【鬼滅の刃】禰豆子が太陽を克服したのと人間に戻るのは何巻何話?理由は?

鬼滅の刃に登場する鬼は例外なく太陽に焼かれるため日の下を歩けないという弱点があります。

そのため、鬼舞辻無惨は太陽を克服できる鬼を作ったり、唯一太陽を克服できるとされる秘薬の原料の青い彼岸花を探していましたが、何と作中では無惨に鬼にされた竈門禰豆子が太陽を克服したのです。

では、他の多くの鬼が太陽を克服できなかったにも関わらず、なぜ禰豆子だけが太陽を克服できたのでしょうか。

今回は、

  1. 禰豆子のプロフィール
  2. 禰豆子が太陽を克服したのは何巻何話?
  3. 禰豆子が太陽を克服できた理由の考察
  4. 禰豆子が人間に戻れたのは何巻何話?
  5. 禰豆子が人間に戻れた理由は?

など、禰豆子が太陽を克服し人間に戻るまでの詳細について紹介したいと思います。

竈門禰豆子のプロフィール

【名前】 竈門禰豆子(かまどねずこ)
【家族構成】 六人兄妹の二番目で炭治郎の妹
【誕生日】 12月28日
【年齢】 14歳
【身長】 150㎝ → 153㎝
【体重】 39㎏ → 45㎏
【出身地】 東京府奥多摩郡雲取山(西多摩、雲取山)
【趣味】 裁縫
【好きなもの】 金平糖
【声優】 鬼頭明里

家族想いの優しい少女で母親と共に幼い弟妹たちの面倒を見る役目を担っています。

自身のことよりも家族を優先する性格で、他の人も貧しいし辛いという考え方から貧しさに苦しむのではなく頑張る方面に気持ちを持って行く前向きな性格をしていました。

ただ優しいのではなく、兄に似て我が身を省みない面もあったそうです。

禰豆子が鬼になった理由

禰豆子が鬼になったのは記念すべき第1話であり、炭治郎が家を離れていた一夜の出来事です。

町へ降りた炭治郎の留守中に竈門家は鬼の襲撃に遭い家族全員殺害されてしまいましたが、禰豆子だけは僅かに温もりが残っており炭治郎が医者に診せるために背負って山を降りていました。

しかし、禰豆子は鬼化して炭治郎を襲い始めると、鬼殺隊の富岡義勇が登場し、禰豆子は傷口から鬼の血を浴びたから鬼となったことを炭治郎に説明します。

ではどの鬼が何の目的で竈門家を襲撃したのかですが、

  1. 単行本2巻13話で炭治郎が鬼舞辻無惨の匂いを嗅いで「家に残ってた匂い」と発言
  2. 単行本22巻196話で禰豆子が鬼舞辻無惨に襲撃された記憶を取り戻す
  3. 無惨は太陽を克服する鬼を作るために禰豆子たちに血を注入した

以上のように鬼舞辻無惨が太陽を克服する鬼を作る目的で禰豆子たちを鬼化させて殺害しており、結果、禰豆子だけが助かったことが判明しました。

なお、無惨が奥多摩郡雲取山に訪れた理由は分かりませんが、竈門家が襲われたのは人目につかない山奥の一軒家だったからではないでしょうか。

また、禰豆子は無惨の血を多く分け与えられています。

禰豆子が太陽を克服したのは15巻126話

単行本15巻第126話「彼は誰時・朝ぼらけ」、禰豆子は太陽に焼かれながらも炭治郎を鬼の許へ蹴り飛ばし鬼殺隊として鬼を討伐する事を優先しましたが、炭治郎が上弦の肆の頸を斬り落とすのと引き換えに禰豆子は太陽に焼かれてしまいました。

炭治郎が禰豆子の気持ちを汲み取って上弦の鬼を倒したと同時に完全に日が昇ると、炭治郎は禰豆子を犠牲にした勝利に落ち込み号泣してしまいますが、助けた刀鍛冶の一人が後ろを指さします。

諦観した面持ちで振り返ると、炭治郎の視線の先には日光に当てられても平然と歩いている禰豆子がいたのです。

何と禰豆子は一瞬の間に太陽を克服して生きていました。

そして、たどたどしい言葉使いで「お、お、おはよう」と微笑みかけると炭治郎は禰豆子の無事を喜び抱きしめています。

禰豆子が太陽を克服できた理由は?

残念ながら禰豆子が太陽を克服できた理由については原作や公式ファンブックでも明かされていません。

しかし、単行本15巻第127話にて珠世はこう解説しています。

珠世が炭治郎から禰豆子の血を提供して研究したところ、禰豆子はこの短期間(眠り続けた二年間)で血の成分が何度も変化していることが分かりました。

禰豆子が未だ自我を取り戻さずに幼子のような状態でいる理由は、恐らく禰豆子の中で自我を取り戻すよりも重要で優先すべきことがあるのではないかと考察しており、突飛ながら禰豆子が近いうちに太陽を克服するのではないかと推察しています。

また、禰豆子に提供してもらった血で浅草で無惨に鬼化させられた男性が自我を取り戻し無惨からの支配からも解放されるとともに、少量の血で生きていられるようになりました。

そして、無惨自身も禰豆子のことを十二鬼月にも現れなかった稀有な体質と言っているため、禰豆子自身の肉体に何らかの鍵があるように思えます。

竈門家の血筋や日の呼吸と関係がある?

竈門家の先祖・竈門炭吉は始まりの呼吸である継国縁壱から日の呼吸の型と耳飾りを受け継ぎヒノカミ神楽として子孫に伝えています。

鬼滅の刃の最終話では、竈門炭治郎の子孫であるカナタと炭彦も剣の型とは知らずにヒノカミ神楽を舞えるようですが、禰豆子も竈門家の血を引いているのでそれに適応する肉体もしくは呼吸法を炭十郎もしくは炭治郎から学んでいた可能性も無くはないでしょう。

炭治郎もまた鬼となって数瞬で日光を克服した究極の生物に成り得る資質を持っていたので、ヒノカミ神楽を継承してきた竈門家の血筋に何かありそうですね。

青い彼岸花を幼い頃に食べていた説

単行本5巻第39話、下弦の伍・累との戦いで炭治郎は走馬灯を呼び起こしていますが、その中に青い彼岸花が映し出されています。

公式ファンブック「鬼殺隊見聞録・弐」にて、実は母・竈門葵枝が青い彼岸花が咲く場所を知っており一度だけ炭治郎は運良く見せてもらうことができたと判明していますが、累戦で描かれた走馬灯は炭治郎の記憶なので禰豆子とは関係ありません。

しかし、もし数年に一度の青い彼岸花を葵枝が、例えば薬だったり滋養強壮のために採取していたとすれば禰豆子も食していた可能性はあります。

仮に葵枝が青い彼岸花を採取して何らかの事情で禰豆子に与えていたとすれば禰豆子や炭治郎だけが他の鬼と違って無惨に抗えたり太陽を克服できた理由付けにはなるのではないでしょうか。

ただ、青い彼岸花は一年もしくは数年に一度しかも少しだけの間しか咲いていないので採取できてもすぐに枯れて薬効は無くなりそうなので結論から言えば禰豆子が青い彼岸花を取り込んでいた可能性は限りなく低いと思われます。

禰豆子は他の鬼と違った存在だった?

禰豆子が太陽を克服した理由で紹介した通り、禰豆子は二年間眠り続ける間に体が変化しているという特殊な状態の鬼でした。

通常、二年もの間人の血肉や獣の肉を口にできなければ間違いなく狂暴化してしまいますが禰豆子にはその症状は当てはまらず奇跡と言われています。

また、人の血肉も喰らわずに急速に強くなっていくのが禰豆子の特徴です。

第1話で禰豆子が太陽の下に出ているのに焼かれていない?

鬼滅の刃の第1話で竈門家は炭治郎以外無惨によって殺害され禰豆子は鬼化させられましたが、炭治郎が発症直後の禰豆子を背負って朝もしくは昼間の林の中を走っています。

あれ?鬼は日の下で行動できないんじゃないの?と気になっている方、安心して下さい。

炭治郎が禰豆子を背負って外にでた時は雪天で空は曇っており林の中は曇っていて日差しは入っていない状況です。

鬼が灰化するのはあくまでも直射日光を浴びたときであり、第1話の禰豆子は直射日光に当てられていないので焼かれずに済んでいいます。富岡義勇が「今は日が差していないから大丈夫なようだが」と説明してくれていました。

最終話の市街地戦でも愈史郎が日陰で生存している描写があるので、直射日光に当たらなければ灰化しないのはどの鬼にも当てはまるようです。

したがって、第1話の描写は禰豆子が太陽を克服した理由とは関係ありません

太陽を克服した禰豆子が喋るシーンは?

単行本15巻第126話で禰豆子は太陽を克服し炭治郎に「お、お、おはよう」と話しかけていますが、まだまだ幼子のようで舌足らずな喋りです。

そんな禰豆子が人の名前を覚えたのは単行本15巻128話「ご教示願う」であり、太陽を克服し言葉を話せるようになった禰豆子を見て善逸は興奮しますが、何と禰豆子が述べた言葉は「おかえり、いのすけ」の一言でした。

伊之助に対し怒りで般若の表情になる善逸でしたが、実は伊之助は二日目に怪我で蝶屋敷を訪れた際に禰豆子が喋れるようになったと聞き張り切って自分の名前を呼ばせるために驚く程の忍耐強さで名前を覚えさせていたのです。

その努力の甲斐あってか禰豆子は伊之助の名前を言えるようになり、伊之助は「おっしゃあ!言えたじゃねえか!!でかした!」と禰豆子を褒め称えると褒美にツヤツヤのどんぐりをプレゼントしました。

なお、「親分」も覚えさせようとしたもののどうしても「おやぷん」になるので諦めたみいですね。

また、禰豆子が陽の光を浴びて佇む姿と炭治郎の喜ぶ姿を見て伊之助はほわほわしています。

 

鬼滅の刃の小説でも

伊之助が禰豆子に言葉を教える15巻128話のエピソードは「鬼滅の刃 風の道しるべ 第3話『花と獣』」の冒頭で少しだけ触れられていますでの参考にしてください。

禰豆子が人間に戻ったのは22巻第196話

禰豆子が人間に戻ったのは単行本21巻第185話「匂いのない世界」~単行本22巻第196話「私は」です。

人間返りの薬を投与されて約半日、苦しみ抜いた禰豆子の夢の中に亡き竈門炭十郎が現れて炭治郎の窮地を知らせると禰豆子は目を覚ましました。

番をしていた鱗滝が驚愕していると禰豆子は館から走り去ってしまい、館を警護していた元音柱・宇随天元や元炎柱・煉獄槇寿郎も当主を引き継いだばかりの産屋敷輝利哉に報告し指示を仰ぎますがり、輝利哉は禰豆子が無惨に操られている可能性を鑑みて禰豆子を追うように指示を出そうとします。

しかし、輝利哉の側に亡くなった前当主産屋敷耀哉が現れると禰豆子を好きにさせなさい大丈夫だからと助言し、輝利哉は禰豆子を自由にさせるのでした。

そして、単行本22巻第196話「私は」にて、禰豆子は森を抜けて炭治郎達が無惨と戦う市街地までたどり着くと、かつて無惨が竈門家を襲撃し太陽を克服する鬼を作るべく血を注入して家族を殺害した時の記憶を思い出したのを皮切りに、これまでお世話になった鬼殺隊や協力者の記憶が走馬灯のように押し寄せ、自分が竈門禰豆子という一人の人間であることを思い出し人間に戻ったのです。

また、記憶を取り戻した際には鬼の特徴である目の色や鋭利な爪が徐々に人間に戻っていく演出が描かれています。

禰豆子が人間に戻れた理由は?

単行本17巻第147話「小さな歯車」にて、既に鬼殺隊と協力して無惨を倒す薬を開発した珠世が人間に戻れる薬を禰豆子に投与したと回想で説明されており、これによって無限城の戦いの最中、安全な場所で鱗滝左近次が寝ずの番をしています。

通称「人間返り」の薬は、珠世が虫柱・胡蝶しのぶの協力を得て三つほど完成させており、その内の一つを禰豆子に使用しましたが成分は不明です。

なお、人間返りの薬を投与して約半日ほど魘されるような苦しみが伴うようです。

 

珠世の薬の効果

珠世が胡蝶しのぶと協力し開発した薬には四種類の効果があり、禰豆子と無惨に使用されています。恐らく禰豆子に使用したのは①の効果の薬だけでしょう。

  1. 人間返り
  2. 老化
  3. 分裂阻害
  4. 細胞破壊

名称に関しては公式ファンブックを参照。一般には「人間化薬」などと言われています。

禰豆子が太陽を克服し人間に戻った回や理由のまとめ

  1. 禰豆子が太陽を克服したのは15巻126話「彼は誰時・朝ぼらけ」
  2. 克服できた理由は不明
  3. 禰豆子が人間に戻ったのは単行本21巻第185話「匂いのない世界」~単行本22巻第196話「私は」
  4. 人間に戻れた理由は、珠世が人間に戻れる薬を禰豆子に投与したから

禰豆子は15巻で太陽を克服すると22巻で人間に戻ることができました。

炭治郎の悲願が達成されるとともに、禰豆子が人間の言葉を話せているシーンはなんだかウルウルしてしまいますね。

2023年4月鬼滅の刃第3期「刀鍛冶の里」編で禰豆子が太陽を克服するシーンが描かれますが、久しぶりに禰豆子がまともに喋るので今から楽しみです!

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