オーバーロードに登場するセバスは見た目はダンディで、仕事を忠実にこなす我々が思い浮かべるような理想的な執事でありナザリックの他のNPCと同様にアインズに対して絶対の忠誠を捧げていましたが、彼はとある理由から裏切りを疑われてしまいます。
そこで今回は、
- セバスが裏切りを疑われた理由
- セバスの正体
以上、セバスが裏切りを疑われた理由と彼の正体について紹介します。
セバスが裏切りを疑われた理由
- 本名：セバス・チャン
- 性別：男性
- 性格：種族問わず弱者を助けるなど、正義感が強い
- 役職：ナザリック地下大墳墓執事であると共に戦闘メイド、プレアデスのリーダー
- 創造主：たっち・みー
セバスは至高の41人最強でありユグドラシルでも上位3位以内の実力を持つ、たっち・みーが制作したNPCで、その影響からか彼の性格はたっち・みーと共通するところがあり、種族問わず弱者を助けるなどナザリックのNPCにしては数少ない珍しい性格の持ち主です。
また彼の強さはナザリック内でも指折りで、肉弾戦においてはアルベドやコキュートスを抑えて最強であり1v1でセバスに敵う者は限られるでしょう。
セバスはナザリックのNPCとしてアインズに絶対の忠誠を捧げてきましたが、ある理由から彼は裏切りを疑われてしました。
なぜ、セバスは裏切りを疑われてしまったのでしょうか？
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裏切りを疑われた真相
セバスが裏切りを疑われたのは、アインズに対し秘密裏に人間の女性を匿ったうえでその報告を怠ったからでした。
ことの発端は原作5巻、アインズの命で己の部下でプレアデスの1人であるソリュシャンと共に王国内で任務についていたセバスはある時、路地裏で娼婦として使い物にならなくなり投げ捨てられたツアレという女性を見つけます。
最初は見捨てるつもりでいたものの、ツアレがセバスに対し助けを求める行動をした為、創造主であるたっち・みーの正義感の強い性格を色濃く引き継いでいたこともありセバスはツアレを助けることにしました。
一見するとセバスの行いは非常に良い事で、これだけで裏切りを疑われることは無いかと思われましたが問題はこの後のセバスの対応です。
セバスは救助したツアレをそのまま自身の拠点としていた屋敷で匿うこととしますが、セバスや極一部の例外を除いてナザリックのNPCのほとんどは人間を下等種族と蔑んでおり、ツアレのことがバレるとトラブルを招く前に殺され処分されることを彼は危惧したためアインズにはツアレの件を報告をしていませんでした。
セバスのこのナザリックに対しメリットが皆無である行動にソリュシャンは理解ができず疑問を感じている中、ある日ツアレを助けたことで犯罪組織である八本指とのトラブルに巻き込まれます。
ソリュシャンは下等種族に余計な慈悲をかけたせいでナザリックに対しデメリットを与えるセバスの行為に、主人の命に背きナザリックを危険に晒す裏切り行為と判断しアインズに直接セバスの行いを伝えました。
発覚後のセバスの動向
ソリュシャンによって裏切りの疑いがかけられたセバスは、裏切りの真意を確かめるべくセバスの拠点である屋敷に訪れたアインズ(性格にはアインズに擬態したパンドラズ・アクター)に呼び出されます。
呼び出された自身の行いを問い詰められ忠誠心を疑われたセバスは、改めてアインズに対する忠誠心を示すためその場でツアレを殺すことを命じられ、命令通りにツアレを殺そうと拳を向けましたが、セバスの拳がツアレに届く直前でコキュートスに阻まれました。
これは、セバスの忠誠心を確かめるためのテストであり、ツアレを確実に死に至らしめる程の威力だったとコキュートスが判断したことから、セバスの忠誠心に偽り無しと判断され、同時に裏切りの疑いも晴れることになります。
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ツアレのその後
騒動後のツアレはセバスに殺されかけたこともあり、記憶を消して普通の生活に戻ることを勧められたものの彼女は貴族に凄惨な目に遭わせられ生きる希望も無い場所から助けてくれたセバスを愛していたため、セバスと一緒にいるためなら人間の世界に未練はなくセバスと共にいたいと願います。
彼女の願いを叶えるためにセバスはアインズに頼み込むことになりますが、実はツアレは原作2巻でアインズが恩を受けた故人であるニニャの姉だったため、ニニャから受けた恩を返すという形でツアレをナザリックのメイドとして保護することになりました。
セバスの正体
セバスは一見すると、人間種と変わらない見た目をいていますが異形種が集まるナザリックで誕生した彼もアルベドやシャルティアと同じ異形種です。
では彼は一体どんな種族なのでしょうか？
セバスは竜人という種族であり、普段は人型に姿を変えているため人間種と見分けがつきません。
また、セバスの竜人としての真の姿は明らかになっていないものの、web版でアインズがセバスの真の姿について触れた際にはセバスの戦闘スタイルである格闘士(モンク)と言うには無理がある程に変化が大きいようです。
書籍版ではセバスの真の正体についてはあまり触れられてはおらず、現在原作15巻まで発行されているオーバーロードは残り2巻で完結するのでセバスはこのまま真の姿を表さずに作品が終了する可能性が高いでしょう。
セバスの裏切りと正体ついてまとめ
セバスは創造主のたっち・みーのように正義感が強く、オーバーロードの世界観ではまるで正義の味方のようなイメージを持ってしまいますが作者の丸山くがね先生によると彼の性格は優しいのでなく甘いのだそうです。
それでもセバスはオーバーロードの中でも人気が高いキャラクターであり、セバスが活躍した原作5巻は見応えがあったものの、これ以降彼の出番は少なくなってしまいました。
原作が2022年8月時点でオーバーロードが残り2巻で終了のため可能性は低いでしょうが、セバスが本気で戦っているところを見てみたいですね。
