鋭い洞察力と作戦立案力により調査兵団を率いてきたエルヴィンですが、シガンシナ区奪還作戦の際に夢半ばで命を落としました。
エルヴィンの死亡後はハンジが団長を務めていましたが、もしエルヴィンが生きてたらマーレ編以降の調査兵団の方針はどうなっていたでしょうか。
今回はエルヴィンが生きてたら壁外世界に対してどのようなアプローチをしていたか、エレンによる地ならしは避けられたのかについて考察してみました。
エルヴィンが生きていても地ならし発動は避けられなかった
エルヴィンが生きてたらどうなったかについて以下の2つのルートが考えられますが、いずれにしても地ならしは避けられなかったと考えられます。
- 父との夢を叶えて燃え尽きる
- 一部地ならし計画を進めるがエレンの協力は得られない
エルヴィン・スミスの年齢・誕生日・身長・体重
- 名前:エルヴィン・スミス
- 年齢:作中では明らかにされていませんが、リヴァイより少し年上だとすると30代後半だと思われます。
- 誕生日:10月14日
- 身長:188cm
- 体重:92kg
- 声優:小野大輔
- 所属:調査兵団13代団長
鋭い洞察力と巧みな話術で調査兵団を率いてきましたが、後述するとおりシガンシナ区奪還作戦の際に命を落としました。
エルヴィンは21巻第84話「白夜」で死亡
エルヴィンは21巻84話「白夜」にて獣の巨人との戦闘中に重傷を負い瀕死に陥ってしまいます。
巨人化注射薬により蘇生させることも可能だったのですが、リヴァイの判断でアルミンに注射薬が使われたことでエルヴィンは死亡しました。
リヴァイがアルミンを選んだ理由などエルヴィン死亡に至る経緯の詳細については別記事をご覧下さい。
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予想ルート①エルヴィンは父との夢を叶えて燃え尽きる
予想ルートの1つ目は父との夢を叶えたエルヴィンは生きる目的を見失い燃え尽きてしまうというものです。
エルヴィンは父との夢を心の支えにして生きてきた
エルヴィンは普段あまり感情を表に出すことはありませんでしたが、実はもう死んでしまいたいと思う程の苦しみを抱えていました。
なぜなら自分が立てた作戦で仲間を大勢死なせているという激しい罪悪感に駆られていたためです。
そんなエルヴィンの唯一の心の支えは壁外世界の真相を知り父との夢を叶えるというものでした。
父との夢を叶えたエルヴィンは心を病み団長職を退く
もしエルヴィンがシガンシナ区決戦で生き残っていた場合地下室で世界の真相を知ることとなり、生きる目的を見失ったエルヴィンは心を病んでしまう可能性が考えられます。
この場合エルヴィンが団長職を退き本編と同様の展開をたどることになるので、地ならし発動は避けられません。
予想ルート②一部地ならし計画を進めるがエレンの協力は得られない
では地下室で世界の真相を知って以降もエルヴィンが団長を続けていた場合はどうなっていたでしょうか。
この場合兵団の方針は「一部地ならし計画の遂行」となりますが、エレンの協力は得られないため結局は地ならし発動に至ると考えられます。
人類生存のためであれば仲間の命をも切り捨てる
マーレ編でハンジやエレンは一部地ならし計画に反対していましたが、これはヒストリアを犠牲にすることをためらっていたためです。
これに対してエルヴィンが作戦を立てる際の基本方針は、人類生存のためであれば多少の犠牲は仕方ないというものです。
その例として女型捕獲の際には作戦を確実に遂行するため仲間の命をためらわず切り捨てました。
そのためエルヴィンが生きてたらマーレ編以降の兵団の方針はヒストリアを巨人にして一部地ならし計画を進める、というものになるでしょう。
エレンはヒストリアを犠牲にすることに反対
ただし始祖の力をどう使うかは最終的にはエレン次第なので、エレンの協力が得られなければ計画を実行することはできません。
エレンはエルヴィンとは対照的に「仲間の命が一番大事」という考え方なのでヒストリアを犠牲にすることには反対します。
そのため一部地ならし計画を実行することはできず、またパラディ島を巡る世界情勢を踏まえるとエルヴィンの交渉術をもってしても世界との対話を図ることも難しく結局は地ならし発動は避けられないでしょう。
エルヴィンが生きてたら地ならし発動は避けられた?のまとめ
エルヴィンが生きてたら①父との夢を叶えて燃え尽きる②一部地ならし計画を進めるの2つのルートが考えられるが、いずれにしても地ならし発動は避けられなかったと予想できることが分かりました。
数々の窮地を切り抜けてきたエルヴィンの力量をもってしてもエレンの「進撃」は止まることはないのですね。
エルヴィンが死亡して以降の調査兵団の内部分裂や、地ならし発動以降のハンジや104期生の心境については別記事に記載していますのでご覧下さい。