2022年7月放送予定のオーバーロードアニメ第4期の帝国編では、バハルス帝国に大きな動きがあり世界のバランスが大きく変化することになります。
そこで今回は、
- アニメ4期の帝国編で急展開する帝国の立場
- 皇帝ジルクニフがした決断の真意
以上、アニメ4期の帝国編で大きく変化する帝国の立場と、それを決断した帝国の皇帝ジルクニフの真意について見ていきましょう。
アニメ4期の帝国編で急展開する帝国の立場
アニメ4期の帝国編ではバハルス帝国の立場は大きく変わり、アインズが支配する魔導国にも大きな影響が出ます。
では、アニメ第4期で帝国に起きる変化とは一体どんな変化なのでしょうか?
帝国は魔導国の属国になる
アニメ4期の帝国編では、帝国が魔導国の属国になります。
帝国が魔導国の属国になるということは、すなわち帝国が魔導国の支配下に入り、上下関係では完全に魔導国の方が上ということになる為、これにより帝国の近隣諸国であるリ・エス・ティーぜ王国やスレイン法国との勢力バランスが崩れることになりました。
帝国が属国になった経緯
では、なぜ今回帝国は魔導国の属国になるという急展開を見せたのでしょうか?
ことの経緯は原作10巻で、魔導国に冒険者をスカウトするべくお忍びで帝国に訪れたアインズは帝国の闘技場にて帝国最強の剣闘士であるゴ・ギンと戦うことになりますが、この時、闘技場には偶然にも帝国の皇帝であるジルクニフも来ておりアインズとゴ・ギンの対戦を見学していました。
ゴ・ギンに勝利した後に魔導国で冒険者として働くメリットと説いたアインズはそのままジルクニフに挨拶をすると、なんとジルクニフから「魔導国の属国になりたい」と申し入れがあり、突然のことにアインズは戸惑いその場では答えを出さなかったものの、後程アルベドなどを通じて正式に帝国を属国として認めることになります。
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皇帝ジルクニフがした決断の真意
前述したように帝国を魔導国の属国にする決断をした、バハルス帝国の皇帝ジルクニフは一体なぜこのような歴史ある祖国を領土も小さく、できたばかりの魔導国の支配下に入る選択を選んだのでしょうか?
全てはジルクニフの勘違い
原作9巻でジルクニフはリ・エス・ティーゼ王国と戦争の際に一時的にアインズの力を借りて共闘することになりますが、それと同時にアインズの力を分析し、今後帝国の脅威と成り得るアインズに対しての対抗策を考えていました。
ジルクニフの予想ではアインズの力は強大であり彼の魔法で死ぬ王国軍は多くて3000人程度と、ジルクニフにしてみれば最大級の警戒をしていたつもりでしたが、実際にアインズが魔法1つで殺した数は18万人と想像を絶する結果となります。
この結果を聞いたジルクニフは、自分が相手にしていたのは人の常識が通じることのない人智を超えた化け物であると痛感し、アインズ対策を練るどころか、顔を引き攣らせ笑うことしかできませんでした。
その後の原作10巻で、己の力だけではアインズに対抗できないと知ったジルクニフはスレイン法国と協力しアインズに対抗しようと考え、帝国の闘技場にてスレイン法国の使者と会談することとなりますが、時を同じくして偶然アインズも闘技場に来ていたため両者は鉢合わせることになり、スレイン法国の使者はこの事態を帝国の罠だと思い込んでしまい会談は破談となってしまいます。
もちろんジルクニフは本気でアインズ対策のためにスレイン法国と会談するつもりでしたが、アインズが姿を見せたことで全てはアインズの手のひらの上であり、今回の闘技場での一件も彼の計画の内だと、とんでもない勘違いをしてしまい、帝国が生き残るためには人類を裏切り魔導国の支配下に入るしかないと考えました。
属国になった帝国と属国にならなかった王国のその後
属国になった後の帝国は14巻まで特に大きな被害はありませんが、属国にならかったリ・エス・ティーゼ王国は原作14巻にて魔導国に滅ぼされています。
経緯はどうあれ、ジルクニフの決断は帝国を救った英断ということになりました。
闘技場の一件後、ジルクニフに親友ができる
闘技場の一件後、ジルクニフは1人の親友ができます。
それは人間ではなくクアゴアという種族を束ねる王のリユロであり、彼らクアゴアは原作11巻のドワーフ編でアインズ達の強大な力の前に為す術も無く、アインズ達の支配下に入るなどジルクニフと似た経緯を持ってます。
ジルクニフとリユロは同じ境遇の被害者として気が合い、親友同士になりました。
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アニメ第4期の帝国編とジルクニフがした決断の真意のまとめ
帝国が属国になったのは、ジルクニフがアインズを過大評価しすぎたことが原因であり、結果としてアインズがたった3日で帝国を支配下に入れてしまった件に関してはデミウルゴスやアルベドも驚きを隠せず、アインズに対する崇拝は更に深いものになったと同時にアインズ本人の心労は更に大きくなってしまいました。
一方、魔導国関連で重度のストレスに悩まされ続けていたジルクニフはこの決断をしたことで、だいぶ心が軽くなったと思います。