【幽遊白書】武威のその後はどうなった?戸愚呂弟の最期を看取った男の強さ

武威は暗黒武術会編で登場したキャラで戸愚呂チームの次鋒を勤め上げた妖怪で、全身を鎧に包み、大きな斧を扱う武威は決勝になるまで素顔を見る事はありませんでした。

今回はミステリアスな武威について知っていきたいと思います。

  • 武威の強さと武術会終了後の行方
  • 武威のプロフィールと戸愚呂チームに入ったワケ
  • 武威の鎧の意味
  • 武威の扱う斧はどこから出しているの?
  • 武威と飛影の戦いと結末
  • 武威の作画について

以上を順に見ていきましょう。

武威の強さと武術会終了後の行方

武威の強さについて暗黒武術会に登場していたところから分かるのは、人間界にいる事からB級以下の強さという事です。

80%の戸愚呂・弟と戦って生き残れる程度の強さは持っているのに戸愚呂兄弟の下に従っている事から、少なくとも戸愚呂・弟よりは弱い事が判明しました。

ただ、飛影と当たるまでは鎧着用のまま、斧を振り払うだけで勝っているので決して弱くはないと考えていいでしょう。

暗黒武術会当時の蔵馬と飛影は強さに大差はないと考察できるので、蔵馬VS鴉戦と飛影VS武威戦の苦戦さを見ると、ファンの中には武威は雑魚なのでは?という声があるのも事実です。

武威のランク

武威は鎧着用時と解放時では強さが違います。

では、霊界が定めている妖怪のランクで武威はそれぞれ何級になっているのでしょうか。

鎧着用事のランク

飛影に軽くあしらわれていた点と、妖気も通っていない鉄クズ発言からC級上位くらいではないかと考察できます。

是流や戸愚呂・弟の45%くらいと同等ではないでしょうか。

鎧解放時のランク

こちらは戸愚呂・弟80%に耐えられる強さなのでB級、ただし下位くらいと考察できます。

マスクを外した鴉や戸愚呂・兄と同等クラスと考えていいのではないでしょうか。

武威のその後

暗黒武術会で生き残った武威はその後どうしたのでしょうか?

同じく生き残った酎や陣たちは蔵馬の誘いに乗って幻海の下で修業してS級妖怪にまでなりました。

武威は蔵馬に誘われなかったのか」と考えたファンもいるでしょう。

武威はどこか武士にも似た思想を持っているように感じられますので、今も魔界の地で武者修行をしているのかもしれません。

原作・アニメともに武威は暗黒武術会以降に登場していないので、武威のその後は不明で、全てはファンの心に委ねられていると考えるべきなのかもしれませんね。

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武威のプロフィールと戸愚呂チームに入ったワケ

武威は暗黒武術会編に登場したキャラで、鎧で全身を包んだ妖怪です。

戸愚呂チームの中では寡黙で、決勝戦で飛影と対戦するまで声を出して話す描写は描かれませんでした。

対戦シーンも準決勝まで描かれなかったためか、武威は戸愚呂チームの中でも影が薄く思われがちになっています。

武威のプロフィール

  • 名前:武威(ぶい)
  • 性別:男
  • 誕生日:不明
  • 年齢:不明(ただ見た目は三十代半ばくらい)
  • 身長:不明(ただし、戸愚呂・兄よりは高く鴉より低い)
  • 容姿:普段は数百キロにもなる鎧を身に纏っているが、素顔は額に大きな傷があり、渋い顔立ちをしています。
  • 声の出演:金尾 哲夫
  • 初登場したのは:単行本9巻

武威の声を担当している金尾 哲夫さんが担当している他アニメキャラ

アルスラーン戦記(2015年 マヘーンドラ)

呪術廻戦(2020年 狂気の医者)

など、アニメの声優をこなす一方、俳優として舞台やテレビドラマにも出演しており、洋画を中心に吹き替えを多く担当しています。

武威は何故戸愚呂チームに入ったの?

明確な理由は書かれていません。

ただ、戸愚呂チームは戸愚呂兄弟を主軸にしており、過去に戦い80%を見せて生き残っている者を集めたチームだといえます。

戸愚呂・兄の言葉を借りるなら、「今もオレたちの命を狙っている」という事から、同じチームにいる事でいつでも殺せるように機会を狙っているため、になるのではないでしょうか。

武威と鴉・戸愚呂兄弟の関係とは

原作で武威・鴉と戸愚呂兄弟の関係はほんの一文で描かれています。

単行本10巻、『強者の論理!!』で戸愚呂・兄が五連邪チームの阿架連邪に「かつて鴉と武威がオレ達兄弟に挑んで負けたときもお前と同じことを言った。そして今もオレ達の命を狙っている」と言いました。

アニメではその描写も描かれましたが、この時の戸愚呂・弟は80%の力を出していたとの事なのでそこそこの強さがあるものと考えられます。

鴉と武威の関係

少なくとも二人で組んで戸愚呂兄弟に向かっていこうと思うくらいには信頼し合った旧友であったのだと考察できます。

戸愚呂・弟は霊界の階級判断でB級妖怪となっていていますが、暗黒武術会時でも相当な強さがある事から、立ち向かった時にはその名は知れ渡っていたものと考えられました。

勝てない可能性のある戸愚呂兄弟に立ち向かう相棒として選び合ったのだから強い絆はあったものと考えられます。

  • 鴉のサポート

武威は鴉の事を信用しているのか、暗黒武術会でも補佐をする事がありました。

準決勝が終わった後、蔵馬に接近しようとした鴉のために壁を叩いて意識を一瞬自分に向けさせる事で背後に移動して、名言ともなった「トリートメントはしているか?」のセリフを言うに繋がったのです。

武威と戸愚呂・弟

戸愚呂・弟と戦った描写はアニメ58話、『究極奥義!ほえろ黒龍波』で武威が飛影に語っています。

傷のなかった額に戸愚呂・弟の拳が入り額が割れ、額・目からも出血しながらも「まだ強くなる可能性があった」と言い修業に明け暮れ限界まで強くなったものの戸愚呂は更に強くなっていて強さは広がっていました。

武威の額の傷とは?

原作では触れられていませんが、アニメで傷の謎が描かれました。

上述にもあるように過去に戸愚呂・弟と戦った時に額に拳がめり込んで傷となったようです。

武装闘気を使うと傷が光る事があり、また、アニメ58話では飛影の黒龍波を受け止め、戸愚呂・弟と戦った時の事を思い出した時、額から出血するシーンも見られました。

戸愚呂・弟の最期を看取る

単行本13巻において、生き残った武威は戸愚呂・弟が全力を出し切り100%を超えた歪みで果てる瞬間を看取りました。

たった一コマだけの登場でしたが、確かにその瞬間を見逃すまいとしている様子が分かります。

武威の鎧の意味

武威が普段から身に纏っている鎧は見た目もごつく歩き方や動きからもかなり重そうですね。

武威が着ている鎧の総量も相当なもので数百キログラムを超えているとの事です。

そんな重い鎧を着て動き回っていられる事から、武威の実力が本物だと知れました。

何故、武威は鎧を着て戦っているの?

武威が鎧を着ている理由は単行本11巻、『鎧の理由!!』で語られました。

飛影に「本気でこい」と言われて武威は鎧を脱ぎ捨てていきます。

その中で「鎧は普通、外からの攻撃を防ぐためにつける。オレは少し違う」と言い、素顔を見せた武威は「自分の力を抑えるために着ている。自分でも止められないおそろしい力をな」と続けました。

結論として武威は力を抑えるために鎧を着ているという事になります。

飛影からの酷評

暗黒武術会決勝戦で対戦した時、飛影は「妖気の通っていない鉄クズ」と酷評しました。

このセリフが武威に鎧を脱がせ、本気で戦わせる切っ掛けになったのです。

武威が鎧を脱ぐとどうなるの?

武威は力を抑えるために鎧を着ていますが、その力とは何の事を指しているのでしょうか?

それは武装闘気(バトルオーラ)と呼ばれるもので、これが武威の本当の鎧となります。

武威の武装闘気は身体が浮かび上がるほどに巨大なもので、武威の全身を包むように薄水色のオーラが覆っていました。

武装闘気(バトルオーラ)とは何?

武威の強さの真骨頂とも呼べる攻防一体の闘気の事を言います。

この武装闘気は飛影の炎殺黒龍波を跳ね返すほどの防御力を持ち、また武装闘気について知識のある蔵馬が言うには「これが武威の本当の鎧だ。身体が浮かぶほどの…こんな巨大なヤツは初めて見る」との事。

アニメでは相手を追尾する事ができるオリジナル技「オーラバトルクロスアタック」で飛影を追い詰めましたが、それも交わされてしまいました。

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幽遊白書の表紙

武威の扱う斧はどこから出しているの?

武威といえば自身よりも大きな斧です。

その斧を自在に操り一瞬で対戦相手を抹消できるほどの速さで振り抜き肩に担ぎ直してきました。

それだけを見てもかなりの怪力の持ち主だといえるでしょう。

斧の出現シーン

単行本では斧を持って闘技場に上がっているような描写となっていますがアニメでは違います。

武威が手を上に向けると雷のような電気が走り、何もない空間に斧が現れました。

異空間にある斧を召喚しているような描写の後、手の中に収まった斧により武威の脚が闘技場にめり込んだ事から、この斧も見た目通りの重さを持っている事が分かります。

斧を持って歩く武威

単行本に描かれている武威は、斧を肩に担いでいる事が標準装備です。

そして扱う時の効果音は「ひょい」で、歩く時の音は太字で「ズン」でした。

重さをとにかく感じさせて、軽く扱っている事が分かる効果音だと思います。

武威と飛影の戦いと結末

武威と飛影の戦いが描かれているのは単行本11巻になります。

アニメでは57話、58話の二話に渡って描かれファンを楽しませてくれました。

武威が鎧を脱ぐまでの戦い

武威は最初、飛影を雑魚扱いしていたのか鎧を身に付けたまま、斧を振り回す戦法を選びます。

重い鎧を身に付けたまま、妖気を使わずに力(パワー)だけで勝とうとしたのか、斧を振り回し石盤(リング)を引き剥がしては投げるを繰り返しました。

それを素早い動きで避け続ける飛影の隙を見逃さず大斧を振りかぶって襲いますが、飛影は片手を翳してあっという間に蒸発、溶かしてしまったのです。

  • アニメ57話、『脅威!鎧を外した武威』前半部分

アニメでは鎧を着たままのバトルが長めに作られました。

最初は飛影の拳で斧を真っ二つにして観客席まで吹っ飛ばし、二度目の斧は掴む事でドロドロに溶かしてしまったのです。

桑原曰く「あのデケぇ斧をもんじゃ焼きみたいに溶かしちまいやがった」だそうで、相変わらずの名言を作ってくれました。

武威が鎧を外してからの戦い

武装闘気を解放して武威は飛影にも「本気を出せ。いい思い出にしてやる」と言いました。

単行本では飛影が黒龍波を撃ち、武威が受け止める事から始まり観客席を巻き込んでドーム上空までいったところで黒龍波を跳ね飛ばします。

そして勝ったと思った武威が雄叫びを上げたところで飛影は舞い戻りました。

焦った武威は飛影をメッタ打ちにするもケロッとしている飛影は武威を場外まで殴り飛ばし、「殺(や)れ」と言いますが、「指図されるのが嫌いでな」とトドメを刺さずに闘技場に戻っていきました。

  • アニメ57話、『脅威!鎧を外した武威』後半部分

アニメでは57話の後半で鎧を脱いだ武威に対して今度は飛影が本気にはならずに相手をします。

宙に浮かんでいる武威に向かって蹴りを入れたり、炎を飛ばしたりしますが全て武装闘気を前に弾かれてしまいました。

オリジナル技の「オーラバトルクロスアタック」を繰り出す武威に対して、技が追い掛けてきていると知った飛影は避けながら武威の背後まで移動して、当たる瞬間に避け武威に命中させます。

ですが無傷の武威に「そんなに見たいか。後悔するぜ」と言って忌呪帯法をついに解き始めました。

  • アニメ58話、『究極奥義!ほえろ黒龍波』

飛影が魔界の炎を召喚して首縊島(くびくくりとう)を囲う海が沸騰して黒炎の柱を上げるシーンが入ります。

邪王炎殺拳最大最強奥義・炎殺黒龍波を受け止める事ができれば勝てるという自信がある武威は真っ向から受け止める姿勢を見せました。

そして受け止め跳ね返したところで勝利を確信したものの、飛影は黒龍の中から無傷で舞い戻り、「見せたいものはこれからだぞ」と不敵に笑います。

驚く武威は飛影をメッタ打ちにするも飛影の邪眼に宿っている黒龍に戦意を失いかけるも何とか立ち向かうも最後は場外に殴り飛ばされて10カウントを取られ敗北しました。

リンクテキスト:武威と飛影の試合が描かれた単行本11巻を読んでみる

究極の名場面コンテスト・第二位

武威VS飛影の試合は単行本17巻に掲載された究極の名場面コンテストで第二位を獲得します。

第一位は鴉VS蔵馬で、その票差はたったの五十票という僅差でした。

暗黒武術会で飛影と戦い、唯一殺されなかった妖怪

武威は暗黒武術会で飛影が戦った妖怪の中で唯一殺されなかった妖怪です。

飛影は対戦で当たった妖怪を全て殺して勝利してきました。

それだけ強敵だったといえばそれまでなのですが、武威を殺す事はできたのにあえて殺さなかったと思える描写もあります。

武威の作画について

ここで言う武威の作画とはアニメ58話の作画の事を指します。

幽遊白書のファンは一目見てガッカリした人が多いのではないでしょうか。

幽遊白書のアニメは全体的に丁寧で綺麗な仕上がりになっているものが多かったのですが、この回の作画は黒く影が多い出来上がりとなっていて他の回とは一風違った作風となっていたのです。

中でも武威の表情が顔芸だと言うファンも多く、動きがいちいち大袈裟に描かれていてアクロバティックな動きはネタではないかと囁かれたくらいでした。

まともな登場回でこの作画だった故に、武威はファンから弄られるようになってしまったのが悲しいところです。

「武威のその後はどうなった?戸愚呂弟の最期を看取った男の強さ」についてのまとめ

武威の強さと活躍は単行本11巻に集約されていますが、その知名度は決して低くないと思います。

暗黒武術会で登場してまともに言葉を発したのは決勝戦だけだというにも関わらずファンの心に残っているのは飛影との戦いが素晴らしいものだったからでしょう。

ただ、生き残ったにも関わらず武威のその後は一切触れられていません。

だからこそファンは余計に気に掛かり作品の連載が終わっても忘れられる事がないのだと分かりました。

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