想で言えばBLEACHの登場キャラで頭脳が優れたキャラはそこまで多くありませんので、読者ならば誰がランクインするか容易に想像できると思います。
それでは、栄えある頭脳の優れたキャラをランキング形式で一挙に見ていきましょう!
第5位【京楽春水(きょうらくしゅんすい)】
【現在】 | 護廷十三隊一番隊隊長 / 総隊長 |
【経歴】 | 八番隊隊長 → 一番隊隊長 |
第5位にランクインしたのは護廷十三隊の二代目総隊長を務める京楽春水です!
普段の京楽は軽薄で女好きな印象ですが、有事に際しては自堕落な印象から一転して思慮深く洞察力に長けた指揮官タイプに変貌し、事態の収束に向けた最善手を非難を浴びる覚悟で選択する度量の持ち主です。
尸魂界篇では朽木ルキアの処刑が矢継ぎ早に執り行われる事に別の思惑が働ていると勘付いて浮竹十四郎と共に刑の執行を阻止し、恩師でもある山本元柳斎重國と対峙しました。
旅禍として現れた茶渡泰虎に対しては信念に向き合って本気で挑み、スターク戦では戦争は始めた瞬間からどちらも悪との持論を述べ、戦いの流儀などに二の足を踏む事も無く不意打ちでも何でも活用して勝利を治めています。
また、千年血戦篇では元柳斎の後を継ぎ、欠けている戦力を向上させる為に四十六室を黙らせて更木剣八の斬術指南を卯ノ花烈に一任し、自身は藍染惣右介を拘束具付きで一時的に無間から解放し深刻な事態に備えました。
「面子では世界は護れない」「悪を倒すのに悪を利用する事をボクは悪だと思わない」という理念から、藍染をもってして「やりにくい男」と評価される京楽の頭脳による采配は指揮官として護廷十三隊随一でしょう。
千年血戦篇で一番隊隊長及び総隊長に就任した京楽春水は、最終章で伊勢七緒との関係など生い立ちが深堀されていきました。 そこで今回は、 京楽春水のプロフィール 京楽春水と伊勢七緒・兄・着物の関係 京楽春水の千年血戦篇[…]
第4位【藍染惣右介(あいぜんそうすけ)】
【現在】 | 大逆人 / 真央地下大監獄最下層・第8監獄「無間」で2万年の投獄刑 |
【経歴】 | 護廷十三隊隊士 → 五番隊副隊長 → 五番隊隊長 → 護廷十三隊離反 / 虚圏の統括 |
第4位は、尸魂界の大逆人であり悪そのものと評された藍染惣右介です!
藍染自身は研究者ではありませんが、浦原喜助と同じく虚化の研究を行いもう一つの崩玉を生み出す他、虚をも研究して改造虚をいくつか製造しています。
そのレベルの研究技術を持っていながら飽くまでも技術力はおまけであり、藍染が頭脳派と言われる理由は護廷十三隊や虚圏を手玉に取った先を見通した計画性と知力でしょう。
どの時点で尸魂界の歴史や成り立ちと犠牲を知ったのかは分かりませんが、護廷十三隊に所属している時点では既に霊王を殺す為に自らが天に立つという行動理念を持っており、唯一鏡花水月の効かない東仙要を従えて数百年単位で準備を推し進めていました。
鏡花水月の能力を駆使して101年前では平子真子達を実験体に虚化の研究を果たし、尸魂界篇では浦原喜助が朽木ルキアを崩玉の隠し場所に選んだ事を見抜き、中央四十六室を利用して崩玉の回収を成し遂げています。
また、当人は自身の力量を弁えており、現時点で山本元柳斎重國や更木剣八と戦うにはリスクを生じると見るや虚圏に隔離したりワンダーワイスという流刃若火対策を用意する等、相手の戦力をスマートに削りました。
しかし、黒崎一護戦では目的より興味を優先してしまった為に少しの自惚れや油断が敗因に繋がり浦原喜助に封印されてしまったのが残念な所です。
滅却師の首魁ユーハバッハが何故無間に立ち寄って藍染惣右介に会いに行ったのか、 藍染惣右介のプロフィール 藍染とユーハバッハの関係と目的の違い 藍染が崩玉と王鍵を求めた理由 今回はこの三項目に沿って、藍染が[…]
第3位【ザエルアポロ・グランツ】
【現在】 | 地獄堕ち |
【経歴】 | 錬金術師 → 虚 → 中級大虚 → 最上級大虚 / 第0十刃 → 中級大虚 → 第8十刃 → 死亡 |
第3位は虚圏一の科学者、第8十刃のザエルアポロ・グランツです。
ザエルアポロは生前から錬金術師として人間を研究していたマッドサイエンティストで、虚となって以降もその研究欲は変わりませんでした。
他の頭脳派キャラと唯一異なるのは『完璧な生命』に対する欲望であり、その為ならば第0十刃として最強の戦闘能力を持ちながらわざわざイールフォルト・グランツを切り離して中級大虚まで退化する事で進化をやり直し、科学者としての成果だけで第8十刃に返り咲いています。
破面篇の阿散井恋次や石田雨竜戦では相手の霊圧を解析して攻撃を無力化させたり、ダメージを拡散する事で致命傷を避ける他、予め従属官を回復役として作り上げる事で捕食すれば忽ち傷を回復する術を確保する等、敵としては非常に厄介でした。
最大の特徴としてはザエルアポロが追及した研究の結晶である『受胎告知(ガブリエール)』をネムに使用し自分を孕ませる事で再誕する描写は衝撃的であり、ザエルアポロの技術力の高さを痛感させます。
ただし、迂闊にマユリの実験体でもあるネムを母体に選んだ事でネムの体内に仕込まれていた『超人薬』を投薬されるうっかりミスは、ザエルアポロと涅マユリの差を明確にしました。
作者も大好きなザエルアポロ・グランツは、破面篇では長尺の活躍を与えられ、劇場版BLEACH地獄篇の読切や千年血戦篇、更には20周年記念読切にも登場しました。 そこで今回は、 ザエルアポロの最期 ザエルア[…]
第2位【涅マユリ(くろつちまゆり)】
【現職】 | 護廷十三隊十二番隊隊長 / 技術開発局二代目局長 |
【経歴】 | 蛆虫の巣 → 技術開発局副長 → 技術開発局二代目局長(※浦原失踪後) |
第2位は無慈悲の科学者・涅マユリです!
その頭脳は初登場から最終章まで衰える事は無く、肉体の損壊には『補肉剤』で再生、戦闘では腕をアンカーのように射出する『蛇腹腕』と耳に仕込んだ『鎖鎌』など、自らの肉体をも改造している為、あらゆる事態に対処可能な所が魅力でした。
科学者としての貢献も大きいですが、主に瀞霊廷に不測の事態が起こればマユリが指揮を執る技術開発局が解析にあたり結果を算出する事から最早マユリの存在は尸魂界の存続や発展に必要不可欠となっており、四番隊のように完治は出来ずともある程度治療する事も可能です。(改造されるリスク有)
破面篇では浦原喜助が解析した黒腔を通り虚圏に突入しましたが、虚圏で独自に黒腔を解析し藍染の許へ黒崎一護と卯ノ花烈を送り込みました。
また、千年血戦篇では卍解奪掠の解析は浦原喜助に先を越されましたが、滅却師達の影の特性を解き一人だけ事前に対処しており、何よりジゼル・ジュエルにゾンビ化された日番谷冬獅郎などの隊長格を全員自身の支配下に置き換えた後にゾンビ化を解除し蘇生させた技術は大金星でしょう。
戦闘面に於いても破面篇ではある意味一番厄介な元第0十刃のザエルアポロを撃破、千年血戦篇では更木剣八を倒したペルニダ・パルンカジャスに辛勝し、剣八を治療しました。
ただ、マユリの唯一の欠点である残虐性だけを除けば浦原喜助が去った今、尸魂界一の頭脳を持つ有用キャラである事は間違いないでしょう。
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第1位【浦原喜助(うらはらきすけ)】
【現職】 | 浦原商店店主 |
【経歴】 | 二番隊第三席 / 隠密機動第三分隊・檻理隊 → 十二番隊隊長 / 技術開発局初代局長(※101年前) → 尸魂界永久追放 → 無罪放免(※破面篇後) |
やはり頭脳に於いては右に出る者は無し。
何故か霊王システムの成り立ちを知っている未だ底が見えない死神、浦原喜助が堂々の1位となります!
浦原の長所は何気ない会話の中に含みを持たして結論を告げる事にある他、会話中に相手の意図を汲み第三者に気取られないように交渉する頭の回転の速さに適応力の高さがずば抜けており、悪く言えば遠回しに回答するので相手が意図に気付くのが遅れたりしますが話術でさえ他者とは一線を画す印象です。
浦原が創設した技術開発局は涅マユリを筆頭に有能な技術者集団を生み出し今尚も尸魂界の発展に尽力していますし、浦原の処分が撤回されて以降は、浦原の商品も尸魂界に流通し現代並みに生活基準が発展しました。
戦闘面に於いては尸魂界篇では過去の因縁から崩玉の事や藍染の事も知っているので当然のように黒崎一護達をサポートしていますし、破面篇では崩玉を取り込んだ藍染を倒す事は不可能と判断して潔く封印に目的を切り替えて準備し、戦闘能力で劣っていながらも結果藍染を拘束する事に成功しています。
千年血戦篇ではメダリオンによる死神の卍解が奪掠される仕組みを解析し侵影薬を開発し窮地を打開し、作中最強格のアスキン・ナックルヴァールを総力戦ながら討ち取りました。
普段は虚化の研究に勤しんでいますが、現世の虚に対しても黒崎夏梨や石田雨竜に虚対策グッズを販売し撲滅に協力するなど、地味に空座町の人命救助に貢献していますので、総合的な貢献度は浦原喜助が随一です。
しかし、作中で起こる案件の回答を殆ど知りながら当事者の黒崎一護には何も伝えない事や、そもそも崩玉を作らなければ事件はここまで大きく広がらなかったという落ち度も多く、頭脳が優れていても倫理的には外道に近い本質であり、研究欲を満たす方針なのはある意味で黒幕レベルで悪質でした。
そんな滅茶苦茶な頭脳を持つ浦原喜助が頭脳キャラランキングの第1位となります!
浦原喜助はBLEACHという作品に於いて重要なポジションにいる謎多き男ですが、千年血戦篇で漸く全力の戦闘シーンが描かれました。 そこで今回は、 浦原喜助の死亡説とその後 浦原喜助のプロフィールや正体などの基本情報 […]
ブリーチの頭脳が優れたキャラランキングのまとめ
BLEACHで最も頭脳が優れているキャラは以下の通りです。
- 浦原喜助
- 涅マユリ
- ザエルアポロ・グランツ
- 藍染惣右介
- 京楽春水
科学者又は研究者の頭脳がずば抜けているのは当然のように思えますが、不測の事態への対処や下準備、更には頭の回転の速さや機転、発展等の貢献度などの細かな部分を合算すると、やはり浦原喜助と涅マユリが万能すぎますね。
そんな別次元の頭脳を持つキャラの中に研究職でもない藍染惣右介や京楽春水がランクインしているのは凄い事でしょう。
この二人に関しては戦略性や対策、指揮官としての統率力が浦原達とはまた別次元でずば抜けていました。
彼らがここまで頭脳派で通っている理由としては、他のキャラがあまりにも不甲斐ないという側面もありますが、やはり漫画的にもこういった解決要因やカリスマ性があるキャラは見ていてワクワクしますね!
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