死々若丸は暗黒武術会編で登場したキャラで裏御伽チームの一員です。
裏御伽チームではエースのリーダー的存在として観客の女妖怪から黄色い声援を受けていました。
今回はそんな死々若丸についていろいろ知っていきたいと思います。
- 死々若丸の強さはどのくらいなのか
- 死々若丸の技はどんなものがあるのか
- 幻海との関係はどうなっているのか
- 死々若丸のプロフィール
- 小さな死々若丸とは何か
- 死々若丸の死亡説について
以上を考察していきましょう。
死々若丸の強さと裏御伽チーム
少なくとも暗黒武術会ではチームを率いて準決勝まで進出したので、当時からそれなりの強さを誇っていると思われます。
実力・妖力ともに裏御伽チームの中では最強とされ、単行本10巻ではその強さ・人気を誇る描写が描かれました。
まずは暗黒武術会での強さを振り返ってみましょう。
実力は死々若丸が属する裏御伽チームが最強
暗黒武術会準決勝では副将として出ましたが、実力はチーム内ナンバーワンだとされています。
容姿はファンが横断幕を引っ提げて応援されるくらいに美男子ですが、実力は本物で対戦した桑原は一瞬で消されてしまいました。
裏御伽チームとは、どういう妖怪の集まりなのか
お伽話の悪役や不幸な主人公の邪念で生まれた集団と称していますが、その実態は、大将の怨爺(美しい魔闘家・鈴木)と副将の死々若丸が集めたチームとなっています。
妖怪なのは怨爺(美しい魔闘家・鈴木)と副将の死々若丸のみで、その他の面子は幻魔獣などの寄せ集めで、怨爺(美しい魔闘家・鈴木)を除く全員が闇アイテムを武器として戦いました。
- 魔金太郎(まきんたろう)~cv:宇垣 秀成
裏御伽チームの先鋒で、チーム内では最も筋肉質かつ大柄で、腕を斧のように変形させて相手を瞬時に切り裂く「魔唆狩拳(まさかりけん)」が得意技となっています。
- 黒桃太郎(くろももたろう)~cv:青森 伸
裏御伽チームの次鋒で、桃太郎の恰好していて、常にガムを噛んでいるヤンキー風の男妖怪で仲間意識はなく、敗北した魔金太郞を見下し死体を場外に蹴り飛ばす事も平気で行います。
自身が受けたダメージを記憶する闇アイテム「奇美団子」を使いこなし、同じ攻撃に耐える力を持つ武獣装甲で戦うも飛影に敗れ去りました。
- 裏浦島(うらうらしま)~cv:二又 一成
裏御伽チームの中堅で、小柄で少年のような風貌をしていますが正体は幻魔獣、卑劣かつ狡猾で自分よりルックスが良く背が高い者が大嫌いという卑屈な性格をしています。
対戦相手の蔵馬に嫉妬し、煙を吸った自分以外の相手を若返らせる切り札の闇アイテム「逆玉手箱」を使用するも妖狐にまで戻してしまい戦意喪失してしまいました。
- 美しい魔闘家・鈴木(うつくしいまとうか・すずき)~cv:曽我部 和恭/ 怨爺(おんじい)~cv:田口 昻
裏御伽チーム大将にして参謀を担っている男妖怪。
最初は「怨爺」という老人姿で戦っていましたが、幻海に変装を見破られた後はピエロのようなメイクを施した姿に変身(?)し、千の顔と千の技を持つ男「美しい魔闘家鈴木」と名乗りました。
闇アイテムの制作者でもあり、その腕前は幻海からも天才的と評されます。
美しい魔闘家・鈴木は本作の中でも最初はピエロな登場人物に見えるキャラでした。 話しが進むにつれ、それだけでなく仲間思いな優しい妖怪だと分かるようになりましたがその実態はどうなのでしょうか。 普通にしていれば恰好いい鈴木の事をいろ[…]
死々若丸の暗黒武術会での戦績
二回戦で獄界六凶チームと戦うも二分で勝ちますが、幽助に「眼中にない」と言われてブチ切れました。
準決勝で浦飯チームと当たるも死々若丸は終始余裕で笑みを絶やしません。
- 準決勝四試合目、対桑原
死出の羽衣で瞬殺、勝利します。
- 準決勝五試合目、対覆面(幻海)
魔哭鳴斬剣で対するも霊光波動拳を使う幻海に、霊光鏡反衝(れいこうきょうはんしょう)で爆吐髑触葬(ばくとどくしょくそう)の妖気を跳ね返されて敗北してしまいます。
霊光波動拳で肉体がピーク時に戻った幻海の姿を見て、「その姿、今のお前なら…ほれてたかもな」と言い倒れました。
死々若丸の魔界統一トーナメント時の強さ
死々若丸は暗黒武術会後にも登場します。
幻海の下で修業して妖力値100,000Pを超えるS級妖怪にまで成長してトーナメントを勝ち進んでいきました。
予選は勝ち進むも本戦では一回戦の相手が北神で軟体術に耐えきれずにギブアップします。
死々若丸の技一覧
死々若丸は容姿を気にしているのか派手で華麗な技を使う事が多いです。
その大半が鈴木から与えられた闇アイテムを使用した技で、使用するたびに観客席からは悲鳴(女妖怪の黄色い歓声)が上がりました。
死出の羽衣(しでのはごろも)
鈴木特性の闇アイテムで妖力が込められた羽衣。
この羽衣で相手を包み込む事により、その中に異空間への入り口を作り出し包み込んだ相手を別の場所に飛ばす事ができます。
飛ばされる行き先は世界の果てか、魔界か、異次元など死々若丸自身も把握できていないようでした。
- 犠牲者:桑原の場合
前日まで試合が行われていた前の闘技場のリングに飛ばされました。
魔哭鳴斬剣(まこくめいざんけん)
怨邪(おんじゃ)解放の呪鳴を発する魔笛と、それに共鳴増幅し衝撃波を繰り出す妖刀が一体になった元は「試しの剣」です。
剣から発せられる音は聞くだけで生命がもぎ取られていく死霊の招き声で抵抗力のない者は倒れてしまう威力がありますが、死々若丸には聖歌隊のコーラスに聞こえるとの事でした。
爆吐髑触葬(ばくとどくしょくそう)
絶大な破壊生み観客席にまで被害が及ぶ危険な大技で、爆発の後に無数の怨霊が四方に飛び交い、下級の妖怪ならば食らえばひとたまりもありません。
使用者の死々若丸自身もかなりの妖気を消耗してしまいますが、まともに喰らう敵には跡形も残らないとの事です。
怨呼障縛壁(おんこしょうばくへき)
怨霊で構成された壁で、相手の動きを抑制する事ができます。
すぐ真横に死霊の声の壁があるため、間合いをはかる事はおろか逃げる事も叶わない技となりました。
新魔哭鳴斬剣(しんまこくめいざんけん)
幻海に破壊された魔哭鳴斬剣に代わりアニメの魔界統一トーナメント編で使用した新たな魔哭鳴斬剣です。
戒髑触波斬(かいどくしょくはざん)
魔界統一トーナメントで披露されたアニメオリジナル奥義になります。
本戦の一回戦で北神相手に繰り出すも通用せずに敗退しました。
死々若丸は女性人気抜群
死々若丸の容姿はイケメンで描かれているために女性のファンは多いものとされています。
ブチ切れた時の形相もギャップがあり、それがまた普段の容姿の良さを引き立たされているのかもしれません。
その死々若丸が「惚れていたかもしれない」とされているのが、若かりし頃の幻海です。
対戦して肉体のピーク時に戻った時の容姿が死々若丸の好みだったのだと考察できますが、幻海にその気は全くないらしく容赦なくぶっ飛ばしました。
死々若丸と幻海の関係
暗黒武術会ではただの敵で間違いありません。
それ以上もそれ以下もなく、倒すべく敵としてその妖気すら利用する冷静さを持って撃退しますが、魔界編では死々若丸に修業を付け強くする手伝いをするなど、師弟関係を結んでいるため、最終的な幻海と死々若丸の関係は師匠と弟子、というものでいいのではないでしょうか。
死々若丸のプロフィールと人気の秘密
死々若丸は単行本9巻で登場した、所謂イケメン枠に入るキャラです。
プライドが高く暴力は悪のみ許された行為と考え、それゆえに正義を嫌う傾向にあるようですが幻海とは考え方が同じらしく「気が合うじゃないか」と言われました。
死々若丸のプロフィール
- 名前:死々若丸(ししわかまる)
- 性別:男
- 誕生日:不明
- 年齢:不明
- 身長:不明(ただし凍矢より高く鈴木より低い)
- 容姿:水色の長髪を後ろで束ね、前髪を左右で分けて垂らしている
- 愛称:「死々若」「若様」
- 声の出演:森川 智之
- 初登場したのは:単行本9巻
死々若丸の声を担当している森川 智之さんが担当している他アニメキャラ
- 機動新世紀ガンダムX(1996年 シャギア・フロスト)
- 金田一少年の事件簿(1997年~2015年 明智健悟)
- 戦国BASARA(2009年~2014年 片倉小十郎)
- 鬼滅の刃(2019年~2011年 産屋敷耀哉)
など、低く響く硬質な声を持ち、正統派の二枚目役から三枚目役、親父キャラクター役まで演じ分けます。
またボーイズラブ(BL)作品に多く出演しており、自他ともに認める「BL界の帝王」として広く知られています。
- ブチ切れると表情が一変する
一見気取っていて余裕があるように見えますが、キレると豹変して般若のような恐ろしい形相となり、頭に二本生えるようになります。
また暗黒武術会時には前髪の一部が触覚のように跳ねていましたが、魔界編で再登場した時には跳ねがなくなっていました。
ただしアニメの方では変わらず描かれています。
死々若丸の人気の秘密
これはひとえに甘いマスクのせいだといえるでしょう。
普段は落ち着いた口調で話すため、その容姿と相まってクールな印象を受けるのも人気の秘訣だといえます。
暗黒武術会では女性妖怪のファンが多く、「若様~」と黄色い歓声を受けていました。
小さな死々若丸とは何か
小さな死々若丸は魔界編である単行本18巻で見る事ができます。
蔵馬の計らいで死々若丸をはじめ、陣・凍矢・酎・鈴駒・鈴木の六人が幻海の下で修業をした際に死々若丸は小鬼の姿で鈴木の肩に乗っかかっていました。
小型で角の生えた小鬼姿が可愛い、というのが多くのファンの感想です。
小鬼姿の死々若丸の武器
単行本ではその描写はありませんでしたが、アニメでは魔界統一トーナメントの予選で描かれました。
アニメ105話、『魔界大戦・予選開始』で死々若丸は巨大な亀のような妖怪と対戦しますが、装甲の硬さに苦戦して背中に開いた大きな口に喰われて負けてしまった、と思った次の瞬間、苦しんだ巨大亀が爆発し小鬼姿の死々若丸が飛び出して勝利したのです。
その時、小鬼の死々若丸の手に持っていた武器は縫い針でした。
死々若丸に流れた死亡説
これは密かに囁かれていた議論です。
その発祥は単行本10巻で倒れた死々若丸の倒れ方で死亡してしまった、と思ったファンが一定数いたからではないかと推測されました。
暗黒武術会準決勝、五試合目で幻海と対戦した死々若丸は幻海の霊光鏡反衝(れいこうきょうはんしょう)という技で吹っ飛ばされてしまいます。
しかも気絶する寸前のセリフが「その姿、今のお前なら…ほれてたかもな」という遺言のようなもので、この事から死々若丸は死亡したのではないか、と思われたのだと考察できました。
その後の死々若丸
暗黒武術会では、準決勝の後の登場はありませんでした。
そのため、死亡したと思っていたファンもいると思いますが、魔界編で陣たちと共に再登場します。
幻海の下で、妖力100,000P以上のS級妖怪に成長して魔界統一トーナメントにも参加しているので、死々若丸死亡説は間違いだという事になりました。
死々若丸の強さと幻海との関係についてのまとめ
死々若丸は単行本9巻で初登場してすぐに女性ファンを獲得したイケメンなキャラです。
その後の戦いでもそれなりの強さを誇り、幻海と対戦するまで敗北はありませんでしたし、魔界編に入ってS級妖怪になるまでの強さもありました。
幻海に惚れていたかも、的な発言はしているものの自分を強くしてくれる師匠としてそれ以降の描写はないので死々若丸が幻海をどう思っているのかはファンの捉え方に任せているのかもしれません。